多くの方が憧れる夢のマイホーム。
南や西向きの掃き出し窓があるお家も多く、室内や部屋をおしゃれに整えたいですよね。

しかし、住宅街や道路に面した家だと、、窓から家の中が見えてしまうことも多く、通りからの視線が気になってリラックスできないこともあると思います。
さらには、室外機やエコキュートなどが悪目立ちして、住宅の美観が悪く見えてしまうことも。

そのような時には、木で目隠しできる庭木がおすすめです。
フェンスやブロック塀のような閉鎖されたような空間になりにくく、やわらかくて開放的なお庭を演出できます。

今回は、虫がつかない、日陰でも育つ常緑樹をはじめ、15種類のおしゃれな庭木と植え方のパターンを紹介!
さりげなく目線を遮る工夫で、家族だけのゆったりとした時間を過ごせますよ。


生垣トラブルは防げる…smileガーデンに相談する

目次

目隠しにおすすめの庭木の選び方

目隠しの庭木といっても、木にはたくさんの種類があり、それぞれの特徴や特性にあった庭での使い方があります。
また、枝葉をたくさん植えて完全に見えなくする方法だけではなく、上手に庭木を活用すれば、お庭のイメージを崩さずに目隠しが可能です。

例えば、日陰でも育つ庭木や、2m・3mほどの低木・高木を組み合わせて和風・洋風問わずインテリアやエクステリアに合うもの、虫が付きにくいものがあります。
組み合わせ方次第で、利便性のある目隠し用の庭木として活用できます。

しかし、管理方法の難易度も違うので、庭木を選ぶときは下記3つのポイントも押さえておくと良いです。

①手入れがラク
②虫が付きにくい
③日差しや日陰に強い

この後、それぞれを詳しく紹介します。

手入れがラク

庭道具

忙しい毎日でも、手間をかけずにおしゃれな「木で目隠し」を楽しみたい方には、手入れがラクな庭木選びがおすすめ。
例えば、2m程度の低木・高木などは、過度な剪定や施肥がいらず、室内から見てもナチュラルで心地よいインテリア・エクステリアを演出してくれます。

西や南向きの掃き出し窓まわりに植木を配置する場合も、虫が付きにくいオリーブやトキワマンサクを選べば、薬散布など防虫の手間がぐっと少なくなります。
アルミフェンスや木目調タイプの樹脂フェンスなどと組み合わせて、おしゃれな和風・洋風の雰囲気をつくれば、部屋の雰囲気づくりや室外機の目隠しにも便利です。

さらに、鉢植えでおすすめの植木を選べば、季節にあわせて動かせるので初心者でも気軽に管理できます。
木材を活かしたナチュラルな空間なら、手入れのハードルも低く、長く続けやすいです。

虫が付きにくい

お庭でくつろぎたいのに、虫が多いと落ち着かないですよね。
そんなときは、虫がつかない植木を選ぶのがおすすめです。
防虫の手間が省けるだけでなく、お庭でゆっくりとくつろげ、近隣に迷惑をかける心配もあまりありません。

比較的害虫の発生が少ないオリーブやトキワマンサクなどの樹種を選んでみましょう。
2mほどの低木や高木を組み合わせれば、南や西向きの掃き出し窓まわりでも、おしゃれでナチュラルな雰囲気を演出できます。
和風・洋風問わず、室外機や収納をさりげなく隠せる木で目隠しすれば、インテリア・エクステリアともに統一感が出ます。

虫が付きにくい植木なら日常のガーデニングが心地よく、部屋からの眺めもスッキリします。

日差しや日陰に強い

日差しの強い南向きや、西側に面した掃き出し窓の側でも元気に育つ植木を選べば、おしゃれな空間づくりが楽しめます。
特に日陰でも育つソヨゴやシマトネリコなど、2mほどの低木や高木を組み合わせれば、木で目隠ししながらナチュラルな雰囲気を演出できます。

和風・洋風問わず、インテリア・エクステリアの両方をおしゃれにまとめられ、木材を使ったフェンスと合わせると、室外機や収納をさりげなく隠せます。

さらに、鉢植えにおすすめの植木なら、室内へ移動して部屋の一角を彩ることも可能です。
日差しにも日陰にも強い庭木を選べば、いつでも視線除けが心地よくでき、理想のお庭が叶えられます!

