門扉は、おうちとおうちの外部を隔てる重要な役割を持っています。
そんな門扉をご自身の手で作りあげ、設置することはできるのでしょうか?もしも門扉をDIYで設置できれば、施工業者へ依頼する時にかかる工事費用がかからずに済みますし、作るのに時間がかかったとしても、DIYで作られた、世界に一つしかないオリジナリティのある門扉にはご自身はもちろんのことご家族のみなさんも愛着を持ってくれることでしょう。
当記事では門扉のDIYについてお伝えします。
ご自身で門扉をDIYされたいという方はぜひ参考にしてください。
外構工事で安すぎる会社は要注意です。
お庭のリフォームで失敗しないための7つの防衛策の資料は>>こちらから無料でプレゼント申し込みできます。
目次
門扉のDIY・部材はどのように手に入れたらいいの?
門扉は、庭の外構をおしゃれに演出するうえで欠かせない存在です。
両開きや片開き、スライドレール仕様など形状はさまざまで、DIYで取り付けると個性あふれる仕上がりを楽しめます。
アイアン門扉なら和モダンな雰囲気も演出できますし、伸縮式ゲートにすると車庫の目隠しのみならず、鍵交換や修理、撤去といったリフォームにも柔軟に対応しやすくなるのが魅力。
さらに、伸縮タイプは開口幅を自由に調整できるため、スペースを有効活用したいときにもおすすめです。
自分でキットを用意すれば部材の交換やメーカーへの取り寄せもスムーズに行え、庭の雰囲気づくりに大きく役立ちます。
ここでは、門扉のDIY・部材を用意する方法について下記3つを詳しく紹介します。
- 扉部分も支柱もすべてDIYで設置する場合
- 門扉の施工キットを購入してDIYで設置する場合
- メーカーから部材を取り寄せてDIYで設置する場合
扉部分も支柱もすべてDIYで設置する場合
金属製やアイアンの門扉を扉部分から溶接してDIYするのは、初心者さんにはなかなかハードルが高いですよね。
そこで、庭の外構づくりを楽しみながら目隠しやペットの脱走対策をしたい方には、木製の門扉がおすすめです。
ホームセンターなどで購入できる既製のラティスやすのこを使えば、一から木材を加工する手間が省けますし、扉が軽量で開閉しやすいのがうれしいポイント。
しかも、支柱や両開き・片開きなどの形状はキットでそろえられるので、車庫周りの設置やレールタイプへの取り付けも簡単です。
鍵や伸縮金具の交換、場合によっては撤去や修理などのリフォームにも対応しやすいですよ。
さらに、木製なら和モダンな雰囲気を演出しながら、庭の景観にもやさしく溶け込むのが魅力で、金属の重量感が苦手な方にも特におすすめです。
DIYに慣れていない方でも、ラティスやすのこは扱いやすく、スライドレールを合わせれば伸縮タイプの扉も作りやすいです。
門扉の施工キットを購入してDIYで設置する場合
ネット通販のアマゾンや楽天市場などでは、門扉の施工キットをまとめて購入することができるので、DIY初心者さんにもおすすめです。
扉や支柱、ヒンジ、ネジなど、取り付けに必要な部材がすべてセットになっているため、途中でパーツを買い足す手間を省けるのが魅力。
アルミ製の伸縮門扉は車庫の目隠しのみならず、スライドレールを組み合わせて設置するとスペースを上手に使えますし、両開きや片開きにも対応しやすいです。
また、アイアン製のキットなら和モダンな雰囲気にも合いますし、鍵の交換や修理、さらに撤去などのリフォーム作業にも柔軟に対応できます。
2万円前後で買える伸縮タイプやアコーディオンタイプの製品も多く、庭の外構のイメージに合わせて豊富なデザインから選びやすいですよ。
初めに主要パーツが一式そろったキットを選んでおけば、取り付け作業の流れがわかりやすく、もし部品が足りなくても短時間で交換パーツを取り寄せられます。
DIYに慣れていない方でも、しっかり手順を踏めば安心して施工できますよ。
メーカーから部材を取り寄せてDIYで設置する場合
LIXILやYKKAPなどのエクステリアメーカーから、門扉の部材を取り寄せてDIYで施工する方法もあります。
ただし、メーカーが個人に直接販売しないケースは多いので、代理店や施工業者を通して購入するのが一般的です。
