お庭のリフォーム・新築工事の費用や相場は、敷地面積や要望で大きく変動します。満足のいく工事の平均的な費用は、約200万円以上として考え、その金額を基準として工事の規模が決まります。
 
お庭のリフォームや新築工事の費用や相場、工事内容を詳しく解説します。

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目次

お庭全体のリフォーム庭づくり工事の費用と相場

「お庭全体をリフォームする」とういうことは、敷地内にある居住地以外の建物、壁や床面に設置、または施行されているものなどの撤去作業から、新しく作り替えるまでの作業です。
お庭には、住宅の周りを囲む塀やフェンス、駐車場であるガレージやカーポート、玄関までのアプローチや、スロープなどと、一つ一つのパートがあります。
そのうち、少なくとも3つ以上の工事がある場合は、「お庭全体のリフォーム」に該当します。
 

ここで大事なことは、「お庭のリフォーム」には、「撤去」「処分」「施工」の3つの作業があり、費用もそれぞれにかかるとういうことです。

外構工事費用の相場

お庭のリフォーム以外にも、新築などでお庭を新しくつくることがあり、それらを「外構工事」と呼びます。
この外構工事の相場は、敷地面積や、新築外構工事やリフォーム工事によって、大きく変わることがポイント。
 
実際にどれくらいの費用がかかるのか、気になる方は多いと思います。
例として、当社Smileグループのこれまでの工事の平均費用を算出してみました。
 
新築で新しい庭をつくるの場合は178万円、庭全体のリフォームの場合は、236万円となります。
 
 

≪新築の外構工事の場合は150万~250万円が全体の50%以上!≫

 
新築外構の円グラフ

始めに、「新築外構工事」にかかる費用の価格帯をお伝えします。
 
費用が150万〜250万円と、これまでの工事全体の50%以上を締め、一般的にかかる平均価格がわかります。
 
以下は、平均価格帯よりも、安価な工事や高価な工事の割合です。
 
・50万円未満:2%
・50~100万円未満:7%
・100~150万円未満:19%
・150~200万円未満:32%
・200~250万円未満:22%
・250~300万円未満:13%
・300万円以上:5%
 
 

≪お庭全体リフォームの外構工事の場合は150万~250万円が全体の50%以上!≫

 

お庭全体リフォームの外構工事の円グラフ

次に、「お庭全体のリフォーム工事」にかかる費用の価格帯をお伝えします。
 
費用が150万〜250万円と、これまでの工事全体の50%以上を締め、新築外構工事の平均価格と同じことがわかりますね。
 
以下は、平均費用帯よりも、安価な工事や高価な工事の割合です。
 
・50万円未満:1%
・100万円未満:5%
・100~150万円未満:12%
・150~200万円未満:23%
・200~250万円未満:36%
・250~300万円未満:16%
・300万円以上:7%
 
 

≪リフォームは解体と処分費が発生するため新築時より高くなりがち≫

 
解体の写真

新築外構工事とお庭全体のリフォーム工事とでは、平均費用が変わり、工事の規模が大きくなるにつれ、費用の差はひらきます。
リフォーム工事には、「既存物や庭木、土などを撤去して、新しく作り直す」という、新築外構工事にはない作業があるため、どうしても価格が高くなります。
 
お庭全体のリフォーム工事を依頼する場合は、何を撤去して新しくものをつくるのか、建てるのか、などと業者の方としっかりと相談して、決めることが大事ですね。
 

お庭全体のリフォーム庭づくり工事価格帯【7つの特徴】


ここでは、詳しいお庭全体のリフォーム、庭づくり工事価格帯について、7つに分けてそれぞれ解説!ご自宅のお庭をリフォームを検討している方は、参考程度にしてくださいね。
 

【①ほぼ無理価格・撤去工事及び処分費】50万円未満

 
外構工事を少しでも安くしたい!と思う方は大勢いるでしょう。
実際に工事の中でも、50万円未満で済んだ例もあります。
ただし、できる工事内容は、カーポートや塀・フェンスの取り替え、取り付けなどといった、お庭のごく一部を変えるのみで、敷地全体を工事することはほぼできません。
お庭を開放的で、広く見せるようなオープン外構などをしたい方は、できるプランがいくつかあるようなので、工事の依頼したときは、業者の方とよく相談をして、やってもらう作業を決めると良いです。
 

【②激安価格・撤去及び部分外構】50~100万円未満

 
工事の中でも激安な価格として、50〜100万円未満でできる外構工事があります。
オープン外構だけではなく、ガレージなど既存の建物の撤去とその処分をし、新しいものへと取り換えるなどといった工事が可能!取り替えるものも、既存のものと同等か、それ以上のものへと変えることができます。
ただし、場合によっては、条件や要望が多いと、妥協しなければならないことも。
古くなったものを、新しいものへ取り替えたい、という要望がある方にあった工事ですね。
 