庭木で目隠しするメリット

家と虫眼鏡とアイビー

南や西向きの掃き出し窓から中が見えてしまうお庭でも、植木でおしゃれに目隠しすることでナチュラルな雰囲気を保ちながら、インテリア・エクステリアのバランスがとれた空間づくりが楽しめます。

日陰でも育つ樹木や虫がつかない植木を活用すれば初心者でも育てやすく、和風・洋風問わずどんなスタイルにもマッチします。
2mほどの低木・高木を組み合わせれば、部屋から見たときの景観を損なわず、室外機や収納を自然なかたちでカバーできるのもポイント。

木材を使った木目調フェンスやDIYで仕切りをつくれば、おすすめの植木と合わせてよりやわらかい視線除けが可能です。
お庭全体がナチュラルになり、室内から見たときも落ち着いた気分で過ごせるようになります。

ここでは、庭木で目隠しするメリットについて下記5つ紹介します。

①圧迫感を感じにくい自然な庭をつくれる
②目隠しの高さを変えられる
③防犯性・安全性を高められる
④施工費用がフェンスよりも押さえられる
⑤市町村によっては、補助金制度がある

①圧迫感を感じにくい自然な庭をつくれる

庭木を使って目隠しする最大のメリットは、木材や植木が生み出すナチュラルな雰囲気で、圧迫感を感じにくい空間をつくれることです。
日陰でも育つものや虫がつかない低木・高木を取り入れれば、南や西向きの掃き出し窓付近でも、2mほどの高さで木で目隠しでき、おしゃれで心地よい景観を演出できます。

和風・洋風問わず、インテリア・エクステリアのどちらにも溶け込むので、部屋から見ても自然なつながりを感じられるはずです。
さらに、木材を活かした仕切りやフェンスを加えれば、室外機や収納スペースなどの気になる部分をさりげなく隠しながら、室内からも視線の抜ける軽やかな庭づくりが可能です。

鉢植えにおすすめの植木を選べば移動や手入れもしやすく、初心者でも扱いやすいです。
まるで森の中にいるようなやわらかな空気感が生まれるので、外からの視線を自然に遮りながら、圧迫感を感じない開放的なガーデンライフが楽しめるかもしれませんね。

②目隠しの高さを変えられる

高さを自由に変えられる点も、木で目隠しをするメリットのひとつ。
植える木の種類や剪定の仕方によって、視線を遮る高さやバランスを変えられるため、好みに合わせた目隠しができます。

たとえば、背が高く育つ常緑樹を植えると、2階の窓からの視線をカットすることも可能です。
一方で、低木を使えば、玄関アプローチやテラス周りをさりげなく目隠ししながら、庭に開放感を残すこともできます。

また、庭木は時間とともに生長するため、必要に応じて剪定を繰り返すことで、高さや枝葉のボリュームを細かく調整できます。
フェンスや壁と違い、自然な仕上がりになるので、圧迫感を与えずに目隠しができるのも魅力です。

さらに植える位置や組み合わせ方によって、さらに目隠し効果を高めることもできます。
生垣のように木を並べて植えると、一面を覆うしっかりとした目隠しになりますが、シンボルツリーをポイントに植えるだけでも、視線をさりげなく遮ることができますよ。

③防犯性・安全性を高められる

庭木を使った目隠しは、外からの視線を遮るだけでなく、防犯性や安全性を高める効果もあります。

たとえば、大きく育つ常緑樹や密に茂る生垣を植えると、道路や隣家からの視線を遮り、不審者が近づきにくい環境をつくれます。
木々が自然なバリアになることで、侵入者の視界をさえぎり、敷地内への侵入をためらわせる効果も期待できます。

