庭の樹木を伐採するのは、技術が無ければ個人では難しいものです。
そんなとき、プロの業者に頼んでしまえば一安心…なのですが、業者にもたくさんの種類があり、費用や技術もそれぞれ様々です。
庭木の伐採をする際にどんな業者に頼むのが良いのか解説します。

目次

木の伐採・抜根を依頼できる業者の比較

樹木の伐採を依頼して対応してくれる業者は概ね以下に紹介する5種類です。
実際に必要な費用やどれくらい相談に乗ってくれるかなど、同じジャンルの業者でも様々ではありますが、ひとまず性質の違う5種類の業者があるということを覚えておくと良いでしょう。 

また、「○○造園」という会社名でも植木業者の仕事もしているなど、業者によって請け負う仕事の範囲が異なり、複数のジャンルにまたがるような仕事をしている場合もあります。

植木業者

植木業者は、「植木屋さん」とも呼ばれ、文字通り主に木を扱う仕事をしています。
植木を育てて販売したり、植え付けやその後の管理に携わったりしている場合が多いです。
剪定や草刈りなどを仕事として請け負う場合も多く、他の業者より植物の扱いに長けています。

造園業者

造園業者は、庭のデザインや施工、その後の保守管理などを主に行います。
植木業者よりも仕事の幅は広いですが、庭の施工に木の植え付けがあったり、その後の保守管理で剪定や伐採をする場合もあるので、植木業者と仕事がかぶっていることも多いです。 
また、業者によっては個人宅の庭ではなく公園や施設の庭の仕事を多く受けている場合もあります。

外構業者

外構業者は、建物を造る際に建物以外の部分の施工を請け負う業者です。
家の周りの門、フェンス、駐車場など、建物の外側の設備に特化しています。
建物の外側には当然庭や植栽も入ってくるので、伐採を請け負ってくれる場合もあるというところです。 
ただ、植木業者や造園業者に比べると樹木に対する専門性は劣る場合が多く、外構業者が伐採の仕事を受けても造園業者や植木業者に丸投げされてしまうこともあります。

解体業者

解体業者は、建物などを壊して解体する業者です。
業者によっては小さな解体から請け負っていることもありますが、一本の伐採など小規模な場合は請け負ってもらえない場合もあるので、もしお願いするならまずは相談してみるというプロセスが必要です。 

また、庭木の伐採ができる技術者が在籍していないことも多く、受けた仕事をそのまま植木業者や造園業者に丸投げされてしまう場合もあります。

工務店

工務店は、建物の建築などに関わることが多い業者です。
業者によってスタイルは様々で、地域密着型で小規模に家の施工に携わっているところもあれば、大規模な工事に携わるところもあります。

前者の場合であれば、建築以外にも木の伐採や草刈りなどの仕事を請け負っているところもあり、個人宅の庭木の伐採をお願いできる場合もあります。
ただし、工務店に伐採を行える専門の技術者や道具は無いことが多いので、その場合は植木業者や造園業者に仕事を外注されてしまうことになるので注意が必要です。

木伐採の業者の選び方

疑問とひらめきマークと人差し指

庭木の伐採を行う場合、どの業者に依頼するかは伐採の規模やどんな理由で伐採するかによって考えることができます。
庭木を一本や二本だけ伐採するのか、敷地内全部を更地にしたいがための伐採なのか、どういった伐採なのかを考えて適した業者を選びましょう。

家や庭の解体を伴う伐採なら工務店や解体屋さんへ

数本の庭木だけでなく、家や庭なども含めて丸ごと更地にしたい場合は工務店や解体屋さんにお願いするのがおすすめです。
建物の解体を伴う場合、造園業者や植木業者の仕事の専門外になりますが、解体業者であれば丸ごと引き取ってくれるので、より専門性の高い業者に依頼すると良いです。

個人宅や施設敷地内なら植木・造園業者へ

庭や施設の敷地内の庭木を数本伐採するなど、小規模な伐採の場合は植木業者や造園業者に依頼するのがおすすめです。 
小規模な伐採であればそれらの業者の得意分野なので、受注した作業を他の業者に外注せずとも自社にある道具や在籍している職人さんが対応することができます。

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木を伐採する際の料金・見積もり時のポイント

業者の選び方とは別に、伐採にあたって木のサイズや伐採する場所の立地などによって料金が変わることがあります。 
実際いくらかかるか等は業者や条件によってまちまちなので、料金を決めるポイントを抑えておいて、高くなりそうなのか安く済みそうなのか、だいたいの目安がつくようにしておきましょう。