【③安い費用・撤去及び超シンプル外構】100~150万円未満

 
工事費用が100万を超えてくると、少なからず、いくつかの条件や要望が叶うことがあるかもしれません。
工事の内容は、既存の建物の撤去、処分、新しいものの施工に加え、小さなアプローチや、お庭のごく一部を変える程度であれば、目的は全て果たせる価格です。
ただし、ディテールにこだわったものやデザインが多いと、敷地全てを工事することは難しいこともあるので注意!たくさんの要望がある場合は、こだわらずに施工してもらうか、一部を諦めて見栄えの良いものを施工してもらうか、などと選択する必要があるかも知れませんね。
 

【④安い費用・撤去及び必要最低限外構】150~200万円未満

 
工事費用が150〜200万円未満だと、安価な材料や製品を使って、お庭全体のリフォームや工事ができるでしょう。
敷地内にある、既存の建物の撤去、処分、その後新しいものへと施工ができ、お庭のディテールにも手が行き届いて、平凡過ぎず、きれいな仕上がりになります。
条件や要望が多すぎると、敷地全体の工事は難しくなってしまうことも。
細かい部分は妥協しながら、または、自分でも庭づくりができるような状態にしてもらい、工事の依頼をすると良いです。
 

【⑤平均費用・撤去及び+α外構】200~250万円未満

 
外構工事の平均費用である200〜250万円未満は、お庭の仕上がりは満足のいくものが手に入ります。
敷地全体の外構工事ができ、基本的な撤去、処分、施工に加え、門塀やフェンスなど、ワンランク上の商品や外構資材でつくってもらえますよ!また、プラスαで花壇やガーデニングスペースなどと、ワンポイントになるようなおしゃれなものも作ってもらうことも可能。
敷地全体を新しいものへと取り替え、こだわってたデザインや建物を作ってもらいたい方は、ぜひ平均的な工事費用で、工事を依頼することをおすすめします!
 

【⑥やや高い費用・撤去及びまぁまぁおしゃれな外構】250~300万円未満

 
工事費用が250万円を超えてくると、高価でおしゃれな庭を再現できます。
敷地全体のリフォームやお庭づくりの工事はでき、施工するものも、デザイン性が高く、便利な機能や快適さを加えることができ、十分満足のいくレベル。
門柱や門塀、ガレージ、ウッドデッキ、池などと、多くのエクステリアデザインを決められ、不自由が全くありません。
工事を終えた後は、新築時のような真新しくて、輝いたお庭となり、「リフォームをして良かったな」と思えるような、晴れやかしい気分も味わえますね。
 

【⑦高い価格・撤去及びおしゃれな外構】300万円以上

 
お庭の工事の中でも、とくに300万円を超えるような工事は、とても高級でシックなお庭を再現できます。
仕上がった施工品や建造物などは、日常生活ではあまり必要がなく、余裕のある機能とデザインで、庭先でまるでリゾートホテル。
広い敷地を持った方でも、十分にお庭全体を立派に工事でき、非日常的な空間が手に入るでしょう。
週末はお庭で、家族や親戚、友達と集まってパーティーや、ゆっくりとくつろげる、自分だけの癒し空間などと、華やかな日常を過ごせるかもしれませんね!
 

まとめ


お庭のリフォームと新築で庭づくり工事をする場合は、工事の内容が違うため、金額は大きく異なります。
特にリフォームの場合は、既存の建物などの撤去、処分がかかり、値段が高くつくことも。
敷地面積や要望によっても、費用は変動するので、必ずやってもらいたい優先事項を決めてから、お庭の工事を依頼することをおすすめします。
ぜひ快適で過ごしやすい、美しいお庭をつくってくださいね!

外構エクステリア専門店

新築外構・エクステリア工事専門店smileエクステリアは業界初の庭づくりセミオーダープランをご用意!

氏永 勝之
監修者 smileグループCEO
株式会社ガーデンメーカー 代表取締役
愛知農園植木苗木株式会社 専務取締役
一般社団法人ガーデンビジネス協会 代表理事
氏永 勝之

愛知県稲沢市生まれ。稲沢市が「日本四大植木産地」であることもあり、幼少期から植木に囲まれて成長。
東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。公園の整備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植栽工事に現場代理人として携わる。

執筆者 柴﨑光一

建築・インテリア学科卒の造園士×Webコンテンツクリエイター。 東京で建築、カナダのトロントで造園、その後カナダのハリファックスの大自然で植物と戯れながら、植物・庭・ガーデニングのWebコンテンツクリエイターを開始。 現在はヤシの木を主体とするドライガーデンの造園士とWebコンテンツ・ガーデニング商品の監修者としても活動中。日本での建築とカナダでの造園の経験に加え、趣味の植物やコケの収集、植物アート作りを生かして、 みなさんに植物や庭の魅力をお届けします。