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レッドロビン
2020.11.13

レッドロビン

レッドロビンは、赤い新芽が特徴的なカナメモチの園芸品種。
カナメモチは日本原産だが、アメリカで生み出された。成長スピードの早さから、生垣として利用されることが多い。また、刈り込まれることが多いため、見る機会は少ないが、花も美しい。

基本データ

  • 分類庭木-生垣
  • 学名Photinia×fraseri 'Red Robin'
  • 科・属名バラ科 カナメモチ属
  • 別名セイヨウベニカナメ セイヨウカナメ

赤い新芽が特徴で、生垣に人気

アメリカで生み出された園芸品種

 
レッドロビンは、アメリカで作れたカナメモチ属の園芸品種です。元々は日本原産であるカナメモチとオオカナメモチを交配し、生み出されました。成長が早く刈り込みに強いため、生垣として人気があり、現在は交配元のカナメモチやオオカナメモチよりも一般的な樹木になっています。
 

印象的な赤い新芽

 
レッドロビン
 
レッドロビンはその名の通り、新芽の赤色が印象的な樹木です。赤い新芽は季節に関係なく剪定することによって発生するため、秋の紅葉とは一味違った独特の雰囲気を楽しむことができます。新芽の赤と緑の対照的なコントラストが非常に美しく、他の樹木では見られない表情を見せてくれます。
 

ベニカナメモチ(カナメモチ)との違い

 
ベニカナメモチ(カナメモチ)は、レッドロビンと同じように赤い新芽が美しい樹木で、以前は日本全国に植えられていました。
しかし、発根性の低さによる移植の難しさや、病気・害虫に対する弱さなどが原因となり、次第に姿を消していきます。
その後、発根性の高いレッドロビンが生み出され、普及しました。現在ベニカナメモチと呼ばれ生垣などに利用されるものは、レッドロビンを指している場合がほとんどです。レッドロビンはベニカナメモチよりも若干葉が大きく、春秋に新芽が伸びてくる時期が半月ほど早いという違いがあります。

新芽から花まで様々な表情を楽しめる

生垣や目隠しとして

 
レッドロビンの代表的な楽しみ方といえば、まずは生垣です。成長スピードが早いため、短期間でしっかりとした生垣に育ってくれます。ただし、成長しすぎると木の上部が鬱蒼とした印象になりやすいため、定期的な剪定はしっかり行いましょう。また形を整えるのはもちろんですが、赤い新芽の付いたレッドロビンらしい姿を保つためにも、剪定は重要です。
生垣として植える場合は、それぞれの株の間は50cm以上空けるようにしましょう。成長して広がると、50cm以下ではスペースが足りず窮屈な印象になってしまいます。
 

刈り込まずに花を楽しむ

 
生垣としての利用が多いレッドロビンですが、実は花も楽しむことができる樹木です。花は小さな花弁が5つの可愛らしい白い花で、いくつも集まって房になります。赤と緑のコントラストに白い花が加わることで、さらに美しい姿を見せてくれます。花が満開になると、木全体を埋め尽くすようになり、見る人を圧倒します。ただし、剪定しすぎると花が咲かないこともあるため注意が必要です。
 

建物との相性に注意

赤い新芽が美しいレッドロビンですが、季節に関係なく赤色が混じってしまうため、周囲と雰囲気がマッチせず、かえって違和感になってしまうことがあります。洋風テイストには相性が良いですが、和風な作りの家やガーデンに植えたい場合は事前にしっかりイメージを膨らませ、違和感なく馴染めるか考えておくことをおすすめします。

育て方・管理方法

詳細情報

 

草丈・樹高

3~6m

 

栽培可能地域

東北南部以南

 

花色

 

開花期

5月から6月にかけて

 

結実期

結実することは少ない

 

耐暑性/耐寒性

耐暑性:高い 耐寒性:やや低め

 

育て方

 

植え付け・植え替え

植え付けは、3~4月もしくは9~10月頃が適期です。成長スピードの早さから、鉢植えには適しません。なるべく地植えするようにしましょう。
場所は日当たりの良い場所を選びます。日向を好むレッドロビンは、日陰では葉色が悪くなったり、枝が間延びしてしまうことがあるためです。植え付けの際は深さ・幅ともに1回り大きな穴を掘り、土には腐葉土を3割ほど混ぜ込んでおきましょう。植え方は根を傷つけないよう注意しながら、根についた土をほぐして植え付けます。植え付け後は、レッドロビンの根と土が馴染むようしっかりと水やりを行いましょう。
レッドロビンの植え替えは、ほぼ不可能と言われています。ベニカナメモチよりも発根性はありますが、基本的に植え替えは行わずに育てましょう。植え付ける前に、十分なスペースがあるかしっかり確認しておくことをおすすめします。

 

肥料

肥料は2月頃、緩効性肥料や油粕等の有機肥料を、寒肥として施肥します。肥料が不足すると、葉色が悪くなることがあるため注意しましょう。
 

剪定

剪定の時期は6月~7月、9月頃がおすすめです。
6月~7月の剪定は、伸び過ぎた枝を根元からしっかりと取り除き形を作ります。9月の剪定では形を整えるだけで構いません。また、レッドロビンの枝は上方向に伸びようとする性質があるため、放置していると樹高が高くなり、低い部分の枝は枯れてしまいます。目的の高さまで成長したら、伸ばさないよう注意しましょう。

 

病害虫

レッドロビンは、比較的病害虫の被害を受けやすい樹木です。病気ではごま斑点病、害虫ではルリカミキリやアブラムシ、毛虫に注意しましょう。
ごま斑点病になると、葉に斑点が現れます。この病気は他の植物にまで感染することもあるため、被害を受けた葉を見つけた場合はすぐに取り除きます。また、ごま斑点病の原因には湿気も含まれます。落ち葉などが溜まらないよう定期的に掃除を行うのも重要です。
ルリカミキリは木に穴を空けて卵を産み、幼虫は木を内側から食害して枯らしてしまいます。株元に木くずが落ちている場合はルリカミキリが居る可能性が高いため、殺虫剤を用いて駆除しましょう。アブラムシは、刈り込まれた新芽をエサに集まります。見つけ次第、薬剤を散布して対処します。
毛虫は毒を持っていることもあるため、駆除する際は必ず肌を露出しない格好で行いましょう。こちらも薬剤散布で対処します。

 

日当たり

レッドロビンは日当たりを好む樹木です。日陰では発育が悪くなるため避けましょう。
 

水やり

根付いてしまえば降雨だけでも育ちますが、日照りが続いて土が乾燥しているようなときには水やりが必要です。
 

育てやすさ

★★★★★★

出典(引用元)

レッドロビン – 庭木図鑑 植木ペディア

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