低木とは・下草とは
低木とは、植物学的、形態学的には成木の樹高が3m以下の樹木の総称です。
逆に高木とは高さ5メートルを超えるものを言います。
昔は「灌木・潅木(かんぼく)」とも呼ばれ、英語では “shrub” や “bush” と表現されます。
一方、下草とは、シンボルツリーなどの植栽の根本に植えておく植物のことです。
植栽全体のデザイン性をアップさせるだけでなく、グランドカバーとしての役割を果たしてくれます。
これら低木・下草は、シンボルツリーなどの植栽全体の組み合わせが非常に重要です。
例えば、洋風のシンボルツリーを植えたなら、下にはシルバープリペットやローズマリー、アベリアなどの洋風な低木や下草を。
和風のシンボルツリーを植えたなら、コンフューサやヤブラン、ツワブキなど、といったように、日当たりも含めて全体的な雰囲気にマッチしたものを選ぶと良いでしょう。
低木
お庭を植栽で彩る際には、シンボルツリーやサブツリーだけでなく、低木や下草を組み合わせることで、庭全体の立体感や奥行きを表現することができます。
そのため、脇役ながらも低木はお庭づくりには欠かせないピースの1つです。
低木をお庭に配置するメリットにはこんなことがあります。
植栽のデザイン効果
実際のお庭では、高木のシンボルツリーよりも足元~目の高さにある低木のほうが目に留まることが多くあります。
そのため、低木は実は植栽デザインの要でもあるのです。
葉色や花などで、高木とは異なる色彩を取りいれたり、高低差を生かして奥行きを出すのもおすすめです。
また、足元に緑を入れることによって、雑木の賑やかさを取り入れることができます。
剪定等の管理が簡単
実際のお庭では、高木のシンボルツリーよりも足元~目の高さにある低木のほうが目に留まることが多くあります。
そのため、低木は実は植栽デザインの要でもあるのです。
葉色や花などで、高木とは異なる色彩を取りいれたり、高低差を生かして奥行きを出すのもおすすめです。
また、足元に緑を入れることによって、雑木の賑やかさを取り入れることができます。
高木の幹元や地表の保護
低木は、他の植栽へも良い影響を与えてくれます。
雑木風に用いられる高木の多くは、元々根本近くへ直射日光が当たることを嫌うため、足元に低木があることによってそれを防ぐことができます。
また、地面に日陰をつくることができるので、地表の乾燥も防ぐことができます。
目隠しにも使える!?
小さめのお庭であれば、低木を玄関先に植えておくだけでも多少の目隠しとなります。
下草と合わせておしゃれに配置すれば、目隠しを兼ねた魅力的な植栽の完成です。
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下草
下草とは、シンボルツリーなどの植栽の根本に植えておく植物のことで、植栽全体のデザイン性をアップさせるだけでなく、グランドカバーとしての役割を果たしてくれています。
下草を選ぶ際には、日当たりを考慮しながら、周りの庭木や庭全体の雰囲気にあったものを選びましょう。
下草を含めた姿が植栽全体の印象になるので、テイストがあまりにもバラバラだと不自然な印象を与えてしまいます。
庭木と違って植え付けや植え替えに手間があまりかからないものが多いので、色々試してみるとよいでしょう。
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