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庭木 剪定
2020.11.06

庭木の剪定方法と時期、使用する道具の紹介 剪定業者の料金相場とは

剪定は、庭木を管理する上で必ず必要な作業です。とはいえ「どこをどう剪定すればいいのかわからない!」という方も多いのではないかと思います。そこで今回は、剪定の時期、方法、切るべき枝など、基本的なことを解説していきます。

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目次

  • 1.そもそも剪定とは?
  • 2.樹種によって違う剪定時期を知っておこう
  • 3.剪定の方法・種類
  • 4.どんな枝を剪定する必要があるのか?
  • 5.剪定で必要になる道具紹介
  • 6.剪定を業者に依頼するときの注意点
  • 7.実績や口コミを確認しよう
  • 8.安心の業者選びならスマイルガーデン

1そもそも剪定とは?

剪定とは、街路樹や庭木などの木の枝を切って整える作業です。よっぽど自然樹形でのびのび育てたい場合でなければ、ほとんど必ず必要な作業といってよいでしょう。
街路樹や公園樹でも、多くの場合年に1回以上は樹形を整えたり大きさを制限したりする剪定が行われています。木も生き物なので、思い通りにするにはマメに管理しなくてはいけないということですね。
木ごとの特性や枝の出方を知る必要があり、思った以上に奥が深い作業ですが、この作業をきちんと行うことができれば、庭木の管理の半分くらいはできたと考えて良いでしょう。
 

剪定をするメリット

 
剪定をするメリットとして、
「庭木を管理しやすい、観賞しやすい大きさに制限することができる」
「樹形をきれいに整えることができる」
「風通しをよくして、病気や害虫を予防することができる」
などのものが主に挙げられます。
逆にデメリットを挙げるとするならば、
「時期や量を間違えると花が咲かなかったり木が弱ったりする」「大きい切り口だと菌が侵入する可能性がある」
といったところでしょうか。
しかし、庭木を好きな形・大きさにとどめつつ、なおかつ健康でいさせるには剪定はほとんど必須の作業となります。

2樹種によって違う剪定時期を知っておこう

剪定をするにあたって、正しい剪定時期を覚えておかなければなりません。
おおざっぱにですが「常緑樹」「落葉樹」といった大きなくくりでも大丈夫です。
正しい時期に剪定しないと、木が弱ったり、変に徒長して樹形が崩れたりしてしまうおそれがあります。
またそれとは別に、花や実を楽しみたい木の場合、木の種類によって花芽をつける時期や位置が決まっているのでそれを踏まえて剪定するようにしましょう。
それをしないと、いつまでたっても花も実もつかないという事態に陥りかねません。
 

常緑広葉樹の剪定時期

 
シマトネリコ シンボルツリー
 
常緑広葉樹は、主に新芽が芽吹く前の休眠期、春先の4月上旬~4月下旬ごろに剪定を行うと良いです。
常緑広葉樹は寒い地方には少ない木なので、1~2月のあまり寒い時期に剪定を行うと、切ったところが枯れていってしまうおそれがあります。
また、大きく骨格を整えるような剪定でなく、軽く徒長した枝を切りたいなどの場合、新芽が固まった6月中旬~7月下旬ごろに行うのが良いでしょう。
いずれにせよ、常緑樹全般として葉っぱは数年間使う前提で作られているので、剪定量が多いと弱ってしまうことが落葉樹よりも多いです。
 

常緑針葉樹の剪定時期

 
マキ
 
常緑針葉樹も、常緑広葉樹と同じで新芽が芽吹く前の3月中旬~4月上旬に行うと良いでしょう。
それ以外では、9月下旬~10月下旬が適期です。ただ常緑広葉樹と違うところは、常緑針葉樹には新しい枝を芽吹く力が比較的弱いことが挙げられます。
常緑広葉樹なら大きく剪定すると胴吹きやひこばえといった新しい芽がまた出てくることが多いですが、常緑針葉樹はカヤなどのいくつかの樹種を除き、ほとんどそういった枝を出しません。
マツの仲間などは特にそういったものがほとんどです。
あまり切りすぎると失敗したときに樹形が元に戻りづらいし、木が弱ってしまう可能性があるので、剪定の量には気をつけるようにしましょう。
 

