手軽に始められる防犯対策の一つとして注目を集めている防犯砂利。しかし、防犯砂利の種類はさまざまで、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、防犯砂利を選ぶ際のポイントや、メリット・デメリット、費用などについてわかりやすく解説します。
後悔しないために、ぜひ参考にしてください!
目次
防犯砂利とは?普通の砂利との違い
防犯砂利は、侵入者を威嚇し防犯効果を高めるために作られた砂利のことです。まずは、防犯砂利の特徴と普通の砂利との違いを知っていきましょう。
防犯砂利の基本的な特徴
防犯砂利には、いくつかの特徴があります。
まずは防犯効果が高いこと。歩いた際に大きな音を出すため、不審者の侵入を躊躇させる効果が期待できます。また、ガラス製の防犯砂利など、割れる際に大きな音を出すものもあり、より一層の威嚇効果が期待できます。
種類が豊富であることも特徴です。素材や色、形状など、さまざまな種類が販売されており、自分の庭や家の外観に合わせて好みの砂利を選ぶことができます。
さらに、施工が簡単であることも魅力のひとつ。普通の砂利と同じように敷き詰めるだけで簡単に敷けるため、DIYで施工費用を削減きるのもうれしいポイントです。
普通の砂利と防犯砂利の違い
普通の砂利と防犯砂利の違いを、より詳しく見ていきましょう。
普通の砂利 | 防犯砂利 | |
目的 | 装飾、土の流出防止 | 防犯 |
素材 | 天然石、砕石など | ガラス、セラミックなど |
音 | 静か | 大きい |
価格 | 安価 | 高価 |
特徴 | 自然な風合い | 踏むと大きな音がする、防犯効果が高い |
施工 | 簡単 | 簡単 |
上の表のように、普通の砂利と防犯砂利は目的、素材、音、価格など、さまざまな点で異なります。
普通の砂利は庭の装飾や駐車場といった幅広い用途に使われます。バリエーションの豊富さと自然な風合いが魅力ですが、防犯効果は期待できません。一方、防犯砂利はリサイクルガラスなどを素材とし、踏むと大きな音が鳴るように設計されています。防犯効果が高いですが、砕けやすいなどのデメリットもあります。
どちらを選ぶかは、庭の雰囲気や重視する点によって異なります。 防犯効果を重視する場合は防犯砂利、自然な雰囲気を出したい場合は普通の砂利を選ぶと良いでしょう。
防犯砂利のメリットとデメリット
防犯砂利の魅力は、防犯効果だけではありません。ここでは、防犯砂利の多様なメリットと、導入前に知っておきたいデメリットについて詳しく解説します。
メリット1:防犯対策としての効果
防犯砂利最大のメリットは、高い防犯効果です。ガラスやセラミックなどの硬い素材で作られた防犯砂利は、上を歩くと大きな音を立てます。
空き巣や泥棒が嫌がる「音」で周囲に存在を知らせ、侵入を躊躇させるだけでなく「防犯意識の高い家」という印象を与えることもできるんです。ガラス製のものは割れる際にさらに大きな音を出すため、より一層の防犯効果が期待できますよ。
さらに、防犯カメラやセンサーと併用することで、よりセキュリティを高めることも可能です。
メリット2:軽量で扱いやすい
防犯砂利は一般的な砂利と比べて軽量なものが多く、女性でも扱いやすいというメリットがあります。
そのため、DIYで手軽に敷き詰めることができ、大規模な工事が必要ありません。軽量であるため、既存の庭や駐車場に重ねて敷くこともできます。
メリット3:デザイン性が高く見た目が良い
防犯砂利は単なる防犯グッズにとどまらず、庭や玄関を美しく彩るアイテムとしても注目されています。
ガラスやセラミック製のものは光を反射してキラキラと輝き、高級感を演出します。また、色や形状も豊富に揃っているため、庭の雰囲気に合わせて選ぶことができます。
メリット4:環境に優しくエコ
実は防犯砂利の中には、リサイクル素材を使った製品が多くあります。廃ガラスを高温で溶かして固めたり、廃瓦を砕いてチップ状にしたりと、本来捨てられるはずだった素材を再利用しています。
環境に配慮した製品を取り入れることで、自分自身も環境負荷の軽減に貢献することができますよ。
メリット5:雑草対策にもなる
防犯砂利には、防草対策にもなるというメリットがあります。普通の砂利と同様に、敷くだけで雑草が生えにくくなり、草むしりや除草剤散布の手間を減らすことができます。
さらに、防犯砂利の下に防草シートを敷けば、より効果的に雑草の発生を抑えられます。防草シートは隙間が少ない高密度の製品がおすすめ。防犯砂利を組み合わせることで、防草シートの劣化を遅らせるというメリットもありますよ。
