「門柱が自宅の庭のどこよりも一番大事」ということを知っていますか?
自宅の正面であり、人が最初に目にする場所なので、外構工事では最も重視する場所なのです。
今回は庭の重要箇所である門柱・門塀のおすすめなおしゃれなデザインを紹介します!

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目次

門柱・門塀とは?

そもそも「門柱(もんちゅう)」と「門塀(もんぺい)」とは何か疑問に思う方もいるでしょう。

まず建物の周囲をぐるりと一周した塀を「門塀」、その内側のプライベート空間である敷地と外部の境界線にある、壁状の構造物を「門柱」と呼びます。
門柱は建物の顔となるような部分で、門塀は建物と外部の仕切りになります。

特に門柱は、訪問者を出迎えるための場所なので、住宅においてはおしゃれなデザイン性の高いものにしたいですよね。

機能門柱とは?

門柱には、建物の正面にあるので、表札やインターホン、ポストなどさまざまなアイテムや機能があると便利です。

アイテムや機能がついた門柱のことを「機能門柱」と呼び、各メーカーが様々な商品を販売しています。

現場施工の門柱・門塀とは?

門柱や門塀には、予め工場で作られた既製品を使用するもの以外にも、その場で職人さんが作り上げる「現場施工型」のものがあります。

プロの職人が手作りで仕上げるため、オリジナルのものができ個性のある門柱と門塀ができるでしょう。

門柱・門塀のメリットとデメリットを紹介

門柱・門塀の工事を依頼する前に、メリットとデメリットを知っておくと、失敗や後悔といったことが起きずに済みます。

またそのほかにも考えるべき点もあります。

ご自身が住まわれている住宅のスペースは広いか、狭いか?目の前の交通状況は多いか、少ないか?などと考えてみるとよいでしょう。
おしゃれで便利そうな門柱と門塀ですが、必要としない住宅もあります。

ガレージや住宅にアイテムや機能がつけられるほか、生垣などで住宅を建物を囲むこともできるので、場合によっては必要ないかもしれません。

失敗すると邪魔や圧迫感を感じることもあるで、ぜひ一度は検討して依頼をしましょう。

3つのメリット

メリット①安全で防犯対策になる

私有地と外部の境界部にあるため、訪問者が私有地に入らずに用件を済ませることできます。

訪問者が来ても人との距離を一定に保つことができ、身の安全と確保ができるでしょう。

また、もし不審者が現れても、私有地内に入りにくくなることが挙げられます。
メリット②機能をつけると便利

門柱にインターホンや郵便ポスト、照明を設置することで、人が敷地に入らずに済み、照明によって足元の明かりのほか防犯効果などもあります。

最近では宅配ボックスも設置できる門柱もあるので、再配達といったことも起きずに済みますよ。
メリット③個性ある住宅になる

豊富なデザインや材質があるので、選んだものによっては住宅の雰囲気を華やかでおしゃれに仕上げることも可能でしょう。

3つのデメリット

デメリット①コストが高い

既製品、現場施工型のものとありますが、どちらもコストは高く付きます。

少なくとも10万円以上は見積もる必要があるでしょう。
デメリット②庭の解放感を感じられない

門柱と門塀と設けることで、家と外部をくっきり分けられ、プライベート空間を確保できます。

しかし、一方で視界を遮るので庭を狭く感じさせる場合が少なくありません。

大抵は無機質素材で仕上げるので、開放感がなく圧迫感を感じることもあるでしょう。
デメリット③時間のロス

ポストが家と離れているので取りに行く手間や時間がかかったり、門扉がついていれば、外出時の開閉や施錠などする必要があり、急いでいる時は大変かもしれません。

しかし、この点については不便に感じにくいことでもあるので、慣れれば問題はないでしょう。

門柱をおしゃれにするおすすめ9選

機能門柱

機能門柱の写真

さまざまな便利なアイテムや機能がついた門柱。

メーカー各社から多く販売させているので、豊富なデザインや機能性から好みのものを選びやすいでしょう。

コンパクトサイズもあるので、必要なものだけを選んで限りあるスペースで設置が可能です。
種類が豊富ですが、ありふれたデザインが多いです。

オリジナル性には乏しく、設置する箇所を間違えるとかえって邪魔になる場合もあるのがデメリット。

化粧ブロック

門柱・門塀の中では、比較的安価で立派なものが作れ、デザインも豊富です。

また、中に鉄筋を入れて施工するので、強度のある耐久性に優れた門柱・門塀といえます。

メンテナンスを行う頻度も少なく済みますよ。
デメリットとしては、白華現象と呼ばれる、コンクリート独特の問題が発生。

モルタルやセメントを使っているので、雨風によって表面が白い模様になります。

塗り壁(ジョリパット仕上げ)