また、庭木は防犯だけでなく、プライバシーを守りながら家族が安心して過ごせる空間づくりに役立つことも。
特に、窓際や玄関先に植えることで、外からの視線を気にせずに室内や庭でリラックスできる環境を整えることができます。
さらに、植える木の種類や配置を工夫すれば、外から見えにくくするだけでなく、内部から外の様子を確認しやすくなるので、視界を確保しながら防犯対策ができます。

庭木は、フェンスや壁と違って柔らかい印象を与えるため、防犯対策を兼ねながら景観も楽しめるのが魅力です。
防犯性と安全性を高めつつ自然な緑に囲まれた空間で、快適な暮らしを実現してみるのもいいですね。

④施工費用がフェンスよりも押さえられる

貯金箱と硬貨

庭木を使った目隠しは、フェンスや塀を設置する場合に比べて、施工費用を抑えられるのが大きなメリットです。
フェンスや塀は材料費や工事費がかかるだけでなく、基礎工事が必要になる場合も多いため、費用が高くなりがちです。
一方で庭木は、苗木の購入費用と植え付け費用が中心になるため、初期費用を抑えやすくなります。

また、庭木は一本から植えられるので、必要に応じて少しずつ追加していくことも可能です。
最初は小さな苗木から始めて、育っていく過程を楽しみながら目隠し効果を高められるのも魅力です。
特に生長が早い木を選べば、短期間でしっかりとした目隠しをつくることができるでしょう。

さらに、フェンスや塀とは違い、庭木なら剪定や手入れ次第で高さや形を自由に調整できるため、後から変更したくなった場合も対応しやすくなります。
景観を楽しみながら、自然に目隠しができるのもポイントです。

費用を抑えつつ、緑を取り入れたやわらかな印象の庭をつくりたい方には、庭木を使った目隠しがおすすめです。

⑤市町村によっては、補助金制度がある

庭木を使った目隠しは、自然な景観を楽しみながらプライバシーを守れる点が魅力ですが、市町村によっては補助金制度が利用できる場合があります。
これは、緑化推進や環境改善を目的とした制度で、庭木や生垣の設置費用の一部を負担してくれることがあります。
補助金を活用することで、費用を抑えながら目隠しのための庭づくりができるのはうれしいポイントです。

補助金制度は自治体ごとに条件が異なりますが、生垣や植栽の設置を対象にしたものが多く、住宅街の景観保全やヒートアイランド対策としても注目されています。
申請には植える木の種類や設置場所、植栽面積などに条件が設けられている場合があるので、事前に確認しておくことが大切です。

また、補助金の対象になる庭木は、常緑樹や低木が多く選ばれます。
さらに、生垣をつくる場合は、剪定のしやすさや管理の手軽さも考慮しておくと、長く美しい状態を保ちやすくなります。

緑を増やすことで、庭の印象も明るくなり、快適な空間づくりにつながるでしょう。

庭木で目隠しするデメリット

困った顔のマークを手に取る人

庭木を使った目隠しは、自然な景観を楽しみながらプライバシーを守れる点が魅力ですが、その一方でデメリットもいくつかあります。

植えた後は定期的な手入れが必要になったり、病害虫が発生するリスクを考える必要があるため、しっかりと管理できるかどうかも検討しておきたいところです。
また、植えてすぐに目隠し効果が得られるわけではなく、生長するまで時間がかかるケースもあります。

フェンスや塀のように完成した時点で役割を果たすものとは違い、庭木は育てながら作り上げるもの。
手間はかかりますが、その分、季節ごとの変化を楽しめるのも庭木ならではの魅力です。
計画的に育てることで、美しい景観と実用性を兼ね備えた目隠しをつくることができます。

