お庭の景観を保つためには、雑草の対策が必要不可欠です。しかし「雑草対策ってどうしたらいいの?」という方も多いと思います。
そこで今回は、雑草対策のオススメの方法10選と、それぞれのメリット・デメリットについて解説します。

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目次

雑草を生えなくするには?

それでは初めに、雑草を生えなくするために、一体どのような方法があるのかについて解説していきます。

それぞれ金額や方法が異なるので、参考にしてください。

雑草対策の種類と料金の比較

最も安い天然芝の場合、1㎡につき5,000円ほどかかります。

この次に高いのが防草シートと砂利を利用した対策工事で、砂利の種類によって料金が変わってきます。

砕石、普通砂利、防犯砂利・化粧砂利の順番です。

コンクリートの場合は15,000円ほど、人工芝では20,000円前後、レンガやタイル等では20,000~30,000円となります。

最も料金がかかかるのは天然木によるウッドデッキで、こちらは1㎡あたり30,000円以上の料金が必要になります。

雑草対策の種類の個別解説

ここまで、雑草対策の工事にはいくつかの種類があり、それぞれ料金が異なることを解説しました。

次の項目では、雑草対策の種類ごとに、メリット・デメリットを解説していきます。

定期的な草むしり

最もシンプルな方法は、草むしりを定期的に行うことです。

草むしりであれば費用はほとんどかからず手を使うので細かな部分までしっかりと仕上げることができます。

しかし労力が大きく、雑草の量によっては非常に時間がかかるというデメリットがあります。

特に夏場は気温が高く、熱中症のリスクを考慮しなくてはいけません。

ではどのタイミングで草むしりを行うかですが、草が生えているのを確認したらすぐに行いましょう。

雑草が成長し、量が増えれば増えるほど処理が大変になるためです。

梅雨明けは草が生えやすく、草むしりから1週間後には次の草が生えてきます。

雑草の生える範囲がそれほど広くなく、草丈が小さい場合は、草むしりで十分です。

それ以上になる場合は、次に解説する除草剤や草刈り機などが有効になります。

除草剤の散布

除草剤は、草むしりに比べて労力が少なく、ホームセンター等でも簡単に入手することができます。

除草剤には大きく分けて2種類あり、液体タイプと粒剤タイプに分けられます。

液体タイプはすでに生えている雑草を枯らす目的で使用され、地面には効果が残りません。

液体タイプの中にはそのまま使用できるものと、希釈が必要なものがあります。

粒剤タイプは、これから生えてくる雑草を防ぐために、予め散布しておく除草剤です。

こちらは1~6ヶ月の間、地面に効果が残ります。

除草剤の注意点としては、周囲に植物を植えている場合や、近隣住民への気配りです。

安易に除草剤を撒いてしまうと、枯らしたくない植物まで枯らしてしまう可能性がありますし、住宅が密集している場所では迷惑になることも考えられます。

気軽に雑草対策ができる除草剤ですが、使用する前に十分確認しておきましょう。

天然芝

天然芝であれば、お庭の景観を崩すことなく雑草対策をすることができます。

労力はかかりますが、DIYでの設置も可能です。

しかし天然芝の場合、定期的な芝刈りや日々の水やりなど、非常に手間がかかるのがデメリットです。

防草シート

防草シートの写真

防草シートは、雑草対策としては非常にメジャーな方法の1つです。

シートを敷いて地面を覆うことで、雑草の生長を妨げます。

適切に設置することができれば効果が高く、個人でも簡単に設置・撤去できるのがメリットです。

しかし、夏場は高温になってしまうことや、正しく設置できなかった場合は効果が大幅に低下するというデメリットを持ち合わせます。

対策を行いたい場所に生えている雑草の種類や、人通りの有無などによって最適なシートを選ぶようにしましょう。

砂利

砂利もメジャーな対策の1つです。

砂利単体の防草効果はそれほど高くなく、隙間から雑草が芽を出してしまうことがありますが、防草シートを敷いた上に、更に砂利を設置することで高い防草効果を発揮します。

それ以外の利点としては、コストが比較的安いことや、防犯効果が期待できるという点です。

ただし砂利を敷く場合、防草シートによっては相性が悪いものもあるため注意が必要です。

コンクリート

コンクリート駐車場の写真

コンクリートは、雑草対策として非常に効果のある方法の1つです。

駐車場としても活用できます。

しかし、経年劣化によってヒビが入り、そこから雑草が生えてしまうということがよく起こります。

ここまで解説してきた方法に比べてかなり費用がかかりますし、元に戻すのは簡単ではありません。

かなり先まで使うことを前提としている場合であれば、コンクリートを選んでも良いでしょう。

人工芝