ジョリパット仕上げの写真

左官によって仕上げられる塗り壁は、よりユニークでオリジナル性の高いものが作れます。

モルタルを使って作業を行いますが中でもジョリパットと呼ばれる仕上げ材を使うことで、色や表面の仕上げが豊富になるほか、ひび割れといった現象が起きにくいです。
手作業で行うため時間とコストがかかることがデメリット。

また吸収性が高く雨による水分でシミが壁の表面に出る可能性があります。

タイル


シックさのあるモダンなデザインが可能。

焼き物なので汚れやキズに強い加工処理もされています。

外部からの強い衝撃がない限り、とても強度な耐久性を持っている材質でしょう。
コストが高いことが大きなデメリットで、コーナー部に使うような役物タイルは平物タイルよりも高い場合があります。

しかし、一部だけをタイル張りにして、あとは別の素材などと組み合わせるとコストは安く済むでしょう。

アルミ角柱

アルミ質の角柱を並べて、門柱や門塀をつくります。

既製品を使うので、デザインは自分好みのものが選べます。

また、柱同士にスペースを設けて施工することで、透け感のある目隠しができ、圧迫感を感じにくいでしょう。
高さなども角柱ごとに調整して設置でき、便利です。

しかしそれぞれが独立しスペースを設けて設置することが多いので、外部からの侵入を許す可能性があります。

枕木

ヒノキやブナなどを使った枕木で門柱を建てると、非常に落ち着きのある雰囲気があります。

また時間が経つことで、風情ある姿になるので、時間の経過と共に美しい仕上がりになりますよ

自然素材でできているため、雨風が当たることで腐り、見た目の悪さや危険が生じるのがデメリットでしょう。

施工する際は、水が溜まるような土や地面は避けて設置しなければなりません。

コンクリート打ちっぱなし

クールでシンプルな印象を持たせるコンクリートの打ちっぱなし門柱はスタイリッシュなデザインといえます。

施工の仕方によって仕上げのデザインが変わることが特徴。

コンクリートを立ち上げる際に型枠と呼ばれる材を用いることで、表面に模様が出てシンプルな仕上がりになります。
時間と共にひび割れや角隅の欠けが出てくるほか、汚れが目立つことがデメリットとして挙げられます。

ガビオン

ロックガーデン風の庭を作るにはふさわしいガビオンの門柱は、住宅ではあまり見かけない個性のあるデザインでしょう。

鉄製のメッシュやワイヤーを使って囲いを作り、中に石を入れて施工していきます。

そのため、曲線を描くようなデザインができるほか、植物を使ってグリーンウォールもできますよ。
あくまでモニュメントのような役割なので、土壌の土留めはできません。

レンガ

レンガを積むことで、ヨーロッパ風なおしゃれな門柱ができます。

色も現在では豊富にあり、赤だけではないピンク系や白系や黒系などといった色もありますよ。

また時間が経つことで、味わいのある風貌となり優しい雰囲気もあるでしょう。
横揺れの力には弱いので、しっかりとした基礎づくりができていないと、大きな力が加わった際に倒壊の恐れがあります。

注意したいデメリットといえるでしょう。

門柱・門塀工事ができる業者は?

門柱・門塀工事ができる業者をお探しなら、smileエクステリアがおすすめです。

smileエクステリアは、全国でも珍しいトータルガーデンプロデュース企業であるsmileグループに属していますので、外構だけでなく植栽やお手入れなども含めた総合的な提案が可能です!

まとめ

お気に入りの門柱や門塀は見つかりましたか?
さまざまな種類やメーカー品が出ていることから、非常に好みのものを選びやすいのではないでしょうか。

しかし、それぞれにはメリット・デメリットが必ずあり、今回挙げたこと以外にも、設置後に起きることも考えられるので、必ず業者の方と相談や質問をしてから依頼しましょう。

ぜひあなただけの庭を作ってくださいね!

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高杉 有希子
監修者 エクステリアプランナー 高杉 有希子

静岡県御殿場市の土建屋に生まれ、大型重機が大好きな子供時代を送る。
建築に憧れ、三重短大で住環境を学ぶ。新卒でハウスメーカーFC工務店の「インテリアプランナー」に応募するも、社長の勘違いで募集したかったのはなんと「エクステリアプランナー」!!
ハウスメーカーで個人住宅のエクステリアを担当。その後、ゼネコン住宅事業部のインテリアプランナー、植木屋の外構プランナーを経て、現在は(株)ガーデンメーカーで営業設計を務める。

執筆者 柴﨑光一

建築・インテリア学科卒の造園士×Webコンテンツクリエイター。 東京で建築、カナダのトロントで造園、その後カナダのハリファックスの大自然で植物と戯れながら、植物・庭・ガーデニングのWebコンテンツクリエイターを開始。 現在はヤシの木を主体とするドライガーデンの造園士とWebコンテンツ・ガーデニング商品の監修者としても活動中。日本での建築とカナダでの造園の経験に加え、趣味の植物やコケの収集、植物アート作りを生かして、 みなさんに植物や庭の魅力をお届けします。