庭の外構をリフォームする際は、あらかじめ部材の入手ルートを確認しておくと安心ですね。
たとえば、アイアン製の両開き・片開き門扉やスライドレールを活用した伸縮タイプなど、仕様に合ったパーツのみの交換ができれば、鍵の取り付けや修理、撤去もスムーズに進められます。
キット化されている製品なら、取り付け手順がわかりやすいので初心者でも挑戦しやすいのがメリット。
車庫の目隠しのみを目的としたり、和モダンテイストのデザインを採り入れたりと、庭の雰囲気に合わせて選べるのも魅力です。
DIYで施工する場合は、部材選びから始めてしっかり準備し、困ったことがあれば代理店や施工店に相談してみるのが安心ですね。
門扉のDIY・必要な部材
門扉をDIYで作るときは、部材選びが大切です。
庭の外構をぐっと引き締めてくれるアイアン門扉なら、目隠しとしてのみならず、車庫のスライドレール式ゲートや両開き、片開きの伸縮タイプなど、デザインと機能性を両立できます。
埋め込み金具や脚・キャスターをうまく取り付けると、交換や修理、撤去、リフォームの際にもパーツの扱いがスムーズ。
鍵や蝶板、かんぬきなどの金物もしっかりそろえておけば、門扉の開閉が滑らかになり、和モダンな庭にもマッチしやすいです。
必要最低限のキットだけを用意するのではなく、支柱や固定パーツを忘れずに準備しておくのがポイント。
特に、伸縮式や折りたたみ式の門扉を検討するなら、用途に合ったパーツを選ぶと後々ラクですよ。
ここでは、門扉のDIY・必要な部材について下記6つを詳しく紹介します。
- 門扉・ゲート
- 蝶板
- かんぬき
- 脚・キャスター
- 支柱
- 埋め込み金具
門扉・ゲート
門扉・ゲートは、庭の外構を整えるうえで欠かせない存在です。
両開きや片開き、伸縮式のスライドレールゲートなど形状はさまざまで、目隠しのみを目的に設置する場合から車庫への出入りをスムーズにするために取り付けるケースまで幅広く対応できます。
アイアン製なら和モダンな雰囲気を演出できますし、キットを活用すればDIY初心者でも比較的導入しやすいでしょう。
また鍵の交換や撤去、修理などのメンテナンスや、リフォームによるデザイン変更も柔軟に行いやすいのがメリットです。
門扉・ゲートを選ぶときには、設置場所の寸法や用途をしっかり確認しておくことが大切です。
伸縮タイプならスペースを有効活用できますし、取り付けも比較的スムーズに行えます。
自分がイメージする外構のデザインと機能性を両立させるためにも、素材や構造を理解しながら部材をそろえていくと安心です。
さらに、植栽やフェンスとの組み合わせで防犯面やプライバシー確保にもつながります。
設置前には支柱や埋め込み金具などの部材をあらかじめチェックして、強度と安全性を確保しておくことがポイント。
DIYならではの自由度を活かしながら、外構全体の見た目と実用性をしっかり考えていきたいですね。
蝶板
蝶板は、門扉の開閉を支える要となる部材です。
両開きや片開き、伸縮式のスライドレールタイプなど、門扉の形状によって選ぶ蝶板が変わってくるため、外構DIYの計画を立てる際にはしっかり検討しておきたいポイント。
アイアン製なら、庭の雰囲気を和モダンにまとめたい場合にもなじみやすく、車庫や玄関先の門扉を目隠しのみの目的で取り付けるときでもデザイン性を高めやすいです。
DIYキットには蝶板がセットで入っていることもありますが、交換や修理、撤去を見越して部品単位で取り寄せる方法もあります。
特に、リフォームによる門扉デザインの変更を考えているなら、蝶板のサイズや取り付け方法を把握しておくと、いざというときにスムーズに対応できるでしょう。
扉の素材や厚みによってネジ穴やビスの種類が変わることもあるため、必ず設置する門扉と蝶板の相性を確認しておくことが大切。
アイアンやアルミの枠に木製の扉を組み合わせる場合などは、耐久性とデザインのバランスを意識しながら部材を選ぶと、長く安心して使えます。
しっかりとした蝶板を取り付けることで、門扉の開閉トラブルを減らし、外構全体の機能性や見た目をグッと向上させられます。
かんぬき
かんぬきは、門扉をしっかりと固定し、外からの侵入を防ぐために欠かせないパーツです。