落葉樹の剪定時期

 
落葉樹 モミジ
 
落葉広葉樹は、基本的に葉っぱが落ちた11月~3月までの間に切ります。
2月上旬~3月下旬が最適で、次が11月下旬~12月下旬です。
その時期は完全に休眠している時期なので、結構思い切った剪定をしても大丈夫なことが多いです。
また、葉っぱが落ちて枝の様子がよくわかるので、切りやすいのも良いところですね。
葉っぱが出ている時期でも、落葉広葉樹は冬までに落とす使い捨ての葉っぱを作っているので、常緑樹よりも気を使わない剪定ができます。
ただし、幹を半分以下に切り詰めるような強剪定をしてしまうと、春にたくさん枝が芽吹いて枝が過密になることがあるのでその場合はマメな管理が必要です。

3剪定の方法・種類

1.透かし剪定

 
透かし剪定は、文字通り木を透くように剪定する方法です。主に大きな枝を樹形を崩さずに剪定する方法で、剪定する大きな枝を決めたら、その代わりとなる少し短い枝を決めて、それらの枝の又の部分で剪定を行います。
これの良いところは、樹形を崩さず、なおかつ菌の侵入口となる傷口をいち早く塞げることです。
枝を切られたあと、木は幹の一部を太らせるような形で傷を塞いでいきますが、透かし剪定の場合は切った部分の延長線上に別の枝があるので、その枝で光合成につかった栄養が速やかに枝を塞ぐために使われるのです。
 

2.切り返し・切り戻し

 
切り返し・切り戻しは、樹形を小さくするときや樹形を整えるときに行う剪定方法です。
長く伸びすぎた枝を根元から切り、代わりに近い位置にある樹勢の弱い枝を伸ばします。
長い枝を切ることにより樹勢の弱い枝に栄養や水分がいきわたるようになるので、急に弱ってしまうようなこともありません。
これにより、樹形を崩さずに、木全体を小さくすることができるのです。
庭木はあまり大きくなりすぎると花や実が高くて見られなくなったり、家が陰になってしまったりします。
それを防ぐために、庭木を管理する上では必須の剪定方法といえますね。
 

3.刈り込み・刈り上げ

 
刈り込み・刈り上げは、主に生垣をつくるときに行う剪定方法です。
一定の線を決め、そこに合わせて一気に刈り込みバサミなどでザクザク刈り込む方法で、これによって四角や丸などの、人工的な形に仕立てることができます。
強剪定に強い木ならではの剪定方法なので、強剪定に弱い木で行うと、樹形が崩れたり枝が飛び出て危険になってしまうことも多いです。
きれいに刈り込める便利な剪定方法ではありますが、木の健康に気を使わない剪定方法であることは注意しておきましょう。
 

4.芽摘み・みどりつみ

 
芽摘み、みどりつみは、まだ葉っぱの完全に開かない新芽を摘む作業です。
みどりつみという用語は、一般的にマツを管理する際に使われます。芽摘みは主に盆栽などで行われる管理方法で、枝の先端の芽を摘み取ります。
これにより、枝の成長を抑えたり、脇芽がたくさん出るようになるので、花木の場合は花をたくさんつけるために行われたりします。
みどりつみは、マツのたくさん出た芽の中から、いくつかを摘み取るものです。
これにより、枝の数や伸びる方向を調節し、好きな樹形に仕立てることができます。
どちらも少し特殊な剪定方法ですが、覚えておいて損はないでしょう。

4どんな枝を剪定する必要があるのか?

枝を剪定するにあたって、「どの枝を切ればいいのか」というのが難しいところだと思います。
しかし、木の枝の出方にはある程度規則性があって、クリスマスツリーのような円錐形だったり、枝が交互に出て伸びていくものだったりと、その木ごとの決まった樹形があります。
それを乱すものを取り去るようにすればきれいな樹形を維持することができるのです。
そうした樹形を崩す枝にはいくつか種類があるので、特徴と出方をそれぞれ覚えておくと良いでしょう。
 

1. 徒長枝(とちょうし)

 
1. 徒長枝(とちょうし)
 
