「おしゃれな目隠しフェンスを探しているけど、たくさんあり過ぎておすすめがわからない」と思う方は少なくありません。実際にさまざまな商品がラインナップされ、逆に選びにくく感じます。この記事では、プロの外構が選ぶおしゃれな目隠しフェンスを10つ紹介!

お庭のリフォーム専門店

庭づくりやお庭のリフォームは造園業界No.1チェーン店のsmileガーデンにお任せください!

目次

目隠しフェンスにはおしゃれな種類がたくさん

木のフェンスと植栽

目隠しフェンスは、境界線をただ仕切る普通のフェンスとは違い、2mほどの高さで設けられ、外部からの視線を遮断したものです。そのため、柱と柱の間には、商品ごとにさざまざまな素材でできた板や、パネルが取り付けられています。

普通のフェンスよりも見た目が美しく、おしゃれなものも多いため、住宅の外観や庭の雰囲気にあったものが選べます。

主に下記の4つの素材でできている目隠しフェンスが、外構工事でよく使われます。

  • 木製目隠しフェンス
  • 樹脂製目隠しフェンス
  • アルミ製目隠しフェンス
  • 採光パネル付き目隠しフェンス

このあと、それぞれを詳しく紹介します!

1. 木製目隠しフェンス

木製フェンス

木の温もりが感じられ、ナチュラル感のある木製の目隠しフェンス。鉄やアルミなどのハードな素材よりも圧迫感を感じにくく、開放的な空間に仕上げることができます。木材の心地よい香りもするためリラックス効果も期待でき、自宅の庭でのんびりと過ごしやすい魅力があります。

デザイン性も高く、格子状(ラティス)・横張り・縦張り・クロス張りなどと、庭のテイストや雰囲気にあわせて選べます。

枕木を使ったフェンスもノスタルジックで、洋風テイストの庭によく馴染みますよ。

2. 樹脂製目隠しフェンス

樹脂製目隠しフェンス

木製目隠しフェンスよりも耐久性が高く、メンテナンスも簡単な樹脂製の目隠しフェンス。数年経っても色あせやひび割れなどが起きにくく、修理補修などのランニングコストがかからないフェンスです。

樹脂に木粉を混ぜ合わせてできているため、ハードな素材の中では、木の質感により近く表現されています。硬めの質感ですが、木製フェンスのように暖かくナチュラルな雰囲気があります。

害虫被害や傷にも強いため、見た目がすぐに悪くなることもなく、きれいな状態で長く使用できます。

3. アルミ製目隠しフェンス

アルミ製目隠しフェンス

アルミ製目隠しフェンスは、手頃な価格でメンテナンスも少ないのが特徴です。腐食耐性が高く、サビによって腐って折れることがあまりなく、最低でも10年以上は使えるといわれることも。

ほかの素材よりも軽量なため、自分で取り付ける場合は設置も楽で、種類によっては大掛かりな工事が不要なものもあります。

また商品によっては、木目調にデザインされたものを多くあり、ハードな質感を感じにくく、庭の雰囲気にあわせやすいです。

4. 採光パネル付き目隠しフェンス

採光パネル付き目隠しフェンス

目隠しフェンスは、庭の日当たりが悪くなりがちで、サイズによっては圧迫感を感じるものもあります。

採光パネル付き目隠しフェンスなら、背の高いフェンスを取り付けても、スモークがかった透明のパネルから光が差し込みやすく、庭を明るく演出できます。一般的なパネルよりも解放感があり、庭を広く見せることも。

また、外部からの気になる視線を感じにくく、プライペートの時間をゆったりと過ごせます。

比較的、樹脂製やアルミ製のフェンスに取り付けられ、圧迫感を低減させたいときに付けるのもいいかもしれませんね。

目隠しフェンスの2つのタイプ

フェンス

目隠しフェンスには、素人がDIYで設置ができる独立スタンド型と、業者に依頼して施工してもらう施工型の以下2つのタイプがあります。

  • 独立スタンド型フェンス
  • 施工型フェンス

おしゃれな目隠しフェンスは、比較的リーズナブルな金額で自分で設置するのか、または高額な金額を支払って、プロが建てたしっかりとしたものを設置するのかを決める必要があります。どちらが自分にとって良いかよく検討してみましょう。

独立スタンド型フェンス|DIYでおしゃれに設置可能!

独立スタンド型フェンス

複雑で大掛かりな作業がなく、素人のDIYで設置ができる独立スタンド型の目隠しフェンス。枠とスタンドを組み立てて、設置したい場所にセットするだけで、目隠しの役割を果たします。

平らで安定した場所を選び、風で倒壊しないように地面にビスで固定、または重石を乗せてセットします。

台風など雨風が強い日には、飛ばされないように倒しておくことができますが、商品によってはコンパクトにたたんで収納することも可能です。

DIYですぐに目隠しフェンスを設置したい方におすすめのタイプです。

施工型フェンス|耐久性のあるものがつくれる

施工型フェンス

施工型の目隠しフェンスは、地面の基礎やブロックの上に頑丈なフェンスを設置するタイプ。独立スタンド型よりも、強風に強く、簡単に倒壊してしまう心配があまりありません。

また、フェンスの高さは2〜4mのものも施工ができ、外部からの視線を広い範囲で遮り、自宅の防犯性を高められます。

大掛かりな作業が多く、素人のDIYは設置するのが難しいため、業者が施工することが一般的です。そのため、各メーカ会社でさまざまな製品を販売しています。庭の広さや、建物の外観になじむような目隠しフェンスが建てられるのも魅力的!