幹の太さ

幹があまりに太い木を伐採する場合、通常とは違う道具や手順が必要で、料金が高くなることがあります。 
伐採の相談を業者にする場合、大きい木だと個別の見積もりとなることが多く、どれくらいの料金となるかはケースバイケースです。
そのため、あくまで目安として幹が太い方が料金が高くなりやすいと考えておきましょう。

木の高さ

木の高さも伐採の料金に大きく関わってきます。
高い木をそのまま倒すと周囲の建物などを破壊してしまう場合があるため、上から少しずつ切っていき、解体するような形で伐採することになります。 
その場合、高い場所の施工に高所作業車が必要だったり、切った幹をクレーンで降ろしたりと、重機が必要になるため料金が高くなることが多いです。 

伐採業者も木の高さを料金の目安としていることが多く、10m近い木になると個別での見積もりとなることが少なくありません。
基本的に木が高くなればなるほど料金も高くなると考えておいて良いでしょう。

枝の量

伐採の作業には作業費や重機の費用のほかに、枝葉の処分費がかかる場合がほとんどです。 
自分で処分すると伝えればその分の料金はカットしてくれることもありますが、枝の量が多いと自分で処分するのはあまり現実的ではありません。
他の費用と比べて幅は狭いですが、量が多ければ多いほど処分費も高くなると考えて良いでしょう。

伐採する木の立地

伐採を行うにあたって、施工箇所の立地によって料金が変わってきます。
高所作業車などの重機が入れるのか入れないのか、入れるにしても道路を塞ぐのか塞がないのかなど、それぞれの場合で料金が変わります。 

重機が入れる場合は重機の費用が、入れない場合は時間のかかる作業になるので作業費が変動し、重機が道路を塞ぐ場合は交通整理の人件費がかかるなど、たとえ同じ木だったとしても立地によって料金の変動する幅は大きいです。 
伐採したい木のある場所が車の入れない場所など特殊な立地にある場合、業者に相談してみるようにしましょう。

伐採後の対応

木を伐採したあとの作業の有無によっても料金が変わります。
伐採した後伐根して整地までするのか、切り株は残したままで良いのか、あるいは伐根して新しく木を植えるのか、それらの対応によって追加で費用がかかる場合があるためです。

前述した枝葉の処分を行うかどうかでも変わります。
極力安く済ませたい場合には作業は伐採のみにしてもらって、切り株や枝葉もそのままということになりますが、そういうわけにもいかないでしょうから、何のために伐採するのか、業者に頼らなくても良い部分はあるか等を基準に考えるのがおすすめです。

おすすめの伐採業者

ノートパソコンと虫眼鏡

庭の木を伐採したいけれど、たくさんの種類がある中で、結局どの業者に頼むべきか。
「大切な庭木だから、丁寧に伐採して欲しい」「安くないから慎重になりたい」など、さまざまな思いがあるからこそ、深く悩んでしまいますよね。

特に大木や竹の伐採、抜根まで含めた作業になると、技術と経験が必要になります。
できるだけ近所で伐採業者を探している方も多いかと思いますが、評判が良く信頼できる業者を選ぶことが大切です。

ここでは、おすすめの伐採業者を10社紹介します。
伐採の規模や費用、特殊伐採の対応力など、ポイントを押さえた業者選びで庭の木の問題を解決しましょう!

スマイルガーデン(全国)

全国展開しているスマイルガーデンは、庭木の伐採を考える方におすすめの業者です。
長年にわたり造園や伐採事業を手掛けてきた豊富な実績があり、初心者でも安心して依頼できるのが魅力。
伐採事業では大木や竹の伐採、抜根作業にも対応していて、規模や難易度を問わず頼れる存在です。

安全な作業を心がけ、庭木の伐採だけでなく、その後のメンテナンスや剪定作業もできます。
料金体系は木の高さや本数、太さに応じて細かく設定されており、無料で見積もりが可能です。

口コミでも「作業が早くて丁寧」「料金も明確で安心」といった高評価が多く、信頼感のある業者です。
特殊伐採が必要な場合も対応してくれるため、どのような状況でも安心して依頼できるプロフェッショナルな業者として経験と実績があります。

庭の問題をトータルに解決できるスマイルガーデンは、伐採だけでなく庭全体の手入れやメンテナンスを考えている方にもおすすめです。

渡辺造園(関東)