徒長枝は、樹冠を突き抜けるように長く急速に伸びる枝で、主に剪定して枝葉が少なくなったとき、それを補うような形で伸びてきます。
それが伸びること自体は樹木として正常なことですが、樹形を乱す原因となるので、根元から剪定するようにしましょう。ただし、古くなった主軸の代わりにすることもできるので、場合によっては良い位置のものは残しても良いです。
 

2. 立ち枝(たちえだ)

 
2. 立ち枝(たちえだ)
 
立ち枝は、枝の途中からまっすぐ立ち上がるように伸びていく枝で、徒長枝と同じように剪定後に出てくることが多いです。
こちらも樹形を崩すものなので、根元から剪定してしまいましょう。
 

3. 平行枝(へいこうし)

 
3. 平行枝(へいこうし)
 
平行枝は、上下2本の枝が並行して同じ方向に伸びているものです。
木の健康としては全く問題ないものですが、樹形が単調な感じになるので、片方を根元から切るか、短くしてしまうのが良いでしょう。
 

4. 逆さ枝(さかさえだ)

 
4. 逆さ枝(さかさえだ)
 
逆さ枝は、他の枝と全く反対方向に伸びている枝で、樹形が悪くなります。
これも根元から剪定してしまうのが良いですが、マツやウメなど、趣のある樹形にしたい場合は残しておくという場合もあります。
 

5. からみ枝(からみえだ)

 
5. からみ枝(からみえだ)
 
からみ枝は、2本の枝が絡み合うように伸びているものです。
樹形が悪くなる上に、何年も放置しておくと合体して一本の枝となってしまう場合もあります。根元から剪定するのが良いでしょう。
 

6. 交差枝(こうさえだ)

 
6. 交差枝(こうさえだ)
 
交差枝は、からみ枝と一緒で他の枝と重なるようにして伸びるものです。
こちらも樹形が崩れる原因となるので、必要な分だけ剪定するようにしましょう。
 

7. 幹吹き(みきふきえだ)

 
7. 幹吹き(みきふきえだ)
 
幹吹き枝は、胴吹き枝ともいって太い幹から直接出てくる枝です。
剪定などによって枝葉が少なくなったとき、幹にある休眠していた芽が芽生えて枝葉を補うもので、樹種にもよりますがこれがたくさん出ている場合は剪定のしすぎな可能性があります。
ただ、樹形を崩すものではあるので不要な場合は根元から剪定すると良いでしょう。
 

8. ヒコバエ

 
8. ヒコバエ
 
ヒコバエは、ヤゴともいって根元から直接芽生える枝のことです。幹吹き枝と同じで、剪定が多いと出てくる傾向にあります。これも樹形を崩す原因となるので不要なら根元から剪定してしまうのが良いですが、根元の若い細胞のものが出てきていることが多いので、木が弱っていて後継樹が必要な場合はこれを利用することができます。

5剪定で必要になる道具紹介

剪定では、高さや剪定の方法など、シチュエーションによって様々な道具を使います。
それぞれの道具に長所と短所があり、使い方も違うのでそれぞれの特性を覚えておくと良いでしょう。
 

剪定バサミ

 
剪定ばさみ
 
剪定バサミは、枝を一本一本切るためのハサミです。
品質はまちまちですが、安いものだと100円ショップにも売っているので手軽に入手しやすい道具です。
それなりに太い枝まで切ることができるので使いやすいですが、構造的にナイフを押し付けるような形で切るので、切り口があまりきれいにならないことがあります。
ただその構造のおかげで、刃の部分と同じ方向に枝を曲げることで、かなり太い枝まで切ることができて便利な道具です。

 

植木バサミ

 
植木バサミは木鋏ともいって、剪定バサミと同じように一本一本枝を切るためのハサミです。
紙を切るようなハサミと似た構造をしているのが特徴で、剪定バサミのように太い枝までは切れませんが、切り口をきれいに切ることができます。
また、剪定バサミのように力を抜くと広がるバネがないので、疲れることなくサクサク作業を進めることが可能です。
剪定バサミと植木バサミで、シチュエーションに応じて使い分けてみると良いでしょう。

 