ここでは、庭木で目隠しするデメリットについて下記3つ詳しく解説します。

①定期的な手入れが必要になる
②病害虫が発生しやすくなる
③目隠しをつくるまでに時間がかかる場合もある

①定期的な手入れが必要になる

庭木で目隠しをすると、定期的な手入れが欠かせません。
植えたばかりの頃は小さく整った姿でも、年月とともに枝葉が伸び、バランスを崩してしまうことがあります。
放っておくと形が乱れたり、圧迫感が出たりするため、剪定を行いながら美しい状態を保つ必要があります。

また、生育の早い木は1年に数回の剪定が必要になることもあります。
刈り込みや枝抜きを適切に行えば、通風や採光を確保でき、病害虫の予防にもつながります。
ただし、庭木の種類によっては剪定のタイミングや方法に注意が必要なので、あらかじめ育て方を確認しておくことが大切です。

さらに、落葉樹の場合は、秋から冬にかけて落ち葉の掃除も欠かせません。
風で葉が飛ばされると周囲に迷惑をかけることもあるので、落葉の多い時期はこまめに掃除をするようにしましょう。

手入れは面倒に感じるかもしれませんが、その分、剪定後に整った姿を見ると満足感を得られるのも庭木ならではの魅力です。
庭木の管理を楽しみながら、長く美しい景観を保っていくことが大切です。

②病害虫が発生しやすくなる

庭木で目隠しをする場合、どうしても病害虫が発生しやすくなる点には注意が必要です。
枝葉が茂ると風通しが悪くなり、湿気がこもりやすくなるため、カイガラムシやアブラムシといった害虫がつきやすくなります。
特に、生育が早い木や葉が密に生える種類は、放っておくと害虫の被害が広がることもあるので気をつけましょう。

また、病気にも注意が必要です。
葉に黒い斑点ができる黒星病や、白い粉が吹いたようになるうどんこ病は、風通しや日当たりの悪い場所で発生しやすくなります。
これらを防ぐには、剪定で枝葉の量を調整したり、枯れ葉や落ち葉をこまめに片付けたりすることが大切です。

害虫対策としては、早期発見と駆除がポイントです。
少量の害虫であれば手で取り除いたり、水で洗い流したりするだけで対応できますが、大量発生した場合は薬剤を使った防除が必要になります。

庭木は定期的に様子を確認しながら管理することで、病害虫のリスクを抑えられます。
手入れを怠らず、健康な状態を保つことが、美しい目隠しを長く楽しむための秘訣です。

③目隠しをつくるまでに時間がかかる場合もある

木目の机に置かれた砂時計

庭木を使って目隠しをする場合、植えた直後から十分な効果が得られるわけではありません。
苗木の状態では高さや枝葉の広がりが足りず、目隠しとして機能するまでには時間がかかることも。

生長スピードが早い樹種を選べば比較的短期間で効果を感じられることもありますが、それでも数カ月から数年はかかる場合が多く、すぐに視線を遮りたい場合には不向きです。
植え付け時期や環境によっても生長速度は変わるため、早く目隠しを完成させたい場合はある程度生長した苗木を選んだり、生垣として密に植えるなどの工夫が必要になります。

また、生長してからの形を整えるためには、剪定や誘引といった作業が必要です。
思い通りの姿に育てるには時間と手間をかける必要があり、計画的に管理を行うことが求められます。

すぐに完成しない点はデメリットにも感じられますが、その分、少しずつ生長していく姿を楽しめるのも庭木ならではの魅力です。
庭づくりをじっくり楽しみながら、自分の理想に近づけていくプロセスも、庭木を使った目隠しの醍醐味といえるかもしれません。

庭木を用いた目隠しのやり方

123と書かれた積み木

庭木を使った目隠しは、視線を遮りながらも自然な雰囲気を楽しめる点が魅力です。
植える場所や木の種類を工夫すれば、家の外観や庭のデザインに合わせた目隠しができます。
生垣のように木を並べて植える方法なら、しっかりとした目隠し効果を得られるだけでなく、防風や防音の役割も果たします。

