カーポートを設置したいけど費用はどのぐらいかかるのだろう?安くお得に設置できる方法はあるのだろうか?カーポートの設置を考えた時、実際に依頼する前にだいたいの費用の目安がわかれば安心ですよね。
ここではカーポートの設置にかかる費用をわかりやすく解説しています。
これからカーポートの設置をお考えの方はぜひ参考にしてください。
目次
カーポートを設置する前に注意しておきたいこと
カーポートを設置する前に、検討しておきたいことを挙げています。
カーポートは一度設置すると撤去をするのにも費用が発生しますし、メンテナンスも必要になります。
設置の前にはよく検討しましょう。
カーポートを設置する必要性はありますか?
「実際に暮らしてみるまでわからなかったけど、うちの駐車スペースは、意外と日の当たらない場所だった」、「駐車スペースから玄関まで雨に濡れるといっても、ほんの数メートルだった」ということなら、せっかくお金を使ってカーポートを設置しても無駄になってしまいます。
カーポートを設置するとおのずとメンテナンスも必要になりますので、事前によく検討しましょう。
車のサイズは変わる可能性はありませんか?
今はコンパクトカーに乗っているご家庭でも、将来ご家族が増えて車のサイズが大きくなることも考えられます。
車のサイズが変わる可能性があるなら、カーポートのサイズも対応できるように検討しましょう。
車の台数が変わりませんか?
ご家族の生活スタイルによって車が増える可能性がないかどうか、よく検討しましょう。
特に「ギリギリ2台停められる」というようなカースペースでは、柱の位置によって2台停められなくなることもありますので注意しましょう。
駐車スペースの現状をしっかり把握しておきましょう
カーポートを設置する駐車スペースの状態を、事前に必ず確認しておくことが大切です。
ここでは何を確認しておけばいいかをお伝えします。
駐車スペースの地面の状態を確認しましょう
駐車スペースの地面が土である場合なら、土間コンクリートの打設が必要になりますので、費用が変わります。
土のままカーポートを設置すると雨の日に足元がぬかるむだけでなく、長い年月のうちに地面が沈んだり傾いたりして、ゆくゆくはカーポートが倒れる危険性があります。
基本的にカーポートと土間コンクリートはセットで施工されることがおすすめです。
駐車スペースのサイズを確認しましょう
駐車スペースのサイズを確認しておくことが大切です。
駐車スペースを快適に使うためには、車の大きさのほかに乗り降りのためのスペースを考える必要があります。
運転席側には乗り降りするためのスペースを70cm~110cmほど、助手席側は出入りをしなくても20㎝~30cm、前後にそれぞれ40cm~50cmのスペースを確保しましょう。
カーポートの柱の位置を把握しておきましょう
設置したいカーポートの柱が、駐車スペースのどのあたりに立つかを考えましょう。
ドアの可動範囲に柱が立つと、車の乗り降りに支障をきたし乗り降りがしにくくなりますので事前に確認しておくことが大切です。
カーポートの設置費用はいくらぐらい?タイプ別にご紹介!
カーポートの設置費用はいくらぐらいなのでしょうか。
ここではカーポートのタイプ別に特徴も含めてご紹介します。
片側支持タイプ
片側2本の柱で屋根を支えるタイプのカーポートです。
片側にしか柱がないため、駐車や乗り降りがしやすいのが特徴です。
駐車スペースに余裕がない場合にも設置しやすいタイプです。
車の台数 | 屋根素材 | 幅 | 奥行 | 高さ | 設置費用 |
---|---|---|---|---|---|
1台用 | ポリカーボネート | 2400㎜~3000㎜ | 5000㎜~5700㎜ | 2000㎜~2800㎜ | 約120,000円~(工事費込) |
2台用 | ポリカーボネート | 4800㎜~6000㎜ | 5000㎜~5700㎜ | 2000㎜~2800㎜ | 670,000円~(工事費込) |
両側支持タイプ
4本の柱で支えるタイプのカーポートです。
安定感があり、2台以上の広いカーポートにも使用できます。
車の台数 | 屋根素材 | 幅 | 奥行 | 高さ | 設置費用 |
---|---|---|---|---|---|
2台用 | ポリカーボネート | 4800㎜~6000㎜ | 5000㎜~5700㎜ | 2000㎜~2800㎜ | 約320.000円~(工事費込) |
3台用 | ポリカーボネート | 7200㎜~8000㎜ | 5000㎜~5800㎜ | 2000㎜~2800㎜ | 約550.000円~(工事費込) |
3台用 | ガルバリウム鋼板(高強度で、おもに雪の深い地域に設置されます) | 約700,000円~ |
カーポートの費用を安く抑えるためにやっておきたいこと
カーポート設置費用を安く抑えるために、できることはあるのでしょうか。
ここで解説します。
複数の業者から相見積もりをとる
数社から見積もりをとることで、工事費用を比較検討できます。
あまりたくさんの業者に依頼をすると対応が大変になるため、3社程度でじゅうぶんです。
オリジナル商品を買う
ホームセンターなどのオリジナル製品はメーカーの商品に比べて価格が安い傾向にあります。
これはメーカー品に比べて耐風圧強度がやや低くなっているからです。
しかし風の影響を受けにくい場所など、設置場所によってはお買い得な製品です。
カーポートを組み合わせて費用を抑える
たとえば3台用のカーポートが必要な場合、2台用と1台用のカーポートを組み合わせると3台用のカーポートにかかる費用よりもお得になることがあります。
駐車スペースに合わせて検討しましょう。
まとめ
カーポートを安く抑えるためには駐車スペースのサイズや状況を把握しておくことが不可欠です。
暮らしにあった最適なカーポートを選んでくださいね。
お庭のデザインなら、スマイルガーデンへ
静岡県御殿場市の土建屋に生まれ、大型重機が大好きな子供時代を送る。
建築に憧れ、三重短大で住環境を学ぶ。新卒でハウスメーカーFC工務店の「インテリアプランナー」に応募するも、社長の勘違いで募集したかったのはなんと「エクステリアプランナー」!!
ハウスメーカーで個人住宅のエクステリアを担当。その後、ゼネコン住宅事業部のインテリアプランナー、植木屋の外構プランナーを経て、現在は(株)ガーデンメーカーで営業設計を務める。