「新築を建てて、いよいよ外構工事!でも費用ってどのくらいかかるの?」
「家はしっかり調べたけど、外構までは…」
今回はそんな方のために、新築外構・エクステリア工事にかかる費用と相場を、7つの価格帯に分けて紹介していきます。
目次
新築外構・エクステリア工事の費用と相場【価格帯5つの特徴】
それでは初めに、新築外構・エクステリア工事の費用と相場について解説していきます。
後の項目で価格帯ごとの特徴について紹介していきますが、まずは全体を知ることで、自分の理想の外構にはどのくらいの費用がかかるのか、しっかりとイメージしてみましょう。
外構工事費用の相場
外構工事の費用は基本的に、敷地面積の大きさによって変動します。
新築の場合は住宅全体の費用の10%と言われており、ほとんどのケースが100万~300万円です。
実際、smileエクステリアの平均工事費用は178万円となります。
対してリフォーム工事の場合は、平均236万円です。
「リフォームの方が高いの?」と思われるかもしれませんが、これはお庭全体も含めた全体リフォームの場合です。
外構のみに絞ると、多くの場合は60万~90万円となります。
新築の外構工事の場合は150万~250万円が全体の50%以上!
外構工事にかかる費用の相場で、最も割合が多いのが150万~250万円です。
全体の50%以上がこの価格帯となっています。
一般的な敷地面積であれば、この金額で十分満足のいく外構が出来上がります。
デザインにこだわりたい場合や、敷地面積が広い場合には、さらに費用がかかります。
「そこまでこだわりはないけど、それなりに恥ずかしくない外構にしたい」という方は150万~250万円を基準に考えると良いでしょう。
smileエクステリアでは、大まかに分けて100万円未満が9%、100~150万円未満が19%、150~250万円未満が54%、250万円以上18%となっています。
お庭全体リフォームの外構工事の場合は150万~250万円が全体の50%以上!
お庭全体のリフォーム工事の場合も同様で、150万~250万円が過半数を占めています。
smileガーデンプチ庭づくり事業部では、100万円未満が6%、100~150万円未満が12%、150~250万円未満が59%、250万円以上が23%となっています。
先程お話したとおり、お庭全体となると工事費用が増加します。
そのため内訳も全体的に高めの価格帯が多くなっています。
リフォームは解体と処分費が発生するため新築時より高くなりがち
外構のリフォームが高くなる原因をもう一つ紹介します。
それは、「解体や処分にかかる費用が別途必要になる」ということです。
新築の場合は、何もない状態からスタートするため、外構を作るための費用だけで済みます。
しかしリフォームの場合は、元からある外構を撤去したり、タイルを剥がすといった作業が必要になるため高くなりがちです。
今の外構から大きくデザインを変えたい場合は、より費用がかさむでしょう。
新築外構・エクステリア工事の費用と相場【価格帯5つの特徴】
ここまで、外構工事にかかる費用の相場について解説してきました。
この項目では、7つの価格帯別に、どのような外構工事が可能なのかについて紹介していきます。
「どのくらい外構にお金をかければいいの?」と迷っている方はぜひ参考にしてください。
【①激安価格・部分外構】50万円未満
50万円以下の場合は、本当に最低限のマナーとして行うべきレベルの内容です。
敷地面積が小さい場合は多少外構をデザインすることができますが、隣地との境にコンクリートブロックを並べるなど、一般的な面積の場合はほとんど何もできません。
「外構にそこまでコストをかけたくない」という方も、この価格帯では後々不満が出てくることも多いでしょう。
リフォームとなると費用も増えますし、最初の段階でこそしっかりお金をかけたいところです。
【②安い費用・超シンプル外構】50~100万円未満
この価格帯になると、多少外構のデザインが充実してきます。
しかし駐車場をコンクリートにするなど、大掛かりな施工はできません。
一般的な敷地面積より小さければ満足できるかもしれませんが、非常にシンプルなデザインしか不可能です。
【③安い費用・必要最低限外構】100~150万円未満
100~150万円になると、最低限生活する上での外構を作ることが可能になります。
しかしカーポートや目隠しフェンスといった工事は難しいでしょう。
「とにかく費用を抑えたい」という方であっても、オススメできるのはこの価格帯からです。
なお一般的な敷地面積よりも広くなる場合は、②のレベルの工事しかできません。
【④平均価格・+α外構】150~200万円未満
この価格帯では、ウッドデッキやカーポートといった外構も可能になってきます。
とはいえ選べるのは必要最低限のクラスになるため、充実したものを目指す場合は難しいでしょう。
【⑤やや高い費用・まぁまぁおしゃれな外構】200~250万円未満
200万円以上になると、デザインにもしっかり力を入れることができます。
一般的な敷地面積であれば、この時点で周囲の家よりもオシャレな外構が可能です。
もちろん敷地面積が広くなると、より費用が大きくなるため注意しましょう。
【⑥高い費用・おしゃれな外構】250~300万円未満
250~300万円になると、外構のライトアップやモダンなカーポートなど、デザインの選択肢が大きく広がります。
日常生活を送るだけであれば必要のない部分になってきますが、その無駄な部分が毎日のストレスを解決してくれます。
生活の中で生まれる小さな不満にも目を向けたい方は、この金額を目安にしておきましょう。
【⑦高級価格・超おしゃれな外構】300万円以上
夢のガレージやシャッターゲット、重厚感のある塀など、より高級感のある外構を目指すならこの価格帯です。
もちろん住宅のレベルに合わせて選択する必要がありますが、外構にも一切妥協したくないという方は、ぜひ検討してみましょう。
まとめ
今回は、新築外構・エクステリア工事の費用や相場について解説してきました。
一般的には150万~250万円が相場となっており、敷地面積によって変動します。
50万円以下でも外構工事を依頼することは可能ですが、最低限生活できるラインを目指すのであれば最低100万円以上は想定しておく必要があります。
「外構にお金をかけたくない!」という方も、生活する上でストレスになりそうな部分がどこなのかしっかりとイメージし、外構のレベルと決めると良いでしょう。
静岡県御殿場市の土建屋に生まれ、大型重機が大好きな子供時代を送る。
建築に憧れ、三重短大で住環境を学ぶ。新卒でハウスメーカーFC工務店の「インテリアプランナー」に応募するも、社長の勘違いで募集したかったのはなんと「エクステリアプランナー」!!
ハウスメーカーで個人住宅のエクステリアを担当。その後、ゼネコン住宅事業部のインテリアプランナー、植木屋の外構プランナーを経て、現在は(株)ガーデンメーカーで営業設計を務める。
熊本県の海と山に囲まれた田舎で育ち、幼少期からガーデニング好きの祖母を手伝う。高校時代には、音楽を中心に様々な芸術分野に興味を持つようになり、同時に自然の持つ面白さや奥深さに気づく。現在はライターとして活動し、多趣味を活かして幅広いジャンルで執筆。他にもカメラやデザインについて勉強中。自然に囲まれて暮らすのが1つの目標。