人工芝は砂利と同様、防草シートと相性の良い対策です。

天然芝のように芝刈りや水やりも必要なく、初期費用以外に維持費がかかりません。

天然芝に比べて導入コストこそ高いものの、設置してしまえば非常に楽なのが魅力と言えるでしょう。

固まる土

固まる土は、DIYでも施工しやすい対策の1つです。

コンクリートよりも安く済ませることができる上、防草効果も十分あります。

しかし、慣れていないと施工が難しく、土の厚みや水の量によってムラができてしまいます。

また強度も低いため、車や人が頻繁に通る場所にはおすすめできあません。

バークチップ、ウッドチップ

バークチップやウッドチップは、お庭の雰囲気を崩さずに対策したいという方に最適です。

軽量で運びやすく、簡単に設置できます。

しかし防草効果自体はそれほど高くありません。

砂利と同じように、他の雑草対策と併用することをおすすめします。

ちなみにバークチップは樹脂を粉砕したもの、ウッドチップは木材を粉砕して作られたものです。

色味や質感が異なりますし、お庭の雰囲気に合わせて選択しましょう。

タイルや石張り

タイルや石張りは、コンクリートと同様に効果の高い対策方法になります。

コンクリートは無機質な印象を与えてしまいますが、こちらはお庭の雰囲気を崩すことなく対策できるのがメリットです。

しかしDIYで設置するには技術が必要で、かなりのコストがかかるのがデメリットです。

また、タイル同士の間に隙間ができてしまうと、そこから雑草が発生してしまいます。

基本的には業者に外注することをおすすめします。

雑草対策を選ぶときの3つのポイント

それでは最後に、自分にあった雑草対策の方法を選ぶための3つのポイントについて解説していきます。

ここまでの内容で、雑草対策に関する知識は十分身についたかと思います。

その中から自分で選択するべき方法は一体どれなのか、以下のポイントを意識しながら選んでみましょう。

あなたが雑草対策をしたい理由と目的を明確にしましょう

まず重要になるのが、なぜ雑草対策をするのか、その理由・目的をはっきりとすることです。

「お庭の景観を良くしたい」、「雑草を一切生えないようにしたい」など、何を優先して対策を行うのかは、人によって大きくことなります。

目的がはっきりしないまま対策を初めてしまうと、十分な効果が得られない可能性もあります。

特に、コンクリートなどの撤去が難しい方法を取る場合には、設置後の景観を十分にイメージしておく必要があるでしょう。

予算感をまずは調べましょう

次は予算についてです。

冒頭では雑草対策ごとの金額について解説しましたが、雑草対策にどこまでコストをかけられるのか、それを明確にしておく必要があります。

予算や目的に応じて、業者に外注すべきなのかが変わってきますし、予算がはっきりしていれば、その中で最大限の効果を出すための工夫ができます。

プロの業者に雑草対策の提案をしてもらいましょう

最後は、雑草対策のプロに提案してもらうことです。

その道のプロの業者であれば、当然個人よりも多くの知識・技術を持ち合わせています。

下手に自分で対策するよりも高い効果が得られたり、逆に安く済ませられる可能性もあります。

自分で対策するのも良いですが、その前に一度プロの意見を聞いておきましょう。

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お庭の雑草対策のまとめ

今回はお庭の雑草対策について、おすすめの方法をいくつか解説しました。

これまでお庭の雑草にストレスを抱えていた方も、この記事を参考に対策を考えて見てください。

正しく雑草対策することができれば景観も良くなりますし、快適に過ごすことができるようになります。

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氏永 勝之
監修者 smileグループCEO
株式会社ガーデンメーカー 代表取締役
愛知農園植木苗木株式会社 専務取締役
一般社団法人ガーデンビジネス協会 代表理事
氏永 勝之

愛知県稲沢市生まれ。稲沢市が「日本四大植木産地」であることもあり、幼少期から植木に囲まれて成長。
東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。公園の整備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植栽工事に現場代理人として携わる。

執筆者 Matsuri.

熊本県の海と山に囲まれた田舎で育ち、幼少期からガーデニング好きの祖母を手伝う。高校時代には、音楽を中心に様々な芸術分野に興味を持つようになり、同時に自然の持つ面白さや奥深さに気づく。現在はライターとして活動し、多趣味を活かして幅広いジャンルで執筆。他にもカメラやデザインについて勉強中。自然に囲まれて暮らすのが1つの目標。