住宅を周り囲むフェンス。
デザインや機能面などさまざまにあって、どれが良いのか、わかりにくいですよね。
フェンス選びは、求める役割と性能を決めてから、デザインを選ぶことがコツ。
ここでは、フェンス設置を検討している方におすすめの種類を紹介します!

お庭のリフォーム専門店

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高杉 有希子
監修者 エクステリアプランナー 高杉 有希子

静岡県御殿場市の土建屋に生まれ、大型重機が大好きな子供時代を送る。
建築に憧れ、三重短大で住環境を学ぶ。新卒でハウスメーカーFC工務店の「インテリアプランナー」に応募するも、社長の勘違いで募集したかったのはなんと「エクステリアプランナー」!!
ハウスメーカーで個人住宅のエクステリアを担当。その後、ゼネコン住宅事業部のインテリアプランナー、植木屋の外構プランナーを経て、現在は(株)ガーデンメーカーで営業設計を務める。

執筆者 柴﨑光一

建築・インテリア学科卒の造園士×Webコンテンツクリエイター。 東京で建築、カナダのトロントで造園、その後カナダのハリファックスの大自然で植物と戯れながら、植物・庭・ガーデニングのWebコンテンツクリエイターを開始。 現在はヤシの木を主体とするドライガーデンの造園士とWebコンテンツ・ガーデニング商品の監修者としても活動中。日本での建築とカナダでの造園の経験に加え、趣味の植物やコケの収集、植物アート作りを生かして、 みなさんに植物や庭の魅力をお届けします。

目次

フェンスの目的は?


フェンスの大きな役割は、住宅で暮らす快適さの向上と安全性の2つ。
 

快適さの向上は、私有地とそれ以外の境界線を明瞭化、目隠し効果によるプライバシーの保護、そして、住宅と見栄えよく上手に組み合わせることで、建物の調和が図れます。
 

安全性は不法侵入等の防犯効果に加え、幼児等の転落防止、防風・防塵などの役割もあります。
住居に安全に暮らすために必要なエクステリアアイテムの一つですよ。
 

【目的別】目隠しフェンスの工事方法と種類

 
目隠しフェンスは私有地と外との空間を仕切るため、道路との境界線に建てられることが多いです。
その分、崩れてトラブルが発生しないよう、安全性のあるフェンスを建てなければなりません。
 

フェンスをただ地面に差して建てるのではなく、コンクリートを使って強度のあるフェンスを作ることが一般的。
工事方法やフェンスの種類もいくつかあるので、目的や予算、デザインなどさまざまな点を考慮した上で、フェンス工事を依頼、もしくは作業するべきでしょう。
 

 

基礎が独立基礎か現場打ちの基礎

 
フェンスを設置するときは、コンクリート基礎工事をしてから建てていきます。
フェンスを地面に差す、置くだけでは、倒壊の恐れがあり、とても危険です。
あらかじめ土を掘削したあとにコンクリート基礎を置くか、現場で施工してから設置していきます。
 

基礎には主に2つのタイプがあります。
工場であらかじめ作られた既製品のコンクリートブロックを基礎とする独立基礎と、職人がその場でコンクリート基礎を作る現場打ちの基礎です。
 

どちらもフェンスが倒壊しないような技術が必要になる作業ですよ。
 

木目調フェンス

 

木目調フェンスの写真

木目調フェンスは、ナチュラルな雰囲気を作れるような木目のデザインがされたフェンス。
アルミという堅くて、クールな印象を、木目というデザインでより暖かみのある仕上がりになります。
 

木目調フェンスは値段が少し高いので、外から見えるような入り口の周囲に部分的使うのが安くなる賢い選択ですよ。
 

2段仕様フェンス

 
2段仕様フェンスは、フェンスの高さを高くしたい方におすすめ。
通常のフェンスは1段取り付けるだけでは、高くても2m弱の高さです。
2階部の窓が、外からの視線が気になる方は、2段3段と高く積んで、3mぐらいの高さにすると、気になる視線がなくなるかもしれません。
 

高くなると、光が差し込みにくくなったり、圧迫感を感じることがあるので、調整しながら選ぶと良いです。
 

アルミフェンス

 
アルミフェンスは多くの住宅で使用されているフェンスではないでしょうか。
アルミフェンスの良さは、何よりとても安いこと!フェンスを長く建てたい方には、予算を抑えられ、お財布にも優しいフェンスです。
 

またデザインが豊富で、縦・横格子や、型押しされたデザインなど種類豊富。
ほかにも、通風性などと機能面も優れているものもありますよ。
 

採光パネルフェンス

 
採光パネルフェンスは、スモークがかかった透明のパネルが取り付けられたフェンスです。
フェンスを建てることで、影が出て暗さがあり、圧迫感を感じることが出てきますが、透明なフェンスであれば、それらを払拭することができますよ。
 