メリット6:靴が汚れにくい
防犯砂利は、むきだしの地面とくらべて靴が汚れにくいです。防犯砂利があると靴が土に接しないためで、靴だけでなく車も泥はねしにくくなります。雨水によって家の外壁に泥が跳ねるのも防いでくれますよ。
また、玄関先の防犯砂利は室内への泥汚れの持ち込みを防ぎ、清潔な状態を保つことができます。
デメリット1:軽い素材は砕けやすく飛び散りやすい
防犯砂利の多くは軽量で扱いやすいことがメリットですが、その反面、砕けやすいというデメリットも持ち合わせています。
特にガラスやセラミック製のものは歩行や雨風で破損し、小さな破片が周囲に飛び散る可能性があります。その場合には周囲の庭や花壇を汚染したり、誤って踏めば怪我をしてしまったりといったリスクも。小さな子供やペットがいるご家庭では、ガラス製は避けることをおすすめします。
また、防犯砂利は減ってきたら補充しなくてはいけません。防犯砂利の下の土や防草シートがむきだしになってしまうと防犯効果も景観も損ねますので、日頃からボリュームをチェックし、減っていれば補充を行いましょう。
デメリット2:掃除が難しい場合がある
防犯砂利は隙間が多く、その中に土やゴミが入り込みやすいという特徴があります。
特に雨のあとなどは泥がこびりついてしまい、掃除が大変になることも。また、ガラス製のものは砕けた破片が細かい粉塵となり、掃除機で吸い取ることが難しくなります。専用の清掃道具が必要になる場合もあります。
デメリット3:除草シートが必要
防犯砂利は雑草が生えにくいというメリットがありますが、完全に雑草を防ぐことはできません。
防草シートを下に敷けば高い防草効果ときれいな見た目が期待できますが、防草シートの施工という追加の費用と手間がかかります。一度設置した防犯砂利をどかすのは大変なので、防草シートも一緒に敷くかどうか、よく検討しましょう。
デメリット4:怪我のリスク
防犯砂利は固く、滑りやすいというデメリットがあります。雨の日や湿気の多い日は、特に滑りやすく転倒のリスクが高まります。
ガラス製のものは割れた際にするどい破片になります。転んだ際に手を付いたり、しりもちをついたりと、体が接触することで怪我をする危険性があります。防犯砂利はあまり歩かない場所に敷くか、十分に注意して歩きましょう。
デメリット5:大きな音が出て近隣に迷惑となる可能性
防犯砂利は、上を歩くと大きな音が出るように作られています。不審者を威嚇する効果がありますが、その音が近隣住民に迷惑となる可能性があります。
特に、集合住宅や戸建て住宅が密集している地域では、夜間の騒音問題に発展する可能性も。導入する際は、防犯効果と近隣との関係性のバランスを考慮する必要があります。
防犯砂利の種類と特徴
防犯砂利にはさまざまな種類があります。素材によって特徴やメリット・デメリットがあるため、ご自身の庭や家の状況に合わせて選ぶことが大切です。ここでは、代表的な4種類の防犯砂利と、おすすめ商品について解説します。
ガラス製
ガラス製の防犯砂利は、最も一般的な種類のひとつです。透明感のある美しい見た目と、歩くと大きな音を出すのが特徴です。
ガラスが砕ける際の鋭い音は、不審者を威嚇する効果が高いと言われています。ただし、割れやすいという点がデメリットとして挙げられます。また、直射日光にあたると光を集めて周囲の物を焦がす可能性があるため、注意が必要です。
おすすめ商品:アイリスオーヤマ 防犯防草のジャリ
アイリスオーヤマが販売している「防犯防草の砂利」は、その名のとおり防犯だけでなく防草の効果も兼ね備えた製品です。
リサイクルガラスから生まれた環境にも優しい防犯砂利で、高温で焼成した軽石のような質感が特徴的。薬剤不使用なのもうれしいポイントで、雑草対策も同時に行いたい方におすすめです。
- 商品名:防犯防草のジャリ
- 販売:アイリスオーヤマ
- 素材:発泡石(リサイクルガラス)
- 使用目安(約):1㎡当たり40L
- カラー展開:3色ミックス / ブラウンミックス / ホワイト
セラミック製
セラミック製の防犯砂利はガラス製にくらべて耐久性が高く、割れにくいのが特徴です。また、デザイン性も高く、さまざまな色や形状の製品から選ぶ楽しみがあります。
価格はやや高い傾向にありますが、重さがあり雨風が強い日でも飛びにくいため、こまめに補充する必要はありません。
セラミック製の防犯砂利は高い耐久性と防犯効果が期待できますが、ガラス製と同じく、直射日光に当たると高温になる可能性があります。