一方で、横に枝が広がる木を一本植えるだけでも、視線をやわらかく遮ることができます。
植える木の高さや形を調整することで、圧迫感を抑えつつ目隠し効果を高められるのも庭木ならではの魅力です。

また、目隠しに使う庭木は、常緑樹や落葉樹など種類も豊富です。
常緑樹なら一年中緑を楽しめ、落葉樹なら季節ごとの変化を感じながら目隠しとガーデニングを同時に楽しむことができます。

庭木の配置を工夫すれば、プライバシーを守りながらも自然な景観づくりが可能です。
家族が落ち着いて過ごせる空間を目指して、自分に合った庭木の植え方を考えてみましょう。

生垣を利用して庭全体の目隠しを行う

パターン1 密度の高い植木でフェンスがわりに

生垣

枝葉がよく茂る木を密に植えて、フェンスのように生垣をつくる方法です。
樹種や植える密度によっては生垣の向こう側が全く見えなくなるので、完璧に目隠ししたい方におすすめです。
ただ、向こうから見えなくなる分こちらからもみえなくなるので、お庭の広さや植え方によっては鬱蒼としたイメージになってしまうというデメリットがあります。
生垣をつくっても庭に光がちゃんと入る場合や、人通りが多くていやでも通行人から見えてしまうような場所ではとても良いですね。

パターン2 さりげない列植でさわやかな目隠し

外構

木を少し間隔をあけて植え、さりげない目隠しをする方法です。
通行人からしたら、思いっきり覗けば中が見えるけど、普通に歩く分には気にならない、といった具合です。
密植するよりもさわやかな印象を与えるので、庭を積極的に明るくしたい場合や、最低限の目隠しをしたいという場合におすすめです。
ただし、密に植えるのと違って高枝ばさみで刈り込んだら終わり、というものでもなく、枝葉が茂りすぎないようにきちんと管理する必要があるのが難点です。

1本の木でピンポイントに目隠し・視線誘導を行う

パターン1 玄関前をピンポイントで目隠しする

玄関

玄関前を目隠ししたい場合、樹種は自分の好みに合わせて選ぶのがおすすめです。
隠す範囲が狭いので、ある程度の高さがあって、株立ち仕立てにさえできれば色々な木が選択肢に入ってくるためです。
毎日家を出るときに見るものなので、せっかくですし見栄えのする木を選びたいですよね。
花や実がきれいな木、葉っぱがきれいな木、毎日変化のある成長の早い木を植えてもいいですね。
家の印象も変わるので、自分の好みに合わせて選んでみましょう。

パターン2 横に広がる木で広範囲を目隠し

庭木

窓やウッドデッキを丸々目隠しするなど比較的広い範囲を目隠ししたい場合は、横に広がる木を一本だけ植えるのがおすすめです。
生垣のように列植しなくてもその木一本だけで目隠しが済むのなら、他の部分に植えたいものを植えられるのでガーデニングの幅が広がります。
株立ち仕立てのものを植えてみても良いですが、桜のようにもともと横に広がる性質のものを植えてみても良いですね。
目隠ししたいスペースに合わせて選んでみると良いでしょう。

パターン3 目立つ木を植えて視線を誘導

ソテツ 施行事例

目立つ木を植えて、家の方に視線がいかないようにする方法もあります。
歩いていてもまず木の方に目が行くので、よっぽど目的を持って覗きにでもこない限り、目隠しとしての役割は十分果たすでしょう。
大きな花を咲かす木だったり、変わった樹形をしている木だったり、葉っぱが目立つ色をしている木だったりと、目立たせる方法もさまざまです。
存在感がある木を植えることになるので、自分の好みやお庭のイメージに合ったものを探してみてくださいね。