庭の外構に両開きや片開きのアイアン門扉を設置する場合、かんぬきがないと扉が風などで開いてしまうリスクがあります。
特に、車庫に通じる門扉をスライドレールや伸縮タイプにする場合も、かんぬきによって扉を固定できると安心です。
かんぬきはホームセンターやDIYキットで手軽に入手でき、鍵の交換や修理、撤去などの作業を見据えて選ぶと後々ラクになります。
素材は和モダンな雰囲気に合わせたアイアン製や、軽量なアルミ製などさまざま。
かんぬきのみの取り付けなら大がかりな工事をしなくても済むので、予算を抑えながらリフォームするのにも向いています。
ただし、取り付け位置がずれるとしっかり施錠できなくなるので、取り付けの際は正確な計測と下地の確認が大事。
安心して外構を完成させるために、門扉本体だけでなくかんぬきの品質や取り付け条件にも目を向けておくことがポイントです。
門扉を目隠しのみの用途で考えている場合でも、かんぬきを付けることで強風対策や防犯面のアップが期待できます。
DIYとはいえ、しっかりと固定しないと扉が不安定になりがちなので、かんぬきを取り付ける位置やビスの強度を見極めることが大切ですね。
脚・キャスター
脚・キャスターは、スライドレール付きの門扉や伸縮タイプのゲートを取り付けるときに必要な部材です。
門扉の下部にしっかり支えを作ることで、開閉をスムーズにし、庭の外構としての機能性を高められます。
両開きや片開きなど形状を問わず安定感を得られるのがメリット。
車庫への出入りを円滑にするだけでなく、門扉を目隠しのみの目的で設置する場合でも、脚・キャスターの取り付けによって動線を確保しやすくなりますよ。
アイアン門扉を含め、さまざまな素材に対応できる製品を選べば、後々の交換や修理、リフォーム、撤去もしやすいでしょう。
和モダンな雰囲気を崩したくないときは、デザインや色合いに合わせて選ぶのがポイント。
キットの中には脚・キャスターがセットになっているものもありますが、耐久性やサイズをよく確認し、鍵との組み合わせにも注意すると安心です。
外構DIYを成功させるためには、しっかりと固定できる部材を選ぶことが大切です。
特に、重たい門扉の場合は、かんぬきや支柱の位置も踏まえながら、脚・キャスターの取り付け方法を検討してください。
支柱
支柱は、門扉全体の安定感を支える重要な要素です。
庭の外構を考えるうえで、両開きや片開き、伸縮式のスライドレールゲートなど、どの形状を選んでもしっかり固定できる支柱がなければ、扉がぐらついてしまう恐れがあります。
特に、アイアンの門扉やゲートを取り付ける場合は、重量もあるので十分な強度が求められます。
DIYキットを使うと支柱のみの交換や撤去、修理も比較的簡単に行えますし、車庫との段差や高さを考慮したリフォームにも対応しやすくなるのが魅力です。
和モダンな雰囲気を演出したいときは、支柱を落ち着いたカラーリングにするなど工夫すると景観にもなじみます。
取り付けのときには、地中にしっかり埋めるためのコンクリートや埋め込み金具が必要になる場合が多いため、計画段階で十分に準備しておくことがポイント。
鍵を付ける場合も、支柱の太さや位置によっては扉の開閉に影響が出ることがあるので、設置スペースをよく確認して選ぶと安心です。
目隠しのみが目的の軽量な門扉なら支柱への負担も少なめですが、長い期間使うことを考えると耐久性はしっかり確保しておきたいですね。
もし門扉を大がかりに取り替えるタイミングがあるなら、支柱も含めてトータルでリフォームすると、使いやすく美しい外構に仕上げられます。
埋め込み金具
埋め込み金具は、門扉やゲートの支柱をしっかり固定するために使う部材です。
庭の外構をリフォームする際、アイアン製の門扉や両開き・片開きのゲートを取り付ける場合でも、地面に安定した土台を作ることで風や衝撃から門扉を守ることができます。
特に、伸縮タイプのスライドレールを導入する場合は、埋め込み金具の設置精度が開閉のスムーズさを左右するため、入念なチェックが大切です。
車庫への目隠しのみを目的とする場合でも、適切な埋め込み金具を選んでおけば、後々の撤去や修理、交換がラクになるのがメリットです。
また和モダンな雰囲気に合わせてアイアンの門扉を低めに設定したいときでも、支柱と地面をしっかり接合しておくことで高い安定感を得られます。
