ブルーベリーの木は、比較的手軽に手に入ることやあまり大きくならないことから庭に植えられることも多いですが、育て方によってはうまく実がならないこともあります。

庭のブルーベリーになぜ実がならないのか、紹介していきます。

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氏永 勝之
監修者 smileグループCEO
株式会社ガーデンメーカー 代表取締役
愛知農園植木苗木株式会社 専務取締役
一般社団法人ガーデンビジネス協会 代表理事
氏永 勝之

愛知県稲沢市生まれ。稲沢市が「日本四大植木産地」であることもあり、幼少期から植木に囲まれて成長。
東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。公園の整備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植栽工事に現場代理人として携わる。

執筆者 瀬尾一樹

樹木医です。木も草も大好きで、将来は自分だけの森を持ちたいと思っています。木の美しさや育てる楽しさだけでなく、生きものとしての生態的な面白さも伝えていきたいです!好きな木はケヤキです。

目次

ブルーベリーの木に実がならない3つの原因とは

ブルーベリーの木に実がならないのは、大きく分けて3つの原因であることが多いです。

いずれも管理の仕方で改善できるなので、よっぽど株が弱るなどしていなければ多くの場合回復できます。

まずは庭のブルーベリーがどうして実がならないのか、原因を推察してみましょう。

手をかけすぎている

ブルーベリーに限らず、庭木を育てる際には邪魔な枝を切ったり肥料をあげてみたり、いちいち世話をしてやりたくなるものです。

ただ、あれこれ手をかけすぎるとかえって実がならない原因になることがあります。

たとえば実がなるはずの枝を切ってしまっていたり、肥料をあげすぎていたりと、実がならないばかりか木が弱ってしまう原因になりかねません。

どんな管理方法をしているか一度見直してみましょう。

剪定のしすぎ

剪定をしすぎて、実がなる枝を切ってしまったり実がなるほど成長できていなかったりする状況です。

ブルーベリーは夏ごろに、前年枝の先から数節に次の年の花芽をつけます。

剪定時期は冬ごろですが、このときに枝をまるまる切り戻すような強剪定をしてしまうと、せっかくできた花芽まで切り落とすことになります。

また、剪定量が多すぎると成長量が少なくなってしまう点にも注意が必要です。

植え付け後2~3年くらいは極力無剪定で成長させ、その後は根元から伸びる元気な幹数本を主軸として残して大きさを調整しつつ、内側に伸びる枝などを切るような管理がおすすめです。

