春は新しい門出を迎える時期ですが、庭の花木が華やかでないと、春の季節を感じにくいのではないでしょうか?
そこで今回は春にオススメしたいシンボルツリーを紹介します。
シンボルツリーに悩まれている方は多いので、花や果実で春を感じる庭を作りましょう。

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目次

目次

  • 1.シンボルツリーとは
  • 2.春に花が咲くシンボルツリー3選
  • 3.春に実がなるシンボルツリー3選
  • 4.なぜシンボルツリーが必要なのか?シンボルツリーのメリットとは?
  • 5.シンボルツリーをどこで買うか迷ったら植木市場へ!

1シンボルツリーとは

シンボルツリーとは住まわれている家や建物の顔であり、象徴する庭木をさします。
武士の時代では住宅の印象を引き立てることもそうですが、何より位を表す表現方法の一つとしてシンボルツリーが植えられていました。
現在では新築や改築の祝い事、新しい家族の誕生などに贈られる記念樹として用いられます。
シンボルツリーは、建物の景観をより彩り、風情ある雰囲気を作ります。また樹木は1年草のように1年では終わりを迎えません。庭に植えてから、長きに渡って時間を共にするので家族の一員でもあるのです。

2春に花が咲くシンボルツリー3選

オススメ1 アーモンド

アーモンド 花

春と言ったら、私たちの身近な存在で日本の象徴でもあるサクラをイメージする方は多いでしょう。
サクラはバラ科の植物で花を楽しむ樹木です。
しかしもしサクラを植えるのであればアーモンドの木を植えるのはどうでしょうか?
アーモンドはサクラと同じバラ科の植物で、サクラやモモのような花が咲きます。
春の時期はサクラと同じようにピンクや濃いピンク色の花を咲かせ、とても美しいです。7月〜8月には、私たちが普段食べるアーモンドの実がなります。

アーモンド

アーモンドは背丈が大きくても5mの落葉高木樹ですが、高木の中では比較的に低い種類です。
耐暑性が強いですが、耐寒性が弱いので、庭木で育てる場合は、マルチングなどの防寒対策を行なって冬を越す必要があります。耐陰性があるので日陰になる庭でも問題なく栽培ができます。

オススメ2 ジューンベリー

ジューンベリー

北米を原産とする樹木で、6月にベリー系の実がなることからこの名前がついたのです。
最近注目の庭木で、品種も豊富にあります。
実が付く前は、5弁の星形の花を咲かせ、満開になるとその姿は可愛らしい雰囲気を漂わせてくれます。
また秋になると葉は紅葉し、その姿は四季ごとに変貌するのです。
ジューンベリーはカナダからアメリカまで広く自生していることから、耐寒性、耐暑性にはとても強い樹木です。
また病害虫に強く、生長も遅いので剪定を定期的に行う必要がありません。徒長した箇所や混み合った箇所のみ行いましょう。狭いスペースでも十分に育ち、樹形も雑木のように育つことから和風、洋風でも合います。
しかし実をつけた後は、自然落下や鳥が来て床を汚す恐れがあるので、タイルや石素材の付近に植える際は特に注意が必要です。

オススメ3 ビバーナム(常緑ガマズミ)

ビバーナム

南ヨーロッパを原産とし、2〜3mほどの常緑低木樹で、日本には落葉樹のガマズミが自生しています。
ビバーナムは1年を通して葉が付き、春に集合した花序を咲かせる姿がとても美しいです。
花が咲き終わると、秋にコバルトブルー色の実を付け、艶あるその色は切り花として鑑賞もできます。ビバーナムは品種もいくつかあり、「ティヌス」という品種が日本では「常緑ガマズミ」と指します。
花がとても美しい樹木でもありますが、とても強くて手間がかからない植物でもあります。耐寒性、耐暑性が強く、耐陰性もあるので日陰でも元気に育つ優れた植物です。また生長がやや遅いので剪定の手間もかかりません。

