お庭全体の印象は、植栽のレイアウト(設計)によって決まるといっても過言ではありません。
植栽にはさまざまなタイプがあり、シンボルツリーになる高木~中木、サブツリーや目隠しとしても利用できる低木、庭木の足元を彩るグラウンドカバーや下草が挙げられます。
これらの植栽工事や自分でできるDIYについて解説します。

植栽工事の基礎知識

植栽工事を行う上で、知っておきたい基礎知識について解説していきます。
詳細については、個別の記事で紹介していますので、是非参考にしてください。

栽工事の費用と植栽方法

植栽の価格は庭木の種類や株立ちなのか単幹(一本立ち)なのか、さらに樹形の良し悪しなどで価格が変わります。
また、同じ種類でも大きさによって価格が大きく変わってくるので、植栽した時点で理想の大きさの庭木を植えるのか、数年後に理想の大きさにするのか、といったことも考慮するとよいでしょう。
植栽の方法としては、造園業者や植木屋さんへ依頼して植栽してもらう方法、通販やホームセンター、園芸店などで直接購入して自分で植える方法があります。
比較的大きめ(2m以上)の庭木を植えたい場合は工事費用が別途発生しますが前者、小さなものを植えて成長を楽しみたい方は後者となります。
大きさに合わせて検討してみてください。

植栽の種類と選び方

植栽で目隠しをしたり、緑の景観を楽しんだりしたい人は常緑樹がおすすめ。
季節の移り変わりを感じたい人は落葉樹を選ぶといいでしょう。
また、植栽には針葉樹と広葉樹のほか、花木や実がなる樹木、株立ちや単幹、樹形や樹勢など、さまざまな選び方があります。
見た目で気に入った樹木を選ぶことも一つの選び方ですが、植栽後の手入れなどを考慮すると、成長スピードがなるべく遅い種類を選ぶのも、木の選び方の一つです。

植栽を植える場所と環境

植栽の種類によっては日当たりを好むタイプ、半日陰でなければ生育が難しいタイプ、日陰でも育てられるなど、適応する環境条件が異なります。
植え付け場所の日当たりに対し、植栽の性質が環境条件に適応するかどうか、必ずチェックしてください。

植栽する時期

植栽をする時期には注意が必要です。
常緑樹なのか落葉樹なのか、また地域によっても多少植栽可能時期が変わりますが、どんな地域だとしても、30度を超える日が続く時期は植栽には向きません。
十分な根を張る前に水分が多く必要な時期を迎えてしまい、水分吸収量が水分必要量を下回ってしまうからです。
なお、植栽適期である冬~春先の植栽がベストですが、30度を超える6~8月以外の時期であれば植栽は可能となります。

植栽とは?植栽初心者へおすすめ記事|【植栽まとめ】

植栽工事をDIYするには

DIYとは専門業者でない人が自分でなにかを作ったり修繕したりすることを指します。(Do It Yourself)
草花を植えるガーデニングだけではなく、植栽工事も庭木の大きさによっては自分でDIYすることが可能です。
そのためには、植栽の準備、植え付けに必要な道具の準備、植える場所を決めておきましょう。
また、常緑樹や落葉樹といった樹種ごとに植栽に適した時期があるので、可能なら時期も考慮するとよいでしょう。
植栽の具体的な方法についての解説記事もありますので参考にしてくださいね。

植栽工事の基礎知識。あなたの家にぴったりな選び方とは?