肥料や水のやりすぎ

ブルーベリーはあまり肥料を必要としない木です。

枝葉の調子が悪そうだからなどの理由で肥料を与えていると、かえって元気が無くなりかねません。

必要な肥料は品種や育成環境などによって変わるので、木の様子を見ながら微調整していきましょう。

また、水はあげた方が良い場面もありますが、あげすぎると元気が無くなることもあります。

表面が乾いていても、少し掘ると湿っているくらいの状態を保つようにしましょう。

土がビチャビチャの汚泥のようになったら水のあげすぎなので控えめにする必要があります。

受粉がうまくいっていない

ブルーベリーは自家受粉だとあまり実をつけないので、基本的には同系統の2品種以上を植える必要があります。

それなりの街中でも、ミツバチなどの虫たちがやってきて受粉を手伝ってくれるので、外に2品種以上植えておけば基本的には問題ありません。

また、2品種植えても開花時期がかぶっていないと受粉できないので、植える前にいつ花が咲く品種なのかよく確認しておきましょう。

場合によっては人工受粉も

ハチなどによる受粉が難しい場合には、人工受粉も選択肢に入ってきます。

具体的には、屋内やハウス内で育てている場合や、近くで農薬を多く使用していて虫がいない場合、見渡す限りビルばかりの大都会の場合などです。

ただし、人目につかないだけで、よっぽどの大都会でも人家の庭や公園などに意外と虫がいることも少なくありません。

都会だからといって人工受粉をするのではなく、とりあえず虫が来るか試してみてからでも遅くはないでしょう。

手間のかかる作業なので、極力虫の手を借りるのがおすすめです。

実をつけるほどの余裕がない

木自体に元気が無く、実をつけるほどの余裕が無い場合は、実がならなかったり少なかったりします。

どんな理由で元気がないのかによって対処方法も違ってくるので、ブルーベリーの生育環境を一度見直してみましょう。

土が合っていない

ブルーベリーは酸性の土を好みます。

野菜などを育てるときと同じ感覚で土をつくったり、苦土石灰を施用したりすると、元気が無くなることが多いです。

市販されている野菜や果樹用の土だとうまく育たないことがあります。

また、肥料分は適量あるとよく育ちますが、多すぎると弱りやすいです。

土がアルカリ性に傾いている場合はピートモスで調整するなどして、様子を見てみましょう。

収穫後に放置してしまう

ブルーベリーの花は初夏ごろ咲き、その後実がなり、次の年の花芽がつくられるのは夏ごろです。

この花芽分化期にしっかり栄養がつくれていないと、花数が少なくなってしまいます。

ブルーベリーを収穫したことで安心して病害虫などを放置してしまうと、次の年の開花数が少なくなり、結果的に実がなる数も少なくなってしまうので注意が必要です。

水やり不足

水やりが不足していて、元気が無くなってしまう状況です。

庭に地植えする場合、そこまでこまめに水やりをする必要はありませんが、夏場など乾燥していたら適宜水やりをする必要があります。

特に、葉の先が枯れているような場合は乾燥している可能性があるので、土の様子を見ながら水やりをしましょう。

また、鉢植えの場合は根を張れる範囲が限られていてなおさら水分を必要とするので、暖かい時期は一日1~2回ほど水やりが必要なこともあります。

ただ、逆に水をやりすぎて弱ってしまう場合もあるので、土を少し掘っても乾燥しているようなら水をあげるなど、様子を見て水やりの判断をしましょう。

ブルーベリーの木の実らせ方

ブルーベリーの木は適切に管理すればきちんと実がなります。

ブルーベリーの木にどんな性質があって、どんな環境が好きなのかがわかれば、少しずつ育て方がわかってきます。

基本的には失敗しつつ試行錯誤していくのが良いので、ブルーベリーの性質を知ったうえでチャレンジしてみましょう。

ブルーベリーの木の育て方とは

ブルーベリーの木を上手に育てるためには、ブルーベリーの性質をしっかり知っておき、それに合わせた環境を用意する必要があります。

ブルーベリーは日当たりの良い場所でよく育ち、土は水はけの良い酸性の土を好みます。

また、肥料成分は少なめで大丈夫です。

剪定は冬の時期に行い、根元から伸びる主軸となる枝を数本残し、切り戻して大きさを調節しつつ内側に伸びる枝などを切って混んだ枝を整理します。

また、苗を植えてから2~3年ほどは成長させるために極力剪定しないのがおすすめです。

販売されている苗には最低限の土しか入っていないので、苗を手に入れたら、鉢植えで育てる場合でも大きめの鉢に植え替えるようにしてください。

一先ずそのあたりを抑えておいて、あとはそれぞれの気候や環境による部分もあるので試行錯誤しながら方法を変えていくのが良いでしょう。

また、剪定方法も基本は変わりませんが品種によって若干変えた方が良い場合があるので、それぞれ調べてみるのがおすすめです。

ブルーベリーの木の実がなるまで何年掛かる?

一般的に販売されているブルーベリーの苗木は、大きく育った木の枝を挿し木したものなので、一年目から花が咲きます。

ただ、そのまま一年目から収穫するのはおすすめできません。

普通種から育てたブルーベリーは実がなるのにもう少し時間がかかるので、挿し木苗の小さい状態で実をつけるのは不自然な状態なためです。

ブルーベリーの生産者さんなどでは、苗木を植えてから1~2年目はつぼみの段階で花を取る管理をしていることも少なくありません。

ブルーベリーの木の寿命って?

ブルーベリーの木の寿命はおおむね20年前後といわれています。

ただ、生産量が落ちるという意味での経済的な寿命として伝わっている場合もあるでしょうから、一概には言えません。

また、もっと早く枯れてしまうこともあるし、逆にもっと長生きする可能性もあります。

適切な管理がなされればかなり長い期間楽しめることには間違いありません。

枯れる事はあるの?

ブルーベリーの木は条件によっては枯れることもあります。

寿命でなくても、水やり不足で枯れたり、土が合わなくて枯れたり、病虫害で枯れたりなど、枯れる原因は様々です。

育て方によっては1年以内に枯れてしまうこともあるでしょう。

ブルーベリーの木を育てる上での注意点

ここまでブルーベリーの性質としての面や管理方法などをお話してきましたが、ブルーベリーを育てるために他にも注意しなければならないことがあります。

収穫量にも影響することなので、しっかり抑えておきましょう。

鳥獣害に注意

ブルーベリーの実を収穫する前に、鳥や哺乳類に食べられてしまうことがあります。

街中にも住んでいるヒヨドリやムクドリなどの被害が多いです。

特にヒヨドリは、実だけでなく蜜を吸うために花を落としてしまうこともあります。

また、タヌキやハクビシン、地域によってはサルなどの被害も考えられるので注意が必要です。

タヌキやハクビシンは、意外と都会でも生息していることがあります。

対策としては、防鳥ネットなどを張って物理的に遮ってしまうのがメインになります。

CDなどの鳥よけは、一時的に効果がある場合もありますが、害が無いとわかると効かなくなってしまうのであまりおすすめできません。

また、ブルーベリーが熟したかどうかの判断は意外と難しいので、食べられる前にと思って早めに収穫すると、未熟なものを取ってしまうこともあるので注意が必要です。

害虫に注意

ブルーベリーには様々な害虫がつくことがあります。

ガの幼虫やアブラムシ、カイガラムシ類などがみられます。

基本的には葉っぱを食べたり汁を吸ったりする害虫ですが、いずれにせよ光合成する量が減ったり、養分を取られたりすることは収穫量や果実の質に影響するので、たくさん発生する場合は対策が必要です。

夏ごろには次の年の花芽がつくられるので、その時期に見られる害虫は重点的に対策します。

発生を確認し次第早めに捕殺するか、手で取り切れない場合は薬剤での対処を行います。

ただ、薬剤の種類によっては花粉を運ぶハナバチ類に影響がある場合もあるので、注意しましょう。

まとめ

ブルーベリーの木は、酸性土壌を好むなど他の果樹と少し違う性質があるので、始めはうまくいかないこともあるかもしれません。

ただ、簡単に苗が手に入って鉢植えでも育てられるという性質はとても良い性質で、庭で果樹を育てたいという場合にはおすすめの木でもあります。

性質をしっかり抑えて、ブルーベリーをたくさん収穫してみてください。

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