夏の時期は庭の草むしりに追われることが多くなる時期。
たくさん生え、作業の量に悩まれている方も多いと思います。
そこで今回は、手作業で行う草むしりを、少しでも楽で簡単に済ますことができる防草方法について紹介します。

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氏永 勝之
監修者 smileグループCEO
株式会社ガーデンメーカー 代表取締役
愛知農園植木苗木株式会社 専務取締役
一般社団法人ガーデンビジネス協会 代表理事
氏永 勝之

愛知県稲沢市生まれ。稲沢市が「日本四大植木産地」であることもあり、幼少期から植木に囲まれて成長。
東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。公園の整備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植栽工事に現場代理人として携わる。

執筆者 柴﨑光一

建築・インテリア学科卒の造園士×Webコンテンツクリエイター。 東京で建築、カナダのトロントで造園、その後カナダのハリファックスの大自然で植物と戯れながら、植物・庭・ガーデニングのWebコンテンツクリエイターを開始。 現在はヤシの木を主体とするドライガーデンの造園士とWebコンテンツ・ガーデニング商品の監修者としても活動中。日本での建築とカナダでの造園の経験に加え、趣味の植物やコケの収集、植物アート作りを生かして、 みなさんに植物や庭の魅力をお届けします。

目次

雑草はそもそもなぜ生えるのか?

気付いたらそこら中に生えてる雑草
放置していたら、すでに手に負えないような状態になっていることもありますよね。

そもそも、雑草はどうしてこんなに多く生えているのか?と疑問に思う方も多いでしょう。

種もまいていなければ、何もしていないのにそこら中に生えてくる雑草。

これには2つの存在が大きく、1つは動物によって、もう1つは雑草である植物自身によってです。

1. 動物が種子を遠くへ運ぶ
・鳥が果実を食べ、種子がこぼれ落ちる、または排泄物と一緒に出される
・犬や猫などの動物が体に種子をつけて動き回る

2. 植物自身が自らもつ能力や自然の力を使って子孫を残す
・種子が弾け飛ぶ
・風で種子を飛ばす
・地下茎で子株を形成
・宿根草(しゅっこんそう)などの多年草が、地下にある根から芽を出す

特に地下から茎を伸ばしたり、地下にある根から芽を出すような多年草は、目に見えない範囲で勢力を伸ばすので、気付きにくく、気づいたときには雑草が生えていることがあります。

雑草の生えない庭作りって可能なの?

雑草が全く生えない庭づくりは、不可能に近いです。

除草剤で地下から雑草を除去することができても、年月が経つうちに、また新しい種が着地し、生えてきます。
でも、雑草が生えにくい環境作りをすることはできます。

日頃の手入れから始まり、庭づくりの仕方次第で、雑草が生えにくい環境に。
アスファルトのひび割れなどのわずかな隙間と水分だけで、成長ができ、生命力がとても強い雑草。

雑草があることで土壌改良にも繋がり、植物が育ちやすい環境にもなるので、あまり神経質にならずに、防草対策することがよいですよ。

防草シートでの対策

作業と設置がシンプルで簡単な防草シートで対策ができます。

シートを使うことで、雑草が地上に出にくく、広い範囲で効果を発揮してくれますよ。

また、遮光率の高い製品を使うことで、雑草たちが光合成できずに枯れるので、効果が期待できます。
シートを敷く前には、しっかりと除草作業を行ってからすること。

また格安で目が粗いシートや、正しい敷設がされていないと、すぐに新しい雑草が生えてくるので注意が必要です。

ウッドデッキで防草対策

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木の温もりとナチュラル感のあるウッドデッキは、防草効果もあり、デザイン性が高い方法です。

土壌に直接立てることはないので、防草シートと砂利の両方を敷いて立てることで、雑草も生えにくく、庭の空間もおしゃれに仕上がります。
床の下はボックス状に空洞があるので、雑草が生えてきても見つけにくく、高く伸びたときに隙間から出てきてしまうことがあります。

また、草取りもしにくく、防草シートや砂利をしっかりと敷く必要があります。

ほかにも劣化によって塗装が剥げ、木が腐ってしまうことがあるので、1年に一度の塗り替え、シロアリや害虫の被害も起こりうるので、防虫対策もしましょう。

コンクリートで防草対策


長い間防草ができるコンクリート施工は、とても効果的です。

ほかの防草対策よりもはるかに期待ができ、活動のスペースを作ることができます。

駐車場など考えている方には、利点のある施工方法です。

駐車場などの有効活用できる面をもちますが、コストがかなりかかる点と、劣化によってひび割れた箇所から、雑草が生えてくるデメリットがあるので、選ぶ前に慎重に考えるべきです。

また、撤去なども簡単には行えないので、庭の計画も立てる必要があります。

砂利の対策

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砂利を敷くと防草対策ができ、コストも大きくかかりません。