DIYキットのなかには埋め込み金具が付属しているものもあり、鍵の位置や耐久性を考慮して選ぶと安心です。
実際に取り付けるときは、地面の状態を確かめながらしっかり固定し、門扉や支柱がぐらつかないか何度か確認しておくと失敗を防げます。
長い目でみると、埋め込み金具がしっかりしていると外構全体が安定し、機能面でも見た目でも満足のいく仕上がりになります。
門扉のDIY・門扉を簡単に設置する方法
門扉をDIYで設置すると、庭の外構を自分好みに仕上げる楽しさがあります。
両開きや片開き、スライドレール式の伸縮ゲートなど、アイアン製から木製までデザインはさまざま。
車庫の目隠しのみを目的にした場合でも、キットを使えば取り付けや交換、修理、撤去もラクにできます。
初心者の方は採寸をしっかり行い、支柱を確実に固定することで、門扉のぐらつきを防ぐのがポイント。
アイアン製なら和モダンな雰囲気も作りやすく、鍵の位置やゲートの開閉方法を工夫すると、機能性をさらに向上できます。
リフォームの際の交換や修理を想定しておくと安心です。
地面の状態が悪い場合は、セメントや砂利を使って基礎を安定させてから埋め込み金具を取り付けることも重要です。
どんな門扉を選んでも、しっかりとした基礎づくりがぐらつき防止になります。
ここでは、門扉のDIY・門扉を簡単に設置する方法について下記4つを詳しく紹介します。
- 設置場所と設置する部材の採寸をする
- 門扉の支柱を固定する
- 扉を取り付ける
- 留め具を取り付ける
①設置場所と設置する部材の採寸をする
門扉をDIYするとき、最初にやっておきたいのが、設置場所のていねいな採寸です。
庭の外構を守る門扉は、両開きや片開き、伸縮式のスライドレールタイプなど形状はさまざまですが、今あるフェンスや壁との間にほぼ隙間なく収まらないと目隠しの役目を果たせません。
アイアンの門扉をキットで用意したものの、幅が合わず設置スペースにおさまらない…という失敗は避けたいところです。
特に車庫向けのゲートをリフォームして交換する場合や、和モダンなデザインに変更する場合でも、正確な採寸によってスムーズに取り付けや修理が可能になります。
部材を過不足なくそろえるためにも、隅から隅まで寸法をチェックし、部材の大きさや固定位置を把握しましょう。
隙間が大きすぎると防犯上の心配が残りますし、逆にスペースが足りなければ門扉のみを設置できなくなります。
鍵の位置や高さなどもここで確認し、実際の動線をイメージしておくと、後々の失敗を大きく減らせます。
撤去が必要な範囲も、確認しておくとより安心です。
②門扉の支柱を固定する
門扉の支柱を固定する作業は、DIYで門扉を設置するうえで欠かせないステップです。
支柱が少しでも歪んでいたり固定が甘かったりすると、両開きや片開き、伸縮式のスライドレール付きなど、どんなタイプの扉を取り付けてもスムーズに開閉しづらくなります。
特に、車庫との境にアイアン門扉を置いて庭の目隠しのみを目的とする場合でも、防犯面を考えると支柱の安定性は重要です。
支柱を固定する方法は、大きく分けてコンクリートの地面へ土台金具をビス止めするパターンと、基礎ブロックにモルタルを入れて埋め込むパターンがあります。
コンクリートの地面に設置する場合は、あらかじめ土台金具やビスの位置を正確にマークし、振動ドリルで穴を開けてしっかり固定しましょう。
土の地面に設置する場合は、三つ穴ブロックや基礎ブロックを使って支柱を立てることが多いです。
ブロックのサイズは地面の硬さや門扉の高さ、支柱の間隔によって判断し、垂直を保ちながらモルタルが固まるまで固定します。
支柱の設置がうまくいけば、後から扉本体や鍵の交換、修理、撤去などのリフォームが必要になっても対応しやすくなります。
和モダンな外構づくりを目指すときも、まずは支柱をしっかり固定して門扉の土台を整えることが成功のカギです。
③扉を取り付ける
支柱の固定が終わったら、次は扉を取り付けましょう。
柱側には扉を受け止める肘壺(ひじつぼ)、扉本体には開閉をスムーズにする肘金(ひじがね)をしっかりと取り付けます。
