木が大きくなりすぎてしまった場合や、引っ越しをする場合など、庭木を植える際には、後々それを伐採する可能性があることも考えておきましょう。この記事では、木を伐採するために必要なことを詳しく解説します。

目次

自分で伐採する手順と方法

ノートとペン

庭木の伐採を自分で行う際には、しっかりとした手順を踏むことが大切です。
まずは、伐採する木の大きさや周囲の状況を確認し、安全に作業を進めるための準備を整えましょう。
ステップを順に進めることで、安全かつ効率的に庭木を伐採できます。

ここでは、自分で伐採する際の手順・やり方・方法について、下記詳しく解説します。

  1. 自分で伐採できる大きさの木なのか、周囲の状況も把握する
  2. 木を倒す方向を決める
  3. 不要な枝を落とす
  4. 切り口をつけて倒す
  5. 根・切り株を抜く(抜根)か枯らす
  6. 枝・幹のゴミを処分する

Step1. 自分で伐採できる大きさの木なのか、周囲の状況も把握する

並んだ家と庭木

庭木を自分で伐採する際、まず考慮すべきは、その木が自分で伐採可能な大きさかどうか、そして周囲の状況が安全に作業を進められる環境かどうかです。
木の高さや太さによっては、素人が手を出すと危険な場合も。

以下のポイントをチェックして、自分で伐採できるかどうかを判断しましょう。

①木の高さと太さ
高さが3m以内で、幹の太さが30cm未満の木は、一般的には自分で伐採が可能です。
それ以上の場合、倒す際の安全性や道具の扱いが難しくなるため、専門業者に依頼することをおすすめします。

②周囲の環境
伐採する木の周りに建物、電線、フェンスがないか確認しましょう。
もし近くにある場合、倒す方向を慎重に決めて、切り倒します。
また、ほかの木や植物が密集している場合も、作業が複雑になるため注意してくださいね。

③地形や地面の状態
木の根元周辺が平坦で、伐採後の作業がしやすいか確認しましょう。
斜面や不安定な地盤は、倒した木が思わぬ方向に転がる可能性があるため危険です。

安全を最優先に考え、無理のない作業計画を立てることが大切です。

Step2. 木を倒す方向を決める

矢印とクエスチョンマークの書かれた積み木

木を倒す際に最も重要なステップの1つが、倒す方向を慎重に決めることです。
倒す方向を誤ると、建物やフェンス、ほかの植物にダメージを与えるだけでなく、伐採する人自身が危険にさらされる可能性があります。

①倒す方向の確認
木を倒す際は、障害物がない安全な方向を選ぶことが基本です。
倒したい方向に充分なスペースがあるか、また、倒れた後に転がる可能性を考慮して、周囲に影響を及ぼさないかを確認しましょう。

②木の自然な傾き
木には自然に傾いている方向があり、その方向に倒すのが最も簡単で安全です。
まず、木の傾きや枝ぶりを観察し、自然な倒れ方を利用できるか検討します。
逆方向に倒す場合、さらに慎重な作業が必要になるので、できるだけ自然に傾いた方へ切り倒しましょう。

③風の影響
伐採当日の風向きや風速も重要な要素です。
強風の日は木が予定外の方向に倒れる可能性があるため、風が強い場合は伐採作業を延期するか、風向きを計算に入れて倒す方向を調整します。

④安全な退避ルート
木を倒す方向が決まったら、その方向から斜め後方に逃げるルートを確保しておきましょう。
倒れる木に巻き込まれないよう、事前に避難経路を明確にしておくことがポイント。

倒す方向を決めることで、作業がスムーズに進み、事故のリスクを最小限に抑えることができます。

Step3. 不要な枝を落とす

木を倒す前に伐採の安全性を高め、作業をスムーズに進めるために、不要な枝を落としましょう。
枝が多いと木の倒れる方向をコントロールしにくくなり、思わぬ方向に倒れるリスクが高まる場合も。
また、枝がほかの木や障害物に引っかかると、倒れる際に引きずられて予測不能な動きをすることもあるため、事前に枝を落とすことでそのリスクを軽減できます。

まず、地面から高い位置にある枝から順に、下に向かって作業を進めていくのが一般的です。
高所での作業が必要な場合は、安定した脚立やはしごを使用し、安全を確保してください。
また、切り落とした枝が下にいる人に当たらないよう、作業エリアに他の人が入らないようにしましょう。

