「外構」「エクステリア」という言葉を聞いて、何となく頭でイメージすることはできても、二つの言葉の意味を説明できる方は少ないのではないでしょうか?そこで「外構」「エクステリア」の違いをわかりやすく解説するほか、どのような種類や役割、効果があるのかを紹介します。

これからおうちまわりのイメージを一新したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください!

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高杉 有希子
監修者 エクステリアプランナー 高杉 有希子

静岡県御殿場市の土建屋に生まれ、大型重機が大好きな子供時代を送る。
建築に憧れ、三重短大で住環境を学ぶ。新卒でハウスメーカーFC工務店の「インテリアプランナー」に応募するも、社長の勘違いで募集したかったのはなんと「エクステリアプランナー」!!
ハウスメーカーで個人住宅のエクステリアを担当。その後、ゼネコン住宅事業部のインテリアプランナー、植木屋の外構プランナーを経て、現在は(株)ガーデンメーカーで営業設計を務める。

執筆者 らいち

大阪生まれ大阪育ち。古めの建築物が大好きです。暇さえあれば、団地建て替えの現場を見物に行って萌えています。

目次

「外構」「エクステリア」という言葉を聞いて、何となく頭でイメージすることはできても、二つの言葉の意味を説明できる方は少ないのではないでしょうか?そこで「外構」「エクステリア」の違いをわかりやすく解説するほか、どのような種類や役割、効果があるのかを紹介します。

これからおうちまわりのイメージを一新したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください!

「外構」ってどこのことなの?

外構とは、家の敷地の中の建物以外のすべての「構造物」を指します。

構造物というのは、門、門柱、塀、カーポート、ウッドデッキ、土間などです。

家の敷地を隣地や道路と区分けする役割をするほか、おうちの外まわりを安全に使いやすくするために欠かせないものです。

「エクステリア」ってどこのことなの?

エクステリアとは、外構を含め、植栽やおうちまわりの空間すべてのものを指します。

おうちの中の装飾を指す「インテリア」の対義語なので、「おうちの外の装飾全般をまとめたもの」と表現すればイメージしやすいかも知れません。

「エクステリア」はいくつもの「外構」から構成されています。

外構の種類を解説します!

外構にはどのような種類があるのでしょうか?ここではそれぞれのメリットとデメリットを含めて紹介します。

おうちのスタイルに合わせてお選びください。

開放的な雰囲気!「オープン外構」

おうちのまわりを塀やフェンスで囲わない開放的な雰囲気の外構です。

欧米でよく使われているスタイルで、近年は日本の住宅でも多く見られるようになりました。

圧迫感がないため敷地面積が狭い場合や、隣家との間隔が狭い場合にもよく使われます。

●メリット

  • 開放感があり、圧迫感を与えない。
  • 塀やフェンスで囲わないことで、敷地に対する家屋の建築面積を最大限に利用できる
  • 構造物の設置が少ないため、外構工事のコストを抑えやすい。

●デメリット

  • 隣地との境界線がわかりづらい。
  • 敷地の中が外部から丸見えになる場合がある。
  • 外部から侵入しやすいため、セキュリティが万全とは言えない。

ラグジュアリーな雰囲気!「クローズド外構」

おうちのまわりをフェンスや塀で囲み、隣地との境界を分ける外構です。

敷地の面積に余裕がある場合に用いられます。

●メリット

  • 外部からの視線が遮られるため、プライバシーを確保できる。
  • 隣地との境界がわかりやすい。
  • おうちに重厚感を与えられる。
  • 門や塀があるため、お子様やペットが道路に飛び出すリスクが減る。

●デメリット

  • 構造物を多く使用するため、工事費用がかさみやすい。
  • 構造物のメンテナンスが必要になる。
  • 圧迫感があり閉鎖的な印象になりやすい。
  • 死角になる部分が増えやすい。

洗練されたデザイン!「セミクローズド外構」

部分的にフェンスを設置したり、塀を設置したりする外構です。

たとえば外部からの視線が気になる玄関まわりだけ塀を設置する、フェンスは設置するけど圧迫感のない低めのものにするなど、オープン外構とクローズ外構のいい部分をあわせもった外構ともいえるでしょう。

●メリット

  • ほどよく開放感、ほどよくプライバシーの確保ができる。

●デメリット

  • 中途半端な印象になりやすいので、設計段階から全体のデザインやバランスをよく考える必要がある。

外構・エクステリアの役割って何だろう?

なぜおうちのまわりには外構やエクステリアが必要なのでしょうか?ここでは外構・エクステリアの役割を解説します。

見た目は大切!おうちの外観イメージをアップします!

おうちのデザインに合った門扉やフェンスを設置することで、おうちの外観をさらによく見せることができます。

また、おうちを含め構造物は無機質で殺風景な印象になりがちですが、そこに有機物である植栽をプラスすることでずいぶんあたたかな印象に変わります。

おうちに帰って来た時に素敵なエクステリアが出迎えてくれれば、疲れていても気分がぐっと上がりますね。

防犯は大切!不法侵入者をシャットアウト!

塀やフェンスがあれば、外部から中の様子がわかりにくくなりますし、物理的に塀を越えて侵入することも難しくなります。

ほかにも死角になりやすい部分にセンサーライトを設置する、録画機能付きのインターホンを設置するなど、外構で防犯を強化することができます。

もっと暮らしやすく!快適さをパワーアップ!

おうちのまわりを土の状態からコンクリートやタイル貼りにすれば、雨の日に足元がドロドロになってしまうこともありません。

ほかにもテラス屋根で直射日光を避けたり、家族で団らんするためのウッドデッキを設置したりと、外構は見た目だけではなく暮らしの中の快適さをサポートしてくれます。

知っておきたい!エクステリアの効果3つ

さまざまな種類や役割を持つエクステリアは、私たちの生活にどのような効果をもたらしてくれるのでしょうか?ここではエクステリアの効果を紹介します。

精神的効果

たとえばウッドデッキや機能門柱を設置することで、エクステリアの見た目が変わります。

新築やリフォームではこの「見た目の変化」に期待される方も多いのではないでしょうか?おうちの外壁とカラーコーディネートを楽しんだり、好きな形のタイルを選んだり。

見た目が好きなもの、綺麗なものに変化すれば、心が嬉しくなりますね。

眺めているだけで癒されるようなエクステリアには、精神的効果があるといえるでしょう。

時間的効果

たとえばおうちのまわりを土間コンクリートにすることで雨の日の水はけをよくしたり、テラスに屋根を設置することで雨の日に傘をさす手間が省けたり。

わずかとはいえ、日常の無駄な時間を節約できます。

ほかにもここ数年で設置件数が増えた宅配ボックスは、不在時でも宅配便を受け取ることができ、再配達の手間を省くことができます。

とても忙しい現代人のため、エクステリアも時短に一役買っていますよ。

経済的効果

困ったことが起きる前に対策をしておくことで、経済的効果を得られます。

たとえば日が当たりすぎる窓の外に日よけのオーニングを設置すれば、冷房費の節約につながります。

ほかにも放置しておけば雑草だらけになる土の部分に人工芝を施工すれば、除草や駆虫にかかる費用を抑えることができます。

後になって「あの時に工事しておけばよかった…」とならないように、外構工事のプランニングはよく考えましょう。

まとめ

おうちに帰ってきた時、真っ先に目に飛び込んでくるエクステリア。

心を癒してくれるような素敵なエクステリアが出迎えてくれれば、心が嬉しくなりますね。

おうちまわりの空間全体を考えるエクステリアは、おうち全体の印象を左右する大切な役割をもっています。

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