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ドラセナ
2021.04.27

ドラセナ

観葉植物としてよく屋内に置かれるが、西日本などでは地植えもできる。
南国を思わせる雰囲気が人気で、種類によっては幸福の木と呼ばれるものも。
暖かい地方では育てやすく、管理の手間も少ない。

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基本データ

  • 分類庭木-特殊樹
  • 学名Dracaena sp.
  • 科・属名キジカクシ科リュウケツジュ属
  • 別名種類により様々

普通の木とは一味違う、南国風の植物

ドラセナとは

 
ドラセナは、キジカクシ科リュウケツジュ属(Dracaena属)に属する植物の総称です。
どれも熱帯の暑い地域が原産のもので、ササのような細長い葉っぱがヤシの葉っぱのように生えてきます。
日本で野生に生える植物とは一味違った見た目が特徴です。
ドラセナの属すキジカクシ科の植物はいろいろな姿のものがありますが、有名なものだとアスパラガス、ほかにも庭に植えられるリュウノヒゲやヤブラン、アマドコロなども同じキジカクシ科に属します。
 

普通の木とは少し違う

 
ドラセナはとても大きくなり、種類や環境によっては10mを越すものもあります。
まるで樹木のような姿をしていて、実際樹木のような扱いをされることが多いですが、これらは厳密に言うと「草」に当てはまります。
サクラやイチョウのような樹木とは成長の仕方も分類されるグループも全く違っているので、葉っぱもササの葉のような細長いものだし、幹を切っても年輪が出てきません。
そのため庭木を管理するのと同じ要領で管理すると、時々違和感が出てくることもあります。
 

種類や品種がたくさんある

 
ドラセナは一つのグループの総称なので、たくさんの種類や、そこから派生した品種がたくさんあります。
たとえば「幸福の木」として有名なドラセナ・マッサンゲアナ、ちょっと幅広めの葉っぱがギュッと密生するのが特徴のドラセナ・コンパクタ、「真実の木」ともよばれ、赤みがかる「レインボー」という品種が人気のドラセナ・コンシンネなど、それぞれ特徴が違っていて植えたときの印象も様々です。
自分の好みによって、好きなものを選ぶことができます。
ちなみに、コルジリネと呼ばれるものにも「ドラセナ」とついていることがありますが、こちらはキジカクシ科センネンボク属(Cordyline属)に属す別のグループの植物です。

南国感にあふれ、明るい気持ちになる木。

一本植えるだけで南国風の庭に

 
ドラセナは南国を思わせる特徴的な見た目をしているので、庭の雰囲気をガラッと変える力があります。
庭に一本植えるだけで、一気に南国の風情あふれる景色になります。実際、南国に生える木だから説得力もありますね。
ソテツやフェイジョアなど、暖かい地方が好きな木を一緒に植えてあげるのも良いでしょう。南国の暖かい雰囲気を出したいときにオススメです。
 

植えるといいことがある!?

 
「幸福の木」と呼ばれるドラセナ・マッサンゲアナは、ハワイの方で玄関先に植えると幸福になるといういわれからきたといわれています(ただし、そのいわれのもとになった植物はドラセナ・マッサンゲアナとは別の、コルジリネ・ターミナリスと言われています)。
なんにしても、明るく暖かい雰囲気のドラセナを玄関先のよく見えるところに植えておけば、毎日の気分も明るくなりそうですよね。
実際、気分が明るくなれば良いこともありそうです。
 

いろいろな種類・品種を植え比べる

 
ドラセナにはさまざまな種類や品種があるので、それぞれ好きなものを植え比べてみるのも楽しいです。
それぞれよく似ていても、雰囲気や性質が違っていて、そういうところも楽しめるのではないかと思います。
 

挿し木で増やして部屋の中でも

 
ドラセナの利点は、挿し木でも比較的簡単に増やせることです。
室内の観葉植物としてもよく使われるので、大きくなった庭のドラセナを剪定して、小さな株として部屋の中で育ててみても良いでしょう。部屋の中まで南国風の明るい雰囲気になります。
挿し木を行う時期は5~9月の暖かい時期がオススメです。また、より確実に株を増やしたい場合、取り木もできます。

育て方・管理方法

詳細情報

 

草丈・樹高

2~20m

 

栽培可能地域

東海以南

 

花色

白など

 

開花期

5~6月
 

結実期

結実しないことがほとんど

 

耐暑性/耐寒性

耐暑性は強く、耐寒性は弱い
 

 

育て方

 

植え付け・植え替え

植え付けは5~9月の暖かい時期に行います。
日当たりがよく、風通しの良い場所に植えるのがオススメです。
 

肥料

地植えの場合、特に必要ありません。
部屋の中で鉢植えで育てる場合も、肥料を与えすぎると逆に弱ってしまう場合があるので、数か月に1度緩効性肥料を与えるくらいで大丈夫です。
 

剪定

剪定の時期は5~7月ごろで、ほかの庭木と比べてあまりたくさん剪定する必要はありません。
枯れた葉っぱを取り除くか、高さを抑えたい場合は上の部分を切ってしまうようにしましょう。同じ単子葉植物で、同じように大きくなるヤシの仲間だと、幹を切るとふつう枯れてしまいますが、ドラセナの場合は問題ありません。切った枝は挿し木苗として増やすこともできます。

 

病害虫

特に目立った病虫害はありません。病害としては斑点性の病気がでることがありますが、こちらは病気にかかった葉っぱを切り取って、焼却処分することで基本的には対処できます。
害虫はハダニやカイガラムシなどがつくことがありますが、こちらはブラシでこするなどして直接対処するのが良いでしょう。風通しの良い場所に植えて、病害虫が繁殖しづらい環境にすることも大事です。

 

日当たり

日当たりの良い場所を好みます。

 

水やり

地植えの場合、植え付けしてから根付くまでは土が乾いたら水やりをして、そこから先はそこまで気にする必要はありません。
ただし夏場に乾燥して、葉っぱが見るからにくたびれているような様子だったら、たっぷり水やりをしてあげると良いです。
 

出典(引用元)

ブティック社
「増補改訂版 実用庭木図鑑」

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