「庭に生垣を取り入れたいけど、どの庭木を選べば良いのかわからない」という方は多いのではないでしょうか。生垣に適した庭木はたくさんありますが、すべての種類がご自身の庭に合うわけではありません。特に、園芸初心者の方には庭木選びは悩ましいものですよね。
そこで、この記事では庭のお手入れのプロが厳選した、生垣におすすめの庭木を12種類ご紹介します。生垣に向いている庭木の特徴や生垣の作り方なども解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
生垣とは?基本情報を知ろう
まずは、生垣とは何なのかを知っていきましょう。
生垣について~垣根と何が違う?
生垣とは、庭の仕切りや目隠しとして植えられた庭木のことです。防風や防火などの幅広い効果が期待でき、日本では昔から道路や周囲の家との境界として馴染み深い存在です。
人工的なブロック塀などに比べて温かみがあり、四季折々の変化を楽しめるのも生垣ならではの魅力。生垣になる庭木の種類も豊富で、庭の雰囲気に合わせて選ぶことができます。
生垣と垣根は混同されがちですが、厳密には異なります。垣根はフェンスやブロック塀、竹垣など、庭を仕切るためのものの総称です。生垣は垣根の中のひとつで、生きた植物で作られたものを指します。
生垣のメリットとデメリット
生垣のメリットとデメリットを解説します。メリットだけでなくデメリットも考慮し、ご自身の庭に合った種類を選びましょう。
メリット:目隠し、防犯、デザイン性
生垣には葉や枝が密集しているので、高い目隠し効果が期待できます。特に、リビングや寝室の窓から道路が丸見えという場合に効果的。道路からの視線を遮ることでプライバシーを守り、安心してくつろげる空間になるでしょう。
防犯面でもメリットがあります。ブロック塀などは一度侵入してしまえば外から見えなくなるので、空き巣などを行いやすくなります。一方で生垣は乗り越えにくいうえ、葉や幹の隙間からうっすらと動きが見えるので、心理的に不審者は侵入しにくくなります。
また、庭木の種類や高さ、形状によって、和風にも洋風にも仕立てられるデザイン性の高さも魅力です。生きた植物である生垣は新芽や花、落葉といった季節ごとの変化があり、1年を通して景観が楽しめるのも大きなメリットといえるでしょう。
デメリット:お手入れの手間
生垣のデメリットは、ブロック塀やフェンスと違い、剪定や病害虫対策などのお手入れが必要であることです。生垣をお手入れせずに放っておくと、どんどん成長して樹形が乱れたり、隣の敷地にはみ出したりすることも。トラブルを防ぐためにも、庭木の種類や形状に合わせて定期的に剪定を行う必要があります。
また、病害虫に感染するリスクも常にあります。病気や害虫によって葉が枯れたり、成長が阻害されたりすると、目隠しや防犯といった役割が果たせなくなります。
ガーデニング初心者の方にとっては少しハードルが高く感じるかもしれませんが、生垣の維持にお手入れは必須です。あまり手をかける時間がないという方は、成長スピードが遅い種類や、病害虫に強い種類を選んで負担を減らしましょう。それでも不安な場合は、専門業者に依頼するのもひとつの手です。
生垣に適した庭木の特徴
生垣に適した庭木には、どんな特徴があるのでしょうか。庭木選びで取り入れたい3つのポイントを解説します。
病害虫に強い
生垣には葉が密になる庭木が適していますが、葉が密集しているということは、病気や害虫が拡散しやすいということでもあります。
生垣にする庭木を選ぶ際は、病害虫に強いかどうかを確認しましょう。もともと強い植物もありますが、品種改良によって病害虫に強い性質を持った品種も数多く開発されています。
常緑樹
常緑樹は、名前のとおり一年を通して緑を楽しめる樹木です。生垣を常緑樹にすることで冬も目隠し効果が続き、緑豊かな庭を演出できます。
また、寒い時期でも落葉しないので、落ち葉掃除の手間がかかりません。
手入れがしやすい
生垣は剪定や病害虫対策、施肥といったお手入れが必要です。植えた後に後悔しないために、お手入れがしやすい品種を選ぶことが大切です。
お手入れがしやすい庭木の特徴としては剪定しやすい、病害虫に強い、成長が遅いなどが挙げられます。これらの条件を満たす庭木を選ぶことで、お手入れにかける時間や手間を減らせますよ。
