広い庭を持っていると、草刈りが大変です。作業自体が大変なのに、雑草がまとわりついたり虫が出てきたり…。
せっかくならできるだけ効率的にこなしたいですよね。
雑草の特性に合わせた効果的な草刈りの方法をご紹介します。
目次
ベストな草刈りの回数は年2回?
基本的に、草刈りは回数が多ければ多いほど効果が高いです。
極端な話、年に30回くらい、草がちょっと伸びてきたらその都度刈り取っていけば、地面を這う植物とコケくらいしか育ちません。
ただし、その次の年はまた新しく雑草が生えてきます。
毎年30回草刈りするのはちょっと現実的ではないですよね。
一般的には、年に最低でも2回、多くて4回くらい草刈りすれば良いと言われます。
草刈りの労力を考えると、年2回くらいでおさめられたら理想的ですね。
それでもできれば年3回、4回とやっていく方が効果は高いです。
天候により雑草の伸びるスピードは変わります
天候によって雑草の育ち方は大きく変わってきます。
気温や日照時間、水分量などによって植物の成長スピードが変わってくるためです。
たとえば春は雑草が芽吹いて伸びてきますが、気温が高くないのでそこまで伸びません。
梅雨が明けると雨水を吸ってどんどん大きくなり、真夏には水分のある限りグングン成長します。
基本的に雑草は冬になると植物そのものまたは地面から上が枯れてしまうので、秋ごろから育つスピードが遅くなり、冬までに種を残して枯れます。
このように季節によって成長のサイクルがあり、それに雨の多さや晴れ間の多さ、気温などの要因が加わってくるという感じです。
夏に雨が少なく地面が乾燥すると雑草は伸びずに元気がなくなるし、晴れの日が少ないとそれだけ雑草の成長も遅くなります。
このように植物の特性をざっと理解しておくことで、雑草の管理に役立つでしょう。
草刈りのタイミングは春夏秋冬の中でいつなのか
草刈りのタイミングは、一般的には初夏ごろ雑草が伸びてきたころ、梅雨明けで水分を吸って雑草が伸びてきたころ、真夏にガンガン雑草が伸びているころ、秋に雑草の成長が止まったころの4回くらい適した時期があります。
基本的にはこれを目安に雑草の伸び具合を見て草刈りすると良いでしょう。
ただし、より効率的に管理するにはもっと雑草の種類ごとの特性を知っておく必要があります。
たとえばヒメムカシヨモギ、オオアレチノギク、コセンダングサなどの夏~秋に花が咲くキク科の一年草ないし越年草は、一年で枯れてしまうし種が地中で何年も眠ることがないので、夏に花を咲かせる前に草刈りをするのが効果的です。
何を目的に雑草を管理するかによりますが、庭にどんな雑草が生えていて、それぞれどんな特性があるのか知ることで、より効率的に雑草を管理することができます。
草刈りのタイミングは雨上がりがおすすめ
草刈りをするには、雨が上がって何日か経ったタイミングがオススメです。
雑草が水を吸ってピンと立ち上がっていて刈りやすいためです。
乾燥してへたっている雑草よりも、刈り取りやすくなります。
ただし、雨上がり直後は雑草が濡れていてへばりつくことや、地面がぬかるんでいて汚れたり滑ったりすることからオススメしません。
雑草がピンと立ち上がっているときは普段と様子が変わっているので、毎日庭の様子を見ていればちょうどいい時期がわかるはずです。
自分で草刈りするときのマストアイテム
草刈り鎌
草刈り鎌は草刈りのための道具なだけあって、当然ですが一番使いやすいです。
草刈り鎌の中でも、根っこごと抜き取りやすいねじり鎌や立ったまま作業できる長い柄のついたもの、刃の向きや形にもいろいろなものがあるので、自分が使いやすいと思うものを選ぶと良いでしょう。
また、左利きの方は左利き用の鎌も売っているのでそちらがオススメです。
砥石
鎌の切れ味は意外とすぐに落ちてしまうので、砥石があると便利です。
めんどうに感じるかもしれませんが、できれば毎回作業後に研いでおくと、ストレスなく作業ができます。
砥石の種類にもいろいろありますが、ホームセンターに売っているような1000円前後のものを1つ買っておけば十分です。
刈り払い機
かなり広い畑や農耕地だと、少し値は張りますが刈り払い機がオススメです。
使用にあたっては、一応安全講習を受けて取れる資格もありますが、個人で使う分には資格が無くても問題ありません(2021年2月現在)。
ただし、刈り払い機は一歩間違えれば大きな事故に繋がることもある機械なので、安全講習を受けて損はないでしょう。
いずれにせよ刈り払い機なら立ったまま作業ができるし、広い庭でも驚くほど早く作業が終わるのにびっくりします。
軍手や長靴
雑草を刈るとき、イネ科の雑草の細長い葉っぱで切り傷ができてしまうことがあります。
それを防ぐためにも、軍手や長靴は必ず装着しておきましょう。
雑草の茂る地面は意外と湿度が高くて湿っているし、作業のしづらい空間です。
特に長靴は普通のスニーカーなどと比べてはるかに作業がしやすくなります。
自分で草刈りが難しい場合は業者に依頼する手もアリ!
あまりに草刈りがめんどうだったり、時間や体力的に難しかったりする場合は業者に依頼するのもオススメです。
草刈りの単価は一般的に庭木の伐採や剪定よりも安いので、費用も安く抑えられます。
また、草刈りのプロからアドバイスをもらえば、適切な時期やタイミングなどがわかることもあるでしょう。
庭が広いと草刈りの労力も半端ではないので、一度依頼してみるのがオススメです。
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愛知県稲沢市生まれ。稲沢市が「日本四大植木産地」であることもあり、幼少期から植木に囲まれて成長。
東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。公園の整備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植栽工事に現場代理人として携わる。