不要な枝を落とす際には、枝が大きすぎたり、重すぎたりする場合は、いきなり切り落とさずに少しずつ短くする方法を取ると安全です。
枝が倒れる方向をコントロールしやすくなりますし、処分もしやすくなります。

最後に、枝を落とした後、幹の伐採を行う際に支障がないか、再度確認してから次の工程に進みます。

Step4. 切り口をつけて倒す

木を切る人

切り口の位置と角度を正しく設定することで、木を計画通りの方向に倒すことができます。

まず、木を倒す方向を確認したら、その反対側に伐倒切りという主要な切り口をつけます。
この切り口は、木が自然に倒れる方向を導くためのもので、深さは幹の直径の約4分の1から3分の1程度が適切です。

伐倒切りは、最初に水平に、次に斜めに切り進めます。
この二つの切り口が交わる部分がポイントとなり、正確に交差させることで、木が確実に倒れるようにします。
慎重に行うことで、木が予期せぬ方向に倒れるリスクを大幅に減らすことができるでしょう。

伐倒切りが完了したら、反対側に受け口と呼ばれる切り口を作ります。
受け口を伐倒切りと水平に切り進めることで、木は緩やかに倒れていきます。
この時、木が倒れる際に割れて枝葉などが飛散する危険があるため、常に作業中はヘルメットを着用し、倒れる方向に人がいないか確認してください。

切り口の正確さが、この後の作業の効率や安全性に大きく影響するため、焦らず慎重に行いましょう。

Step5. 根・切り株を抜く(抜根)か枯らす

伐採が終わった後、残された切り株や根の処理は、庭の美観や他の植物の生育に大きな影響を与えるため、適切に行う必要があります。

まず、切り株を抜根する方法ですが、これは体力と時間を要します。
シャベルやオノを使い、周囲の土を掘り返して根を少しずつ切り離しながら引き抜きます。
根が深い場合や硬い地盤では、専門業者の助けを借りることも検討すべきです。

一方、切り株を抜かずに薬剤を塗布して、自然に枯らす方法もあります。
数か月から数年かけて自然に分解されるのを待つだけなので、労力が少なくて済みます。

Step6. 枝・幹のゴミを処分する

伐採が終わった後、最後に重要なのが枝や幹のゴミの処分です。
伐採した木の量によっては、大量のゴミが発生するため、処分方法を事前に考えておくことが大切です。
自治体によっては、木のゴミを通常のゴミとして処分できる場合もありますが、サイズや量に制限があることが多いため、あらかじめ確認しておきましょう。

もし処分が難しい場合は、専用の業者に依頼することも検討してください。
業者に頼むと、ゴミを回収してもらうだけでなく、チップ化して再利用する方法もあります。
また、家庭用のシュレッダーやチッパーを使って自分で枝を細かくし、堆肥として利用する方法も環境に優しくおすすめです。

自分で伐採を行うために必要な道具

一輪車に積まれた庭道具

自分で木の伐採を行う際には、木を切るための道具だけでなく、安全を確保するための装備や、伐採後に残る根や切り株を処理するための道具も揃えておく必要があります。
これらの道具の中で、どれか一つが欠けても良いということはなく、紹介する全ての道具を揃えることで、作業を安全かつ効率的に進めることができます。

木は見た目以上に重量があり、倒した際には予想以上の力が加わるため、近くにある建物やフェンス、さらには人命に危険を及ぼす可能性も。
特に、切り株や根の処理は放置すると再生したり、景観を損ねる原因にもなるため、確実に行うことが大切です。

抜根にはシャベルや斧、場合によってはウィンチなどの重機が必要になることもありますが、枯らす方法もあるため、状況に応じた対応が求められます。
どちらの場合でも、作業に必要な道具を事前にしっかりと確認し、準備を整えておくことで、万が一のトラブルを防ぎ、安心して作業を進めましょう。

ここでは、自分で伐採を行うために必要な道具について下記7つ紹介します。

①ノコギリ
②防護メガネ
③ロープ
④ヘルメット
⑤シャベル
⑥ゴミ袋
⑦ガムテープなどの廃棄用資材

ノコギリ(チェーンソーは危険)

木材に置かれたのこぎり

木を切るための道具として、ノコギリやチェーンソーは必須です。
ご家庭での伐採作業では、通常ノコギリを使用することが多いかもしれませんが、大きな木を切る場合にはチェーンソーがあると作業がかなり楽になります。

