どんなによく考えて作ったおうちでも、住み始めてから不便を感じることはあるもの。

エクステリアはおうちの間取りの設計や設備の選択よりも意識されていないことが多く、後悔の多いポイントです。

その中でもテラス屋根は、おうちのまわりに雨をしのぐ場所が必要になってリフォームで後付けされる方も多くいらっしゃいます。

今回はテラス屋根を設置しなければ後悔するのか?反対に設置したことでデメリットはないのか?という点についてお伝えします。

これからご新築の方も、すでに住み始めて不便を感じている方もぜひ参考にしてください。

目次

1.テラス屋根を「設置しなくて」後悔したポイント3つ

テラス屋根はリフォームで設置される方が多くいらっしゃいますが、どのようなことに不便を感じて設置されるのでしょうか?ここでご紹介します。

①バルコニーや庭など洗濯物を干す場所に屋根が架かっていない

実際に住み始める前に洗濯のことをイメージしにくいからか、洗濯物を干す場所や雨がかからないための工夫は、リフォームでうかがうことが多いポイントです。

現代の住宅は屋根の軒の出やケラバ出が短いことが多く、おうちの構造を持ち出し屋根架構にするなど工夫をしなければ、屋根を使って雨をしのぐことはできません。

洗濯物を外に干す場合は、たとえ天気予報が晴れの予報でも屋根が架かっていないと不安ですよね。

テラス屋根は洗濯物の強い味方になってくれますよ。

②雨の日に勝手口の扉や窓を開けにくい

マンションから戸建てに移り住んだという方は、戸建ての「外との近さ」をあらためて感じたことはないでしょうか?バルコニーの上部に上階のバルコニーや持ち出し屋根が架かっているマンションではよほどの大雨でない限り、窓を開けた途端に室内に雨が吹き込むということはあまりありません。

