今や車は人を移動させるための道具ではなく、資産や財産として大切に扱われています。
そんな大切な愛車を安心して保管するためのスペースに欠かせないシャッターゲート。
ここではシャッターゲートにはどんな種類があるのか、取り付けにはどれぐらいの費用がかかるのかを徹底解説します。
シャッターゲートの設置をお考えの方はぜひご参考にしてください。
目次
シャッターゲートってどんなもの?
シャッターゲートとはアーチ部分とシャッターを一体型にした車庫前ゲートです。
アルミフレームのスタンダードタイプのほかに下地ボードや木調パネルなどと組み合わせて意匠性を高めたタイプもあります。
シャッターゲートとはどんな役割を持っているのでしょうか。
ここでご説明します。
シャッターゲートは防犯性を高めます。
外部とガレージをシャッターで隔てて、車に不審者を寄せ付けないので、窃盗やいたずらの被害にあう可能性が大きく減ります。
シャッターゲート中の車は高級感がある?
シャッターゲートのあるガレージに入っている車は大切に扱われているという印象を与えます。
見た目に高級感もあり、これはシャッターゲートの大きな魅力と言えるでしょう。
シャッターゲートにはどんな種類があるの?
近年はデザイン性の高いさまざまなシャッターゲートが販売されています。
ここでその種類をご紹介します。
上下方向に可動するシャッターゲート
もっともポピュラーなシャッターゲートです。
左右方向に可動するタイプと違ってサイドに引き込みスペースがいらないため、ガレージの間口に余裕がない場合でも設置できます。
シャッターは主に下記の3種類から選べます。
○シースルー型
シャッターが格子状になっていて、中の様子が見えるタイプです。
圧迫感を与えず、閉鎖的な印象にもならず、エクステリアの雰囲気を損ないません。
○コンビ型
シャッターの上部はシースルー型、下部は目隠し型になっているタイプです。
開放感は確保したまま、ナンバープレートなど車の情報は外部にわかりにくいので、シースルー型と目隠し型のいいところを持ち合わせたタイプと言えるでしょう。
価格もシースルー型、目隠し型より少し高くなることが多いようです。
○目隠し型
シャッターに隙間がなく、外から中の様子が見えないようになっているタイプです。
プライバシーをしっかり確保でき、防犯性も高いタイプです。
左右方向に可動するシャッターゲート(伸縮式)
アコーディオンのように竪格子が伸縮するゲートです。
左右どちらにも開閉することができます。
デザイン性が高く、和風建築にもマッチします。
左右方向に可動するシャッターゲート(折れ戸式)
屏風のように扉が畳まれて収納されるゲートです。
伸縮式に比べると扉の引き込み幅がコンパクトです。
扉が上吊り式なので開閉する時の音も静かでスムーズに操作できます。
シャッターは下記の4種類から選べます。
- 横格子タイプ
- たて格子タイプ
- たて太格子タイプ
- ルーバータイプ
シャッターゲートの価格相場
シャッターゲート設置にかかる費用はいくらぐらいでしょうか。
シャッターや設置場所、手動か電動かにより大きく異なります。
車の中からリモコンで操作できる電動タイプを選ばれる方が多いようです。
ここではタイプ別に費用をご紹介します。
上下方向に可動するシャッターゲート
〇三協アルミパレオA型アルミフレームタイプ(1台)・手動式
工事費込み950,000円~1,250,000円
〇三協アルミパレオA型アルミフレームタイプ(1台)・電動式
工事費込み1,200,000円~1,500,000円
〇三協アルミパレオA型アルミフレームタイプ(2台)・電動式
工事費込み1,800,000円~2,100,000円
左右方向に可動するシャッターゲート(伸縮式)
〇三協アルミライアーレ1型細格子(1台)アルミ色タイプ・手動式
工事費込み600,000円~900,000円
〇三協アルミライアーレ1型細格子(1台)アルミ色タイプ・電動式
工事費込み1,000,000円~1,300,000円
〇三協アルミライアーレ1型細格子ワイド(2台)アルミ色タイプ・手動式
工事費込み1,200,000円~1,500,000円
〇三協アルミライアーレ1型細格子ワイド(2台)アルミ色タイプ・電動式
工事費込み1,700,000円~2,000,000円
左右方向に可動するシャッターゲート(折れ戸式)
〇三協アルミサイドーレR1型横格子(1台)アルミ色タイプ・手動式
工事費込み600,000円~900,000円
〇三協アルミサイドーレR1型横格子(1台)アルミ色タイプ・電動式
工事費込み1,500,000円~1,800,000円
〇三協アルミサイドーレR1型横格子ワイド(2台)アルミ色タイプ・手動式
工事費込み1,300,000円~1,600,000円
〇三協アルミサイドーレR1型横格子ワイド(2台)アルミ色タイプ・電動式
工事費込み2,150,000円~2,500,000円
シャッターゲートの設置にはこんなところにも注意しましょう
ガレージを設置する時には、建築確認申請が必要になるケースがあります。
申請せずに設置してしまうと違法建築物になってしまうケースもあるので、事前にしっかり確認しておきましょう。
建築確認申請が必要となるケース
土地に定着する工作物のうち、屋根および柱、もしくは壁を有するもの(これに類する構造のものを含む)となっています。
カーポートやガレージはこの構造物に当てはまりますので、基本的には建築物として扱われます。
建築確認申請が除外されるケース
床面積が10㎡未満で、防火地域および準防火地域ではない地域は、建築確認申請が不要となるケースがあります。
お住まいの地域が防火地域・準防火地域かどうかわからない場合は、お住まいの区役所・市役所で確認できます。
建築確認申請の方法
建築確認申請は建築主の名前で申請するものです。
建築地の付近見取図、立面図、敷地配置図などの提出が必要になり手続きが少し煩雑なことから、ご自身で行うのが難しい場合は建築士や専門知識のある方に依頼されることをおすすめします。
まとめ
シャッターゲートは防犯性が高いだけではなく、ご自宅によりラグジュアリーな雰囲気を醸し出してくれるエクステリアです。
ご自宅に戻った車をシャッターゲートが迎えてくれる。
そんな素敵な日常を味わってみませんか?
お庭のデザインなら、スマイルガーデンへ
静岡県御殿場市の土建屋に生まれ、大型重機が大好きな子供時代を送る。
建築に憧れ、三重短大で住環境を学ぶ。新卒でハウスメーカーFC工務店の「インテリアプランナー」に応募するも、社長の勘違いで募集したかったのはなんと「エクステリアプランナー」!!
ハウスメーカーで個人住宅のエクステリアを担当。その後、ゼネコン住宅事業部のインテリアプランナー、植木屋の外構プランナーを経て、現在は(株)ガーデンメーカーで営業設計を務める。