和風のお庭の植栽として定番の「竹」。
竹垣フェンス・生垣・シンボルツリーの3つの使い方で、目隠しや隣家との境界線としても大活躍します。
ここでは、竹の活用方法や、和風庭園の目隠しにぴったりの庭木を用途別にご紹介!和の庭木選びに迷っている方は必見ですよ。
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目次
和風のお庭におすすめの目隠しとは
和風のお庭の目隠しには、フェンス・生垣・シンボルツリーがおすすめです。
目隠しとして汎用性の高い「竹」を中心に、目隠し向きな和風の庭木を紹介していきます!
和風のお庭のフェンスといえば「竹垣」
隣家や道路との境目に、フェンスが1枚あると安心感がありますよね。
日々生長する植物とは違い、1年を通して同じ形を維持しているフェンスは、特にしっかりと視線を遮りたい浴室の窓のそばや、洗濯物を干すスペースにおすすめ。
人通りの多い道路に面しているお庭にも良いでしょう。
竹垣
竹垣は、竹で編んだ垣根のことで、四ツ目垣・金閣寺垣など、多くの種類があります。
主に竹の幹にあたる竹稈(ちくかん)を使用しますが、竹の枝(穂)で垣根をつくることも。
神社仏閣など日本の伝統的な建物のフェンスにも使われる竹垣は、和風の家やお庭にぴったりのルックス。
自然素材を使用しているため、通気性が良いのもポイントです。
目隠しに使うなら、竹と竹とをぴったり寄せあった、すき間の無いタイプの竹垣がおすすめ。
竹を模した樹脂でつくった人工竹垣の人気も高まっています。
人工素材の竹垣は、耐久性が高く、経年劣化で風合いが変わりにくい、という特徴があります。
丈夫さを求めるなら人工竹垣を検討してもよいでしょう。
竹は生垣として使っても◎和風の庭の生垣におすすめな樹種
生きた樹木を垣根とするのが生垣(いけがき)です。
竹は、生垣として利用することもできます。
竹の他、和風のお庭の生垣におすすめな樹木を紹介します。
竹
格調高い雰囲気の漂う竹の生垣。
竹は、まっすぐ上に伸びる性質があり、横には枝をはりません。
そのため、竹を生垣として使う場合は、何本か並べて植栽するのが一般的です。
例えば、ツゲやサツキのように葉が密集した生垣ではなく、竹は、ある程度すき間のある生垣を作りたいときに最適。
外部からの視線を完全に遮りたい場合は、竹を素材として利用した竹垣のほうが向いているでしょう。
トキワマンサク
トキワマンサクは、マンサク科の常緑樹です。
芽吹く力が強く、葉が密集しているため、生垣やトピアリー用として人気があります。
5月ごろに花を咲かせます。
生垣で季節感を演出したいお庭にもおすすめです。
白い花のシロバナトキワマンサクと、赤い花のベニバナトキワマンサクがあります。
ベニバナトキワマンサクは、品種により葉も赤みを帯びているため、派手な印象です。
サザンカ(山茶花)
サザンカは、赤や桃色の花が美しい、日本原産のツバキ科の常緑樹です。
和風庭園の花木といえば、サザンカを思い浮かべる人も少なくないでしょう。
シンボルツリーやサブツリーとしても人気がありますが、生垣として良く使われます。
見た目が似たツバキも和風庭園の植栽として高い人気を誇りますが、生垣にするならサザンカを用いることのほうが多いでしょう。
肌のかぶれやかゆみを引き起こすチャドクガの毛虫に注意しましょう。
ツゲ類
ツゲは、丸く小さな葉が密集して生えるツゲ科の常緑樹です。
葉の密度が高く、なめらかな美しい生垣をつくることができます。
均整の取れた印象にしたいときにおすすめの樹木です。
和風の家や庭だけでなく、洋風のガーデンでもトピアリーなどに仕立てて良く使われます。
ツゲと見た目が良く似たモチノキ科の「イヌツゲ」も、生垣の定番品種です。
ヒイラギモクセイ
ヒイラギモクセイは、ヒイラギとギンモクセイの交雑種とされるモクセイ科の常緑樹です。
ツヤのある濃緑色の葉が美しく、和風の庭の生垣や隣家との境に頻繁に用いられています。
花の少ない秋に白い花を咲かせます。
耐陰性に優れているため、日の当たりにくい家と家との境や、北向きの庭にもおすすめ。
葉にはトゲがあり、防犯効果も期待できます。
ヘリグロテントウノミハムシに葉を食害されやすいため、定期的に消毒して予防しましょう。
竹はシンボルツリーにもなる!
