ジンチョウゲ(沈丁花、チンチョウゲとも表記される)は、クチナシキンモクセイと並んで「三大香木」と呼ばれ、香りが良い庭木として人気がある樹木です。
外観が美しく、生育の良いジンチョウゲを育てるためには、剪定が必要です。

ここでは、ジンチョウゲの管理方法について剪定時期や剪定方法も含めて、ご紹介します。
また、剪定に不安のある方や作業が面倒な方のために専門の造園業者や庭師への剪定依頼についてもご紹介していますので、ぜひ、ご参考にしてください。

目次

ジンチョウゲ(沈丁花)の剪定の時期


ジンチョウゲを管理する上で適切な剪定の時期を知っておくことは重要です。
ここでは、ジンチョウゲの剪定の適期・可能期について、ご紹介します。

剪定の適期・可能期

ジンチョウゲの剪定の適期・可能期は、地域によって花後の時期は異なりますが基本的に花後の3月から4月頃です。
ジンチョウゲは6月頃になると翌年に咲く花芽が付き始めるので初夏以降に剪定をすると、翌年の花芽を切ったりして花が咲かない恐れがあります。

ジンチョウゲ(沈丁花)の剪定の方法

ジンチョウゲの剪定の方法について、必要な道具と剪定注意点も含めて、ご紹介します。

ジンチョウゲの剪定に必要な道具

剪定道具
ジンチョウゲの剪定に必要な道具は、基本的に剪定バサミと園芸用手袋の2点です。
ジンチョウゲの剪定をする際は、「剪定用」の剪定バサミを用意して剪定をします。
文具用やキッチン用のハサミを使ってジンチョウゲを剪定すると枝を傷めてしまう恐れがあります。
そのため、剪定作業をする際は、事前に剪定バサミを用意してからジンチョウゲを剪定しましょう。

ジンチョウゲの剪定方法

ジンチョウゲの写真

ジンチョウゲの剪定方法について、基本的な弱剪定の「透かし剪定」(枝抜き、間引き)と「小さなサイズにする剪定」の2つの方法をご紹介します。
・基本的な弱剪定の「透かし剪定」(枝抜き、間引き)

ジンチョウゲの「透かし剪定」は、基本的に込み合っている枝や、長く伸びた徒長枝などを取り除きながら、樹形を乱している枝を切って整える剪定方法です。
また、ジンチョウゲは、何もしなくても自然と半円形に樹形がまとまりやすいので、樹形を整える剪定はあまり必要がないです。
しかし、剪定をしないでそのまま放置をしておくと、枝が込み合って樹木の内部の風通しや日当たりが悪くなり、病害虫発生もしやすくなってしまうので、剪定を行いましょう。
また、ジンチョウゲは、大胆に枝を切りすぎてしまうと樹木が弱ったり、枯れたりする恐れがあるので、「弱剪定」で透かし剪定を行います。
ジンチョウゲの透かし剪定の手順は、最初に樹形から飛び出している枝を、枝別れしている枝の付け根から、切ります。
次に、風通しや日当たりを良くするために、枯れ枝、交差枝、長く伸びた徒長枝などの不要な枝を、枝の付け根から切って、間引いていきます。
最後に、小枝は残して剪定を行います。
・「小さなサイズにする剪定」

ジンチョウゲを小さくしたり、株の若返りをしたりしたい場合は、「強剪定」で剪定を行います。
この剪定は、花後に行います。
花後の時期は、新しい枝が伸び出しやすいので樹形も整いやすいです。
また、一度に強剪定をすると、樹木の生育も悪く花もあまり咲かなくなってしまうので、3~4年位の歳月をかけて、毎年少しずつ、小さいサイズに剪定していきます。
この剪定方法は、数年かかりますが剪定後は、小さなサイズのジンチョウゲとして楽しめるので、根気よく剪定を続けましょう。

ジンチョウゲの剪定注意点

ジンチョウゲの剪定注意点は、適切な時期に正しい方法で剪定をしないと、枯れてしまう恐れがあることです。
ジンチョウゲは、間違った時期に剪定をすると、花が咲かなかったり、樹木が弱ったり、枯れたりする恐れがあります。
また、ジンチョウゲの剪定で、太枝をつけ根から切るような強剪定を行うと、樹木を弱めたり枯らしたりする恐れがあります。そのため、剪定をする際は、軽く枝を切り詰める「弱剪定」で、剪定作業をしましょう。
また、ジンチョウゲは、大木の庭木ではなく低木です。
身近な樹種なので、剪定作業が一見簡単そうに思われますが、意外と難しい樹木です。
そのため、自分で剪定をするのに専門知識や経験がなく不安な場合は、専門の造園業者や庭師にお願いしましょう。

造園業者・庭師にジンチョウゲ(沈丁花)を剪定してもらうには?

