「新築の時には設置しなかったけど、実際に住み始めてからおうちのまわりに雨をしのげる場所がほしい」と感じたことはありませんか?雨の日に勝手口の扉や窓を開けるたびに室内に雨が吹き込むようだと、雨のたびに憂うつな気分になりますね。

テラス屋根があれば、雨をしのぐだけでなくおうちのまわりの空間をより有効に使うことができますよ。

ではそんなテラス屋根をDIYで設置することはできるのでしょうか?今回はテラス屋根のDIYする方法をお伝えします。

これからテラス屋根を設置される方はぜひDIYでの設置も検討してみてください。

目次

1.テラス屋根のDIY。設置の前に注意しておきたいポイント3つ

テラス屋根をDIYで設置する前に注意しておきたいポイントをまとめました。

①テラス屋根の設置で外壁に穴を開けると新築時の瑕疵保証が受けられない?

壁付けタイプのテラス屋根は、設置の際に外壁に穴を開ける必要があります。

おもにコーチボルトという7cmほどのボルトで固定することが一般的です。

しかしハウスメーカーによっては「外壁にボルトなどで穴を開けると新築時の瑕疵保証を終了する」と説明している場合があります。

テラス屋根を設置した後に困ることのないように、あらかじめ確認しておきましょう。

外壁に穴を開けられない場合は、外壁に穴を開けない独立タイプのテラス屋根がおすすめです。

②テラス屋根の積雪強度・耐風圧強度を考慮しなくて大丈夫?

テラス屋根の破損・故障の被害で一番多いのが、台風など強風の際に屋根パネルが飛ばされるというものです。

屋外に設置するテラス屋根は構造上どうしても雨や雪、強風の影響を受けやすくなります。

沿岸部や高台など風の強い地域、雪が多く降る地域などでは、気候に合った強度のテラス屋根を設置する必要があります。

③テラス屋根で室内の日当たりを遮らない?

テラス屋根は日差しを遮るためのものなので、設置する場所によっては室内の日当たりが悪くなることもあります。

雨や日差しを遮ることを優先させるか、日当たりを優先させるか、テラス屋根設置の目的を明確にしておくことが大切です。

2.DIYに向いているテラス屋根ってどんなタイプ?

DIYでテラス屋根を設置する最大のメリットは設置費用を抑えられることです。

そのため、部材自体が高額になるテラス屋根はDIYに不向きと言えるでしょう。

ここでは部材がリーズナブルで仕入れやすいテラス屋根をご紹介します。

①タカショー シェードテラス サンレモ

シェードタイプのテラス屋根の組み立てキットです。

掃き出し窓の外に設置すれば、お庭に洋風テラスが出来上がります。

支柱のベース部分をボルトで固定する必要があるため、設置部分にコンクリートや基礎が必要です。

躯体が金属でできているため、虫害や腐食の心配がありません。

落ち着いた色合いも素敵ですね。

②タカショー ウッディストレート パーゴラ

パーゴラの組み立てキットです。

あらかじめ木材の塗装やカットが加工されているため、DIY初心者でも比較的簡単に設置可能です。

組み立てキットはDIYの達成感も高いのでおすすめです。

③YKKAP ソラリア F型 テラスタイプ

カタログ価格が8万円台のYKKAPソラリアも、ネット通販では送料込み4万円台で入手できます。

国内メーカーの製品は品質もデザインもクオリティが高いので、設置費用を抑えたいという方はDIYでの設置を検討してみてはいかがでしょうか。

3.テラス屋根をDIYしたい方必見!工程を一挙公開!

