庭をもっとカジュアルに愉しむ。smileスタイル
冬のヤマボウシ
2021.06.16

庭木を育てる際に必要な肥料の種類・やり方・注意点などを徹底解説

庭木を大きく育てるためには、肥料を与える必要があります。とはいえ、肥料は正しい使い方を守らなければ、逆効果になってしまうものです。
今回は肥料の種類や与え方、注意点などについて解説していきます。

目次

  • 1.やる前に知っておきたい肥料の豆知識
  • 2.庭木で利用できる肥料の種類
  • 3.庭木で利用できる肥料の性質

1やる前に知っておきたい肥料の豆知識

 まずは、実際に肥料を与える前に、肥料について知っておきたい豆知識について解説していきます。上手に使えば庭木を大きく成長させることができますが、誤った使い方をすると効果が薄かったり、庭木を弱らせてしまう可能性があります。まずは正しい知識を身に着け、肥料を効果的に使えるようにしましょう。

 

そもそも肥料ってどんな効果があるの?

 
 肥料はそもそも、庭木をより丈夫に大きく育てるためのものです。肥料を与えなくても、木が枯れてしまうことはありません。木が成長する過程で肥料を与えることで、効果を発揮します。

 

肥料を上げるタイミングは?

 

寒い時期の木の写真

 肥料は、12月から2月にかけての冬に与えるのが一般的で、これを寒肥と呼びます。気温が上がり、植物が大きく成長を始める春に合わせて、根に栄養を行き渡らせるためです。肥料は効き目の遅い油粕などの有機質肥料を使います。量は庭木の種類や成長の度合いによって異なります。
ただ、ここで注意が必要なのが、植え付けてから1年に満たない庭木の場合は肥料を与える必要が無いということです。植え付けたばかりの庭木は根が切れており、十分に栄養を吸収できません。また、根をはり終えていない状態で肥料を与えてしまうと、逆に庭木を弱らせてしまう可能性もあります。

 

肥料の与え方(撒き方)

 
 肥料は、庭木の種類によって与え方が異なります。一本立ちの庭木の場合は、幹から30cmほど離れた場所に、深さ20cm程度の穴を掘って肥料を埋め込みましょう。一般的には根を囲うように輪状に施しますが、放射状にする場合もあります。
寄植えのように、密集して溝を掘ることができない場合には、表面の土に肥料を混ぜ込んで与えます。

 

肥料を与える際の適正な量とは?

 
 肥料の適切な量は、庭木や植栽年数によって様々です。分からない場合は肥料を購入する際にお店に尋ねてみましょう。

 

肥料を上げる際の注意点

 
 肥料は1度に与えすぎると逆効果になる場合があります。必ず適量を守るようにしましょう。
また、窒素を多く含む化学肥料は庭木が丈夫でなくなったり、病気にかかりやすくなる原因になります。

2庭木で利用できる肥料の種類

 庭木に利用できる肥料には様々な種類がありますが、名前を聞いただけではイメージしづらいものも多くあります。この項目では、肥料の種類それぞれについて解説していきます。

 

元肥

 

の写真

 元肥は、庭木を植え込む際に施す肥料を指します。植え穴を掘り、底に緩効性肥料を施し、その上に土を盛ります。ここで注意点ですが、肥料と木の根が直接触れないよう気をつけましょう。肥料が触れてしまうと根を痛める原因になります。

 

お礼肥

 
 お礼肥は、花や果実の時期が終わり、エネルギーを消費した庭木を元気にする目的で施します。こちらは回復を目的としているため、即効性のある肥料が効果的です。

 

追肥

 

の写真

 一度肥料を施した後に、追加で施す肥料を追肥と呼びます。さきほど、1度に大量の肥料を与えると庭木が弱ってしまうことを解説しましたが、これを防ぐための方法です。

 

寒肥

 
 寒肥は、庭木の成長が活発になる春に合わせて効果が出るように、1~2月に与える肥料です。冬の間に与えるため、緩効性肥料が適しています。

 

芽だし肥

 

の写真

 こちらは寒肥より後の、3~4月に施す肥料を指します。萌芽や枝の伸びを良くする目的で使います。

 

秋肥

 
 秋肥は、花芽をしっかりつけさせたり、冬の寒さを耐えられるように施す肥料です。リン酸やカリウムを多く含む緩効性のものが適しています。

 

置肥

 

の写真

 置肥は、名前の通り鉢の周囲に肥料を置き、雨や水やりを利用して養分を浸透させていく方法です。

 

水肥

 
 水肥は、液体状の肥料を水やりの代わりとして施す肥料です。肥料が切れた際などに与えます。製品によっては、希釈してから使用するものも存在します。

3庭木で利用できる肥料の性質

 肥料の種類について一通り解説したところで、次はその性質について見ていきましょう。肥料は有機質肥料と無機質肥料に分けられますが、それぞれが更に細かく分けられます。目的に応じて最適な肥料を選べるよう、是非参考にしてください。

 

有機質肥料

 
 有機質肥料は、油かすや鶏糞といった動植物を元に作られた肥料です。有機質肥料の多くは緩効性肥料で、土の中にいる微生物が時間をかけて分解していきます。土壌の改良などにも最適です。

 

油かす

 
 油かすは、大豆などから油を抽出した後にできる搾りかすのことです。窒素を多く含んでいるため、肥料として用いられます。ただし、分解される際にガスが発生するため、量が多いと庭木に悪影響を与えたり、害虫が発生する原因になります。必ず適量を守りましょう。

 

灰系

 
 枯れ草などを燃やしてできる草木灰には、カリウムや石灰、リン酸などが含まれています。土壌の酸性が強い場合に、中和する目的で使用されることもあります。こちらは即効性があり、元肥などにも適しています。

 

糞系

 
 糞系の肥料には、窒素、リン酸、カリウムがバランス良く含まれています。価格が安いのが特徴で、乾燥させたものや発酵させたものなど、いくつか種類があります。

 

無機質肥料

 
 無機質肥料は、様々な原料を使用して、化学的に作られた肥料を指します。窒素、リン酸、カリウムをメインに配合されており、種類ごとに多く含まれる成分が変わります。有機質肥料の多くが緩効性なのに対し、こちらは即効性のものが主流です。化成肥料とも呼ばれます。

 

化学肥料

 
 化学肥料は、鉱物などを原料とする肥料で、養分1種類のみが保証されているものを単肥、2種類以上のものを複合肥料と呼びます。

TOPへ