関東エリアで庭木の伐採を考える方には、信頼性の高い渡辺造園がいいかもしれません。
創業28年以上の歴史を持ち、地域密着型のサービスを展開しているため、長年の経験と技術力を活かしたプロフェッショナルな対応が魅力です。

大木の伐採や竹の伐採、抜根作業にも対応しており、庭木の管理全般を安心して依頼することができます。
造園業者として、個人宅の庭から公園や施設まで幅広く対応していて、特に技術が求められる伐採作業においても信頼感があります。

料金は木の高さや太さに応じて明確に設定され、見積もりは無料。
口コミでは「対応が迅速で丁寧」「料金が納得できる」の声が多く、評判も良いです。

伐採後のアフターケアや庭のメンテナンスまでしっかりと対応してくれるので、庭全体の管理を任せたい方にもおすすめの業者です。
安全で確実な作業を提供してくれる渡辺造園は、関東エリアでも経験と実績の多い専門業者でおすすめです。

みずき造園株式会社(関東)

みずき造園株式会社は、関東エリアで庭木の伐採をはじめとした造園業務を幅広く手掛ける信頼できる業者です。
大木や竹の伐採、抜根作業など、難易度の高い伐採にも対応可能で、豊富な経験を持つ職人が在籍しているため、技術力には高い評価があります。

これまで多くの住宅や施設の庭木の伐採を手掛けてきた実績があり、安全で確実な作業が評判です。
料金体系は木の高さや本数、太さによって細かく設定されていて、見積もりは無料です。

また、伐採後の庭のメンテナンスやアフターケアにも力を入れており、長期的に庭を整えたい方におすすめの業者です。
みずき造園株式会社は、丁寧なサービスと確かな技術で、庭木の管理全般を安心して任せられる業者として信頼を集めています。

岡村造園(関東)

関東エリアで庭木の伐採を依頼するときによく選ばれている、信頼性の高い岡村造園
大木や竹の伐採、抜根作業にも対応しており、技術力の高さでたくさんの経験があります。

これまでに多くの庭木管理を手掛けてきた経験を活かす岡村造園は、安全で丁寧な作業を心がけていることが伺えます。
造園業者として、伐採だけでなく庭のデザインやその後のメンテナンスにも強みを持っており、庭全体をトータルにサポートできる点が最大の魅力。
料金は、伐採する木の大きさや種類に応じて明確に設定され、無料で見積もりを受けられるのも安心です。

依頼をしたお客様からも「対応が迅速で親切」「費用が明確で安心できた」との高評価が多く、より高い信頼感があります。
伐採後の処理だけでなく、庭の美観を整えるためのアドバイスやメンテナンスもしてくれるので、庭全体の手入れを依頼したい方にぴったりの業者です。
長期的に庭を美しく保つためにも、信頼できる岡村造園はおすすめの業者です。

株式会社和園(関西)

関西エリアで庭木の伐採を依頼するなら、50年以上の歴史を持つ株式会社和園が信頼できます。
庭木の剪定や伐採、造園業務全般を手掛けてきた経験豊富な業者で、大木や竹の伐採、抜根作業など幅広いニーズに対応しています。

特に技術が求められる伐採作業にも強みがあり、安全かつ丁寧な作業が評判高いので安心です。
また料金体系も明確で、木の高さや本数、太さに応じた料金設定がされており、見積もりは無料です。

口コミでは「迅速で丁寧な対応」「料金が明確で安心できた」と高評価が多く寄せられていて、親身になって相談受け、業務を遂行してくれるでしょう。
さらに、伐採後のアフターケアや庭のメンテナンスにも対応しており、長期的に庭の管理をお願いしたい方にもおすすめです。
豊富な経験と高い技術力を持つ株式会社和園は、庭全体を整えたい方にとって頼りになる業者です。

はなまる造園(関西)

はなまる造園は、庭木の伐採や剪定を中心に大木や竹の伐採、抜根作業にも幅広く対応しており、経験豊富な職人が丁寧に作業を進めます。
特に難易度の高い伐採作業にも強みがあり、安全で迅速な対応が評判高く、依頼内容に応じてスムーズに業務を行ってくれるため、安心して依頼ができます。

料金体系は木の高さや本数、太さに応じて明確に設定されており、無料で見積もりを依頼することが可能です。

多くの人から「親切で丁寧な対応」「料金がわかりやすく安心できる」と評価されていることが多く、信頼性の高い業者といえます。
また、伐採後の庭の管理やメンテナンスに関するアドバイスも提供してくれることも。
丁寧で親身に対応してくれるので、長期的に庭を美しく保ちたい方におすすめの業者です。