3春に実がなるシンボルツリー3選

オススメ1 ブラッドオレンジ

ブラッドオレンジ

柑橘系の植物は庭木に向いていることはよく知られています。
その中でもブラッドオレンジという品種は春に収穫でき、耐寒性が乏しく難点であるレモンなどよりも強い品種です。
果肉には柑橘系の植物が持たないアントシアニンというイチゴやブルーベリーなどのベリー系に含まれる成分を持つのです。これをジュースなどにして飲むと非常にフルーティな味合いをしており、人気の高い品種となります。
ブラッドオレンジは耐寒性はやや弱く、耐暑性は強いです。比較的に−3℃ほどまでなら耐えられますが、冬は防寒対策が必要でしょう。
常緑低木樹で大きくても3mまで大きくなり、病害虫にも強いので庭木に向いています。ほとんど農薬を使わずに生長するので、コストもかからずに栽培ができるのです。

オススメ2 ビワ

ビワ

日本に自生しているビワですが、フルーツとして食べる機会は少ないでしょう。
しかし庭木としては、非常に丈夫な木で晩春の5月ごろから実ができます。品種によって実が大きいものもあり、食べ応えがある果樹木です。
常緑高木樹の分類ですが、しっかりと剪定をすることで低木にサイズを自由に変えられるほど剪定に強い樹木でもあります。
耐寒性にはやや弱いので、冬はマルチングなどの防寒対策が必要となります。
耐暑性には優れ、日当たりを好むので、暖かい環境を作ってあげましょう。また病害虫の被害がなく、丈夫に強く根づきます。
剪定は7月〜8月を目安に行い、高木のまま生長させることもできれば、低木に仕立てることも可能なので、コントロールできる樹木です。

オススメ3 ナワシログミ

ナワシログミ

グミ科の植物は世界に60種類ほどで日本では15種類が確認されているのです。
その中でも特に流通しているのが、ナワシログミとナツグミとなります。春に実を楽しみたいのであれば、常緑のグミノキであるナワシログミを選ぶとよいです。
ナワシログミは1〜3mの常緑低木樹で開花は10月、実は5月につき始めます。主に葉や実を鑑賞する樹木ですが、長いチェリーのような実を付け、生食でも可能です。
ナワシログミは非常に丈夫ですが、生育が旺盛で剪定をしないと大きくなるので注意が必要です。しかし耐寒性、耐暑性に優れ、乾燥や多湿にも対応できる強さがあります。どんな土壌でも生育が可能なので、栽培し始めは簡単ですが管理だけは怠ってはいけません。

4なぜシンボルツリーが必要なのか?シンボルツリーのメリットとは?

シンボルツリーは住宅の象徴になることを冒頭で記述しましたが、それ以外にもシンボルツリーの役目と良さはあります。
庭木を植えることで庭を彩り、住宅をより華やかに美しくしてくれますが、それは同時に一種の環境汚染の防止効果でもあるのです。
庭は自宅の小さな自然で、緑があれば光合成をし空気を浄化してくれます。環境汚染は悪化が進み、私たちの身の回りにさまざまな現象が起きているのです。
だからこそシンボルツリーは庭だけではなく、世界にとってなくてはならないのです。
シンボルツリーがあることで個人の周りの環境を守れるメリットがいくつかあります。日差しや風よけによる温度の調節や、プライバシーが守れ、防犯効果があるのです。他にも火災が周りに広がるのを防ぐことが可能になります。環境の他にも安全対策にも非常に役に立つのです。

5シンボルツリーをどこで買うか迷ったら植木市場へ!

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氏永 勝之
監修者 smileグループCEO
株式会社ガーデンメーカー 代表取締役
愛知農園植木苗木株式会社 専務取締役
一般社団法人ガーデンビジネス協会 代表理事
氏永 勝之

愛知県稲沢市生まれ。稲沢市が「日本四大植木産地」であることもあり、幼少期から植木に囲まれて成長。
東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。公園の整備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植栽工事に現場代理人として携わる。

執筆者 柴﨑光一

リゾートガーデンスタイル専属の庭師×Webコンテンツクリエイター。 カナダのトロントで造園士を、その後日本で花屋のバイヤー・鉢物の管理・アドバイザーを経験した後、ヤシの木を主体とするリゾート・ドライガーデンの造園士に。 現在は、リゾートガーデンスタイルの社会福祉施設・DOG CAFEの専属庭師に加え、畑の開拓・管理、SNSも兼務。 植物を専門とするWebコンテンツクリエイター、ガーデニング商品の監修者としても活躍中。