日本の梅雨を彩るアジサイ(紫陽花)。原産地である日本をはじめ、世界中で愛されている花木です。
きれいな花を咲かせるためには、剪定や水やりなどを正しく行うことが大切。
今回は、鉢植え・庭植えや品種別に、アジサイの育て方・お手入れ方法を紹介します。

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氏永 勝之
監修者 smileグループCEO
株式会社ガーデンメーカー 代表取締役
愛知農園植木苗木株式会社 専務取締役
一般社団法人ガーデンビジネス協会 代表理事
氏永 勝之

愛知県稲沢市生まれ。稲沢市が「日本四大植木産地」であることもあり、幼少期から植木に囲まれて成長。
東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。公園の整備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植栽工事に現場代理人として携わる。

執筆者 小原らいむ

植物が大好きなライターです。小学校の自由研究は「雑草の研究」でした。忙しい毎日でも無理なく楽しめるガーデニングを日々研究しています。雑草&野草・カラーリーフ・球根植物・100円ショップの園芸グッズ。

目次

アジサイ基本情報

アジサイは、アジサイ科アジサイ属に分類される日本原産の落葉低木です。

6月~7月に咲くアジサイの花は、梅雨の時期の風物詩として親しまれてきました。

花色は、青・紫・ピンク・白・赤など多彩で、近年では八重咲きや覆輪など、より豪華で見ごたえのある品種の人気が高まっています。

アジサイの花言葉は「移り気」で、開花してから花の色が徐々に変化することに由来します。

アジサイの花に見える部分は、花弁ではなく葉が変形したガクです。
「装飾花」とも呼ばれています。

アジサイは、花が楽しめる公園樹や庭木として人気があるほか、鉢植えや切り花としても人気。
母の日の花ギフトとしても定番になりつつあります。
アジサイ

アジサイを育てる時に準備するもの

アジサイを栽培するには以下のものが必要です。

・アジサイの苗木
・用土(鉢植えの場合)
・一回り大きな鉢(鉢植えの場合)
・鉢底石(鉢植えの場合)
・土壌改良剤・元肥(庭植えの場合)
・肥料
剪定用のハサミ
・スコップ
・じょうろ

アジサイの栽培方法と時期

アジサイの栽培方法を時系列でご紹介していきます。

アジサイ栽培の流れ

栽培カレンダー

アジサイ栽培カレンダー

アジサイの苗木や鉢植えは、花やつぼみが付いたものが3月から6月にかけて出回ります。
好みの品種の開花鉢を購入したら、花が咲き終わったあとに剪定し、庭または新しい鉢に植え付け・植え替えをします。

植え付け・植え替え時期

アジサイの植え付け・植え替えは、12月から3月の休眠期に行うのがベストです。
花が咲き終わったアジサイは、11月から落葉が始まり冬の間は枝だけの状態になります。

ただし、購入したアジサイの鉢が小さすぎる場合、休眠期に入る前に根詰まりや水切れを起こして枯れてしまう場合も。
根詰まりを起こしそうなときは、5~6月に一回り大きな鉢に植え替えるようにしましょう。

アジサイは、肥沃で湿り気の多い土壌を好みます。
鉢植えの用土は、水もち・肥料もちの良い黒土を主に、通気性を良くするために鹿沼土を少し加えると良いでしょう。
酸性の土だと花の色が青色に、中性からアルカリ性の土だとピンク色になると言われています。

剪定時期

アジサイの花を多く咲かせるためには、適切な剪定が大切です。

花後の剪定
翌年も花を楽しみたい場合は、花が咲き終わった直後の7月から9月上旬に、花から2~3節下の脇芽の直上をカットします。
剪定した部分の脇芽が伸び、次の年も花を咲かせることができます。

秋の剪定
大きくなりすぎたアジサイの樹形を小さくしたいときは、落葉する11月ごろに枝を3分の1程度まで切り詰めます。
全ての枝をカットすると花芽も落としてしまい、翌年は花が咲かなくなる可能性があるので注意しましょう。

休眠期の剪定
木質化した古い茎は、休眠期の2月から3月に取り除いておきましょう。
混みあった不要な枝は、虫やウイルスの住処にもなります。
休眠期の剪定で株の風通しを良くすることで、病害虫の予防効果も期待できます。

肥料が必要な時期

アジサイは、庭植え・鉢植え共に年に2回ほど肥料を施すことで、美しい花を咲かせ続けることができます。

寒肥
寒肥とは、植物が休眠している寒い時期に施し、春からの生長をサポートする肥料のことです。
アジサイの場合、3月ごろまでに油かすなどの有機質肥料と草木灰を混ぜたものを株の周りに施しておきましょう。