はなまる造園は、庭木の伐採からその後のメンテナンスまで幅広く対応してくれる、頼れるパートナーです。

植木屋・福田(中部)

中部エリアでの庭木の伐採におすすめの植木屋・福田は、地域密着型のサービスを展開した、温かみのある伐採業者です。
庭木の剪定や伐採、抜根作業など幅広い対応力と豊富な経験があるので、信頼性も高く安心して依頼ができます。

大木や竹の伐採など、難易度の高い作業もプロフェッショナルな技術で対応してくれるので、依頼者側にとってはより安心できる点だと思います。
また、料金体系は木の高さや本数、太さに応じて明確に設定されていて、見積もりは無料で行ってくれるようです。

依頼したお客様からは「作業が早くて丁寧」「料金がわかりやすくて安心できた」といった声も多く、高い評判があるので安心して任せられるでしょう。
伐採後のアフターケアや庭の管理に関するアドバイスも行ってくれるため、長期的に庭の手入れをお願いしたい方に最適です。

地域に根ざした信頼感のある業者として、庭全体の手入れをサポートしてくれる植木屋・福田は、中部エリアで庭木の伐採を考えている方におすすめです。

リョクケイ(九州)

庭木の伐採や剪定を中心に、大木や竹の伐採、抜根作業にも幅広く対応しているリョクケイ
特に難易度の高い特殊伐採でも安全かつ確実な作業を行なってくれる技術力があり、九州エリアの中でも信頼できる専門業者です。

長年の実績と技術力により「作業が迅速で丁寧」「親切でわかりやすい料金説明」といった評判が高く、安心して依頼できます。
料金体系は木の高さや本数、太さに応じて明確に設定されており、無料で見積もりを依頼できる点も安心ですね。

さらに、伐採後の庭のメンテナンスや、新しい植栽の提案もしてくれるため、庭全体の管理を考えている方にもおすすめの最業者です。

株式会社服部産業(北海道)

創業60年以上の実績を持つ株式会社服部産業は、北海道エリアで庭木の伐採を考える方に信頼されている業者です。
造園や伐採事業などさまざま業種に携わり、幅広く手掛けているため、大木や竹の伐採、抜根作業にも柔軟に対応してくれます。

服部産業は、北海道特有の気候や土地に合わせた伐採技術を持っているため、地域に密着した信頼のサービスが魅力ともいえます。
料金体系は木の高さや太さに応じた明確な設定がされており、見積もりは無料。
口コミでも「親身になって相談を聞いてくれた」「料金が明確で安心できた」と高評価を得ています。

さらに伐採後の処理や庭のメンテナンスに関するアドバイスも行っているので、庭全体を美しく保つためのサポートが充実しています。
豊富な経験と確かな技術で、庭木の伐採からメンテナンスまで安心して任せられる業者として、株式会社服部産業は北海道エリアでおすすめの業者です。

株式会社プルージック(東北)

創業以来、伐採や造園事業を中心に手掛け、特に倒木リスクが高い大木の伐採や、特殊伐採にも対応している点が大きな強みの株式会社プルージック
安全で確実な作業を行うために、伐採専用の技術を持つスタッフが在籍しており、困難な現場でもスムーズに作業を進められるのが特徴です。

伐採事業では、ただ木を切り倒すだけでなく、伐根や周辺の整地作業まで一貫して対応しているようです。
特に高所作業やクレーンを使用した特殊作業も得意としており、地形や場所に制限がある状況でも安全に伐採を行える技術力が強みといえます。
また、最新の機械や装備を使い、周辺環境に配慮した伐採を実施しているので、近所とのトラブルもあまりなく、依頼できそうです。

さらに伐採後の処理もきちんと対応していて、不要な木材や伐根はすべて処分するほか、要望に応じてチップ化や薪として再利用することもできます。
信頼できる伐採技術を持つ株式会社プルージックは、東北エリアで高く評価されている業者です。

庭木の伐採でよくある質問

ピンクの背景とクエスチョンマークの吹き出し

庭木の伐採を依頼するとき、気になることや不安な点がいくつか出てくることもあると思います。
特に、伐採後の木の処理方法や、作業当日の天候など、初めて依頼する方にはわからないことが多いですよね。
依頼主としてどんな準備が必要なのか、伐採作業がスムーズに進むためのポイントもあります。

ここでは、庭木の伐採に関するよくある質問を下記3つ紹介します。

  1. 伐採した木や伐根した根はどのように処理しますか?
  2. 作業当日に雨が降った際はどうなりますか?
  3. 依頼主側では何を準備すれば良いですか?

