おうちの安全性を考えた時、敷地と道路を隔てる門扉の存在は重要です。

安全性以外でも、門扉には「プライバシー」「防犯性」「デザイン性」など、さまざまな優れた機能があります。

おうちを外から見た時に一番に目に入る、いわば「おうちの顔」である門扉。

そんな門扉を設置するためにはどれぐらいの費用がかかるのでしょうか?当記事では門扉設置の費用相場と、設置工事費用をできるだけ安く抑えるための方法をお伝えします。

ご新築でエクステリアをお考え中の方、リフォームで門扉の設置をお考えの方は必見です。

ぜひ参考にしてください。

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高杉 有希子
監修者 エクステリアプランナー 高杉 有希子

静岡県御殿場市の土建屋に生まれ、大型重機が大好きな子供時代を送る。
建築に憧れ、三重短大で住環境を学ぶ。新卒でハウスメーカーFC工務店の「インテリアプランナー」に応募するも、社長の勘違いで募集したかったのはなんと「エクステリアプランナー」!!
ハウスメーカーで個人住宅のエクステリアを担当。その後、ゼネコン住宅事業部のインテリアプランナー、植木屋の外構プランナーを経て、現在は(株)ガーデンメーカーで営業設計を務める。

執筆者 らいち

大阪生まれ大阪育ち。古めの建築物が大好きです。暇さえあれば、団地建て替えの現場を見物に行って萌えています。

目次

門扉の設置。

費用相場はどれぐらい?タイプ別に解説!

門扉には扉の可動方法にさまざまなタイプがあります。

タイプによって製品代を含む工事費用が異なります。

ここでは門扉のタイプ別に費用の相場をお伝えします。

(工事費用はあくまでも目安です)

片開きタイプ

一枚の扉が前後方向に開閉するタイプです。

片開きタイプは玄関の前だけでなく、勝手口や犬走り付近など、さまざまな場所に採用される汎用性の高い門扉です。

●片開きタイプの設置費用相場……約7万円~
(LIXIL開き門扉AB YR2型 片開き 柱仕様 幅600㎜)

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両開きタイプ

左右同じ幅の扉が前後方向に開閉するタイプです。

門扉の代表的なデザインとも言えるでしょう。

「門」といえばこのタイプを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
●両開きタイプの設置費用相場……約11万円~
(LIXIL開き門扉AB YR1型  両開き 柱仕様 幅600㎜+600㎜)

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引き戸タイプ

水平方向に扉が開閉するタイプです。

「スライド門扉」とも呼ばれています。

昔からあるタイプの門扉ですが、近年人気が出ています。

かつての引き戸タイプには扉の下部にレールが必要でしたが、近年の引き戸タイプはレールがないものもあり、よりスタイリッシュな印象です。

扉面もアルミ形材やラッピング形材(アルミに木目などのシートを圧着したもの)のほかに、ポリカーボネートなど、透過性のある素材を使用したものなど、バリエーションが豊富です。

●引き戸タイプの設置費用相場……約17万円~
(LIXILアーキスライドB型単色 幅1300㎜)

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アコーディオンタイプ

扉がアコーディオンのように伸縮して開閉するタイプです。

「伸縮門扉」とも呼ばれています。

玄関前の門扉としてだけでなく、駐車スペースのゲートとして設置されるケースも多く見られます。

かつてはいかにもおうちの前の「仕切り」というイメージのあったアコーディオンタイプですが、近年はカラーやデザインが豊富になり、スタイリッシュな製品が多く登場しています。

●アコーディオンタイプの設置費用相場……約10万円~
(LIXILアルシャインⅡ L型Aタイプ ノンレール片開き 幅1.408㎜)

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門扉の設置。

費用を抑える方法はあるの?