目隠し生垣におすすめの庭木5選

積み上げた上に置かれた星型の積み木

キンモクセイ

キンモクセイ

キンモクセイは言わずと知れたいい香りの花が人気の木です。
枝葉が密に茂り、樹高も高くなるので、目隠しにぴったり。

キンモクセイの詳しい解説はこちら

トキワマンサク

トキワマンサク

小さい丸い葉っぱが特徴のトキワマンサクは、枝葉を密につけるので生垣としてよく使えます。
春先に咲くリボンのような花もとてもかわいらしいです。

トキワマンサクの詳しい解説はこちら

レッドロビン

レッドロビン

生垣として非常によく使われる木です。
植える間隔や管理方法などによって、密度の高い生垣にも光の入る生垣にもなります。
真っ赤な新芽が美しい木です。

レッドロビンの詳しい解説はこちら

シラカシ

シラカシ

シラカシは高生垣としてよく使われます。
よく芽吹く木なので、いろいろな植え方ができる使い勝手の良い木です。

シラカシの詳しい解説はこちら

エゴノキ

エゴノキ

花や実の美しいエゴノキですが、あまり樹高が高くならず、枝葉も密につけないので、列植すればいい目隠しになります。

エゴノキの詳しい解説はこちら

ピンポイントの目隠し・視線避けにおすすめな庭木5選

チェックマークを指さす人の手

シマトネリコ

シマトネリコ

一年中美しい葉っぱが楽しめるシマトネリコは、玄関先の目隠しで植えるのにおすすめです。
花や実も美しいので、季節ごとの姿も楽しめる木です。

シマトネリコの詳しい解説はこちら

カツラ

カツラ

カツラはさりげない目隠しにぴったりの木です。
乾燥した場所だと枝葉を横に張り出すので、条件によってはこれ一本で広範囲を目隠しすることもできます。
丸い葉っぱがかわいらしい木です。

カツラの詳しい解説はこちら

常緑ヤマボウシ

ヤマボウシ

大きな花や変わった形の実が有名な常緑ヤマボウシですが、さりげない目隠しとしても使うことができます。
何より目立つ花や実は人目を引くので、視線の誘導ができるのも魅力の一つです。

常緑ヤマボウシの詳しい解説はこちら

ミモザアカシア

ミモザ

ミモザアカシアは、白みがかった繊細な葉っぱが特徴の木です。
植えている家庭はそこまで多くないので、植えてあったらとりあえず目につきます。
視線誘導にぴったりの木ですね。
綿のようなかわいらしい花も魅力的です。

ミモザアカシアの詳しい解説はこちら

ソテツ

ソテツ

ソテツを目隠しに使うのはあまり聞かないかもしれませんが、横に大きく葉っぱが広がって、根元からは子株がたくさん葉っぱを広げるので、意外にも広範囲の目隠しをすることができるのです。
特徴的な見た目は視線誘導にも使えるし、目隠しとシンボルツリーを兼ねたような植え方も良いでしょう。

ソテツの詳しい解説はこちら

虫が付きにくいおすすめの目隠し用の庭木5選

虫眼鏡で見る葉

アベリア

しゅっと尖った葉と、ラッパのような淡いピンク色の花がかわいいアベリア。樹高が1.5mほどまで大きくなり、枝葉が細かく伸びるので目隠し用の庭木だけでなく、生垣として使うこともできます。品種によっては、カラーリーフとしても楽しめ、ライムカラーの斑が入ったカレイドスコープなどがおすすめです。

オリーブ

銀葉や濃い緑の細い葉が上を向くよう展開し、時期を迎えると白い香りのある花を咲かせるオリーブ。オリーブオイルでなじみ深い木ですが、目隠し用の庭木としても植えられます。程よい透かし具合で、視界や日当たりを悪くさせることもあまりありません。

スモークツリー

枝葉の先端に花柄(かへい)と呼ばれる長細い花の首が無数に伸び、煙のような姿になるスモークツリー。丸みのある葉が密集するようにたくさん展開し、病害虫の心配も少ないのでおすすめです。赤や黄緑など、葉の色のバリエーションが豊富でカラーリーフとしても楽しめます。

