ウメの木は、適切な時期に正しい方法で剪定しないと花が咲かないで枝や葉だけ伸びた樹木になってしまいます。
また、ウメの剪定方法は、植えてから3年目位までと4年目以降では、剪定時期や剪定方法が異なる樹木です。
 
ここでは、ウメの管理方法について、剪定時期や剪定方法も含めて、ご紹介します。
また、剪定に不安のある方や作業が面倒な方のために専門の造園業者や庭師への剪定依頼についてもご紹介していますので、ぜひ、ご参考にしてください。
 

目次

ウメ(梅)の剪定の時期


ウメを管理する上で適切な剪定時期を知っておくことは重要です。
ここでは、ウメの剪定の適期・可能期について、ご紹介します。

剪定の適期・可能期

ウメの剪定の適期・可能期は、基本的に1年に2回あります。
1回目は、冬眠期の11月頃から12月頃です。
2回目は夏の6月から8月中旬頃です。
しかし、ウメは、品種や植え付け年数によっても剪定時期が異なります。
また、花を楽しむ「花ウメ」の剪定時期は、花の開花後の2月です。
また、「実ウメ」の時期は、基本的に一般のウメと同じです。
さらに植え付けをしてから1年目のウメは9月から12月頃、そして2年目と3年目のウメは冬眠期の12月から1月頃です。

ウメ(梅)の剪定の方法


ウメの剪定の方法について、必要な道具と剪定注意点も含めて、ご紹介します。

ウメの剪定に必要な道具

剪定ばさみの写真

ウメの剪定に必要な道具は、基本的に剪定バサミ、高枝切バサミ、剪定ノコギリ、癒合剤、園芸用手袋、三脚の6つです。
ウメの枝は意外と固いので剪定ノコギリがあると便利です。

ウメ剪定方法

ウメの剪定方法は、苗木を植え付けた年数によって剪定は異なります。
また、花を楽しむ「花ウメ」と実を収穫する「実ウメ」のもそれぞれの剪定方法は異なります。
ここでは、それぞれの剪定方法について、ご紹介します。

・「植え付け年数によって異なるウメの剪定方法」
苗から植え付けて1年目のウメの剪定時期は、9月から12月頃までです。
剪定の手順は、最初に苗木の生育を促進させるために株元(地面・地際)から30㎝~60㎝位の高さ位まで切り詰めます。
次に生育の良い枝を残すように剪定をしますが左右対称に伸び出している枝を残す場合は注意が必要です。
この左右対称に伸び出している枝は「かんぬき枝」と呼ばれる枝になる可能性があり、両方の枝がそれぞれ栄養分を取り合ってしまうので花付きが悪くなる恐れがあります。

植え付けて2年目のウメの剪定方法の剪定時期は、12月から1月頃までです。
剪定の手順は、横幅があるウメの基本的な樹形に仕立てるために幹から頂上の方向に伸びている主枝となる枝を3本残します。
主枝の剪定をする際は、かんぬき枝や徒長枝は選ばないようにします。
そして、他の枝は枝元から切り落とします。
最後に主枝(残した3本の枝)に小枝がある場合は、頂上を向いている枝を3本残して3分の1位に切り詰めます。
3年目のウメの剪定方法の剪定時期は、2年目のウメと同じように12月から1月頃までです。
2年目の剪定で残した枝を中心に剪定を行いますがこの剪定では、頂上を向いている枝は残し、長く伸びた枝、交差枝、下を向いている枝などは枝元から切り取ります。
4年目以降のウメの剪定時期は、「夏時期」と「冬眠期」の2つあるのでそれぞれ異なります。
「夏時期」の剪定は、樹木全体の風通しや日当たりをよくして伸び出して樹形を乱している枝を整え、交差枝や枯れている枝など不要な枝を取り除きます。
夏樹の剪定は、冬眠期の剪定に比べて軽く整える程度の剪定を行い、不要な枝の整理をします。
剪定手順は、最初に残す枝と切り取る枝を区別して花芽を確認しながら剪定を行います。
残す枝は、枝の付け根から花芽を6個位残してその上から切り落とします。
切り取る枝は、枯れたり込み合ったりしている枝や長く伸びている枝です。
・「花ウメ」と「実ウメ」の剪定方法
花を楽しむための「花ウメ」の剪定方法は、花後にウメの基本的な剪定をしっかりと行います。
実を楽しむ「実ウメ」の剪定方法は、基本的なウメの剪定を冬眠期に行いますが花芽が付き始める7月頃から8月頃以降は花芽を切ってしまう恐れがあるので剪定をしない方が無難です。
ウメはの剪定方法は品種や植え付け年数によって異なりますが、正しい方法で剪定を行うと、失敗しないです。