【独立スタンド型】おすすめのおしゃれ目隠しフェンス

蔦とフェンス

ここでは、おすすめの独立スタンド型のおしゃれな目隠しフェンスを以下の5つ紹介します。

  • 樹脂製 プランター付きフェンス
  • 樹脂製 スタンド式フェンス
  • アルミ製 ボーダーフェンス
  • 竹・木製 竹垣目隠しフェンス
  • 木製 天然木目隠しフェンス

比較的フェンス1枚ずつで販売しているところが多いので、用途や設置する場所にあわせて数を選ぶようにしましょう。

①樹脂製 プランター付きフェンス

プランター付フェンス

1枚セットするだけで、仕切り・目隠し・プランターの3つの役割があるプランター付きの置き型目隠しフェンス。樹脂製でできているため、比較的軽量で、セットが簡単です。パネル部分にも植木鉢をハンギングできるので、寄せ植え次第でおしゃれな目隠しをつくれます!

・サイズ:高さ180×奥行き36×幅90cm(本体)、深さ25×奥行き36×幅90cm(プランター)
・カラー:ホワイト、カントリーパイン、ライトブラウン、ダークブラウン、ココアブラウン

Amazonはこちら
楽天市場はこちら
Yahooショッピングはこちら

②樹脂製 スタンド式フェンス

スタンド式フェンス

パネルと柱をビスで固定するだけで、組み立てが完了するスタンド式フェンス。約90cmほどの高さがあるため、完全に目隠しをするのではなく、ドッグランなどの仕切りや、庭や裏口の仕切り・目隠しとして使います。幅は規定サイズで121.1cmとされていますが、使う場所にあわせてパネルを数枚ほど外して、注文することもできます。

・サイズ:高さ92.3×奥行き60.8×幅121.2cm
・カラー:カントリーパイン、ライトブラウン、ダークブラウン、ココアブラウン

楽天市場はこちら
Yahooショッピングはこちら

③アルミ製 ボーダーフェンス

アルミ製ボーダーフェンス

置いた箇所に付属のビスで固定して、頑丈に設置ができるボーダーフェンス。土の上だけでなく、電動ドリルを使えばコンクリートにも固定ができます。さらに、コンクリートブロックに脚を差し込み、セメントを流し込んで固定すれば、強風でも倒れにくいフェンスに。2枚ほど連結して組み合わせれば、大きな目隠しフェンスにもなりますよ!

・サイズ:高さ149×奥行き250×幅120cm
・カラー:グレー、ダークブラウン、ホワイト

Amazonはこちら
楽天市場はこちら
Yahooショッピングはこちら

④竹・木製 竹垣目隠しフェンス

竹垣目隠しフェンス

和風や和モダン風のテイストの庭におすすめな竹垣目隠しフェンス。本物の竹を使用し、上部には格子がデザインされ、上品で風情のあるフェンスです。長く使用することで、色合いや質感が変わり、味わい深く染まっていく魅力があります。注文をするときは地面に固定する杭柱に変更することもできます。高さや幅もあるので、1〜2枚設置するだけで立派なフェンスに。

・サイズ:高さ120×幅88cm

楽天市場はこちら
Yahooショッピングはこちら

⑤木製 天然木目隠しフェンス

国産の杉材を使った天然木フェンスは、特殊な加工がされていて、防腐・防虫効果があり、設置する環境によっては約20年ほど使えることも。重厚感のある仕様は、幅が126cmほどもあるため、1枚で大きな目隠しフェンスになります。地面に埋め込むタイプのため、セメントや砂などの材料や道具が必要ですが、初心者の方でもDIYで設置が可能です。

・サイズ:高さ81×幅126cm
・カラー:ウォルナットブラウン、パインイエロー、ローズウッドブラウン

楽天市場はこちら
Yahooショッピングはこちら

【施工型】おすすめのおしゃれ目隠しフェンス

ガビオン

次は、外構のプロが選ぶ大手メーカーのおしゃれな目隠しフェンスを以下5つ紹介します。

  • 三協アルミ|ガーデンスクリーン M.グローリア
  • タカショー|エバーアートボードユニットフェンス
  • 四国化成|アグリアフェンスTL1型
  • KKAP 樹脂製フェンス ルシアスD02型
  • LIXIL 和風竹垣フェンス 京香