しかし戸建ては庇や屋根が架かっていない部分には簡単に雨が吹き込んでしまいます。

特に見落としがちなのが勝手口の扉や2階の窓で、雨の日に扉を開けるのが憂うつになるという話もお聞きします。

そういうケースにもテラス屋根はお役に立ちます。

2階・3階はバルコニーにテラス屋根を設置することもできますよ。

③日差しがタイルデッキやウッドデッキに反射してまぶしい

タイルデッキやウッドデッキに明るめのカラーを採用した場合、日差しが反射してまぶしく感じるということがよくあります。

タイルデッキやウッドデッキはテラス屋根と相性がよく、セットで設置される方も多くいらっしゃいます。

もちろんテラス屋根を後付けで設置することも可能です。

タイルデッキやウッドデッキにテラス屋根を設置したら、おうちとお庭をつなぐ空間が生まれ、おうちが広くなったような感覚が得られますよ。

テラス屋根で日差しを遮れば、ウッドデッキの褪色や劣化も防ぐことができます。

2.テラス屋根を「設置して」後悔したポイント3つ

テラス屋根を設置して後悔したという方も、少なからずいらっしゃいます。

どういった点が後悔のポイントになるのでしょうか。

ここでご紹介します。

①台風のたびにテラス屋根のパネルが飛ばされないかひやひやする

外との距離が近い戸建てでは、マンションよりも台風の被害を身近に感じます。

実際にテラス屋根の故障で一番多いのは「強風によって屋根パネルが飛ばされた」というものです。

これは強風でテラス屋根自体が倒壊しないように、テラス屋根に一定の風圧がかかると屋根パネルが外れるようになっているためです。

もし屋根パネルが破損した場合、火災保険の特約によっては補償の対象になります。

大事に至らないための破損とはいえ、ひやひやしますよね。

②テラス屋根のメンテナンスが大変

ポリカーボネートなど透過性のパネルを採用しているテラス屋根では、経年劣化とともに屋根面についた汚れが気になるようです。

砂ほこりや鳥糞、虫の死骸などは屋根パネルにはどうしても避けらない問題ですが、近年は汚れが付着しにくいように屋根パネルの素材も進化しているようです。

どんなエクステリア部材も多かれ少なかれメンテナンスは必要になります。

テラス屋根の設置で、メリットよりもデメリットが気になるという方や新築の外構工事でなんとなく設置するという方は採用を控えた方がいいでしょう。

③テラス屋根を設置したら室内の日当たりが悪くなった

テラス屋根は日差しを遮ってくれますが、室内に入る明るい日差しまで遮ってしまうこともあります。

日当たりに関しては、実際に住み始めて春夏秋冬のすべてを過ごしてからでないとわからないこともあります。

室内の日当たりが気になるという方は、新築時ではなく後付けでテラス屋根を設置されることをおすすめします。

屋根面が透過タイプのテラス屋根なら完全に光を遮ることはありません。

3.テラス屋根の設置で知っておきたいポイントあれこれ

テラス屋根で後悔すること以外にも、設置の前に知っておきたいポイントをまとめました。

「知らなかった……」と後悔しないように確認しておきましょう。

①テラス屋根の設置で外壁に穴を開けると新築時の瑕疵保証が受けられないことがある

壁付けタイプのテラス屋根は、設置の際に外壁に穴を開ける必要があります。

おもにコーチボルトという7cmほどのボルトで固定することが一般的です。

しかしハウスメーカーによっては「外壁にボルトなどで穴を開けると新築時の瑕疵保証を終了する」と説明している場合があります。

テラス屋根を設置した後に困ることのないように、あらかじめ確認しておきましょう。

外壁に穴を開けられない場合は、外壁に穴を開けない独立タイプのテラス屋根がおすすめです。

独立タイプは壁から少し離して設置しますが「ふさぎ材」という部材を使って外壁とのすき間を埋めるため、壁付けタイプと同じように雨がかかる心配はありません。

値段は壁付けタイプよりも高めです。

②隣地境界線ギリギリまでテラス屋根を設置するのはNG

日差しを遮りたい、周囲のマンションからの視線を遮りたいという理由で隣地境界線ギリギリまでテラス屋根を設置するのはよくありません。

雨が降った時にお隣の敷地に雨が流れ込む可能性があるからです。

自分の敷地にお隣の雨が流れ込むのは誰でも気分が良くないもの。

夏のゲリラ豪雨など例を見ない大雨が降ることも多い昨今、不当なご近所トラブルを招かないためにも配慮を欠かないようにしましょう。

敷地境界線ギリギリの設置でなくとも、テラス屋根設置の際は雨水がどのように排水されるかを考慮することが大切です。

③テラス屋根の形状「R型」と「F型」。屋根先の高さは同じ

屋根先の形状が異なる「R型」と「F型」ですが、実は屋根先の高さは同じです。

機能面でも「R型の方が水はけがいいのでは……?」と言われがちですが、どちらも変わりありません。

設置工事費も同じですし、単純にデザインが異なるだけです。

ご自身の好みで選びましょう。

④壁付けのテラス屋根は1階(庭)だけでなく2階・3階のバルコニーにも設置できる

テラス屋根は1階(庭)で使用されているものと2・3階のバルコニーで使用されるものは基本的に同じ製品です。

1階(庭)ではテラス屋根の柱を地面で支えますが、バルコニーでは前面の手すりで柱を支えます。

もし採用したいテラス屋根がカタログに「バルコニー用」と記載されていなくても設置できる可能性が高いです。

ただし外壁から離して設置する「独立タイプ」のテラス屋根はこれに限りませんのでご注意ください。

4.テラス屋根の設置。

設置費用で後悔しないための3つのポイント

テラス屋根の設置費用で損や後悔をしたくない!という方のために、できるポイントをまとめました。

テラス屋根だけにかかわらず、エクステリア工事・リフォームに共通するものです。

参考にしてください。

①相見積もりをとる

テラス屋根の設置工事費用を抑えたいなら、見積りは1社だけでなく必ず複数の業者に依頼しましょう。

特に昨今は時節柄、各メーカーともにエクステリア部材の値上がりが顕著です。

外構工事やリフォームは複数の業者から見積りをとることで工事費用を比較検討できます。

相見積もりの際には事前に「相見積もり」になるということを業者に伝えておきましょう。

相見積もりには時間と手間がかかりますが、工事費用を抑えるにはベストな方法と言えるでしょう。

②適切なタイミングでテラス屋根の設置を依頼する

テラス屋根の設置にかかわらず急を要する工事になると、どうしても製品の検討や相見積もりの時間がおろそかになってしまいます。

テラス屋根の設置をものすごく急ぐという方は稀かも知れませんが、発注や工期に余裕を持たせることは大切です。

昨今はコロナ禍の事情で部材の入荷が遅れたり滞ったりすることもよくありますので注意しましょう。

③テラス屋根の設置をDIYする

テラス屋根をDIYで設置すれば、業者に依頼した場合よりも工事費用を抑えることができます。

メーカーのテラス屋根部材もネット通販で入手できますし、アルミフレームなどを用いて躯体からDIYする方もいらっしゃいます。

さまざまなテラス屋根の設置方法を解説した動画もアップされていますので腕に自信のある方は検討されてみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回はテラス屋根の設置で後悔しないポイントについてお伝えしました。

テラス屋根はあれば便利なものですが、少なからずデメリットもあるため、設置して後悔しないためにはテラス屋根を設置する目的を明確にする必要があります。

エクステリア部材は一度設置すると撤去するのにも時間やお金がかかりますので採用の前には本当に必要かどうかをよく考えることが大切です。

そして費用の面でも後悔しないために、採用の際には必ず相見積もりを取りましょう。

テラス屋根がベストな形で設置されるように、この記事がお役に立てば幸いです。

らいち
この記事を書いた人 らいち

大阪生まれ大阪育ち。古めの建築物が大好きです。暇さえあれば、団地建て替えの現場を見物に行って萌えています。

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