生垣におすすめの庭木12選
生垣は種類が豊富で、それぞれ特徴も異なります。手間がかからない庭木、洋風の生垣に合う庭木、和風の生垣に合う庭木など、さまざまな角度からおすすめの庭木をご紹介します。
【手間なし】初心者向けの手入れが楽な庭木
丈夫さが特徴のマサキ
マサキは、古くから日本の庭で親しまれてきた常緑樹です。乾燥や大気汚染に強く、日陰でも育つ丈夫さが魅力。特に近年では、金色の葉をもつ「キンマサキ」や、フチが白い「ギンマサキ」といったカラーリーフ品種が人気を集めています。
伸びるスピードが早く年に2回ほどの剪定が必要ですが、枝がやわらかく切りやすいという特徴があります。まっすぐ上に向かって伸びる徒長枝を中心に刈りそろえて、好みの高さをキープしましょう。刈り込みに強いので、神経質にならずに好きな形に仕立てることができますよ。
緻密な葉が素敵なイヌツゲ
イヌツゲは、その緻密な葉と刈り込みに強い性質から、和洋問わず生垣として広く利用されている常緑樹です。小さな濃緑色の葉が密生して壁を作り出すように生い茂るので、プライバシーを確保したい場所や、視線を遮りたい場所にぴったりの庭木といえるでしょう。
また、マサキ同様刈り込みにも強いので、園芸初心者でも扱いやすいです。葉が細かくさまざまな形にカットしやすいことから、植物を動物や図形の形に仕立てる「トピアリー」に利用されることも多いです。
【洋風】生垣にぴったりの庭木
かわいらしい見た目が特徴のプリペット
プリペットは、小さな葉とかわいらしい白い花が特徴的な常緑樹です。明るい緑と黄色の「プリペット レモンライム」や、緑にクリーム色の斑が入った「シルバープリペット」などのカラーがあり、洋風の庭の生垣として人気です。
かわいらしい見た目ですが暑さにも寒さに強く、生育も旺盛。大胆にカットしても春にはどんどん新しい芽が出てくるたくましい植物です。5~6月には香りのよい白い花をたくさん咲かせてくれますよ。
ボリューミーなシルエットが素敵なコニファー
コニファーは針葉樹の総称で、スギやマツ、モミなどたくさんの種類があります。形は円錐形のものから丸いものまでさまざまで、色や大きさも個性豊か。冬に赤紫色に変化する「レッドスター」や、自然に整った形に仕上がる「エレガンテシマ」など、バリエーションの豊富さも特徴です。
コニファーというと樹高が高いイメージがあるかもしれませんが、あまり大きくならない低木の品種や、地面を這うように育つ品種もあります。しっかり目隠しをしたい場合は高木のコニファーを、日光を遮りたくない場合は低木のコニファーというふうに、目的に合わせて品種を選ぶことができますよ。
【和風】伝統的な生垣に合う庭木
シャープな葉が特徴のラカンマキ
細長くツヤのある葉が特徴のラカンマキ。深緑色の葉は石や苔とのコントラストが美しく、日本の伝統的な庭によく合います。よく似た庭木にイヌマキがありますが、ラカンマキのほうが樹高も葉もコンパクトです。
ラカンマキは成長が比較的遅く剪定にも強いので、生垣の薄さや高さを維持しやすいのも人気の理由のひとつ。お手入れは、基本的に剪定のみで十分です。 毎年春か秋に一度、形を整えるように剪定を行いましょう。
シックな葉色と鮮やかな花が素敵なカンツバキ
カンツバキ(寒椿)は、その名のとおり寒い季節に花を咲かせるツバキの仲間です。冬枯れの庭に花を咲かせる貴重な庭木として、古くから日本の庭園で愛されてきました。華やかさだけでなく丈夫さも兼ね備え、植える場所を選びません。
花の色は鮮やかな赤やピンク、白があり、開花期は12月から3月頃。樹高も低いものから高いものまであるので、庭の広さや目的に合わせて選ぶことも可能です。ツヤのある濃紺の葉も、和風の家屋によく馴染みます。
【華やか】花が綺麗な庭木
花数の多さが特徴のトキワマンサク
トキワマンサクは、春に無数のかわいらしい花を咲かせる常緑樹です。花の色は鮮やかでインパクトのあるピンクと、さわやかな白の2種類。葉の色も緑や赤紫、黒があり、花と葉の色の組合わせを選べるのも魅力です。小さな葉が密に生い茂るので目隠し効果が高いだけでなく、開花期には非常に華やかな生垣が楽しめます。
