ウエストリンギア

かわいらしい小さな花と細長いさわやかな葉っぱが特徴的な、オーストラリア原産の低木。
暖かい地方では地植えすることもでき、育て方も難しくない。
春から秋までの長い期間花を咲かすことができる。

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氏永 勝之
監修者 smileグループCEO
株式会社ガーデンメーカー 代表取締役
愛知農園植木苗木株式会社 専務取締役
一般社団法人ガーデンビジネス協会 代表理事
氏永 勝之

愛知県稲沢市生まれ。稲沢市が「日本四大植木産地」であることもあり、幼少期から植木に囲まれて成長。
東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。公園の整備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植栽工事に現場代理人として携わる。

執筆者 瀬尾一樹

樹木医です。木も草も大好きで、将来は自分だけの森を持ちたいと思っています。木の美しさや育てる楽しさだけでなく、生きものとしての生態的な面白さも伝えていきたいです!好きな木はケヤキです。

基本データ

分類
庭木-低木・下草
学名
Westringia fruticosa
科・属名
シソ科ウエストリンギア属
別名
オーストラリアン・ローズマリー

オーストラリアから来たさわやかな低木

ウエストリンギアとは

ウエストリンギアは、オーストラリア原産の常緑低木です。
細長い葉っぱとかわいらしい花が特徴的で、たくさんの枝が立ち上るように育ちます。
花が咲く期間が長く、白みがかった葉もシルバーリーフのような感じで、時期を選ばず楽しむことができます。
花言葉は「真実の愛」「誠実」など。

他のシルバーリーフの記事はこちら⇒レウコフィルムの育て方や特徴

ローズマリーとは違う仲間

ローズマリーによく似たウエストリンギアの葉
ウエストリンギアは全体的にローズマリーによく似た姿をしており、オーストラリアン・ローズマリーという別名もありますが、ローズマリーとは少し違った仲間です。
どちらも同じシソ科ではありますが、その中でも別のグループに属しています。

わかりやすい見分け方としては、ウエストリンギアには葉の香りが無いということがあります。
ローズマリーは香りが強く、葉を少しこすった程度でも香りがつくほどなので、大きな違いです。

花の形もよく見ると違っていて、ウエストリンギアの方が色が薄く、ローズマリーは花びらの下の方まで模様が入るのに対し、ウエストリンギアは花の中心部分あたりにしかありません。
また、ローズマリーは花びらが下の方が大きくなるのに対し、ウエストリンギアは全体があまり変わらない大きさであること、ローズマリーのようにおしべやめしべが飛び出さないことなどでも見分けることができます。

明るい場所でよく育つ

ウエストリンギアは明るい場所でよく育ちます。
また、こうした葉が小さく分厚い植物によくある特徴として、乾燥に強いという特性もあります。
そのため、明るい場所で過湿にならないように管理するというのが育て方の基本的なところです。
耐寒性は少し弱いですが、暖かい地域であれば冬でも外に置いておいて大丈夫なので、庭に直接地植えすることもできます。

庭に植えると一年中楽しめる

かわいらしい花や葉っぱを楽しむ

ウエストリンギアは長い間咲く花と、小さな葉っぱからなる涼し気な姿で、一年中楽しむことができます。
鉢植えで育てるのも良いですが、せっかくなので庭に植えて大株に育ててしまうのもおすすめです。
大きくイキイキと育った樹形はとても美しく、よく似たローズマリーとはまた違った良さがあります。

地植えできない寒い地方では、鉢植えにして冬の間は部屋の中に入れて、それ以外の時期は外に出しておく、という育て方にすると良いでしょう。
ウエストリンギアを植えると庭が明るくなり、雰囲気をガラッと変えることができます。

洋風の庭を彩る

ウエストリンギアは洋風の庭の雰囲気とよくマッチします。
どこにどう植えるかは建物の雰囲気や他に植えてある植物との兼ね合いにもなりますが、他のカラーリーフや、長期間花が咲く植物と合わせてみても良いでしょう。

玄関先に植えたり、外からよく目立つ場所に植えたりすれば、パッと見から明るい印象の庭になります。
また、シルバーリーフが寄せ植えのアクセントとして用いられることもあり、扱い方は様々です。
挿し木で増やすことができるので、大きな株と小さな株を用意しておけば庭のいろいろな場所で使うことができます。

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生垣のように育てる

日本ではあまり見ませんが、海外ではウエストリンギアを四角や丸に刈り込んで、生垣のように育てている写真を見かけます。
地植えできることが条件になりますが、挿し木でたくさん増やして生垣のようにしてみるのも良いかもしれません。
白く輝くウエストリンギアの生垣はとても美しく、他の木ではなかなか出せない魅力を持っています。

ウエストリンギアの詳細情報

草丈・樹高
1~2m
栽培可能地域
関東以南
花色
開花期
4~11月
耐暑性 / 耐寒性
耐暑性は強いが、耐寒性はやや弱い

ウエストリンギアの育て方・管理方法

植え付け・植え替え
暖かい地方であれば地植えすることができます。
日当たりが良く、風通しの良い場所を好むので、日陰になる場所や湿っている場所に植えるのはやめましょう。
植え付け・植え替えをするのは真夏や真冬を避けて行います。
肥料
花付きが悪い場合は、真冬や真夏を避けた春、秋ごろに緩効性肥料を与えます。
剪定
環境によってはかなり大きくなるので、適度な剪定が必要です。
時期としては真夏と真冬を避けた、花が終わった時期に行います。
旺盛に育っているのなら丈を半分くらいに切り詰めてしまっても問題ありません。
切った枝は挿し木に使うことができます。

庭木の剪定時期、オススメってあるの?? 
病害虫
病害虫が発生することはほとんどありません。
日当たり
多湿に弱く、少し乾燥気味な環境を好むので、地植えの場合はよっぽど乾燥しない限り特に気にする必要はありません。
ただし、植え付けてからしばらくは乾いたら水をあげるようにします。
鉢植えの場合は表面が乾いてきたら水をあげるようにしましょう。
水やり
多湿に弱く、少し乾燥気味な環境を好むので、地植えの場合はよっぽど乾燥しない限り特に気にする必要はありません。
ただし、植え付けてからしばらくは乾いたら水をあげるようにします。
鉢植えの場合は表面が乾いてきたら水をあげるようにしましょう。

出典(引用元)

葛西愛 著
改訂版 散歩で見かける 街路樹・公園樹・庭木図鑑
オザキフラワーパーク 監修
花の寄せ植え主役の花が引き立つ組み合わせ
みどりと暮らす ミドラス
「ウエストリンギア」(ウェブサイト)
GARDENSTORY
「庭木として丈夫に育つ! ウエストリンギア【オージーガーデニングのすすめ】」(ウェブサイト)

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