今回は、目隠しにおすすめの木10種類の木と、植え方のパターンを紹介していきます。目隠しというと枝葉の茂る樹木をたくさん植えて徹底的に見えなくする、というのが思い浮かびますが、他にもいろいろなパターンがあります。上手に庭木を活用することで、お庭のイメージを崩さず目隠しもすることができるのです。
目次
玄関やお庭への視線が気になる・・・
夢のマイホーム。
お庭にどんな木を植えるか、どんな家具を置くか、ワクワクしている方も多いかと思います。
ただ、住宅街や道路に面した家だと、どうしても窓から家の中が見えてしまうことも多いですよね。
「開放感のあるすてきな家を買ったのはいいけれど、周囲からの目線が気になる…。
」という方も多いのではないでしょうか?
一戸建てだと庭に面した大きい窓がついていることが多いです。
時には庭でバーベキューしたり、お子様と遊んだりもできる素敵なものなのですが、開放的な分他の人からも見えてしまうというデメリットがあります。
近くを通る人からしても、意識しなくても目に入ってしまって少し気まずいので、庭木を植えて目隠しをしたいところですね。
庭木を用いた目隠し・視線避け対策
目隠しで庭木を植えてあげることで、視線のストレスから解放されて、家族だけの落ち着ける空間をつくることができます。
目隠しに使う木の種類や植え方のパターンにもいろいろあるので、どんな家でも目隠しの木を植えることができるのです。
たとえば、生垣のように庭に木を並べて植えたり、横に枝の広がる常緑樹を一本植えてさりげなく目隠ししたりと、植え方は色々です。
上手に庭木を植えることができれば、自身の持っているお庭のイメージを壊さず、目隠し+ガーデニングを実現することができます。
生垣を利用して庭全体の目隠しを行う
パターン1 密度の高い植木でフェンスがわりに
枝葉がよく茂る木を密に植えて、フェンスのように生垣をつくる方法です。
樹種や植える密度によっては生垣の向こう側が全く見えなくなるので、完璧に目隠ししたい方におすすめです。
ただ、向こうから見えなくなる分こちらからもみえなくなるので、お庭の広さや植え方によっては鬱蒼としたイメージになってしまうというデメリットがあります。
生垣をつくっても庭に光がちゃんと入る場合や、人通りが多くていやでも通行人から見えてしまうような場所ではとても良いですね。
パターン2 さりげない列植でさわやかな目隠し
木を少し間隔をあけて植え、さりげない目隠しをする方法です。
通行人からしたら、思いっきり覗けば中が見えるけど、普通に歩く分には気にならない、といった具合です。
密植するよりもさわやかな印象を与えるので、庭を積極的に明るくしたい場合や、最低限の目隠しをしたいという場合におすすめです。
ただし、密に植えるのと違って高枝ばさみで刈り込んだら終わり、というものでもなく、枝葉が茂りすぎないようにきちんと管理する必要があるのが難点です。
1本の木でピンポイントに目隠し・視線誘導を行う
パターン1 玄関前をピンポイントで目隠しする
玄関前を目隠ししたい場合、樹種は自分の好みに合わせて選ぶのがおすすめです。
隠す範囲が狭いので、ある程度の高さがあって、株立ち仕立てにさえできれば色々な木が選択肢に入ってくるためです。
毎日家を出るときに見るものなので、せっかくだし見栄えのする木を選びたいですよね。
花や実がきれいな木、葉っぱがきれいな木、毎日変化のある成長の早い木を植えてもいいですね。
家の印象も変わるので、自分の好みに合わせて選んでみましょう。
パターン2 横に広がる木で広範囲を目隠し
窓やウッドデッキを丸々目隠しするみたいに比較的広い範囲を目隠ししたい場合は、横に広がる木を一本だけ植えてみるのがおすすめです。
生垣のように列植しなくてもその木一本だけで目隠しが済むのなら、他の部分に植えたいものを植えられるのでガーデニングの幅が広がります。
株立ち仕立てのものを植えてみても良いですが、桜のようにもともと横に広がる性質のものを植えてみても良いですね。
目隠ししたいスペースに合わせて選んでみると良いでしょう。
パターン3 目立つ木を植えて視線を誘導
目立つ木を植えて、家の方に視線がいかないようにする方法もあります。
歩いていてもまず木の方に目が行くので、よっぽど目的を持って覗きにでもこない限り、目隠しとしての役割は十分果たすでしょう。
大きな花を咲かす木だったり、変わった樹形をしている木だったり、葉っぱが目立つ色をしている木だったりと、目立たせる方法もさまざまです。
存在感がある木を植えることになるので、自分の好みやお庭のイメージに合ったものを探してみてくださいね。
目隠し生垣におすすめな庭木5選
キンモクセイ
キンモクセイは言わずと知れたいい香りの花が人気の木です。
枝葉が密に茂り、樹高も高くなるので、目隠しにぴったり。
トキワマンサク
小さい丸い葉っぱが特徴のトキワマンサクは、枝葉を密につけるので生垣としてよく使えます。
春先に咲くリボンのような花もとてもかわいらしいです。
レッドロビン
生垣として非常によく使われる木です。
植える間隔や管理方法などによって、密度の高い生垣にも光の入る生垣にもなります。
真っ赤な新芽が美しい木です。
シラカシ
シラカシは高生垣としてよく使われます。
よく芽吹く木なので、いろいろな植え方ができる使い勝手の良い木です。
エゴノキ
花や実の美しいエゴノキですが、あまり樹高が高くならず、枝葉も密につけないので、列植すればいい目隠しになります。
ピンポイントの目隠し・視線避けにおすすめな庭木5選
シマトネリコ
一年中美しい葉っぱが楽しめるシマトネリコは、玄関先の目隠しで植えるのにおすすめです。
花や実も美しいので、季節ごとの姿も楽しめる木です。
カツラ
カツラはさりげない目隠しにぴったりの木です。
乾燥した場所だと枝葉を横に張り出すので、条件によってはこれ一本で広範囲を目隠しすることもできます。
丸い葉っぱがかわいらしい木です。
常緑ヤマボウシ
大きな花や変わった形の実が有名な常緑ヤマボウシですが、さりげない目隠しとしても使うことができます。
何より目立つ花や実は人目を引くので、視線の誘導ができるのも魅力の一つです。
ミモザアカシア
ミモザアカシアは、白みがかった繊細な葉っぱが特徴の木です。
植えている家庭はそこまで多くないので、植えてあったらとりあえず目につきます。
視線誘導にぴったりの木ですね。
綿のようなかわいらしい花も魅力的です。
ソテツ
ソテツを目隠しに使うのはあまり聞かないかもしれませんが、横に大きく葉っぱが広がって、根元からは子株がたくさん葉っぱを広げるので、意外にも広範囲の目隠しをすることができるのです。
特徴的な見た目は視線誘導にも使えるし、目隠しとシンボルツリーを兼ねたような植え方も良いでしょう。
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