おすすめ商品:株式会社トコナメエプコス 防犯砂利(セラチップ)
株式会社トコナメエプコスの防犯砂利(セラチップ)は、「ガイシ」とよばれる素材を使った環境に優しい製品です。ガイシは送電線などを支えるための陶器製の部品。株式会社トコナメエプコスの防犯砂利は、その製造過程で出た端材や役目を終えたものを再利用して作られています。
音の大きさは約72デシベルと申し分なし。不審者の侵入を効果的に知らせ、犯罪を未然に防ぐことができます。
- 商品名:防犯砂利(セラチップ)
- 販売:株式会社トコナメエプコス
- 素材:ガイシ
- 使用目安(約):1㎡当たり50L~60L
- カラー展開:ー
天然石・溶岩製
天然石や溶岩製の防犯砂利は、自然素材ならではの温かみと重厚感が特徴です。耐久性が高く、粒が割れにくいため長期間の使用が可能。ガラスやセラミック製にくらべて環境への負荷が少ないという点も魅力です。
ただし、踏んだときに鳴る音は小さい傾向にあります。ガラスやセラミック製に比べて防犯効果がやや劣る場合があります。
おすすめ商品:マツモト産業 防犯の砂利
マツモト産業の「防犯の砂利」は、丈夫で長期間にわたって防犯効果を発揮する天然石製。一粒一粒のサイズが大きめで重さもあるため、風で散らかる心配が少ないです。
天然石は踏んだ時の音が小さめですが、マツモト産業の「防犯の砂利」は約74デシベルの音が鳴ります。この数値はなんと掃除機や電話のベル、目覚まし時計が鳴るのと同じぐらいの大きな音で、犯罪を未然に防ぐ高い効果が期待できます。
- 商品名:防犯の砂利
- 販売:マツモト産業
- 素材:天然石
- 使用目安(約):1㎡当たり40L~50L
- カラー:ー
瓦製
瓦製の防犯砂利は、古くから使われてきた建材である瓦を再利用したものです。環境への負荷が少なく、リサイクルの観点からも注目されています。
瓦は硬く耐久性が高いため、長期間使用できるのも魅力的です。他の素材に比べてデザイン性に欠ける場合があり、庭の雰囲気と合わない可能性もあります。
おすすめ商品:瓦チップ 瓦ック(旧セラテール)
「瓦ック」は、島根県産の伝統的な瓦「石州瓦」の製造過程で生まれた端材を、環境に配慮してリサイクルしたセラミック砂利。太陽の光を反射しにくく、熱を吸収しにくい性質を持つため、駐車場などの照り返し対策にもおすすめです。
多孔質で保水性が高い一方で透水性にも優れているため、打ち水効果や水たまりができにくいといったメリットも。ナチュラルな風合いはさまざまな雰囲気の庭にマッチします。
- 商品名:瓦チップ 瓦ック
- 販売:東幸建設株式会社
- 素材:石州瓦
- 使用目安(約):1㎡当たり60L~80L
- カラー展開:ー
防犯砂利の選び方のポイント
防犯砂利は種類や素材が豊富で、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いでしょう。せっかく防犯対策として導入するなら、後悔のないように選びたいものです。ここでは、防犯砂利を選ぶ際に注意すべきポイントをいくつかご紹介します。
素材の特徴を理解する
防犯砂利は、ガラス、セラミック、天然石、溶岩などさまざまな素材から作られています。素材にはそれぞれの特徴やメリット・デメリットがあり、たとえば、ガラス製は音が大きく防犯効果が高いですが、割れやすいというデメリットがあります。
一方で天然石は耐久性が高く、自然な風合いが魅力ですが、音が小さい製品が多いです。ご自身の庭の雰囲気や重視するポイントに合わせて、最適な素材を選びましょう。
音の大きさを確認する
防犯砂利の最大のポイントは、歩いた際に大きな音を出すことです。音の大きさは防犯効果を左右する重要な要素のひとつ。商品によっては、デシベルで音が表示されているものもあります。
防犯効果を重視する場合は、できるだけ大きな音がするものを選びましょう。ただし、近隣への配慮も忘れず、夜間の静けさを保てる範囲で選ぶようにしましょう。
重さと耐久性を確認する
防犯砂利の重さは、施工のしやすさや、風で飛ばされる可能性に影響します。軽量なものは扱いやすいながら風で飛ばされやすいというデメリットがあり、重いものは施工が大変ですが、安定感があり、長期間使用できます。
また、耐久性も重要なポイントです。頻繁に交換する必要がないよう、耐久性の高いものを選びましょう。
デザイン・色が外観に合うかをチェック
防犯砂利は、防犯効果だけでなく庭の見た目も大きく左右します。家の外観や周りの植栽との調和を考えたうえでデザインや色を選びましょう。