ウメの剪定注意点

ウメの剪定注意点は、植え付後の年数と品種によって剪定方法が異なることです。
ウメの剪定方法は、植え付け年数と品種によって異なるので、それぞれに適した剪定適期・可能期や剪定方法で剪定を行いましょう。

造園業者・庭師にウメ(梅)を剪定してもらうには?


ウメの剪定を自分でする、あるいは造園業者・庭師に依頼するメリット・デメリットについて、紹介します。

自分で剪定するメリット・デメリット

自分で剪定するメリット

・自分の好みの樹形に仕立てたり樹木の状態を把握したりできます。
・料金が安くできます。
・自分の都合に合わせて剪定できます。

自分で剪定するデメリット

・専門知識がなく間違った方法で剪定をすると、樹木を傷めたり枯らしたりする可能性があります。
・剪定の難易度が高い樹木なので剪定に失敗すると、仕上がりが悪くなります。
・剪定の専門知識、剪定道具、手間、後片づけが必要です。
・樹丈が高いので脚立作業が必要なため、危険が伴います。

ウメの剪定を造園業者・庭師に頼む際の流れ

ウメの剪定を造園業者・庭師に頼む際の流れは、最初に複数の業者に見積依頼をし、次にできるだけ自分の希望通りの剪定が期待できて見積もりも安い業者を複数見つけ、最後に1業者を選んで依頼することです。
造園業者・庭師に剪定を頼む場合、剪定は職人の経験や嗜好によっても異なります。
そのため、剪定の仕上がりイメージが自分と業者側で異ならないためにも見積もりをお願いする際は、不明な点等を遠慮なく尋ね、剪定や価格が自分に合った業者を選びましょう。

ウメの剪定を造園業者・庭師に頼むメリット

・剪定の専門知識、道具類の準備、手間や後片づけ、怪我の心配も不要です。
・剪定の失敗で枯らしたり樹形を乱したり、切りすぎて花が咲かなかったり実が付かなかったりする可能性が低いです。
・ウメの木1本でも樹木に適した剪定や美しい樹形の期待ができます。
・放置していて剪定が難しいウメでも依頼ができます。
・的確な病気害虫処理も依頼ができます。
・豊富な専門知識と経験があるので相談ができます。

ウメ(梅)の剪定は最低価格保証のsmileガーデンへ


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smileガーデンが選ばれる理由

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また、smileガーデンは、料金が「安い」です。
もちろん「見積(出張見積)」は無料です。
また、全店舗が「完全自社施工」なので余分な手数料や中間マージンがないので料金が安いです。
そして、全国No.1チェーン店舗数で展開しているメリットを生かし無駄な経費をカットして、その経費をお客様に還元していることです。
さらに最低価格保証を実施中なので弊社より安い見積もりがあった場合は、相談可能なことです。

さらに、smileガーデンは、剪定が「上手い」です。
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また、smileガーデンは、常にお客様の要望する作業に対してプロ知識と経験で安くて「上手い」最適な方法をご提案できることです。

氏永 勝之
監修者 smileグループCEO
株式会社ガーデンメーカー 代表取締役
愛知農園植木苗木株式会社 専務取締役
一般社団法人ガーデンビジネス協会 代表理事
氏永 勝之

愛知県稲沢市生まれ。稲沢市が「日本四大植木産地」であることもあり、幼少期から植木に囲まれて成長。
東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。公園の整備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植栽工事に現場代理人として携わる。

執筆者 お庭の窓口編集部

お庭の窓口編集部です。 社内のお庭のプロたちから助言をいただきつつ、日々お庭について考えています★