しかし、チェーンソーは扱い方を誤ると非常に危険な道具であることを理解しておきましょう。
個人で使用する場合には特別な講習を受ける義務はありませんが、実際にはチェーンソーの操作には高度な技術が求められ、慎重な取り扱いが不可欠です。
もしチェーンソーを使用する場合は、伐採作業に入る前に、丸太などで十分な練習を行い、操作に慣れてから作業を開始することが賢明です。

一方、ノコギリも刃物である以上、チェーンソーと同様に安全には十分注意が必要です。
特に、切り進める際には力加減や刃の向きに気を配り、怪我をしないよう慎重に作業を進めることが大切です。
ノコギリはチェーンソーに比べて値段が安く、安全性も高いとされていますが、それでも適切な使い方をしなければ危険を伴います。
伐採作業では、どの道具を使用する場合でも、最大限の注意を払い、安全を第一に考えて行動することが重要です。

防護メガネ

防護メガネは、木を伐採する際に飛び散る木くずや小さな破片から目を守るためのゴーグルのようなものです。
特に、木を切る際には木くずが予想以上に飛散し、目に入ると重大な怪我につながる可能性があるため、必ず着用しましょう。

メガネをかけている方でも、その上から装着できるタイプが多く販売されていますが、購入時には必ず自分に合ったものを確認するといいです。
また、チェーンソーを使用する場合には、防護メガネに加えて、防振グローブや防護服であるチャップスも用意しておくとより安全です。

防振グローブは長時間の作業による振動障害を防ぎ、チャップスは誤ってチェーンソーの刃が脚に当たってしまう事故を防ぐための保護具です。
特にチャップスは、プロの作業員には着用が義務付けられているほどの重要な防具です。

伐採作業中の安全を確保するためには、こうした装備をしっかりと整えておくことが不可欠です。
取り返しのつかない事故を防ぐためにも、必要な防護具は揃えておくことを強くおすすめします。

ロープ

木に結ばれたロープ

ロープは、木を伐採する際に、その倒れる方向をコントロールするためにとても大切な道具です。
特に、大きな木や周囲に建物やほかの木がある場合、ロープを使って倒す方向を正確に調整することで、安全に作業を進めることができます。

また、伐採後には木を移動させたり運び出したりする際にもロープは便利です。
そのため、使用するロープは、丈夫で切れにくく、なおかつ扱いやすいものを選ぶことがポイント。
ロープが太すぎると取り回しが難しくなり、逆に細すぎると切れやすく、信頼性に欠ける場合があります。
適切な太さと強度を持つロープを選ぶことで、作業の効率と安全性を確保できます。

さらに、ロープの結び方にも注意しましょう。
結び方が不適切だと、木を倒す際に力がうまく伝わらず、予期せぬ方向に倒れる可能性があります。
基本的な結び方を学び、確実に結べるよう練習しておくことで、作業中のリスクを大幅に軽減することができます。
伐採作業を成功させるためには、ロープの品質と結び方に細心の注意を払い、万全の準備をして臨むことが大切です。

ヘルメット

木を伐採する際には、身を守るための装備が数多く必要ですが、その中でもヘルメットは特に欠かせません。
伐採作業中に「木を切るだけで頭を守る必要があるの?」と思うかもしれませんが、実際には木を切る際の振動や倒れるときの衝撃で、上に引っかかっていた枯れ枝やその他の物が突然落ちてくることがあります。

このような万が一の事態に備えるため、ヘルメットは必須です。
ヘルメットは頭部を守るだけでなく、予期せぬ事故を防ぐための最前線の防具となります。

価格も手頃で、ホームセンターなど市販で1,000円程度で購入できるものも多く、わずかな金額で自分の命を守れると考えれば、用意しておいて損はないでしょう。
木の伐採は危険を伴う作業ですので、適切な防護具を揃えて、安全に作業を行うことが何よりも重要です。

シャベル

シャベルで土を掘る人

シャベルは、庭木の伐採後に根っこを掘り起こして、土を穴に埋め戻すのに欠かせない道具です。
木の大きさによっては、根が想像以上に広がっていることが多く、しっかりと掘り起こすには十分な深さまで掘れる大きめのシャベルを用意するといいです。

伐採後に根をそのまま放置すると、ただ邪魔になるだけでなく、場合によっては新たな芽が生えて木が再び生長してしまうことも。
できるだけ、木のサイズに応じて適切に掘り出せるシャベルを選びましょう。

根の除去作業は、庭の美観を保つためにも、またほかの植物の生長を妨げないためにも重要です。
伐採後の処理をしっかりと行うことで、庭全体の管理が容易になり、再び木が生長するリスクを防ぐことができます。