最近はさまざまな色や形状の防犯砂利が販売されていますので、お気に入りのデザインを見つけることができるでしょう。
敷くスペースと費用を見積もる
防犯砂利を敷く面積や使用する量によって、費用は大きく変わってきます。事前に敷きたい場所の面積を測り、必要な量を計算しましょう。
また、防草シートや下地工事など、追加で費用がかかる場合もあります。事前に予算を立てて、自分に合った防犯砂利を選びましょう。
防犯砂利を敷く場所と施工のコツ
防犯砂利を敷く場所によって、その効果は大きく変わります。また、施工方法によっても防犯効果や見た目に違いが出てきます。ここでは、防犯砂利を効果的に活用するための場所選びと施工のコツについて詳しく解説します。
防犯効果を高めるために敷く場所の選び方
防犯効果を最大限に引き出すためには、設置場所を慎重に選ぶことが重要です。
一般的に窓から見えにくい死角となる場所や、侵入経路になりやすい場所に敷くのが効果的です。たとえば玄関の脇やベランダ、勝手口、裏口、フェンス沿いなど。これらの場所に防犯砂利を敷くことで、不審者の侵入を遅らせ、音を立てて周囲に知らせることができます。
人目に付く場所 vs 人目に付きにくい場所
防犯砂利は人目に付きにくい場所に敷くことで効果を発揮しますが、庭全体に敷き詰めることで防犯効果をさらに高め、統一感のあるデザインにすることもできます。
人目に付きやすい場所に敷く場合は、デザイン性の高いものを選ぶことで庭のアクセントにすることもできます。
防犯砂利を敷くための施工のコツ
防犯砂利を敷く際は、以下の点に注意して施工を行いましょう。
- 下地作り:敷く場所の地面を平らにし、雑草や石を取り除きます。そのあとに防草シートを敷くことで雑草が生えるのを防ぎ、防犯砂利の寿命を延ばすことができます。
- 厚み:製品にもよりますが、防犯砂利は3~5cm程度の厚みに敷き詰めるのが一般的。厚みが薄いと音が小さくなり、防犯効果の低下につながってしまいます。
防犯砂利が隙間だらけだったり、防草シートが一部だけむきだしになったりしている状態も景観としてよくありませんので、製品ごとに適した厚みを保つように心がけましょう。 - 排水:防犯砂利は水を良く通す素材で作られているものがほとんどですが、排水性を高めるために、わずかな傾斜をつけるのがおすすめです。
防犯砂利の費用相場と安く抑える方法
防犯砂利の導入を検討する上で、気になるのが費用ですよね。防犯砂利の費用は、種類、量、施工方法などによって大きく異なります。ここでは、防犯砂利にかかる費用相場と、費用を安く抑えるためのコツについて解説します。
自分で敷く場合の費用相場
自分で防犯砂利を敷く場合の主な費用は、防犯砂利の購入費用と、防草シートなどの資材費になります。防犯砂利の種類や量によって費用は変動しますので、気になる製品や種類の相場を事前確認し、比較したうえで検討するのがおすすめ。防草シートや防草シート設置のための道具なども必要となります。
業者に依頼する場合の費用相場
業者に防犯砂利の施工を依頼する場合、防犯砂利の購入費用に加えて、施工費、処分費などがかかります。施工面積や使用する防犯砂利の種類、下地処理の有無などによって大きく異なりますので、しっかりと希望を伝えたうえで、見積を出してもらいましょう。
費用を安く抑えるコツ
防犯砂利の費用を安く抑えるためには、以下の方法が考えられます。
- DIYで防犯砂利を敷く:自分で施工することで人件費を削減できます。ただし、体力と時間がかかるため、事前にしっかりと計画を立てておくことが大切です。
- 安い時期に購入する:ホームセンターやネットショップでは、季節の変わり目やイベント時に防犯砂利が割引されることがあります。在庫処分などで破格で売られることもありますので、こまめに情報をチェックし、お得な時期に購入しましょう。
- 必要な量だけ購入する:余分に購入してしまうと、費用が無駄になってしまいます。防犯砂利や防草シートを敷きたい場所を事前にしっかり図り、必要な量だけ購入するようにしましょう。
- 比較検討する:複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することで、よりお得な業者を見つけることができます。
防犯砂利に関するよくある質問(FAQ)
防犯砂利の導入を検討されている方から、よくいただく質問をまとめました。防犯砂利についてより深く理解したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
防犯砂利は本当に効果があるのか?