刈り込みバサミ

 
刈り込みバサミは、名前の通り刈り込みに使うためのハサミです。
長い刃と長い持ち手が特徴的で、ザクザクと枝葉を刈り込むことができます。
イヌツゲやツツジなどの細い枝葉がたくさん生える木を一気に刈り込むことができるので、生垣の管理の際などに重宝します。
どんどん作業が進むのが楽しいですが、刈り込みすぎるとある地点から枝に全く葉がついていないという状態になることがあるので、注意しながら作業するようにしましょう。

 

高枝切りバサミ

 
高枝切りバサミは高い所の枝を切るハサミです。
一本の長い柄の先っちょに小さなハサミがついているのが特徴で、手元の持ち手で操作して遠くにある枝を切ります。
ものにもよりますが数段階に伸ばすことができ、長いものだと5m以上上にある枝を切ることもできるので大きな木を剪定するときに重宝します。
ただ、あまり伸ばしすぎると力が伝わりづらく、なかなか切れなくなる場合があるのと、細かい位置を調整して切るのが大変なので、あまり過信しないようにしましょう。
 

高枝ノコギリ

 
高枝ノコギリは、高い所の太枝を切るノコギリです。高枝切りバサミの先にノコギリがついたようなもので、カマのように曲がった形のものがついているのが一般的です。
こちらも数mまで伸ばすことができるので、高い位置にあって高枝切りバサミじゃ切れない太さの枝を切ることができます。
高いところの枝を切るという性質上、かなり安全には気を使う必要があります。
風の強い日に作業しない、枝の真下に移動しないなど、ケガの無いよう細心の注意を払うようにしましょう。
 

脚立

 
脚立は、言わずと知れたハシゴを立てるもので、これによって高い位置で作業ができるようになります。
高い位置の枝は高枝切りバサミや高枝ノコギリで切ることもできますが、より正確にきちんと作業がしたい場合や、枝の様子をきちんと見たい場合などに使うと良いでしょう。
こちらも結構簡単に倒れてしまうので安全管理には注意が必要です。
必ず他の人の目の届くところで作業する、平坦な地面であることを確認する、一番上に立っての作業はしないなど、注意するようにしましょう。

6剪定を業者に依頼するときの注意点

「剪定作業をする時間がない」「量が多すぎて大変」「うまくできるか心配」といったような場合、業者に依頼するという方法もあります。
そういった仕事を請け負ってくれる業者はいくつもありますが、それぞれ技術も料金もまちまちです。木を一度剪定すると元に戻るのに時間がかかる場合もあるので、業者選びは慎重になる必要があります。
それぞれがどんな料金体系なのか、どんな評判なのか、よく調べてから依頼するようにしましょう。
 

料金の相場や価格を把握しておこう

 
剪定の料金は、業者によってまちまちです。おおまかに木の高さで料金が変わってきますが、同じ高さの木でもボリュームによって料金が大きく変わることがあります。
また、マツ類やマキ類など、管理方法が少し特殊なものの場合別で見積もりを出す場合が多いのと、業者によっては職人さん1人ごとの半日~1日の単価で料金をとっているところもあるところに注意が必要です。
それらに加えて、枝葉の処分費がかかる場合もあるのでよく調べてから依頼するようにしましょう。
 

■低木
 
1~3m程度の低木の場合、料金は1,000~5,000円くらいのことが多いです。
ただ、生垣と立木だと料金が変わる場合があるので注意しましょう。
 

■中木
 
3~5m程度の中木の場合、料金は3,000~7,000円くらいのことが多いです。
 

■高木
 
5m以上の高木の場合、料金は別で見積もりとなることが多いです。
また、あまりに高いものだと高所作業車が必要になることがあります。高所作業車の費用と、道路に高所作業車をつけて作業する場合は交通整理員の費用がかかる場合があります。

7実績や口コミを確認しよう

業者によって、技術はかなりまちまちです。
地域に根差して1件1件精鋭の職人さんが作業する業者もあれば、薄利多売的にたくさんの職人さんが作業している業者もあります。
もちろん後者も技術は確かなことが多いですが、いずれのパターンでも時折技術が今一つな業者にあたることがあります。
そこが悪徳な業者というわけではなく、昔の造園業界ではその剪定方法が良しとされている場合もあるので一概にはいえませんが、口コミや実績などをできる限り調べておくのが良いでしょう。

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