家の顔となるシンボルツリー。風水で良いとされる木を選べば、運気の向上に繋がるはずです。
そこで今回は、方角別におすすめのシンボルツリーを紹介します!
風水的におすすめの色や吉凶などをヒントに、縁起の良いシンボルツリー選びに役立ててください。

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目次

風水・運気が上がるとされてるシンボルツリー

風水では幸運を呼び込むために、まず自分の周りの環境を整えることが大切です。
そして植物が持つ自然のパワーは、風水の視点から見ると運気の向上が期待できることで知られています。

シンボルツリーはナチュラルな環境づくりに役立ち、外観をより一層おしゃれに引き立ててくれるもの。
さらに運気まで向上できるとあれば、嬉しい限りですよね。
しかし、「どんな木を植えたらいいの?」と悩んでしまう方も多いと思います。
まずは風水の基本知識である方角について触れていきます。

方角別 風水的に良い・運気が上がるとされるシンボルツリーの種類

風水の基本には、自然界にあるものは全て「木・火・土・金・水」の五行に分けられ、さらに「陰・陽」の性質に当てはめられると考えられています。
ちなみに、日当たりを好む樹木は「陽樹」。
日陰に強い樹木は「陰樹」に区別されます。

また、五行は方角にも取り入れられています。
北・南・東・西と、それぞれが持つ五行の性質と、相性の合う性質を持つ物や色を付与することで、さらに良い結果を招くとされているのです。

シンボルツリーを選ぶ時は五行を踏まえた上で、方角に合う性質の樹木と、花色や実の色などを意識して、積極的に配置していくといいでしょう。
続いて、方角別にシンボルツリーのおすすめの種類を見ていきます。

東の方角にオススメなシンボルツリー

センリョウ

東は「木」の性質を持つ方角で、運気は仕事運、発展運、勉強運など。
東南は結婚運、恋愛運などの運気を司ります。

おすすめのカラーは赤。
赤色の花や実がつくものを東に植えると家が栄えると言われているので、センリョウマンリョウを選ぶと、商売繁盛に期待できるでしょう。

ピンク色の花を咲かせるライラックなども、東南に植えると良縁に恵まれるとのこと。
他には、シラカシモミジなどの種類も東側のシンボルツリーにおすすめです。

選ぶ時の注意点ですが、東側はたっぷりと日光が降り注ぐ陽の気が入る場所。
せっかくの陽光が生い茂る葉で遮られてしまっては、運気を下げることに繋がりかねないため、葉が茂らない種類を選ぶことがポイントです。

葉が茂らないという点では、落葉樹の中から選ぶのもアリ。
また、黄色・白の花が咲く木は東側の植栽に向かないので、こちらも注意してください。

西の方角にオススメなシンボルツリー

シャラ

西は「金」の性質を持ちます。
金運や恋愛運を統べる方角で、北西は出世運なども司ることから、金運アップに期待大。
カラーは黄色との相性が良く、柑橘系の果樹や黄色い実がなるシンボルツリーを植えるといいでしょう。

北西には白とピンク、オレンジ色の花や実がなる樹木を植えると運気が深まります。
おすすめの種類はシャラ(ナツツバキ)ヤマブキクチナシなど。
レモンの木キンカンなどは収穫体験を楽しみたい方、料理好きな方におすすめです。

注意点は、「金」と相性の悪い「火」の性質を持つものは避けること。
特に「火」を連想させる赤色の花や実がなる樹木は、西側に配置しないようにしてください。

南の方角にオススメなシンボルツリー

ウメ

「火」の性質を持つ南の方角には、人気運、ビューティー運、知性と直感力、芸術などの運気を司ります。
芸術的感性や自身の美しさを磨きたい方、知性を高めたい方は、相性の良い赤色・紫色の実や花が咲く樹木をシンボルツリーに選んでみましょう。

ウメツバキサルスベリは南の方角にぴったりの花木です。
モミジカエデ類の樹木もシンボルツリーにおすすめ。

ただし、大木は南の方角にNGです。
南も東と同様で、陽光が入り込む方角です。
風水では先の見通しが利かなくなるとされているので、なるべく高さを抑え、ボリュームの少ない樹木を選ぶように気をつけてください。

また、南は白い花が咲く樹木は風水的に凶とされています。
ウメは南の方角には向くものの、南西では運気を下げかねないため、こちらも植栽するときは注意しましょう。

北の方角にオススメなシンボルツリー

ヒメシャラ

北の方角は「水」の性質で、金運と恋愛運、信頼など。
北東は相続、不動産運、貯蓄運などを統べます。
相性の良い色は、ピンク、オレンジ、白のカラーです。

加えて、北側は日差しがあまり差し込まないため、耐寒性と耐陰性のある樹木を選ぶのがポイント。
ヒメシャラは白い花が咲き、耐陰性もあるため北側の植栽にはもってこいでしょう。
北側が明るい場合は花木も育てられるので、ジンチョウゲハナミズキなど、白花が咲く花木なら風水的にも吉です。

冷たい北風を遮ってくれるイヌツゲも北の方角に最適。
また、風水で北東は「鬼門」と言われ、不吉の方角で知られています。
北東の鬼門には竹や笹などを植えると、運気の清浄に役立つでしょう。

ただ、北の方角は赤色が風水的にあまり好ましくありません。
赤い色の花が咲く樹木と実が赤くなる樹木は、選択肢から外すようにしてください。

風水的に運気が上がるとされてるシンボルツリーを植えるときの注意点

では、実際にお庭に風水・運気が向上するとされるシンボルツリーを植える時に、他に気を付ける事はあるのでしょうか? 実は、風水的には他にも注意することやとても大事なことがあるのです。

せっかく風水的にオススメのシンボルツリーを植えたのに、運気が下がってしまった…。
なんてことにならない為にも、最後までチェックして、植物が持つ自然のパワーで運気を向上させちゃいましょう!!