ジンチョウゲの剪定を自分でする、あるいは造園業者・庭師に依頼するメリット・デメリットについて、紹介します。

≪自分で剪定するメリット・デメリット≫

メリットとデメリット

自分で剪定するメリット

・自分の好みの樹形に仕立てたり樹木の状態を把握したりできます。
・料金が安くできます。
・自分の都合に合わせて剪定できます。

自分で剪定するデメリット

・専門知識がなく間違った方法で剪定をすると、樹木を傷めたり枯らしたりする可能性があります。
・剪定に失敗すると、仕上がりが悪くなります。
・剪定の専門知識、剪定道具、手間、後片づけが必要です。

≪ジンチョウゲの剪定を造園業者・庭師に頼む際の流れ≫

ジンチョウゲの剪定を造園業者・庭師に頼む際の流れは、最初に複数の業者に見積依頼をし、次にできるだけ自分の希望通りの剪定が期待できて見積もりも安い業者を複数見つけ、最後に1業者を選んで依頼することです。
造園業者・庭師に剪定を頼む場合、剪定は職人の経験や嗜好によっても異なります。
そのため、剪定の仕上がりイメージが自分と業者側で異ならないためにも見積もりをお願いする際は、不明な点等を遠慮なく尋ね、剪定や価格が自分に合った業者を選びましょう。

ジンチョウゲの剪定を造園業者・庭師に頼むメリット

・剪定の専門知識、道具類の準備、手間や後片づけ、怪我の心配も不要です。
・剪定の失敗で枯らしたり樹形を乱したりする可能性が低く、花も期待できます。
・ジンチョウゲの木1本でも樹木に適した剪定や美しい樹形の期待ができます。
・放置していて剪定が難しいジンチョウゲでも依頼ができます。
・的確な病気害虫処理も依頼ができます。
・豊富な専門知識と経験があるので相談ができます。

ジンチョウゲ(沈丁花)の剪定は最低価格保証のsmileガーデンへ


自分でジンチョウゲの剪定をするのに専門知識や時間がなく道具の準備等も難しいと思ったら、最低価格保証のsmileガーデンへ依頼しましょう。

smileガーデンが選ばれる理由

smileガーデンが選ばれる理由は、「便利」で「安く」、しかも「上手」の3つが揃った全国No.1チェーンだから安心できることです。
smileガーデンは、依頼が「便利」です。
造園業界No.1の店舗数で全国展開しているのでお客様の最寄りに店舗があり、簡単に庭木1本の剪定でも電話で依頼ができ土日も営業をしているので、迅速に対応してもらえることです。
また、smileガーデンは、料金が「安い」です。
もちろん「見積(出張見積)」は無料です。
また、全店舗が「完全自社施工」なので余分な手数料や中間マージンがないので料金が安いです。
そして、全国No.1チェーン店舗数で展開しているメリットを生かし無駄な経費をカットして、その経費をお客様に還元していることです。
さらに最低価格保証を実施中なので弊社より安い見積もりがあった場合は、相談可能なことです。
さらに、smileガーデンは、剪定が「上手い」です。
この「上手い」理由は、徹底した社員教育と年間20,000件以上の依頼から得た信頼と実績があり、造園経験10年以上あるスタッフが9割以上在職していることです。
また、smileガーデンは、常にお客様の要望する作業に対してプロ知識と経験で安くて「上手い」最適な方法をご提案できることです。

氏永 勝之
監修者 smileグループCEO
株式会社ガーデンメーカー 代表取締役
愛知農園植木苗木株式会社 専務取締役
一般社団法人ガーデンビジネス協会 代表理事
氏永 勝之

愛知県稲沢市生まれ。稲沢市が「日本四大植木産地」であることもあり、幼少期から植木に囲まれて成長。
東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。公園の整備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植栽工事に現場代理人として携わる。

執筆者 お庭の窓口編集部

お庭の窓口編集部です。 社内のお庭のプロたちから助言をいただきつつ、日々お庭について考えています★