防犯砂利は、その名のとおり防犯を目的として作られたアイテムです。歩くと大きな音を立てるため、不審者を威嚇し、侵入を躊躇させる効果が期待できます。
ただし、防犯砂利だけでは完璧な防犯対策とは言えません。防犯カメラやセンサーなどの他の防犯対策と組み合わせることをおすすめします。
防犯砂利のデメリットは対策できる?
前途したとおり、防犯砂利には砕けやすい、掃除が大変、近隣に迷惑になる可能性など、いくつかのデメリットが挙げられます。
ただし、これらのデメリットは適切な素材を選んだり、施工方法を工夫したりすることで、ある程度対策することができます。たとえば耐久性の高い素材を選ぶ、防草シートを敷く、砕けた破片をこまめに掃除するなど、さまざまな対策が考えられます。
防犯砂利の選び方で最も重要なポイントは?
防犯砂利を選ぶ上で最も重要なポイントは、防犯効果とデザイン性を両立させることです。
防犯効果を高めるためには、音が大きく、耐久性のある素材を選ぶことが重要です。そのうえでデザイン性も考慮し、庭の雰囲気に合ったものを選ぶことで、より快適な空間を作ることができますよ。予算や施工のしやすさなども加味し、総合的に判断することが重要です。
まとめ|防犯砂利を選ぶ際のポイントを押さえて後悔しない選択を
防犯砂利選びで後悔しないためには、ご自身の庭の雰囲気や重視する点をはっきりさせること、素材ごとの特徴をよく理解することが大切です。目的や施工場所、素材それぞれのメリットやデメリットを知っておくことで、防犯砂利選びはより楽しいものになります!
また、費用について事前に把握しておくも忘れてはいけません。防犯砂利の費用は、種類、量、施工方法などによって大きく異なります。事前に予算を立て、自分に合った防犯砂利を選びましょう。DIYで施工するのか、業者に依頼するのか、どちらを選ぶかによっても費用や手間が大きく変わってきます。
防犯砂利は、適切な選び方をすることでセキュリティを高めるだけでなく、庭のデザイン性を向上することもできます。後悔のない防犯砂利選びをして、庭づくりをより楽しんでくださいね。
静岡県御殿場市の土建屋に生まれ、大型重機が大好きな子供時代を送る。
建築に憧れ、三重短大で住環境を学ぶ。新卒でハウスメーカーFC工務店の「インテリアプランナー」に応募するも、社長の勘違いで募集したかったのはなんと「エクステリアプランナー」!!
ハウスメーカーで個人住宅のエクステリアを担当。その後、ゼネコン住宅事業部のインテリアプランナー、植木屋の外構プランナーを経て、現在は(株)ガーデンメーカーで営業設計を務める。
植物とコーヒーを愛するWebライター。園芸好きの一家に生まれ、幼いころから花と緑に囲まれて育ちました。現在の住まいでは、ナチュラルな雑木の庭を目指して試行錯誤中です。 趣味はガーデニング、家庭菜園、メディカルハーブ。子どもと一緒に植物のある暮らしを楽しんでいます。