両開きや片開き、伸縮式のスライドレールなど、外構のプランに合わせた取り付けを考えると、車庫への出入りがスムーズになり、目隠しのみを目的とする場合でも対応しやすいです。
もしアイアン製や木製の扉を選んで和モダンな雰囲気を演出するなら、通気性にも注意しておきたいところ。
特に通気性のない素材を使うと風圧を受けやすいため、扉の下部に空間をつくったり、風の抜け道を確保したりして、強度を保ちましょう。
万一、扉が破損した場合やリフォームで交換・撤去・修理をするときも、肘壺と肘金の取り付け位置をあらかじめ確認しておけば作業がラクになります。
支柱や扉の素材によってビスや工具の選び方が異なるため、キットのマニュアルを参照しながら、形状やサイズをしっかり確認してから施工を進めるのがポイントです。
④留め具を取り付ける
留め具の取り付けは、門扉のDIYを仕上げるうえで欠かせない最終ステップです。
支柱と扉の両側に留め具を設置することで、風などで勝手に扉が開いてしまうのを防ぎます。
両開き・片開き、伸縮式のスライドレールなど、どのタイプの門扉でもしっかり固定できれば、車庫の目隠しのみを目的としたゲートや、庭のアイアン扉を和モダンに仕上げたい場合にも安心。
ホームセンターや通販サイトでは、ヒンジ(肘壺・肘金や蝶番)と留め具がセットになったDIYキットが販売されていることもあり、デザインを統一しやすいのがメリットです。
後々、リフォームで鍵の交換や部分的な修理、撤去を行うときにも、同じメーカーの部材をそろえておくとスムーズに対応できます。
外構の印象を大きく左右する門扉だからこそ、留め具のデザインにもこだわってみると、アイアン製の重厚感を引き立てたり、木製の扉にしっくりなじませたりと幅広いアレンジが可能です。
扉や留め具が安定していれば、開閉によるストレスがぐっと少なくなり、庭まわりの機能性がいっそう高まります。
門扉をDIYする際の3つの注意点
門扉をDIYするときは、外構のテイストや敷地の広さ、そしておうちの外観に合ったデザインを選ぶことがポイントです。
アイアン製や木製など素材のバリエーションが豊富ですが、設置する高さや幅、風の通り道も考慮しておきたいです。
さらに、支柱がしっかり固定されていないと、わずかな衝撃や強風で門扉がぐらつくことも。
伸縮ゲートやスライドレール式を取り付ける場合も、倒れにくいように地面を安定させておくと安心です。
DIYとはいえ、長く使い続けるには定期的なメンテナンスも大切。鍵の交換や塗装の修理、部材の撤去など、リフォームを想定して部材を選んでおくと、後から手間を抑えられます。
ここでは、門扉をDIYする際の注意点について下記3つを詳しく紹介します。
- おうちの外観を損なわないようにデザインを考える
- 設置した門扉が倒れないように注意する
- 定期的にメンテナンスする
おうちの外観を損なわないようにデザインを考える
門扉を設置するときは、家の外観に合わせたデザイン選びが大切です。
外壁の色味や雨樋、軒樋などの鉄部とコーディネートすれば、門扉がただの仕切りではなく、外構を引き立てるアクセントとして機能します。
たとえば、アイアン製の門扉なら、伸縮式やスライドレールを活用して車庫の目隠しのみを目的とした設置も可能で、和モダンテイストとの相性も高めやすいです。
DIYキットを活用すれば、両開きや片開き、鍵の交換や修理、撤去のタイミングでもスムーズに対応できるのが魅力です。
門扉がデザイン性を兼ね備えていれば、おうちそのもののグレードアップにつながり、庭の雰囲気とも調和しやすくなります。
色味や素材を統一しながら、周囲の建物やフェンスとのバランスも考慮して、より洗練された外観を目指しましょう。
特に、家の外壁カラーと門扉の色味が合わないと、全体の統一感が損なわれがち。
逆に色をあえて外す方法もありますが、配置や塗装の組み合わせ次第で印象が大きく変わるため、初めにしっかりシミュレーションしておくと安心です。
設置した門扉が倒れないように注意する
庭の目隠しのみを目的に門扉を設置するとしても、車庫や通路に面している場合は支柱の固定が甘いと倒れてしまう危険があります。
スライドレールや伸縮ゲートを取り付けてアイアン門扉を両開き・片開きに仕上げたときも、同様に注意が必要。