伐採した木や伐根した根はどのように処理しますか?

伐採した木や伐根した根の処理について気になる方は多いでしょう。
基本的に伐採を依頼するときには、業者が伐採した木や根の処分までを含めて対応してくれることがほとんどです。
伐採した木は、チップ化して再利用されたり、処分場へ運ばれたりします。
大木や竹などの伐採物も、適切な方法で処理されるため、依頼者側で特別な準備をする必要はありません。

ただし、伐採した木を薪として使いたい、切り株を庭のデザインの一部として残したいなど、希望がある場合は、事前に業者に相談しておくと良いでしょう。
根の処理についても、業者が抜根後に地面を平らに整地するまで対応する場合が多いです。
もし抜根が難しい場合でも、切り株だけ残して土をかぶせるなど、庭の美観を損なわないように工夫してくれるところも多いので安心してください。

伐採後の処理がスムーズに進むかどうかは、事前の打ち合わせがポイントなので、しっかりと希望を伝え、満足のいく仕上がりを目指しましょう。

作業当日に雨が降った際はどうなりますか?

雨に打たれる庭木

伐採当日に雨が降った場合、基本的には小雨程度であれば作業を続行することが多いです。
ただし、強い雨や風が伴うような悪天候の場合、作業が中止になることがあります。

特に高木の伐採や、重機を使った作業が必要な場合、滑りやすい足場や重機の操作にリスクが伴うため、安全を最優先に考えて延期されることが一般的です。

延期になった場合は、天候が回復次第、改めて日程を調整して作業を再開してくれます。
業者によっては、急な天候の変化にも対応できるように予備日を事前に設けておくこともあるので、打ち合わせのときに確認しておくと安心です。

また、雨が降って作業が中止になった場合、追加料金が発生することはほとんどありません。
安心して伐採を任せられるように、事前に天候に関する相談をしておくとスムーズです。

依頼主側では何を準備すれば良いですか?

基本的に、伐採業者がすべての作業に必要な道具や機材を持参するため、特別な準備をする必要はありません。
ただし、作業がスムーズに進むために、いくつか事前に確認しておきたいことがあります。

まず、伐採場所の周りに障害物がないか確認しましょう。
例えば、鉢植えや庭具、自転車などが伐採エリアに置かれていると、作業の妨げになり、時間が余分にかかってしまいます。
業者が来る前に、事前に移動させておきましょう。
また、お住まいによっては近隣への配慮も忘れずに行なっておく方が良いこともあります。
特に、大木の伐採や重機を使う作業では、音や振動が発生するため、事前にご近所に一言伝えておくと安心ですね。

さらに、伐採後の木や根をどのように処理するか、業者と打ち合わせしておくこともポイント。
不要なものはすべて持ち帰ってもらうのか、薪として利用するのかなど、希望に応じた処理方法を確認しておきましょう。
些細な準備や気遣いを済ませておくことで、スムーズな作業と満足のいく仕上がりにつながりますよ。

まとめ

家とお金

庭木の伐採は大きいものだと個人で行うのは困難で、危険を伴う作業です。
多少の費用がかかっても、プロの業者にお願いするのが良いでしょう。 

しかし、一口に業者に頼むといっても安く済む場合と高くつく場合とがあります。
どこにどんな費用がかかって最終的な料金が決まるのかをしっかり把握して、なるべく理想的な料金でお願いできるようにしてみてください。

氏永 勝之
監修者 smileグループCEO
株式会社ガーデンメーカー 代表取締役
愛知農園植木苗木株式会社 専務取締役
一般社団法人ガーデンビジネス協会 代表理事
氏永 勝之

愛知県稲沢市生まれ。稲沢市が「日本四大植木産地」であることもあり、幼少期から植木に囲まれて成長。
東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。公園の整備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植栽工事に現場代理人として携わる。

執筆者 瀬尾一樹

樹木医です。木も草も大好きで、将来は自分だけの森を持ちたいと思っています。木の美しさや育てる楽しさだけでなく、生きものとしての生態的な面白さも伝えていきたいです!好きな木はケヤキです。