開花前~開花後
開花前の5月ごろか、開花後の7月~9月に固形の油かすなど緩効性の有機質肥料を適宜与えます。

【毎日大事に】日々のお手入れ方法

ここからは、アジサイの日々のお手入れ方法について紹介します。

水やりについて

アジサイは、水を好む植物です。
水が不足すると元気がなくなり、開花にも悪影響が生じます。
最悪の場合は枯れてしまうことも…。

春から秋にかけての生育期や開花期は特に多くの水を必要とするため、水切れさせないようにたっぷりと水をやってください。
鉢植えの場合、夏場は早朝と夕方の1日2回水を与えます。
小さいサイズの鉢に植え付けている場合は、水切れに最新の注意を払ってください。

庭植えは、アジサイの周囲の土が極端に乾燥していない限り、水をやる必要はありません。

アジサイの大敵【害虫】の駆除

アジサイと害虫(コガネムシ

アジサイは、虫が付きやすい植物です。
アジサイの葉や花を食害したり、汁を吸って弱らせたりと、被害を与える虫の一覧は次の通りです。

・コガネムシ:幼虫・成虫がアジサイの根・葉・花を食害
・ナメクジ:アジサイの葉・花を食害
・バッタ:アジサイの葉・花を食害
・アブラムシ:アジサイの新芽・葉・茎などに発生し吸汁
・ハダニ:アジサイの葉裏に発生し吸汁。
葉に白い斑点が生じる
・カイガラムシ:アジサイの枝や葉に発生し吸汁。
すす病を誘発することもある
・ハバチ:卵を産みつけ、孵化した幼虫が葉を食害。
アジサイにのみ発生するアジサイハバチもいる

駆除方法は、コガネムシやナメクジなど大きな虫の場合、見つけ次第アジサイから取り除くか、捕殺しましょう。

アブラムシやカイガラムシは、混みあった枝を剪定し、株の風通しを良くしておくことで発生を予防できます。
また、窒素分の多い肥料の与えすぎは、アブラムシなどの虫を付きやすくしてしまうため気を付けます。

虫が大量に発生してしまったら、その害虫に適応する薬剤で駆除しましょう。

いずれにせよ、虫食いや病変などの小さな異変に気付けるよう、こまめに観察することが、アジサイを病害虫から守るコツです。

アジサイの鉢植え・庭植えの育て方の違いとポイント

アジサイは、鉢植えか庭植えかで管理方法がやや異なります。
植え替え・植え付けと剪定方法、施肥方法のポイントを見ていきましょう。

アジサイの植え替え・植え付けの方法とポイント

鉢植えの場合

鉢植えのアジサイは、株のサイズを小さめに維持したいことも多いでしょう。

株の大きさを調整したいときは、落葉が始まる11月ごろに枝を3分の1程度まで切り詰めることで、樹形を保つことができます。

ただし、花芽を全て取ってしまうと、翌年に花が咲かなくなることもあるため注意が必要です。

庭植えの場合

アジサイは、環境に適応すると樹高3m程度まで大きく育つ樹木です。

植え付けるスペースは、なるべく広めにとるのが理想ですが、狭い庭や玄関先にアジサイを植え付けた場合は、秋と休眠期に行う剪定で大きさを調整します。

アジサイの剪定方法とポイント

鉢植えの場合

鉢植えのアジサイは、株のサイズを小さめに維持したいことも多いでしょう。

株の大きさを調整したいときは、落葉が始まる11月ごろに枝を3分の1程度まで切り詰めることで、樹形を保つことができます。
ただし、花芽を全て取ってしまうと、翌年に花が咲かなくなることもあるため注意が必要です。

庭植えの場合

アジサイは、環境に適応すると樹高3m程度まで大きく育つ樹木です。
植え付けるスペースは、なるべく広めにとるのが理想ですが、狭い庭や玄関先にアジサイを植え付けた場合は、秋と休眠期に行う剪定で大きさを調整します。

アジサイに肥料をやる方法とポイント

鉢植えの場合

アジサイが落葉する休眠期には、寒肥として油かすなどの有機質肥料を施します。土の量が限られる鉢植えの場合は、2回に分けて与えるのが理想です。
月に1度のペースで、5~6号鉢で1回あたり5~10gの肥料を与えてください。