竹は、シンボルツリーとして使ってもOKです。
庭の象徴として植えられるシンボルツリーですが、窓の前や玄関ドアの前など、植栽する場所によっては、外部からの視線を遮る目隠しとしての役割も担います。
竹をはじめとする、和風のお庭に合うシンボルツリーを紹介します。
竹
スタイリッシュな雰囲気のある竹は、伝統的な和風庭園はもちろん、和モダンのお庭のシンボルツリーにもぴったりです。
シンボルツリーにするなら、竹稈(幹)が個性的な竹もおすすめ。
たとえば、竹稈が亀の甲羅のように膨らむキッコウチク(亀甲竹)や、竹稈が黒いクロチク(黒竹)なら、お庭で存在感を発揮するでしょう。
ソヨゴ
ソヨゴは、モチノキ科の常緑樹で、秋に成る赤い実が美しい樹木です。
日本にもともと自生していて、和風のお庭にも良く馴染むシンボルツリーと言えます。
ただし、常緑樹といっても葉がそれほど密集していないため、目隠しとしての機能には、あまり期待をしすぎないように。
窓の前など、ある程度光を通しつつ、視線を遮りたい場所におすすめです。
常緑樹としては珍しく軽やかな雰囲気があるため、洋風住宅のシンボルツリーとしても人気があります。
イロハモミジ
イロハモミジは、紅葉が楽しめるムクロジ科の樹木です。
和風庭園には必ずといって植栽されている定番樹種で、庭の目立つ場所に植えてシンボルツリーとして利用するケースも多いです。
まれに生垣にされることもあります。
紅葉したイロハモミジは非常に鮮やかで、人々の視線を集めてくれるでしょう。
キンモクセイ(金木犀)
キンモクセイは、香りの素晴らしい「三大香木」のひとつで、モクセイ科の常緑樹です。
秋に咲くオレンジ色の花からは、甘くふくよかな香りが漂い、木の周囲を通る人を魅了します。
その香りの良さも手伝って、和風のお庭のシンボルツリーとして人気が高い樹種です。
葉が密なので、刈り込んで生垣としても活用できます。
ヤマモモ(山桃)
ヤマモモは、日本および中国原産のヤマモモ科の常緑樹です。
昔ながらの和風の庭で良く見られ、街路樹としても定番です。
6月~7月に熟す赤い実は、生のまま食べることができます。
楕円形の葉が密集して生えるため、目隠し的な使い方もできる樹木です。
そもそも和風な庭の庭木とは
和の雰囲気を楽しむ庭には、日本や中国、台湾など東アジア原産の樹木が良く馴染みます。
もともと日本列島に自生している樹種なら、気候に適しているため日々の管理が楽だというメリット。
和風のお庭で良く使われる樹木の一例をピックアップしてみました。
刈り込んで樹形を楽しむ庭木→マキ・ツゲ・ツツジ・サツキ・マツ
花を楽しむ庭木→ツバキ・サザンカ・ツツジ・サツキ・ボタン・モクレン・ウメ
果実も楽しめる庭木→ウメ・カキ・ユズ・ミカン
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愛知県稲沢市生まれ。稲沢市が「日本四大植木産地」であることもあり、幼少期から植木に囲まれて成長。
東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。公園の整備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植栽工事に現場代理人として携わる。
植物が大好きなライターです。小学校の自由研究は「雑草の研究」でした。忙しい毎日でも無理なく楽しめるガーデニングを日々研究しています。雑草&野草・カラーリーフ・球根植物・100円ショップの園芸グッズ。