トキワマンサクは成長が早いので、毎年の剪定が欠かせません。伸びすぎた徒長枝を中心に、開花期のあとにしっかり刈り込みましょう。丈夫なので園芸初心者でも育てやすいです。
香りが素敵なキンモクセイ
キンモクセイは、秋の訪れを告げる象徴的な花木としておなじみの常緑樹です。魅力はなんといっても、甘い香りを放つ可憐な花。開花期になると辺り一帯に華やかな香りがただよい、秋の深まりを感じさせてくれます。
キンモクセイは、丈夫で育てやすいことも生垣として人気の理由です。病害虫に強く乾燥にも耐えるので、初心者でも安心して育てることができます。ただし、キンモクセイは成長が早いので、こまめなお手入れが必要です。開花期のあとに剪定を行うことで次の年の花つきもよくなります。
【虫】虫が付きにくい庭木
個性的な赤い実が特徴の常緑ヤマボウシ
ヤマボウシというと落葉樹のイメージが強いですが、常緑ヤマボウシは一年中緑の葉を茂らせます。落葉ヤマボウシはイラガなどの害虫が発生することがありますが、中国原産の常緑ヤマボウシ(ホンコンエンシスなど)は害虫に強い品種が多く、安心して植栽することができます。
常緑ヤマボウシは5月から7月にかけて白い花を咲かせ、秋には赤い実をつけます。つぶつぶした個性的な見た目でありながら、熟した実は甘くておいしいです。寒い季節も葉を落とさないので、目隠しとしての役目もしっかり果たしてくれますよ。
真っ赤な新芽が素敵なレッドロビン
鮮やかな新芽が特徴のレッドロビンも、虫に強い庭木です。日本原産のオオカナメモチとカナメモチを掛け合わせて作られた品種で、害虫にも病気にも強く丈夫な性質を持っています。お手入れが比較的楽なので大変人気が高く、生垣として広く利用されています。
赤い新芽は季節を問わず剪定のたびに発生するので、一年を通して生垣を鮮やかに彩ります。春には小さな白い花が咲き、可憐な雰囲気を醸し出すのも魅力です。
【低め】高くなり過ぎない庭木
鈴のような小さな花が特徴のアベリア
アベリアは、春から秋にかけて白い小さな花をたくさん咲かせる低木です。病害虫に強く刈り込みにもよく耐えるので、初心者の方におすすめです。まるで小さな鈴がぶら下がっているような可憐な花は、春から秋にかけて長く楽しめますよ。
ただし、アベリアはよく伸びる性質があるので、定期的な剪定が欠かせません。放っておくとどんどん大きくなってしまうので、こまめなお手入れを心がけましょう。
赤と緑のコントラストが素敵なヒメシャリンバイ
ヒメシャリンバイは成長がゆっくりなので、頻繁な剪定をする必要がありません。伸びて気になった部分をカットする程度で十分なので、あまり手間をかけずに低い樹高を維持したい方にはぴったり。深緑の葉色と赤い新芽のコントラストが美しく、春先にはピンク色の花も楽しめます。
生育の遅さから、場所を選ばずに植えられるのも魅力。庭のスペースを有効活用したい方にもおすすめです。病害虫や強い日差し、潮風に強いという特徴もありますよ。
初心者が注意すべき生垣の庭木
すべての庭木が生垣に向いているわけではありません。生垣に不向きな庭木を選ぶとお手入れの難易度が上がってしまうので、注意が必要です。
生垣に不向きな庭木の特徴
成長が早すぎる
成長が早い庭木はあっという間に大きくなり、形を維持するのが難しくなります。頻繁な剪定が必要となり、初心者の方にとっては負担が大きくなってしまいます。
根が張る庭木
根が深く横に広がる庭木は、家の基礎や水道管を傷つける可能性があります。また、他の植物の生育を妨げることもあります。たとえば、マツやカシなどは根が深く張るので、生垣には不向きです。
病害虫に弱い
病害虫に弱い庭木は頻繁に薬剤散布を行う必要があり、手間がかかります。また、病害虫の発生によってせっかく作った生垣が枯れてしまう可能性もあります。
剪定に弱い
剪定に強い庭木はザクザクと刈り込んでも問題ありませんが、剪定に弱い庭木は大胆な剪定ができません。急激な変化によって弱ったり、最悪の場合は枯れたりすることも。切ってもいい枝や切る時期、状態を見極める必要があり、お手入れの難易度も高くなります。
トゲのある庭木
トゲのある庭木は、お手入れの際に怪我をする危険性があります。植物の小さなトゲだからと甘く見ていると、思わぬケガにつながることもあります。特に、小さなお子様やペットがいるご家庭では、安全面からも避けるべきです。