ニオイヒバ

鱗片(りんぺん)状に伸びたうちわのような葉をもむと、すっきりとした爽やかなシトラスの香りがするニオイヒバ。コニファーに分類され、刈り込みがしやすく、三角錐や円柱などの樹形に仕立てることができます。秋には黄色く紅葉するので、色の変化も楽しめる魅力的な庭木です。

カクレミノ

アヒルの足のような形をした緑の葉がチャーミングなカクレミノは、日陰に耐性がある強い木です。北側を向いた庭や日当たりが悪い庭などに植えやすく、花や実も観賞できます。葉が集まってこんもりとした姿になるので、ちょっとした目隠しとして使うのもおすすめです。

目隠しの庭木の植え方と手入れのアドバイス

Tipsと書かれたノートと電球

庭の景観を良くするためには、木が地面にしっかりと根を張るように植え、生長の流れに勢いが付くように定期的に手入れをすることが大切です。

ここでは、基本的な木の植え方の手順と、手入れのポイント、剪定の方法について詳しく解説します。

木の植え方のステップ

Step1. 植え付け穴を掘って用土を入れる

まずは、木を植える箇所に穴を掘りましょう。掘り起こした土は、ふるいなどを使って小石などの異物を取り除いておきます。

また、掘り起こした土に腐葉土などの土壌改良剤や肥料を混ぜておき、植え付け穴に入れます。

Step2. 木を植え付け穴に置いて、向き・高さを調整

植え付け穴に木を置き、眺めたい場所から見て、美しく見える面を正面として木の向きを決めます。
枝葉が道路をふさぐなどの生活スペースの邪魔にならないように注意しましょう。

このとき、土を入れて木の高さも調節します。
根の上部がほぼ地面と同じ高さになるように調節するといいです。

Step3. 用土を足し入れ、水やりをする

地面と同じ高さになるように、植え付け穴と根の隙間に土を足し入れます。
根の外側に円を描くように土を入れるのがポイント。

次に水が根と穴の隙間に円を描くように土を盛り上げ、水が入りやすくなるようにウォータースペースをつくります。
根と土に隙間ができないように、水をたっぷりと与え定着させます。

Step4. 支柱を立てる

植え付けた木が倒れないように、風が強く吹く方向とは逆に支柱を立てます。
太い幹に沿うように支柱を斜めに立て、ハンマーで打ち込みましょう。
テープやひもを幹と支柱に8の字を描くように巻いて固定します。

Step5. 土をならして根本を保護する

水が引いたら盛り上げていた土を崩して根の上部に株ぜて平にならします。
乾燥対策として、腐葉土やウッドチップなどを被せたら完成です。

手入れのポイント

目隠し用の庭木の手入れは、枝葉や幹が伸びすぎないように定期的に剪定することが大切です。
株の外側だけでなく、株の内側にも目を向け、枝葉が混み合っている箇所や枯れている箇所を剪定します。

また、基本的に水やりの必要はなく、生長期にあわせて肥料やりをするだけでOK。
ただし、植え付けてから1年未満の木は、土が乾き過ぎないように水やりをします。
肥料も植物によって必要でない場合もあるので、植え付けた木にあわせて管理しましょう。

剪定の方法

目隠し用の庭木は、各植物の適切な時期にあわせて剪定します。
時期を間違えてしまうと、植物の生長の流れに勢いがなくなり、枝葉が枯れ込んだり病害虫の被害にあったりすることも。

また剪定をする前に、まずは理想とする木の高さ・幅・樹形を決めてから切ることがポイントです。
なんとなくで枝葉をバツバツと切っても、思うように形が整わず、不格好な姿になってしまう場合もあります。
伸ばしたい枝葉を残しながら、切り詰めましょう。

枝葉を切るときは、必ず幹に対して外を向いている芽(外芽)を残し、そのすぐ上で切ることが大切です。
内側を向いた芽(内芽)を残して切ってしまうと、枝が木の内側を向いて伸びてしまい、株の内側が混み合ったり、見た目の悪い姿になってしまうこともあるので、注意してくださいね!