1本よりも2本以上の方が効果良い

シンボルツリー

風水では、庭に樹木が1本しかない場合、「困」という漢字を連想させるので、2本以上の樹木を植えることを推奨しています。
四角は家を、木は1本の木を表すことから、家に「困ったこと」が起きるとされています。
そのため、2本以上の樹木を庭に植えた方が、風水的には良い効果が期待できます。

シンボルツリー以外にもサブツリーを植えて庭をナチュラルな雰囲気にしたり、窓の目隠しや道路からの視線を遮るための樹木を植栽したりするのもおすすめです。
運気の向上はもちろん、外観がおしゃれになり、快適な暮らしも実現するでしょう。

風水的にNGとされる事

ケヤキ

風水的にNGな点は上記でいくつか触れてきました。
しかし、樹木を扱う上でもっとも注意してほしいのは、家より大きな木を植えないことです。

風水では樹木が家より大きくなると、木がその土地の主体となってしまうと考えられています。
本来であれば、その土地に住まう人が幸福になるべき。
樹木が主体となることでエネルギーを吸い取り、幸福なエネルギーまでも吸い取ってしまうとされています。
だからこそ、家よりも大きい木は風水的に好ましくありません。

さらに、樹木は生きているため、成長するに連れどんどん高く成長していきます。
植えた当初は樹高が低くても、成長して家の高さを超えてしまっては、運気を損なってしまう可能性もあります。
高さを抑えるためには、定期的に剪定をするか、生育スピードが遅い樹木を選ぶなど、工夫していくことが大切です。

風水以外にシンボルツリーを選ぶ基準とは?

シンボルツリーは常緑樹or落葉樹、使い方、生育条件、見た目などで選ぶ方法があります。
冬の間も緑を楽しみたい方、目隠しに使いたい方は常緑樹がおすすめ。
落葉樹は夏の日差しを遮り、冬は光を取りれて温かくしてくれるので、南か東に植えると効果的です。
また、樹木は直射日光に弱いもの、日陰では育てられない種類など、生育条件が異なるため、植える場所に合う樹木を選ぶことも重要なポイントです。

見た目を重視したい方は、家の外観や雰囲気に合う樹木や、気に入った樹木を選ぶのがおすすめ。
シマトリネコのように枝が細く、葉のつき方が細やかなものは、繊細で爽やかな印象を与えます。

洋風な家にはオリーブソテツ
雑木風の庭はアオダモシラカシが雰囲気にマッチしますね。
このようにシンボルツリーを選ぶ基準は人によっていろいろ変化します。
自分が何に重点を置くのか決めて置くと、納得できるシンボルツリーが選べるはずです。

オススメのシンボルツリー

風水以外にもシンボルツリーを選ぶための記事を更新していますので、こちらも参考にしてみてください。

*参考記事*

シンボルツリーを植えるならスマイルガーデン

風水をベースに植えたいシンボルツリーを選んだとしても、土地と木の相性が悪い場合があります。
土地との相性が悪いとやはり根付きが悪かったり育ちにくくなったりするのでできればミスマッチは避けたいですよね。
また、風水で運気を高めらえる木を選んだのであれば、少しでも長持ちさせたいはず。
木を植えるときに正しい植え方ができていないと、根付きがうまくいかず枯れてしまうおそれもあります。

植えたい土地と木の相性なんて、素人には中々判断は難しいでしょう。
植栽時の失敗を避けるためにも、シンボルツリーを植えるときは造園のプロであるスマイルガーデンに作業を依頼してみてはいかがでしょうか。

スマイルガーデンでは、お客様の地域に根差した職人が作業を担当するため、その土地の風土に合わせた種類のご提案など、木の選定からご相談に乗ることも可能です。
始めから背丈のある木の植栽も、プロの技術で安全に植え付けてくれるので安心して依頼してみてくださいね。

氏永 勝之
監修者 smileグループCEO
株式会社ガーデンメーカー 代表取締役
愛知農園植木苗木株式会社 専務取締役
一般社団法人ガーデンビジネス協会 代表理事
氏永 勝之

愛知県稲沢市生まれ。稲沢市が「日本四大植木産地」であることもあり、幼少期から植木に囲まれて成長。
東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。公園の整備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植栽工事に現場代理人として携わる。

執筆者 くずうまま

ハンギングバスケットマスターの資格を保持。日々ガーデニングや寄せ植え、ハンギング作りなどにいそしむ。草花を愛でるのが至福のひととき。