台風などの自然災害の際、倒壊した門扉が飛ばされて歩行者にケガを負わせたり、車両の通行を妨げたりする恐れも否定できません。
DIYキットで設置した後は、支柱のぐらつきや土台金具のゆるみを定期的にチェックすることが大事です。
特に、リフォームで鍵の交換や門扉の修理・撤去を行った際には、再度固定状態をしっかり確認しておきたいところです。
強度が不十分な門扉は風圧を受けやすく、倒れるリスクも高まります。
外構全体の安全性を保つためにも、設置が完了したら必ず支柱や留め具を見直し、安心して使い続けられる状態に整えておきましょう。
和モダンな雰囲気を演出するためにデザインにこだわるのも大切ですが、まずは倒壊防止を最優先に考えることがおすすめです。
定期的にメンテナンスする
木製の門扉は、雨や紫外線などの影響を受けやすいので、定期的なメンテナンスが欠かせません。
屋外に設置していると水分を吸収しやすく、放置すると腐食や虫害を引き起こす可能性があります。
虫害が広がれば、門扉だけでなく家屋のほうへ被害が及ぶことも考えられるため、オイルや塗料の塗り替えは早めに行いましょう。
またDIYで取り付けた両開きや片開きの伸縮ゲート、スライドレール付き門扉なども、素材を問わず消耗は進みます。
アイアン製の場合でも、塗装のハガレやサビが生じると美観が損なわれるだけでなく、機能性も落ちてしまうため注意が必要です。
和モダンな外観を維持したいときは、定期的にサビ落としや塗り替えをして、美しさと安全性を保ちましょう。
車庫への目隠しのみを目的として門扉をDIYした場合でも、鍵の不具合や支柱のゆるみを放置していると、後々の交換や修理、撤去が大がかりになることもあります。
外構の寿命を延ばすためには、素材ごとの特性を理解してメンテナンスすることが大切です。
まとめ
門扉のDIYは、施工業者に頼まずに取り付けられる方法がいくつもあります。
外構を自分好みにアレンジできるうえ、アイアンの両開きや片開き、スライドレールを使った伸縮ゲートなど、必要に応じてさまざまなタイプを選べるのが魅力です。
庭の目隠しのみを目的にした門扉でも、支柱をしっかり固定し、肘金やかんぬきを正しい位置に取り付ければ、使い勝手とデザインを両立できます。
DIY向けのキットを利用すれば、初心者でも比較的スムーズに形を整えられ、後から交換や修理、撤去といったリフォームにも対応しやすいです。
和モダンな雰囲気にするなら、アイアン製や木製扉を組み合わせて車庫を演出する方法もおすすめです。
ただし、DIYのメリットは費用を抑えられる反面、支柱の固定やブロックの選び方など、強度にかかわる作業を自分で行う必要があります。
特に、台風などの災害時を考慮し、倒れにくい門扉づくりを意識しておかないと、ケガやトラブルにつながるリスクも。
鍵の取り付け位置や門扉の素材選び、塗装のメンテナンスなど、気を配るポイントは多めです。
手間や安全性を最優先する場合は、施工業者に依頼するほうが安心かもしれません。
門扉をDIYで設置するか施工業者に頼むかは、目的や予算、求めるデザインに応じて選ぶのがベスト。
車庫の目隠しのみなら自分で作っても問題ないケースがあり、和モダンな外観に合わせた門扉がほしいなら、こだわりのDIYで実現するのも一つの方法です。
自分に合った方法を選べば、門扉のDIYは十分可能なので、外構全体のバランスを見ながら納得のいく門扉づくりにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
外構工事で安すぎる会社は要注意です。
お庭のリフォームで失敗しないための7つの防衛策の資料は>>こちらから無料でプレゼント申し込みできます。
静岡県御殿場市の土建屋に生まれ、大型重機が大好きな子供時代を送る。
建築に憧れ、三重短大で住環境を学ぶ。新卒でハウスメーカーFC工務店の「インテリアプランナー」に応募するも、社長の勘違いで募集したかったのはなんと「エクステリアプランナー」!!
ハウスメーカーで個人住宅のエクステリアを担当。その後、ゼネコン住宅事業部のインテリアプランナー、植木屋の外構プランナーを経て、現在は(株)ガーデンメーカーで営業設計を務める。