庭の目隠しには常緑樹がおすすめ|メリットと冬の楽しみ方

メリットと書かれた積み木

目隠しで使う庭木は、葉が冬でも一斉に落ちない常緑樹を使うのがおすすめです。
ここでは、庭の目隠しでおすすめの常緑樹について、メリットと冬の楽しみ方を解説します。

常緑樹のメリット

常緑樹の目隠しには以下3つのメリットがあります。

  • 葉が落ちない
  • 落ち葉などの掃除があまりない
  • 庭の景観が崩れにくい

冬になると葉を一斉に落とす落葉樹とは違い、常緑樹は冬でも緑を楽しめるメリットがあります。

葉が一斉に落ちることがないので、冬でも目隠しの役割を果たし、落ち葉などのゴミが出ません。
掃除をする手間が落葉樹よりも少なく、管理がしやすいです。

また、冬でも庭の景観がガラリと変わることがあまりないので、雰囲気を崩しにくいのもポイント。

冬でも緑をもっと楽しむためのポイント

1年中緑を楽しめる常緑樹の目隠し用庭木。
しかし、以下のポイントを知っておけば、冬でも緑をもっと楽しむことができます。

  1. 冬に花が咲く種類を選ぶ
  2. カラーリーフの木を選ぶ
  3. 自由な形に刈り込める強い木を選ぶ

冬に花が咲く種類を選ぶ

冬は多くの植物にとって過酷な環境といえますが、種類によっては花を咲かせるものもあります。
特に代表的なサザンカやツバキは晩秋から咲き始め、翌年の1月ごろまで赤やピンクの花を楽しめます。
品種によっては2〜4月に咲くものも。

刈り込みをしても開花しやすいので、冬でも温かみのある季節感のある庭を観賞できます。

カラーリーフの木を選ぶ

一年中緑だと、庭が少しもの寂しさを感じてしまうこともあると思います。
庭ができるだけ明るくなるように、カラーリーフの木を使って目隠しをつくるといいです。

例えば、セイヨウイワナンテン・レインボーは、葉に赤・ピンク・黄緑・白などの斑が不規則に入り明るい印象があります。
トキワマンサクは、通常ワインカラーの葉をしていますが、冬になると赤黒く変色し、色の変化を楽しめます。

樹形を自由な形に刈り込める強い木を選ぶ

目隠し用の庭木や生垣は、樹形を自由な形に刈り込みができる木を選ぶのもおすすめです。
特にコニファーやツゲは、複雑な形をした樹形に仕立てることができ、目隠しの役割も果たします。

目隠し用の庭木をお探しの方はsmileガーデンへ!

パソコンを操作する女性

smileガーデンならお庭のお手入れ・植栽を依頼できます。
専用フォームからのお問い合わせ、またはお電話で相談可能です!

植えることはもちろん、植えた後のお手入れまでトータルで見てくれるから頼りになりますね!
見積もりは無料のようですので、まずはお気軽にお問合せしてみてはいかがでしょうか?


生垣トラブルは防げる…smileガーデンに相談する

氏永 勝之
監修者 smileグループCEO
株式会社ガーデンメーカー 代表取締役
愛知農園植木苗木株式会社 専務取締役
一般社団法人ガーデンビジネス協会 代表理事
氏永 勝之

愛知県稲沢市生まれ。稲沢市が「日本四大植木産地」であることもあり、幼少期から植木に囲まれて成長。
東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。公園の整備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植栽工事に現場代理人として携わる。

執筆者 柴﨑光一

リゾートガーデンスタイル専属の庭師×Webコンテンツクリエイター。 カナダのトロントで造園士を、その後日本で花屋のバイヤー・鉢物の管理・アドバイザーを経験した後、ヤシの木を主体とするリゾート・ドライガーデンの造園士に。 現在は、リゾートガーデンスタイルの社会福祉施設・DOG CAFEの専属庭師に加え、畑の開拓・管理、SNSも兼務。 植物を専門とするWebコンテンツクリエイター、ガーデニング商品の監修者としても活躍中。

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