おうちを出入りするたびに通る玄関アプローチ。
外から常に目に入る場所なので美しく保つことはもちろん、住む人にとって歩きやすく使いやすい場所にしたいですよね。
雑草が生えにくいなどメンテナンスがしやすいこと、万が一将来足が不自由になっても歩行しやすいことも大切です。
今回はそんな玄関アプローチの費用相場について、仕上げの種類別にご紹介します。
ご新築の方はもちろん、今ある玄関アプローチをリフォームしたいという方も必見です。
目次
玄関アプローチ工事の費用相場はいくらぐらい?種類別に紹介!
おうちを出入りするたびに通る玄関アプローチ。
外から常に目に入る場所なので美しく保つことはもちろん、住む人にとって歩きやすく使いやすい場所にしたいですよね。
雑草が生えにくいなどメンテナンスがしやすいこと、万が一将来足が不自由になっても歩行しやすいことも大切です。
今回はそんな玄関アプローチの費用相場について、仕上げの種類別にご紹介します。
ご新築の方はもちろん、今ある玄関アプローチをリフォームしたいという方も必見です。
玄関アプローチの工事費用の相場はどのぐらい?
玄関アプローチの工事にかかる費用は、面積や仕上げ材によって異なりますが、ここではその一例をご紹介します。
玄関アプローチの仕上げのほかに、階段や手すりについてもご紹介しますので、参考にしてください。
タイル
もっともポピュラーな玄関アプローチの仕上げです。
色や種類が豊富なため、門柱やフェンスなど他の外構アイテムとコーディネートしやすいといったメリットもあります。
玄関アプローチは屋外で常に風雨にさらされるため、耐候性、防滑性にすぐれたタイルを選びましょう。
タイル仕上げの費用相場……約20,000円(1平米あたり)
レンガ
レンガ敷は流行りすたりのない伝統的な外構アイテムです。
並べ方によってさまざまな表情がでるのもレンガ敷の楽しいところです。
玄関アプローチは敷地の中でもっとも人が通行する場所ですので、レンガ敷を採用する場合は、人や自転車の重さに耐える製品であることが重要です。
レンガ敷仕上げの費用相場……約20,000円(1平米あたり)
インターロッキング
インターロッキングとはブロック状の部材で、「かみ合わせる」という意味を持っています。
人や自転車の荷重がかかったとき、ブロックの間に充填した砂でブロックが互いにかみ合って荷重を分散させます。
ブロックの形ややカラーが豊富なほか、砂で固定しているため透水性が高いというメリットもあります。
インターロッキング仕上げの費用相場……約25,000円(1平米あたり)
コンクリート
コンクリートだけでは殺風景な印象になりがちですが、仕上げの方法を変えたり、意図的にスリット(溝)を入れたりすることでグッとおしゃれな玄関アプローチになります。
スリットをいれる場合は、自転車やベビーカーが通ることも考え、タイヤがつまずかないような位置に入れるなど工夫することも大切です。
コンクリート仕上げの費用相場……約15,000円(1平米あたり)
コンクリート+枕木
もともと線路の下に敷いていた枕木は、ナチュラルな雰囲気やレトロな雰囲気のおうちに人気のエクステリアアイテムです。
天然木の枕木はどうしても年月とともに腐食などの劣化をしたり、虫害の原因になったりすることがデメリットですが、近年は天然木のほかにもコンクリートや樹脂を枕木に模したアイテムも多く登場しています。
上手に利用して魅力的な玄関アプローチを作りましょう。
コンクリート+枕木仕上げの費用相場……約20,000円
コンクリート+洗い出し
コンクリートに玉砂利を埋め込み、仕上げの直前に洗い流して玉砂利の表面を露出させる「洗い出し」は、仕上げ面が滑りにくく、介護用にも推奨されている仕上げです。
玉砂利の色によって和風・洋風どちらのおうちにも合わせられます。
コンクリート+枕木仕上げの費用相場……約25,000円(1平米あたり)
コンクリート+乱形石
乱形石とは大きさや形がバラバラの石をいいます。
玄関アプローチや駐車スペースなどエクステリアによく採用される人気のデザインです。
石の組み合わせや色によってバリエーションを出せるのが人気の秘訣です。
全面を乱張り(乱形石)で仕上げるほかに、一部だけ採用するという方法もあります。
コンクリート+乱形石の費用相場……約25,000円(1平米あたり)
砂利
砂利のみで仕上げる玄関アプローチはコスト面にすぐれています。
砂利の上を歩くとザクザクと音がするため、防犯効果が期待できるほか、透水性に優れているというメリットもあります。
ただ施工面が凸凹していて歩きにくい、自転車やベビーカーでは通りにくい、砂利が動いて敷地の外にはみ出してしまうといったデメリットも考慮する必要があります。
砂利の費用相場……約3,000(1平米あたり)
玄関アプローチの階段
玄関アプローチと建物にまったく段差がないというおうちはあまりありませんので、1段か2段は階段を設置する必要があります。
階段1段の高さは150㎜以下、踏み幅は300㎜以下とするのが一般的です。
玄関アプローチ階段の費用相場……玄関アプローチ1mあたり約5~10万円
手すり
人は段差を上がったり下りたりする時にバランスを崩しやすいため、玄関アプローチの階段部分だけでも手すりがあると安心です。
ぜひ検討しましょう。
手すりは後付けでも設置可能です。
手すりの費用相場(幅1200㎜×高さ800㎜)……単独工事の場合8万円~15万円・玄関アプローチ工事と同時に施工する場合5万円程度
玄関アプローチのリフォーム。
こんなこともできます!