選び方の失敗を防ぐためのチェックリスト
生垣を植えてから後悔しないために、庭木を選ぶ際には以下の点をチェックしておきましょう。
- 樹木の大きさと成長速度
生垣にしたい場所の広さや、将来的な大きさを考慮しましょう。 - 根の張り方
地下配管や、建物の基礎への影響を考えましょう。 - 耐寒性・耐暑性
生垣を作る地域の気候に適しているか確認しましょう。 - 病害虫への抵抗性
病害虫に弱い品種は、頻繁な薬剤散布が必要になることがあります。 - 剪定の頻度
どのくらいの頻度で剪定が必要か、事前に調べておきましょう。 - 開花時期や紅葉
花や紅葉を楽しみたい場合は、開花時期や紅葉の時期を確認しましょう。 - 日陰に強いのか、日向を好むのか
植える場所の日当たりに合わせて選びましょう。
生垣の作り方とコツ
理想の生垣を作るための基本的な知識とテクニックをご紹介します。
植え付けに適した時期と方法
生垣を植え付ける最適な時期は、庭木の種類によって異なります。常緑樹の場合は、芽出し前の3月~4月頃や9月下旬~10月など、気温が安定している時期に植え付けを行うのが一般的です。
一方で、落葉樹は葉が落ちたあとの休眠期が植え付けに適しています。休眠期は移植のショックが少なく、根付きが良いと考えられています。ただし寒さが厳しくなる12~1月は避けましょう。
植え付け方法
- 穴を掘り、土を入れる
まず木を植える場所を決めて、十分な深さと広さの穴を掘ります。植え付ける間隔は30~40cmほど空けましょう。
また、隣の家や道路との境界に植える場合は、成長することを考慮し、境界から15cm以上離しましょう。穴の底をほぐしたら、土壌を豊かにするために腐葉土などを混ぜ込みます。 - 木を植え付ける
苗木を穴の中に置いたら、根を広げながら丁寧に埋め戻します。この際、根元が土中に埋まりすぎないように注意してください。土を足し、植え付け後はたっぷりと水を与えましょう。水が浸透しなくなり、土の上にたまるまで続けます。 - 支柱を立てて固定する
強風などで倒れるのを防ぐため、支柱を立てて庭木を紐で固定します。支柱は土の中に50cm以上しっかりと埋めて、ぐらつかないようにしましょう。水が浸透したら植え付け完了です。
なお、植え付け場所を選ぶ際には、日当たりや風通し、土壌の性質などを考慮しましょう。多くの庭木は日当たりと水はけの良い場所が理想的ですが、品種によっては日陰を好むもの、湿気を好むものもあります。事前に調べておくことが大切です。
生垣の剪定タイミング
生垣の剪定は、庭木の種類や生垣の目的によって最適な時期が異なります。
常緑樹は、新芽が出る前の春と秋が一般的な剪定時期です。剪定でダメージを受けやすい真冬と真夏は避けましょう。
強い剪定は春に行うと新しい芽が勢いよく伸び、密な生垣になります。秋に剪定すると冬越し前の整理になり、樹勢の回復を促します。
落葉樹の剪定は、葉が落ちたあとに行いましょう。冬の間は樹木が休眠しているので剪定のダメージが少なく、樹勢の回復も早いです。飛び出してきた枝をカットしたり、風通しがよくなるように整える程度であれば、6~7月頃でも問題ありません。
生垣を美しく保つメンテナンスのポイント
生垣には定期的なお手入れが欠かせません。剪定のほかにも、以下の点に注意しましょう。
水やり
生垣は基本的に水やりしなくても育ちますが、しっかり根が張るまでは水やりが必要です。植え付けから1年ほどは土の表面をこまめにチェックし、カラカラに乾いているようであれば水を与えましょう。
施肥
生垣に肥料を与える時期は種類や地域によって異なりますが、一般的には12月から2月にかけてがおすすめです。冬の間に施す肥料のことを「寒肥(かんごえ・かんぴ)」と呼びます。この時期に有機肥料で栄養分を蓄えることで、春からの成長に花つきをよくしたり、樹勢を強める効果が期待できます。
なお、植え付けから1年以内であれば、肥料を与える必要はありません。根が十分に張っていない状態だと逆に根を痛めてしまう可能性があるので、2年目の冬から与えましょう。
病害虫の防除
生垣の多くは植え込みの間隔が近く葉が密集しているので、病害虫が発生しやすいです。こまめに葉裏などを観察し、病害虫が発生していないか確認しましょう。