門扉の設置費用をなるべく抑えたいという場合にできる、いくつかの方法をお伝えします。

これらの方法で必ずしも門扉の設置費用が抑えられるというものではありませんので、その点はご了承ください。

相見積もりをとる

エクステリアの工事にかかわらず、費用を抑えたい時には相見積もりををとることが望ましいです。

ご自身がいいなと思う施工業者を数社選んで見積もりを依頼しましょう。

近年はインターネットの一括見積サイトも便利です。

一括見積サイトは個人情報を入力するケース多いため、見積もりを依頼した後に業者から頻繁に連絡がくることもあります。

業者から連絡をしてほしくない場合には注意が必要です。

ご自身にあった方法で相見積もりをとりましょう。

DIYで門扉を設置する

通販サイトや代理店などから門扉の部材を取り寄せて、ご自身で門扉を設置する方法です。

門扉を設置するには技術が必要になりますが、近年はさまざまなホームページや動画サイトなどで設置の方法を詳しく説明しています。

見ていたらなんとなくできそうな気分にもなります。

DIYで門扉を設置すれば、施工業者に依頼した場合に必ず発生する工事費用を抑えることが可能です。

費用の面だけでなく、ご自身で設置した門扉には愛着も沸くことでしょう。

部材を施主支給する

通販サイトや代理店などから門扉の部材を取り寄せて、設置だけを施工業者に依頼する方法です。

部材の発注から依頼するよりもわずかですが工事費用を抑えることができます。

ただし、施工業者の中には部材の発注からでないと工事を引き受けてくれないところもあります。

事前によく確認をしておきましょう。

門扉の設置工事をする際の注意点

さまざまな門扉の設置工事を依頼する時に気を付けておきたい点をまとめました。

工事費用の安さだけで施工業者を決めない

工事費用の安さだけでなく、ヒアリングをしっかりしてくれるか、こちらが伝えた仕上がりのイメージを共有してくれる業者であるか、アフターフォローはしっかりしているかという点で選ぶことも重要です。

こちらが選ぶ施工業者は一つだけですが、施工業者はたくさんの施主と関わりながら工事を進めていますので一軒一軒丁寧に関わることはなかなか難しいかも知れません。

しかしこちら側からすれば、人生の中で何回もないエクステリア工事です。

それを成功させるためには、短い間ながらも信頼関係が築ける施工業者を選びたいところです。

台風などの災害時には門扉をはじめエクステリアに被害がおよぶことも多々あります。

設置工事が終わっても修理などを依頼しやすい業者であることも大切です。

保証期間を確認しておく

依頼した工事の保証期間、部材のメーカー保証をきちんと確認しておきましょう。

国内エクステリアメーカーYKKAP株式会社の保証を例に挙げると「建築会社よりの引き渡し日から起算して2年間(電装部材については1年間)。

ただし施工を伴わない商品については購入した日から1年間」となっています。

メーカー保証の他にも、施工業者の工事保険などがあるはずです。

リフォーム工事などではすでに住んでいるところで施工業者が工事をするため、工事中におうちのまわりに置いているものが破損したなど、予期せぬアクシデントが起こることも少なくありません。

アクシデントが起こってから慌てることがないように備えましょう。

事前に工事保険のことを丁寧に説明してくれる施工業者は誠実と言えるでしょう。

支払いの方法
エクステリア工事を依頼する時、工事費用の支払い方法を確認しておくことも大切です。

ご新築と同時におこなうエクステリア工事なら、工事費用を住宅ローンと合算できる場合もありますが、それ以外では工事費用を即金で支払うか、新たにローンを組むことになります。

施工業者が提携しているローン会社の金利が高いと感じる場合は、銀行などにご自身で低金利のローンを申し込むという方法もあります。

いずれの方法を選ぶにしても、支払いについては工事請負契約を締結する前に取り決めておくことが大切です。

まとめ

当記事では門扉の設置費用についてお伝えしました。

お得に門扉を設置できる方法をお伝えしたつもりではありますが、昨今の原油高、コロナ禍によるアジア諸国での工場閉鎖などにより、国内エクステリアメーカーのほとんどが部材の値上げを余儀なくされています。

部材の価格が値上げされれば、製品代を含むリフォーム工事費用もおのずと上がってしまいます。

そういった面を考慮して当記事をご参考くだされば幸いです。

快適に暮らすということは、暮らしの中の小さなことでも不便を感じた時にそのままにせず、工夫しながら解決してゆくことだと感じます。

当社としましても、門扉の設置をはじめとしたリフォーム工事でみなさんの暮らしの中のご不便を解決できればと願っています。

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