砂利を敷くことで、ある程度遮光ができ、雑草が生えにくくなりますが、防草シートと組み合わせると、さらに大きな効果を期待できます。
単体で使うと、雨水によって砂利が徐々に沈んでしまい、雑草が生えやすくなってくるほか、砂やホコリが溜まって、飛んできた種が地面に根を下ろしやすくなります。

また、防犯対策にもなるので、安全性も高められますよ。

固まる土

固まる土は水分に触れることで、中に入っている接着剤が溶け、硬い地面を作れます。

分厚い面を作るため、防草効果が高いうえ、コストも比較的安価に済みますよ。
土を土壌の表面に敷いて均し、水をかけるだけのシンプルな作業ですが、均しがしっかりとできていないと、水たまりや、強度が弱いなどとトラブルが出てくることも。

経年劣化によって、土の端からボロボロに崩れやすくなるので、土壌をあらかじめ掘ってから、土を投入し周りを固める必要があります。

諦めて定期的な草むしりをする手段もある

お金をかけて、雑草が生えないような庭づくりや防草対策は、当然、大きな効果をえられ、長い目でみれば雑草のトラブルに悩まされることも少なくなるでしょう。

しかし、コストが大きくかかることに踏まえ、いずれは劣化もします。

1. 手で行う草むしりの良さ

少しでもお金をかけた防草対策に悩まれているのなら、草むしりを定期的にすることもおすすめします。

手作業で全て行う分、労力と時間がかかりますが、コストもかからず、細い場所まで作業が行えるメリットがありますよ。

2. 草むしりのポイント

大量に生えた雑草では、手に負えない状態で、やる気も消沈してしまいます。

日頃からこまめに草取りをし、時期や季節を見計って作業することがポイント。

雨が続くような梅雨の時期は、作業のしにくさや、雑草がすぐに生えやすく、無駄になってしまうことも。

また、夏場の猛暑日は熱中症などの危険性も高いので、安全に作業をしてくださいね。

草むしりを怠ると起こるデメリット

大量に生えた雑草を、取り除いていくことはとても大変ですよね。

いくら防草対策したとはいえ、そこら中に生えてくる雑草を摘除するのは、正直面倒臭いです。
しかし、草むしりを怠って雑草を放任してしまうと、さまざまなトラブルが発生し、大きなデメリットになるだけなので、怠らずにしっかりと作業をしましょう。

景観の悪化

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雑草を放置してしまうと、庭の景観が悪くなってしまうことが最初に挙げられます。

また、雑草がたくさん生えた庭の印象は、とても良いとはいいにくいですよね?庭の印象が悪くなるということは、住まわれている住居自体の印象も損なうことになるので、草むしりは重要です。
庭は住居の顔でもあるので、日頃からの草むしりを行ってきれいにし、印象のある美しい住まいを心がけましょう。

虫・獣が住み着く

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雑草が生えることで、害虫や危険な動物が住み着くこともあります。

特に、敷地内の塀沿いや角隅は日陰で薄暗く、湿気の多い場所になりやすいので、虫や動物たちが住みつき危険です。
特にハチやヘビなどは、庭に侵入し、巣を作ったり、草影に隠れ、潜んでいることが多くあります。

小さなお子さんがいる場合などは、とても危険な環境になってしまうこともあるので、しっかりと草むしりと防草対策を行ってください。

近隣住民からのクレーム

雑草を放任することで、近隣の住宅にも被害が及ぶ恐れがあります。

上記で記したように、危険な虫や動物が住み着くことで、自分の家の敷地外にも、危険を晒すことにもつながります。
雑草が高く伸びたり、ツルが長く伸びて、隣の家に侵入してしまうこともありうるので注意しましょう。

また、庭の景観が崩れることで、地域全体の景観が崩れ、クレームにつながることもあります。
周りのことも考慮しながら、草むしりを行うことです。

業者に依頼しても防草対策をする価値がある

1. 個人でやるにも注意が必要

防草対策や草むしりは、DIYなどと自分でできることがたくさんあります。

でも、安価に済ませられる分、時間と労力が大きな対価になるでしょう。

また、作業に不慣れな素人の方の場合だと、失敗やリスクが起き、逆に大きな損害となることもあるので、注意が必要です。

2. 業者に頼む大きなメリット

少しでも作業に不安と感じる方は、専門の業者に依頼して、防草対策を行うことも1つの手段。

作業の準備や手間、時間と労力、そして完成度の違いなど、業者に頼むメリットはたくさんあります。

また、作業に伴う危険性もなく、安全で確実性の高い選択といえます。

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3. 目的と計画を立ててから業者に依頼

あらかじめ予算やかかる金額などを確認することも大事ですが、まずは防草する目的は何のためなのか?と考えると、業者に依頼する価値が生まれるかもしれません。

ただ何となくで依頼しただけでは、しっかりとした満足感は得にくいです。

そのあとは、どれぐらいの期間がかかるのか、どの範囲までを依頼するのか、ひとつひとつ決め計画していくと、予算の準備と業者に依頼する価値がさらに高まります。

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