雪割草は早春の雪解けとともに色とりどりの花を咲かせ、「春の訪れを告げる」代表的な山野草です。
いち早く可憐な花を咲かせる姿から、多くの植物愛好家に親しまれています。
耐暑性・耐寒性もある程度強いため、場所を選ぶことで鉢植えまたは庭植えで楽しむこともできます。
基本データ
- 分類
- 草花
- 学名
- Hepatica nobilis var. japonica
- 科・属名
- キンポウゲ科ミスミソウ属
- 別名
- ミスミソウ
- 草丈・樹高
- 5cm〜15cm程度
- 原産地
- 日本
- 花色
- 白、ピンク、紫など
- 開花期
- 2月下旬から4月中旬頃
- 耐暑性 / 耐寒性
- 寒さに強く暑さに少し弱い
雪割草の栽培カレンダー
雪割草とは
雪割草はキンポウゲ科ミスミソウ属に分類される多年草です。
まだ雪が残る早春の時期に、雪を割るようにして花を咲かせる力強い姿からその名が付けられました。
日本の山林などにも自生しており、白、ピンク、紫など色鮮やかで小ぶりな花を咲かせます。
厳しい寒さを乗り越えて咲く健気な姿から、多くの愛好家もいるほど人気です。
雪割草の花言葉
雪割草には、「忍耐」「期待」「内緒」「信頼」といった、前向きで素敵な花言葉がつけられています。
厳しい冬の寒さに耐え抜き、春の訪れとともに美しい花を咲かせる雪割草の生態に由来していると言われています。
雪割草の咲き方
雪割草の代表的な3つの咲き方をご紹介します。
一番オーソドックスで可愛らしい「標準花」
標準花は一重咲きとも呼ばれ、雪割草の中で最も基本的な咲き方です。
花びらのように見えるのは萼(がく)で、中心にはおしべとめしべがはっきりと見えます。
花びらが重なって華やかな「段咲き」
段咲きは中心にあるおしべの一部が花びらのように変化し、本来の花びら(萼片)と重なって咲く華やかなタイプです。
外側の花びらと内側の花びらで色が異なることも多く、立体感とコントラストの美しさを楽しめます。
ボリュームたっぷりで豪華な「千重咲き」
千重咲き(せんえざき)はおしべとめしべが全て花びらのように変化し、幾重にも重なって咲く非常に豪華でボリュームのあるタイプです。
小さなバラやダリアのようなゴージャスな雰囲気を持ち、雪割草とは思えないほどの存在感を放ちます。
雪割草の基本的な育て方
雪割草は環境の変化に少し敏感なところがありますが、日当たり、水やり、肥料というポイントさえ押さえれば初心者でも十分に育てられます。
雪割草の育て方・管理方法
植え付け・植え替え
鉢植えで育てている場合、2〜3年に1回を目安に植え替えを行いましょう。 根が鉢いっぱいに張ると、水はけが悪くなり生育に影響します。 植え付け・植え替えの適期は4月~6月頃、または暑さが落ち着いた9月〜10月頃です。
肥料の与え方
肥料を与えすぎると根が傷む原因になるので注意しましょう。 肥料を与える主なタイミングは、花が終わって新しい葉が展開する春(4月〜5月)と、秋口(9月〜10月)です。
切り戻し・花がら摘み
花が咲き終わったら、咲き終わった花と古い葉を根本から取り除きましょう。
病害虫
春や秋の多湿期に発生しやすい「灰色カビ病」や「炭そ病」、高温多湿による「白絹病」や「根腐れ病」に注意が必要です。 風通しが良くして、直射日光の当たらない明るい日陰で育てるようにしましょう。
日当たりと置き場所
秋から春の花が終わる時期までは、日当たりの良い場所に置いてしっかり光を当てましょう。 初夏から初秋にかけては、風通しの良い日陰や半日陰の涼しい場所に移動させることが元気に育てるコツです。
水やりのタイミング
鉢植えの場合、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えるのが基本です。 特に夏場は気温の高い日中を避け、朝か夕方の涼しい時間帯に水やりを行いましょう。
愛知県稲沢市生まれ。稲沢市が「日本四大植木産地」であることもあり、幼少期から植木に囲まれて成長。
東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。公園の整備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植栽工事に現場代理人として携わる。