外からは、影のシルエットが見えるだけなので、外部からの視線を感じることはありません。
明るい庭づくりには最適なフェンスです。
 

【目的別】境界フェンスの種類

 
私有地と外部との境界線を考えたフェンスは、目隠し機能を持たず、仕切りとして建てるものもあります。
特に、家と道路の境界線ではなく、隣接する隣の家との境界線で使われることが多いです。
 

メッシュフェンス

 

メッシュフェンスの写真

フェンスの中では、とてもシンプルで格安なメッシュフェンスは、長いプロポーションを作るうえで、一番使いやすい種類です。
値段が1枚200円前後で販売しているメーカー会社も多いので、長いフェンスを取り付けたい方にはおすすめの種類。
 

スチール製でできた金網に、塩化ビニールが施されているので、錆びにくく、擦り傷などの怪我の心配が少ないです。
近隣の家の庭を暗くすることもなく、境界線にはもってこいのメッシュワイヤー。
つる性の植物をからませて、おしゃれなデザインにすることもできますよ。
 

鋳物フェンス

 

鋳物フェンスの写真

鋳物フェンスは、デザイン性が豊富で、洋風な雰囲気でかわいいものやアンティーク調のものがあります。
レンガを使った塀や地面など、ヨーロッパのような雰囲気のある庭におすすめのフェンス。
 

放物線を描いたような形や、蝶や植物を形どった種類もあり、明るくて楽しい庭の雰囲気が作れます。
値段が少し高いので、外から見える位置に設置するのが良いですよ。
 

【目的別】和風なフェンスの種類

 
和風の雰囲気のあるフェンスには、昔ながらのデザインや素材を使った物があります。
近年の住宅のデザインは現代風な和風テイストだけではなく、和洋折衷のテイストなものまで、幅広くある分、フェンスのデザインや素材は、現代に近いモノへと進化しているようです。
 

大和塀

 

大和塀の写真

和風の塀の中でも、最高級の大和塀は、シックでディテールにもこだわったデザインが豊富に並びます。
とても立派な塀は、1枚10万円前後でメーカー会社は販売しており、上品な和風や和洋折衷の雰囲気を作りたい方には、おすすめしたいフェンスです。
 

目隠し効果のある全面張りであるほか、下部または上部に格子を設けているものや、前後互い違いに組み合わさって組まれているものがあり通風性も優れています。
 

竹垣(御簾垣)

 

竹垣の写真

昔ながらの素材を使った竹垣の御簾垣は、和風の庭にぴったりのフェンスです。
竹を横に敷き並べて作ってあるので、見た目が御簾のようなデザイン。
微かな隙間があり、通風性のとれた風情あるフェンスです。
 

現在では、竹ではなく、アルミやスチール、プラスチックなどの素材でできている製品も多く、通風性は悪くなりますが、腐らず耐久性のあるフェンスですよ。
 

竹垣(建仁寺垣)

 
竹垣の中では、とても上品にデザインされた建仁寺垣は、落ち着きのある目隠しフェンスです。
京都にある建仁寺で生まれた竹垣で、昔からあるデザインであり、装飾効果も高いことが特徴です。
 

御簾垣同様、竹製で作られているものから、アルミやスチールなどで作られたものがあります。
竹で作るメーカー会社は数が少ないので、アルミやスチールなどハードな素材で作られたものが安価で手に入りやすいでしょう。

フェンス設置はDIYでもできる?


フェンスの設置は、DIYなど素人でもできる種類はあります。
けれども、コンクリート基礎を作ってから、ブロックを積み上げ、その上にフェンスを設置する作業は素人の方がやるのはおすすめできません。
 

コンクリートやブロックを使った塀やフェンスを建てるにも、建築基準法があり、建築法違反になることさえあります。
小さなフェンスを敷地内で作る分には問題ありませんが、難しい作業をする場合は業者に必ず依頼しましょう!

おすすめフェンス5大メーカー(三協アルミ・LIXIL(リクシル)・四国化成・YKK AP・タカショー)

フェンスを設置するのであれば、大手メーカー会社の製品を検討してみてはどうでしょうか?日本では主に「三協アルミ」「LIXIL(リクシル)」「四国化成」「YKK AP」「タカショー」の5社が、豊富な種類を揃えていて、プロの職人でも選ぶメーカー会社です。
これらの中であれば、好みのデザインを選びやすく、かつ高品質と安全性の高いフェンスが手に入るでしょう!

フェンス工事ができる業者は?


フェンス工事ができる業者をお探しなら、プチ庭づくり事業部smileガーデンがおすすめです。
smileガーデンなら、全国チェーンならではの安心で安い工事を依頼できますよ!

まとめ


フェンスは、住みやすい環境をつくる役割があります。
種類も多くあることから、機能面だけではなく、おしゃれなデザインも豊富にあるので、住宅の雰囲気にあったフェンスを選びやすいですよ。
ぜひフェンスの設置を検討している方は、過ごしやすい庭づくりをつくってみてくださいね!

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