ここではテラス屋根のDIYの方法を二通りお伝えします。

一つめは木製パーゴラのDIYキットを使った方法。

そして二つめはメーカーのテラス屋根の部材を使用して設置だけをDIYする方法です。

どちらも手間や労力はかかりますが、業者に依頼するよりも設置費用を抑えることができますよ。

何よりご自身で設置したテラス屋根なら、愛着もひとしおですね。

ここでご紹介する方法以外にもアルミフレームや単管パイプを使ったテラス屋根のDIYなどもあります。

YouTubeなどでDIYのさまざまな動画が投稿されていますので参考にしてみてください。

①パーゴラ組立キットを使用してDIYする方法

本格的なパーゴラの組立キットが、楽天などのネット通販で購入できます。

塗装やカットなど、あらかじめ木材が加工してあるので、比較簡単にDIYできます。

とはいえ、一人での作業は難しいので、必ず複数人で作業しましょう。

用意するもの

パーゴラ組立キット
電動ドライバー
脚立
基礎ブロック
ハンマー

(1)柱を固定する

アンカープレート付基礎ブロックを土中に埋め込み、柱をボルトとナットで固定します。

アンカープレート付基礎ブロックがない場合はL型金具とアンカーボルトで基礎ブロックに固定します。

ウッドデッキの上にパーゴラを設置する場合はL型金具をデッキの根太などにボルトとナットで固定します(デッキ表面板への固定は危険です)。

柱が倒れてしまっては大変危険ですので、しっかりと固定しましょう。

(2)固定した柱に桁を取り付ける

前面に2枚、背面2枚、それぞれ2本の柱をサンドするような形で桁を取り付けます。

取り付け終わったら、4本の柱が1800㎜×1800㎜の正方形になっているかを確認しましょう。

(3)垂木を取り付ける

(2)で組んだ部材の上から垂木を1枚ずつ取り付けます。

はじめに両端の垂木を取り付け、残りの6枚を等間隔になるようバランスを見ながら木ねじで取り付けます。

(4)筋交を取り付ける~完成

各柱の垂直度、また柱と桁の直角度を確認してから、筋交を木ねじで取り付けます。

がたつきがないか全体をよく確認しましょう。

これで完成です。

②メーカー製のテラス屋根の部材を購入し、DIYで設置する方法

パーゴラではなくアルミのテラス屋根をDIYしたいという方は、テラス屋根の部材をネット通販などで購入してDIYで設置するという方法もあります。

ここではLIXILのテラス屋根(壁付タイプ)のDIYの手順をお伝えします。

用意するもの

テラス屋根部材
脚立
電動ドライバー
水平器

(1)壁側に垂木掛けを取り付ける位置を決める

外壁の窓枠の上部付近に垂木掛け(屋根面を支える部分)をビスで固定します。

しっかり固定されるようにビスは外壁の下地(間柱など)がある部分に打ちましょう。

水平器で水平確認し、下穴を開けてから固定します。

(2)垂木掛けと外壁の間にコーキング処理をする

外壁に垂木掛けが固定できたら、外壁と垂木掛けの間に水が染み込まないように境界部にコーキング処理をします。

コーキング材が不要な部分に付着しないように周囲にはマスキングテープで養生します。

(3)支柱を埋める穴を掘り、柱の長さを調節する

テラス屋根の支柱が立つ位置に約30cm四方の穴を掘ります。

支柱は30cm程度埋めるので深さは30cm以上掘ります。

垂木掛けの取り付け位置から埋め込みまでの寸法を割り出し、柱が長ければ余計な部分をカットしておきます。

(4)支柱の根元にアンカー棒を差し込む

支柱の下から10~15cmの位置にドリルで穴を開け、アンカー棒を差し込みます。

この工程を怠ると支柱は手で抜けるほど脆弱になりますので忘れないように注意しましょう。

(5)支柱を仮固定する

脚立などを利用して支柱が自立するように仮固定します。

仮固定した支柱が倒れないように脚立などに紐で固定します。

(6)支柱と支柱の間に前枠を取り付ける

仮固定した支柱の上部に、付属のビスを使って前枠を水平方向に取り付けます。

前枠の取り付けは高所作業になるので高めの脚立が必要です。

前枠には雨樋取り付け用の穴が左右に2箇所ついています。

雨樋を取り付ける方には雨樋アタッチメントを取り付け、取り付けない方はふさぎ材を使ってふさいでおきます。

(7)垂木掛けと前枠に垂木を取り付ける

屋根面を支える垂木を、端部に使用する「端部垂木」を両端から取り付けます。

下穴はすでに加工されているので、位置に誤りがなければ固定しやすいでしょう。

続いて同じように端部垂木の間に取り付ける「中間垂木」を取り付けます。

(8)野縁を取り付ける

垂木と垂木の間に野縁を取り付けます。

野縁には前後の区別があるので間違えないように注意しましょう。

(9)屋根材を取り付ける

屋根のパネル(ポリカーボネート)を取り付けます。

パネルには傷や汚れが付かないように養生シールが貼られています。

シールが貼ってある方が屋根面(太陽に当たる部分)です。

前枠に屋根材受けのスリットに差し込んで取り付けます。

差し込みが足りないと後で雨が漏れる原因になりますので奥に当たるまで差し込みましょう。

(10)垂木カバーを取り付ける

端部から屋根パネルをおさえる垂木カバーを取り付けます。

屋根パネルを貼る→垂木カバーを取り付ける→屋根パネルを貼るという感じで交互に作業します。

外壁側の垂木カバーは垂木掛けの下に差し込むように取り付けます。

(11)垂木カバーをビスで固定する

端部から垂木カバーをビスで固定します。

垂木カバーを固定するたびに屋根パネルの養生シールを剥がしていきます。

(12)前枠と屋根材のすき間にパッキンを取り付ける

屋根パネルの取り付けが完了したら、裏側からパッキンを取り付けます。

1枚の屋根パネルに対し、前枠側と壁側2箇所に取り付けます。

手だけで取り付けるのは難しいため、あて木などを使うとスムーズに作業できます。

(13)支柱を固定~完成

屋根面の工程がすべて完了したら最後に支柱を固定します。

仮固定の時に掘った穴にコンクリートを流し込みます。

固定が完了したら支柱の地面から少し上がったところに水抜きのための穴をドリルで開けて完成です。

まとめ

今回はテラス屋根のDIYについてお伝えしました。

テラス屋根のDIYで最も大切なことは、雪の重さや強風に負けないものを設置することです。

特に近年は台風が激甚化しているのでテラス屋根が倒れてしまわないようにDIYで設置する際にはくれぐれも注意しましょう。

DIYで世界に一つしかない素敵なテラス屋根が設置できますように、当記事が参考になれば幸いです。

らいち
この記事を書いた人 らいち

大阪生まれ大阪育ち。古めの建築物が大好きです。暇さえあれば、団地建て替えの現場を見物に行って萌えています。

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