虫や病気を発見したらすみやかに薬剤などを使うことで、被害が広がるのを防げます。剪定で風通しの良い状態を保つことも大切です。
雑草対策
生垣の周囲に生える雑草は、栄養分を横取りして庭木の生育を妨げるだけでなく、見た目の美しさを損なう原因となります。病害虫の発生源にもなるので、生垣を美しく保つためには雑草対策も忘れずに行いましょう。
おすすめは防草シートの利用です。防草シートを敷けば、光を遮断して雑草の生育を抑えることができますよ。また、生え始めの小さな雑草には、手作業による草むしりが効果的。根ごと引き抜いて駆除しましょう。
費用を抑えて生垣を作る方法
生垣を作る際、植えたい範囲が広かったり、業者に依頼したりすると費用が高額になることも。できるだけ費用を抑えて生垣を作るための方法をご紹介します。
自治体の助成金を活用する
多くの自治体では、緑化を推進するため、生垣の設置費用の一部を補助する制度を設けています。費用が削減できるだけでなく、地域全体の緑化に貢献できるという点も魅力。
助成金の対象となる庭木の種類や、申請できる金額などは自治体によって異なります。まずはお住まいの地域の自治体に問い合わせて、制度の詳細を確認してみましょう。
DIYで低コストの生垣を実現
DIYで生垣を作ることで、業者に依頼するよりも費用を大幅に抑え、自分好みの庭を造ることができます。その際、ホームセンターや園芸店で苗木をまとめて購入したり、地域の植物園や苗木市でより安価に入手したりすれば費用をさらに抑えられますよ。
ただし、DIYで生垣を作るデメリットとして、時間と手間がかかることや、専門知識が必要な場合があることなどが挙げられます。事前に計画を立て、必要な工具や資材を準備することで、スムーズに作業を進めることが重要です。
生垣づくりをプロに相談したい場合
前途のとおり、生垣づくりには庭木の選定から植え付け、剪定まで、専門的な知識と技術が必要になります。「自分でもDIYに挑戦してみたいけど、自信がない」「手間をかける時間がない」そんな時は、プロの造園業者に相談してみることをおすすめします。
専門業者に依頼するメリット
専門業者に生垣づくりを依頼するメリットはたくさんあります。まず、豊富な知識と経験をもとに、最適な樹種や設計プランを提案してくれることです。庭の広さや日当たり、周囲の環境などを考慮し、理想の生垣を実現するためのアドバイスを受けることができます。
また、専門業者であれば植え付け作業はもちろん、剪定や病害虫対策といった維持管理に関するあらゆるトラブルについて相談ができます。病害虫が発生した、生垣が思っていたように成長しない…など、いざというときに頼れる存在がいるのは、安心できるポイントといえるでしょう。
費用相場
生垣づくりの費用は庭木の種類や本数、施工範囲などによって大きく異なります。相場は1mあたり2,000円から10,000円とされていますが、あくまで目安です。
実際の費用は業者によって異なるので、費用を抑えたい場合は複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することをおすすめします。それぞれの見積もり内容をしっかり確認し、作業内容や使用する資材などが明確に記載されているかを確認しましょう。庭づくりには決まった金額というものが存在しないからこそ、信頼して任せられる業者を見つけるのが大切です。
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愛知県稲沢市生まれ。稲沢市が「日本四大植木産地」であることもあり、幼少期から植木に囲まれて成長。
東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。公園の整備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植栽工事に現場代理人として携わる。
植物とコーヒーを愛するWebライター。園芸好きの一家に生まれ、幼いころから花と緑に囲まれて育ちました。現在の住まいでは、ナチュラルな雑木の庭を目指して試行錯誤中です。 趣味はガーデニング、家庭菜園、メディカルハーブ。子どもと一緒に植物のある暮らしを楽しんでいます。