パネルの組み込み方や色などが商品によってさまざまなので、和風・和モダン風・洋風・アジアン風とそれぞれの自宅に庭にあうものを選んでくださいね。

①三協アルミ ガーデンスクリーン M.グローリア

三協アルミ ガーデンスクリーン M.グローリア

アルミ製の格子枠に透明パネルが取り付けられた三協アルミのガーデンスクリーン 「M.グローリア」。アルミパネルと格子枠は、シルバーやブラックなどの4色のカラーに加え、庭の雰囲気にあわせて3色の木目調カラーが用意されています。

パネルは採光と風通し具合によって9種類から選べるのも魅力的!豊富な種類から求める庭のスタイル・快適さにあわせて選べるフェンスです。

webカタログはこちら

②タカショー エバーアートボードユニットフェンス

タカショー エバーアートボードユニットフェンス

タカショーの「エバーアートボードユニットフェンス」は、支柱を地中に埋め込み、ユニット型になったパネルをはめ込むタイプのアルミフェンス。重厚感のある木目調がデザインされ、上品さがあります。

地面から頂点まで隙間はないため、外部からの視線を完全にシャットアウト。また、パネルに足をかける箇所もないため防犯性が高く、住居の安全性を備えたおしゃれ目隠しフェンスです。

webカタログはこちら

③四国化成 アグリアフェンスTL1型

四国化成 アグリアフェンスTL1型

細いアルミ角柱(パネル)が縦に敷き並べられた四国化成の「アグリアフェンスTL1型」。細かく入るスリットは、外部からの視線を遮りつつ、光や風をよく通すため、庭では快適に過ごすことができます。

ライトブラウンやセビアブラウンなどの高級感のあるカラーから選べ、繊細で上品な雰囲気があります。

TL2型は、1型とは違い板状のパネルで施工されるため、より重厚感が出ます。

webカタログはこちら

④KKAP 樹脂製フェンス ルシアスD02型

KKAP 樹脂製フェンス ルシアスD02型

YKKAPの樹脂製フェンス「ルシアスD02」は、シックでエレガント質感ですが、ブラウンのパネルとブラックの格子枠が、どことなくモダンなアジアン風の雰囲気を感じます。

横に入るスリットは、外部からの視線や人影を薄らとしか感じにくく、プライバシーがしっかいりと守られます。光と風を通し、心地良い目隠し効果を期待できるかもしれません。

よりきめ細かくパネルを取り付けた「D01型」なら、外部からの視線をさらに遮断し、防犯性も高くなります。

webカタログはこちら

⑤LIXIL 和風竹垣フェンス 京香

LIXIL 和風竹垣フェンス 京香

竹のリアルな質感にこだわったLIXILの「和風竹垣フェンス京香」は、耐候性アルミ製フェンス。紫外線や雨などによる劣化や変質を起こしにくく、耐久性がすぐれています。

写真は建仁寺垣といわれる竹垣で、縦に細かく並んだ竹と、横に入る竹を組み込み上品さを演出します。それ以外にも、細美垣・御簾垣・大津垣などの種類を自由に選べます。和風の庭によくなじむ目隠しフェンスでおすすめです。

webカタログはこちら

まとめ

フェンスと庭

おしゃれな目隠しフェンスを選ぶときは、まず庭や建物の雰囲気にあう素材を見つけることがポイント。アルミ・樹脂・木の中から選び、さらに色を選択します。

それから、予算を決めたのちにDIYで設置するのか、業者に依頼して施工してもらうのか決めるといいです。先に予算だけを決めてしまうと、独立スタンド型と施工型のどちらか一方にしか目がいかず、ベストなフェンスを見つけにくくなってしまいます。

業者に依頼するかどうか決めたあとは、自宅の雰囲気にあった素材や色から決めると、選択肢も絞られ最適な目隠しフェンスが建てられますよ。

ぜひおしゃれな目隠しフェンスを見つけて、家族や友人と楽しめる庭を演出してみてくださいね!

お庭のリフォーム専門店

庭づくりやお庭のリフォームは造園業界No.1チェーン店のsmileガーデンにお任せください!

高杉 有希子
監修者 エクステリアプランナー 高杉 有希子

静岡県御殿場市の土建屋に生まれ、大型重機が大好きな子供時代を送る。
建築に憧れ、三重短大で住環境を学ぶ。新卒でハウスメーカーFC工務店の「インテリアプランナー」に応募するも、社長の勘違いで募集したかったのはなんと「エクステリアプランナー」!!
ハウスメーカーで個人住宅のエクステリアを担当。その後、ゼネコン住宅事業部のインテリアプランナー、植木屋の外構プランナーを経て、現在は(株)ガーデンメーカーで営業設計を務める。

執筆者 柴﨑光一

リゾートガーデンスタイル専属の庭師×Webコンテンツクリエイター。 カナダのトロントで造園士を、その後日本で花屋のバイヤー・鉢物の管理・アドバイザーを経験した後、ヤシの木を主体とするリゾート・ドライガーデンの造園士に。 現在は、リゾートガーデンスタイルの社会福祉施設・DOG CAFEの専属庭師に加え、畑の開拓・管理、SNSも兼務。 植物を専門とするWebコンテンツクリエイター、ガーデニング商品の監修者としても活躍中。