ゴミ袋

伐採後の木の枝や幹の処分は、意外と見落としがちなポイント。
処分方法は自治体によって異なり、燃えるゴミとして出せる場合もあれば、粗大ゴミとして扱わなければならないこともあります。
そのため、伐採を始める前に、自分が住んでいる地域のルールをしっかりと確認しておきましょう。
自治体指定のゴミ袋は、必ず用意しておくと安心です。
特に、木の枝や幹を細かく切る作業は手間がかかるため、できるだけ大きめのゴミ袋を用意しておくと便利です。

また、枝葉でゴミ袋が破れることも多いため、厚手で丈夫な袋を選ぶと、作業がスムーズに進むかもしれません。
適切なゴミ袋を準備しておくことで、伐採後の片付けが効率的になり、余計な手間を省くことができます。

ガムテープなどの廃棄用資材

廃棄作業に使うガムテープのような資材も、事前に用意しておくととても便利です。
伐採後の枝や葉の処分には、自治体のルールに従う必要があり、回収できる枝葉の量やサイズには「〇〇センチメートル×〇〇センチメートル×○束以内」などといった細かい規定が設けられていることが多いです。
そうした規定に対応するためには、枝葉をしっかりと束ねることができるガムテープやヒモが役立ちます。
特に、枝葉がばらけないようにしっかり固定することは、運搬時の安全性や効率を高められます。

また、ゴミ袋と合わせてこれらの廃棄用資材を用意しておけば、伐採後の処分作業がスムーズに進み、余計な手間を省くことができます。
自治体のルールに基づいて正しく処分するために、こうした資材を事前に揃えておくことは、計画的な伐採作業を進める上で欠かせません。
廃棄用資材をしっかりと準備しておくことで、伐採後の片付けが容易になり、庭全体の管理がより効率的に行えるようになります。

庭木の伐採の注意点

黄色の注意マーク

庭木の伐採を行う際には、作業の安全性だけでなく、いくつかの注意点を事前に確認しておくことが重要です。
伐採は単なる庭仕事ではなく、時にはその土地の風習や伝統にも関わることがあります。

例えば、伐採前にお祓いやお清めを行う必要がある場合もあります。
また、伐採の時期も慎重に選ぶ必要があります。適切な時期に伐採を行わないと、樹木の再生力を抑えることが難しくなり、庭の景観や環境に悪影響を及ぼす可能性があります。
ここでは、こうした伐採における注意点を詳しく解説し、安全で適切な作業をサポートします。

お祓い・お清め・供養の必要性

自然の中で手を合わせる人

庭木の伐採を行う際には、単なる作業の一環としてではなく、木に対する感謝や土地の歴史、家族の平穏を守るための大切な行為といわれています。
お祓いやお清め、供養といった儀式を通じて、伐採が安全かつ円滑に進むように祈願し、家族や土地に災いが降りかからないようにするようです。

特に長年にわたりその土地を見守り、家や庭の一部として存在してきた大木を伐採する際には、こうした儀式を通じて木に対する敬意を示すことが大切だと考えられてきました。

伐採を検討する際には、事前にこれらの儀式の必要性を考慮し、適切なタイミングで行うことが大切です。
庭木の伐採を通じて、自然や土地との調和を保ちながら、家族の安全と繁栄を願うためのプロセスを大切にしていきましょう。

・お祓いの必要性
お祓いとは神道の儀式の一つで、土地や家、そして木そのものに宿るとされる霊や精霊に感謝を示し、伐採が安全に行われるように祈願するものです。
特に日本では、自然や木々に神が宿ると考えられており、伐採する際にはその神を鎮めるためのお祓いが必要とされています。
お祓いを行うことで、伐採後に縁起を担げ、不幸や災いが降りかかるのを防ぐと信じられており、家族や土地の平穏を守るための大切な手続きとされているようです。

・お清めの必要性
伐採前に行うお清めの儀式もお祓いと同様に、木を伐採する前に、清めの塩や酒を使って木や土地を浄化する儀式です。
木に宿る穢れを取り除き、伐採が円滑に進むよう祈願します。
また、お清めをすることで、作業中に事故が起こらないようにするための予防策ともなります。