また、花後のお礼肥は、鉢植えの場合は固形肥料にこだわらず、液体肥料も使えます。

庭植えの場合

庭植えのアジサイへの寒肥は、鉢植えとは異なり、一度に全量を与えてOKです。
一株あたり、100gの有機質肥料を施してください。

室内でのアジサイの育て方

アジサイは、本来は屋外で育つ植物ですが、品種の特性や管理方法によっては室内でアジサイを栽培することもできます。

樹形がコンパクトにまとまりやすく、直射日光を好まない品種が室内での栽培に向いています。
反対に、日本の気候に適したガクアジサイ・ヤマアジサイなどの野生種や、日光を好む西洋アジサイなどは、室内では育ちにくいでしょう。

室内管理の置き場所は、レースカーテン越しの光が当たる明るい窓辺が理想的です。
水やりや施肥などは、屋外で育てる鉢植えのアジサイと同じように管理しましょう。
水のやりすぎにより起こる根腐れには注意します。

アジサイの種類と特徴

1.ヤマアジサイ(サワアジサイ)

ヤマアジサイは、日本に自生するアジサイです。
花はガク咲きで、枝や葉が小さく繊細な雰囲気があります。
花色や咲き方が多様で、愛好家の間で人気のアジサイです。
沢のそばなど湿り気のある場所を好んで自生しています。

2.ガクアジサイ

ガクアジサイは、小さな両性花の周囲に額縁のように装飾花が並ぶガク咲きのアジサイです。
伊豆半島・三浦半島など太平洋沿岸に自生しています。
アジサイの原種とも言われ、比較的丈夫で育てやすいのが特徴です。

3.ホンアジサイ

ホンアジサイは、ガクアジサイの両性花が装飾花に変異した手まり咲きの品種で、こんもりとした丸い花形をしています。
最も一般的なアジサイで、単に「アジサイ」というときはホンアジサイを指すことが多いです。

4.ハイドランジア(西洋アジサイ)

ハイドランジアは、日本原産のアジサイが欧米で品種改良され、里帰りしたもの。
ピンク・赤など花色が多彩で、八重咲きなど豪華な雰囲気の品種も多く、見ごたえがあります。
ギフト用としても人気が高く、洋風の庭にもマッチする品種です。

5.外国種のアジサイ

アメリカノリノキとも呼ばれる「アナベル」や、カシワに似た深く裂けた葉と円錐形の花を付ける「カシワバアジサイ」など、北アメリカ原産のアジサイも人気。
地植えすると大型になります。

アジサイの人気品種

花ギフトとしても人気がある、豪華な咲き姿のアジサイの人気品種をいくつか紹介します。

ピラミッドアジサイ

ピラミッドアジサイ

ノリウツギやミナヅキ、ライムライトとも呼ばれるピラミッドアジサイは、円錐形の花を咲かせる品種です。
カシワバアジサイの花と似ていますが、葉の形の違いで見分けられます。

ピラミッドアジサイは、春に伸びる新枝に花芽を付けるため、通常のアジサイと違って花後(夏前)に剪定する必要がありません。
花が枯れきってから春前までの期間に剪定できます。

万華鏡

万華鏡

万華鏡は、白と青のグラデーションが美しく、その名の通り万華鏡をのぞき込んでいるような煌びやかな花姿をしています。
島根県アジサイ研究会のオリジナル品種です。
万華鏡の開花鉢は、直射日光の当たらない涼しい場所で管理しましょう。

銀河

銀河

銀河は、深いブルー八重咲きのガク咲きタイプのアジサイです。
比較的新しい品種で、万華鏡と同様に島根県で作出されました。
中心部が盛り上がっているため、横から見ても楽しいアジサイです。

コットンキャンディ

コットンキャンディ

クリーム色から徐々にピンクに変化する花を咲かせ、愛らしい雰囲気のあるコットンキャンディ。
デンマークの企業が作出したハイドランジアの園芸品種です。
アジサイの醍醐味とも言える花の色変わりを楽しみたい人にもおすすめです。

こんぺいとう

コンペイトウ

こんぺいとうは、八重咲きのガクアジサイで、静岡県掛川市の加茂花菖蒲園で生み出された品種です。
金平糖のようなキュートな装飾花は見ごたえ抜群。
花色は、ブルーとピンクがあります。

ポップコーン

ポップコーンアジサイ

ポップコーンは、内側にくるっと巻き込んだ丸いガクが特徴的なアジサイ。
かわいらしい印象のアジサイをお探しの方にぴったりな品種と言えるでしょう。
オタフクアジサイ・ウズアジサイとも呼ばれます。
ガクアジサイの園芸品種で、水やりや施肥などの管理は、通常のアジサイと同様に行います。

造園業界No.1店舗数!

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