玄関アプローチのリフォームで多いご要望をまとめました。
参考にしてください。
玄関アプローチの階段の段差を低くする
築年数の経過したおうちの玄関アプローチでは、階段の段差が高くて上り降りしづらいということがよく聞かれます。
玄関アプローチの階段は1段150㎜程度が上りやすいとされています。
階段1段ずつを低くして、2段を3段にすると通る人にやさしい玄関アプローチになりますよ。
玄関アプローチの階段をスロープに変える
車いすの使用や自転車を室内に入れる時に、玄関アプローチがスロープになっていると便利です。
ただ玄関アプローチの距離が長いおうちでは、スロープの傾斜が続くと、段差はなくても歩きづらいものになってしまいます。
状況が許せば適度に段差を設けるなどして、歩きやすい玄関アプローチにすることを心がけましょう。
照明で玄関アプローチを明るく
玄関アプローチに照明は必須アイテムです。
照明は実際に暮らし始めてみないと、どこに必要なのかわからない部分があります。
後から照明が必要だと感じてもリフォームで簡単に取り付けられます。
玄関アプローチにかかる費用をもっと抑えたい!という方に!
玄関アプローチにかかる費用は抑えられるものなのでしょうか?ここでご紹介します。
一括見積サイトを利用する
一括見積サイトは見積もりの比較が時間をかけずにできる便利なサイトです。
ほとんどのサイトが個人情報を入力しないと利用できないため、たいてい営業の電話がかかってきます。
抵抗のある方にはおすすめできませんが、電話の対応なども優良な業者かどうかを見抜く材料になりますよ。
優先順位を考える
エクステリアを考えると、どうしても「あれも、これも」と付け足したくなりがちです。
限られた予算の中でエクステリアを作るには、何を優先したいかを明確にしましょう。
玄関アプローチの場合だと「仕上げや素材にこだわりたい」「段差をできるだけ少なくするなど機能面にこだわりたい」「とにかく費用を抑えたい」などが挙げられます。
一人で頭の中だけで考えるとまとまりにくいため、ご家族と話し合ったり、エクステリアプランナーなどに話したりすることもおすすめです。
ご自身の考えを客観的に感じられると、何を優先したいのかが見えてくることもあります。
まとめ
今回は玄関アプローチの費用相場についてお伝えしました。
おうちを建てる時、間取りや設備についてはたくさん時間を割いて考えても、エクステリアのことは業者におまかせ……。
という方は珍しくありません。
しかし玄関アプローチを含むエクステリアは、ご家族やご友人だけでなく、おうちの周辺を通るすべての人の目に触れる場所です。
ご家族みなさんの意見を取り入れながら、ご自宅にふさわしい、そしてお気に入りの玄関アプローチを作りだしましょう
静岡県御殿場市の土建屋に生まれ、大型重機が大好きな子供時代を送る。
建築に憧れ、三重短大で住環境を学ぶ。新卒でハウスメーカーFC工務店の「インテリアプランナー」に応募するも、社長の勘違いで募集したかったのはなんと「エクステリアプランナー」!!
ハウスメーカーで個人住宅のエクステリアを担当。その後、ゼネコン住宅事業部のインテリアプランナー、植木屋の外構プランナーを経て、現在は(株)ガーデンメーカーで営業設計を務める。