・供養の必要性
伐採後には、伐採された木の供養を行うことも考慮すべきです。
伐採された木は、その後、薪や材木として再利用されることもありますが、伐採そのものが木の命を絶つ行為であるため、供養を通じて木に対する感謝と敬意を示すことが大切です。
供養の方法としては、伐採した木の一部を神社に奉納したり、焚き火として燃やす際に祈りを捧げる方法があります。
また、木の根元に再び命を吹き込むような行為として、ほかの木を植樹することも供養の一環として行われることもあります。

伐採の時期を考慮する

カレンダーと筆記用具

伐採は、樹木が休眠期に入る冬の12〜2月ごろがベスト。
木の活動が鈍くなるだけではなく、空気が乾燥しているため木の水分量が少なく、伐採後の管理がしやすくなります。
また、葉が落ちた状態で作業を行うため、視界が確保され、安全に伐採できるというメリットもあります。

一方で、樹木が活発に生長する春の3月ごろから夏の5月・6月は避けましょう。
この時期に伐採を行うと、樹木が活発に生長しているため、切り株から新しい芽が出やすく、完全に伐採したい場合には効果的ではありません。
さらに、伐採時に発生する樹液が害虫を引き寄せ、庭全体の健康にも悪影響を与える可能性も。

庭木の伐採は、庭全体のバランスを保つために、適切な時期を考慮することが大切です。
伐採を計画する際には、木の種類や地域の気候を考慮し、最適な時期を選ぶことが求められます。
しっかりとした時期選びをすることで、庭木の伐採が円滑に進み、庭の美しさと健康を維持することができます。

見積無料の業者に料金を出してもらって自分で伐採する手間と比較するのがおすすめ

庭木の伐採を自分で行うか、業者に依頼するかで悩んでいる方も多いかもしれません。
場合によっては専門の業者に依頼する方が効率的で安全な場合もあります。

まず、自分で伐採を行うことには、費用を抑えられるというメリットがあります。
ノコギリやシャベルなどの道具があれば、あとは自分の時間と体力を使って作業が進められます。
しかし、木の大きさや周囲の環境、安全性を考慮した上での作業になるため、初心者には予想以上に大変な作業となることが多いです。
特に高木の伐採や、木が建物や電線に近い場所に立っている場合には、プロに任せた方が安全です。

さらに、伐採作業後には、木の根や切り株の処理、伐採した枝や幹の処分が必要です。
これも、自分で行うとなると時間と労力がかかり、処分費用も別途発生する場合も。
自治体のルールに従ってゴミを処分する必要があるため、処分方法を事前に確認しなければなりません。

また、枝や幹が大量に出る場合は、廃棄処分の手配に手間がかかることも。

一方で、専門業者に伐採を依頼する場合、見積もりを無料で出してくれる業者が多いため、まずは問い合わせをして費用を確認することをおすすめします。
伐採を専門に行う業者であれば、木の高さや場所に応じた安全な作業を行ってくれるだけでなく、伐採後の処理や処分も含めたサービスを提供してくれることが一般的です。
プロに任せることで、時間や労力の節約ができ、事故のリスクも最小限に抑えることができます。

まずは、自分で伐採を行う手間と専門業者に依頼した場合の費用を比較することがポイント。
小さな木や安全な場所に立っている木であれば、自分で作業を行うのも良い選択ですが、危険を伴う場合や大量の処理が必要な場合は、業者に頼む方が結果的に効率的で安全です。
無料で見積もりを依頼できる業者に問い合わせ、具体的な料金を確認することで、最適な選択ができるでしょう。

最終的に、庭木の伐採を成功させるためには、安全面を最優先に考え、しっかりと計画を立てることが大切です。
伐採の手順や注意点を理解し、自分にとって最も良い方法を選んでみてくださいね。
専門業者の力を借りるか、自分で頑張るか、どちらを選んでも満足できる結果を得られるよう、慎重に判断しましょう。

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業者に依頼する際の料金に関しては、コチラの記事に詳しく載っているので、ぜひチェックしてみてください!

氏永 勝之
監修者 smileグループCEO
株式会社ガーデンメーカー 代表取締役
愛知農園植木苗木株式会社 専務取締役
一般社団法人ガーデンビジネス協会 代表理事
氏永 勝之

愛知県稲沢市生まれ。稲沢市が「日本四大植木産地」であることもあり、幼少期から植木に囲まれて成長。
東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。公園の整備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植栽工事に現場代理人として携わる。

執筆者 瀬尾一樹

樹木医です。木も草も大好きで、将来は自分だけの森を持ちたいと思っています。木の美しさや育てる楽しさだけでなく、生きものとしての生態的な面白さも伝えていきたいです!好きな木はケヤキです。