キルタンサスは細長い筒状の可憐な花をうつむき加減に咲かせる姿がとても可愛らしい植物です。
耐暑性、耐寒性ともに強く丈夫なため、園芸初心者の方でも比較的簡単に育てることができます。
基本データ
- 分類
- 球根
- 学名
- Cyrtanthus
- 科・属名
- ヒガンバナ科キルタンサス属
- 別名
- フエフキスイセン(笛吹水仙)
- 草丈・樹高
- 20cm~40cmほど
- 原産地
- 南アフリカ
- 花色
- 赤、ピンク、黄色、オレンジ、白など
- 開花期
- 12月~4月頃
- 耐暑性 / 耐寒性
- 暑さ・寒さに強い品種です。
キルタンサスの栽培カレンダー
キルタンサスとは
キルタンサスはヒガンバナ科キルタンサス属の植物です。
種類によって冬に咲くものと夏に咲くものがありますが、日本でよく流通しているのは主に冬から春にかけて咲く「冬型」のタイプです。
最大の特徴は、細長いラッパのような形をした小さな花を一つの茎の先に複数まとまって咲かせることです。
また、赤・ピンク・黄色・オレンジ・白など、カラーバリエーションが豊富であることも人気の理由です。
冬に暖かみのある明るい色の花を次々と咲かせるため、冬のガーデニングの貴重な彩りとして重宝されています。
さらに一つの茎からたくさんの花が順々に咲いていくため、とても花期が長く約1ヶ月以上もきれいな状態を楽しむことができるコストパフォーマンスの高さも魅力です。
キルタンサスの花言葉
キルタンサスの代表的な花言葉には、「屈折した魅力」「恥ずかしがり屋」などがあります。
これはラッパ状の可愛らしい花が、恥じらうようにうつむき加減に咲くその姿に由来していると言われています。
また、甘い香りを漂わせながら愛らしいパステルカラーの花を咲かせる様子から、「ロマンティック」という素敵な花言葉も付けられています。
キルタンサスの基本的な育て方
キルタンサスは球根植物の中でも丈夫な性質を持っており、園芸初心者の方でも失敗せずに育てることができます。
特別な手入れが必要ない丈夫な植物ですが、植え付けから日常の水やりなど基本を押さえておくことで、より元気な花を咲かせて長く楽しむことができます。
キルタンサスの育て方・管理方法
植え付け・植え替え
キルタンサスの球根は、秋口である9月から10月頃が植え付けの最適な時期です。 キルタンサスは過湿状態の土を嫌うため、植え付けは水はけの良い土を選ぶのが大切です。 鉢植えの場合は、球根の先端が土の表面から少しだけ見えるくらいの浅植え、地植えは球根の上に数センチ土がかかる程度の深さに植え付けましょう。
肥料の与え方
植え付けの際に、ゆっくり効果が出る緩効性肥料を土に混ぜておきます。 その後、葉が元気に伸びている秋から春の間は月に2〜3回程度で薄めた液体肥料を与えると花つきが良くなります。
切り戻し・花がら摘み
花が咲き終わってしおれてきたら、種ができる前に花茎(花がついていた茎)を根元からハサミで切り取りましょう。 早めに花茎を切り取ることで、球根にしっかりと栄養を蓄えさせることができます。 この時、緑色の葉の部分は絶対に切らないように注意してください。 自然に黄色く枯れるまで、葉はそのまま残しておきます。
病害虫
春先の暖かくなってきた時期には、新芽や蕾にアブラムシがつくことがあります。 また、乾燥する時期には葉の裏にハダニが発生することがあります。 これらの害虫を見つけたら、放置せずに市販の園芸用殺虫剤などを使用して早めに駆除しましょう。 風通しの悪い場所に置いていると害虫が発生しやすくなるため、普段から風通し良く管理することが一番の予防になります。
日当たりと置き場所
秋から春の生育期間中は、できるだけ日当たりと風通しの良い屋外に置いて管理しましょう。 ただし夏は休眠期に入るため、直射日光を避けた風通しの良い半日陰(木漏れ日が当たるような涼しい場所)に移動させてあげると、球根が傷むのを防ぐことができます。
水やりのタイミング
秋に葉が出始めてから春の花が終わるまでは、土の表面がしっかり乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水を与えます。 葉が枯れて休眠する夏の間は、水やりをストップして乾燥気味に管理しましょう。
愛知県稲沢市生まれ。稲沢市が「日本四大植木産地」であることもあり、幼少期から植木に囲まれて成長。
東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。公園の整備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植栽工事に現場代理人として携わる。
