最近シマトネリコを植えている庭が増えてきましたが、それなりに大きくなる木だし、どのように剪定すれば良いのか少し難しいところがありますよね。この記事では、シマトネリコの剪定方法や剪定のコツなどをご紹介していきます。

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氏永 勝之
監修者 smileグループCEO
株式会社ガーデンメーカー 代表取締役
愛知農園植木苗木株式会社 専務取締役
一般社団法人ガーデンビジネス協会 代表理事
氏永 勝之

愛知県稲沢市生まれ。稲沢市が「日本四大植木産地」であることもあり、幼少期から植木に囲まれて成長。
東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。公園の整備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植栽工事に現場代理人として携わる。

執筆者 瀬尾一樹

樹木医です。木も草も大好きで、将来は自分だけの森を持ちたいと思っています。木の美しさや育てる楽しさだけでなく、生きものとしての生態的な面白さも伝えていきたいです!好きな木はケヤキです。

目次

シマトネリコの特徴

シマトネリコは、熱帯や亜熱帯に自生するモクセイ科の常緑樹です。

日本でも、数はそれほど多くないですが沖縄などの森に自生しています。

丸くてキラキラした羽状複葉の小さな葉っぱとさわやかな樹形、熱帯の木にしては寒さに比較的強く、関東までなら地植えもできるという扱いやすさもあって、最近庭によく植えられている木です。

暖かい地方では20mにも迫る大きな木になり、街路樹や庭に植えられたものはなかなかそこまで大きくなりませんが、条件によっては10mくらいの大木になる場合もあります。

植えてすぐはモダンな雰囲気が出てとても良いのですが、成長が速く気づいたらものすごく大きくなっているので、バッサリ剪定してしまいたい!という方も多いのではないかと思います。

正しい剪定時期

シマトネリコの剪定は、ほかの常緑樹と同じで新芽が動き出す直前の3月ごろに行います。

その時期に行うのが木へのダメージが一番少ないので、大きく剪定するならここがチャンスです。

新芽が固まってきた6~7月、暑さが終わりかけの8月下旬~9月ごろに剪定する方法もありますが、木の骨格を整えるような大きな剪定は3月に行うのがオススメ。

それ以外の時期に行うときはあくまで伸びすぎた枝を整える程度の軽い剪定にしておきましょう。

また、3月には次に咲く花芽はすでにできているので、大きく剪定したい場合は花や実を見られなくなる場合があることも留意しておくと良いです。

剪定に必要な道具

剪定に必要なのは剪定バサミや木鋏、あとは軍手があれば最低限は大丈夫です。

剪定バサミと木鋏どちらを使うかは自由で、基本的には使いやすい、使い慣れた方を使うのが良いですが、太い枝も切りたい場合は剪定バサミ、小さい枝をパチパチ丁寧に切りたい場合は木鋏といったように、ある程度の使い分けもできます。

バッサリ切って小さくしたい場合は、脚立とノコギリまたは高枝バサミや高枝ノコギリなどが必要になります。

ノコギリや高枝ノコギリは枝の太さに応じて用意して、親指くらいの太さであれば剪定バサミや高枝バサミでも対応できます。

シマトネリコは生垣のように丸く樹形を整えるような事はしないので、刈り込みバサミはあまりオススメできません。

それぞれ必要に応じた道具をそろえるようにしましょう。

正しい剪定方法とは

基本的には、中の方から出た細かい枝を切りつつ、大きさを整えていくような感じです。

シマトネリコは自然樹形が美しい木なので、全体の樹形はそのままに、ほかの枝と違う方向に伸びている不自然な枝を切っていくと良いです。

順番としては
1.不自然な方向に伸びる邪魔な枝を抜くように切る
2.伸びすぎた枝を枝分かれの付け根から切り戻して大きさを整える
3.どうしても枝の途中から切らざるを得ない枝を切り詰める
という順番でいくときれいに仕上がりやすいです。

バッサリ切って大きさを整えたい場合は、上に伸びる別の枝を残しながら、枝分かれの根元部分で切ってしまうと良いです。

太い枝を切るときは、落ちるときの勢いで樹皮が一気に剥がれてしまう場合があるので、ノコギリを入れるのと反対側のちょっと下に切れ目を入れておき、樹皮をあらかじめ切っておくようにしましょう。

剪定の際の注意点

どんな木にもいえることですが、枝を切るにしろ幹を切るにしろ、枝の付け根で切るようにするのが基本です。

切った枝が杭のようにちょっとだけ飛び出ていると木が傷をふさぐのが遅くなり、菌が入りやすくなってしまいます。

また、根元からさらに深く切ると、幹まで傷つけてしまってこれも菌が入る原因となります。

いずれにせよ、大きくなりすぎた木を幹からバッサリ剪定すると、傷をふさぐもなにも無く、木へのダメージは避けられないことには注意しておきましょう。

また、シマトネリコは常緑樹なので、落葉樹より葉っぱが分厚く、数年使うのを見越したコストがかかっています。

比較的剪定には強いシマトネリコですが、切りすぎはあまりよくありません。

できるならば幹が細いうちからこまめに大きさを整えられるのが理想です。

それから、枝先に葉っぱが集まりがちなので、剪定しすぎると葉っぱが無くなって寂しい樹形になってしまうのにも注意しましょう。

時々全体を見ながら自然な形を目指して切るのがオススメです。

失敗事例、成功したパターンのビフォー・アフター

シマトネリコの剪定に、成功したパターンのビフォーアフターです。

大きさはそのままに、あれだけモサモサ枝葉が茂っていたシマトネリコをまるで植えたばかりかのようにさっぱりさせていますね。

全体のバランスを考え、骨格となる枝を残しながら切っていくとこのように違和感のない剪定ができるのではないかと思います。

失敗事例としては、枝を何も考えずにバツバツ切っていくことで、葉っぱがほとんどなくなってしまうという事例がときどき見られます。

枝先に葉っぱが集中する木なので、枝葉が茂りすぎた、大きくなりすぎたからといって思い切って切りすぎると、気づいたらほとんど枝だけの寂しい姿に、ということになりかねません。

そこから胴吹き枝やひこばえが出る場合もありますが、樹形もなにもあったものではなくなってしまうので、切りすぎには注意しましょう。

シマトネリコの剪定を業者依頼した際の価格相場

大きくなりすぎたシマトネリコを剪定する場合は、業者に依頼するというのも一つの選択肢です。

価格は木の大きさによって変わることが多く、相場の目安として手が届く3m未満の木は5,000円くらい、少し大きくなった5m未満の木で10,000円くらい、さらに大きくなった7m程度の木で20,000円くらいを見ておくと良いでしょう。

それ以上の大きさの場合は技術の高い職人が切ったり、高所作業車を使う必要が出てきたりする関係から、個別に相談となることが多いです。

また、それぞれ量に応じて1,000~5,000円くらいの枝葉処分費が上乗せされます。

大きくなりすぎた木を剪定する際、枝が落下して物を壊したり、脚立から落っこちてケガをしたりする危険性があります。

不安な場合は思い切ってプロに任せてしまうのがオススメです。

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