「身近に夜景を楽しみたい」という方は、庭の樹木をライトアップしてみてはいかがでしょうか?光と影のコントラストが美しく、外観や庭を幻想的に演出します。今回はシンボルツリーや樹木の種類に合うライトアップ方法について詳しく解説していきましょう。
 
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氏永 勝之
監修者 smileグループCEO
株式会社ガーデンメーカー 代表取締役
愛知農園植木苗木株式会社 専務取締役
一般社団法人ガーデンビジネス協会 代表理事
氏永 勝之

愛知県稲沢市生まれ。稲沢市が「日本四大植木産地」であることもあり、幼少期から植木に囲まれて成長。
東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。公園の整備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植栽工事に現場代理人として携わる。

執筆者 くずうまま

ハンギングバスケットマスターの資格を保持。日々ガーデニングや寄せ植え、ハンギング作りなどにいそしむ。草花を愛でるのが至福のひととき。

目次

ライトアップにも様々な方法があります

樹木をライトアップすると、庭に明るさを取り入れるだけでなく、温かみのある空間作りにも役立ちます。
しかし、樹木を照らすライトアップにはさまざまな方法があるため、ライトを取り付ける場所や照らし方によって、樹木の魅せ方も変化します。
そこではじめに、理想の庭や外観のイメージを膨らませることが、ライトアップをするうえでの大切なポイントとなります。
まずは基本的なライトアップの仕方を紹介するので、イメージにぴったり合う照らし方を見つけてみましょう。

一般的によく使われるアップライティング

ライティング

アップライティングは樹木を照らす時の定番のライトアップ方法です。
地面にライトを設置して、下から樹木をライトアップ。
葉の裏側や枝を明るく照らすことで、暗闇の中に存在感を放ちます。
庭にある植栽の一つひとつをアップライティングすれば、庭全体に一体感が生まれ、癒しの空間も広がるでしょう。
シンボルツリーをアップライティングする時は、樹木が成長することを考慮し、光の角度が調節できるものを選ぶと、長期間美しいライティングができるはずです。

幻想的な影を創り出す事ができるシャドーライティング

モダンな住宅では、樹木の影を使って幻想的な雰囲気が楽しめるシャドーライティングがおすすめです。
地面から斜めに光を当てて、外壁に樹木の影を映しましょう。
まるでステージや舞台のような演出ができ、住宅を眺める人の心を魅了します。
樹木が風で揺れると影にも動きが出るので、変化も楽しめますね。
昼間とは外観が打って変わり、影ならではのミステリアスな美しさが漂います。
ライトアップされた樹木も優しげな光をまとい、安心感のある佇まいで出迎えてくれるでしょう。

対象物を強調するシルエットライティング

シルエットライティングは、対象物を強調するライトアップのテクニックです。
強調したい物の背面にある袖壁などを照らすことで、前にある対象物のシルエットを鮮明に映し出します。
明暗のコントラストが綺麗で、上質かつ落ち着きのあるおしゃれな外観作りに役立つでしょう。
樹木はもちろんのこと、コンテナやオーナメントもシルエットライティングにおすすめです。
高さのある物を選ぶと、シルエットライティングでより迫力のある演出ができるでしょう。

複数でライトアップする、クロスライティング

クロスライティングは一本の樹木に対し、複数のライトを付けて全体を明るく照らす手法です。
アップライティングのように一つのライトだけでは一方向のみ観賞価値が高くなる一方で、クロスライティングの場合は360度どの角度からも樹木の枝ぶりや葉が夜間もはっきりと眺めることができます。
暗闇に明るく輝く樹木は、優雅で息を飲む美しさ。
常に視点が変わるアプローチや行き来が多い場所の植栽のライトアップに最適です。

センスを問われるムーンライティング

より自然なライトアップ方法を楽しみたい方は、月明かりのように樹木を照らすムーンライティングがぴったり。
樹木の内側にライトを設置して、上方向から樹木を照らします。
葉や枝の影が地面に映し出され、穏やかな光が間から差し込むでしょう。
ムーンライティングは、いかにナチュラルにライトを設置できるかがポイントです。
上手く設置して、夜の庭を美しくドラマチックな雰囲気に演出しましょう。
また、ムーンライティングにはリラックス効果も期待できます。
ガーデンファニチャーやウッドデッキの近くの植栽をムーンライティングで照らし、プライベートな空間をもっと充実させてみてはいかがでしょうか?

樹木に合わせたライトアップ

樹木は落葉広葉樹、常緑広葉樹、針葉樹の三種類に分類できます。
ライトアップは樹木の特徴に合わせて、照らし方や設置場所を変えるのが基本です。
続いて、どのようなライトアップが適しているのか、それぞれの樹木ごとに解説していきます。

落葉広葉樹にオススメなライトアップ

落葉広葉樹はしなやかに伸びる枝ぶりと、密度の低い葉が特徴です。
落葉広葉樹をライトアップする時は、幹のそばにライトを設置し、広がった枝葉を内側から照らすことで、光が広く行き渡ります。
しかし、1つのライトだけでは幹で光が遮断されてしまい、反対側の枝葉が照らされません。
シャドーライティングの場合は1つのライトで足りますが、全体を明るく照らしたい方は2つのライトを設置するか、クロスライティングで幹の合間をライトアップしましょう。
樹木の姿が際立ち、より綺麗なライトアップができるはずです。

<一般住宅で植栽されることの多い落葉広葉樹>
アオダモカエデモミジヤマボウシヒメシャラナツツバキなど

常緑広葉樹にオススメなライトアップ

常緑広葉樹は葉がうっそうと生い茂るものが多い傾向にあります。
そのため、下からのライトアップでは下部だけが明るくなり、上部には光が届かないといったケースになりがちです。
常緑広葉樹をライトアップする場合は、外側から光を当てることで、樹木全体を明るく照らすことができます。
しかし、周囲の環境によっては、樹木の外側にライトを設置できない、距離が取れないなどの問題もあるでしょう。
そんな時は、広い範囲を照らせる広角ライトを使えば、全体を明るく照らし、トラブルも解決できます。

<一般住宅で植栽されることの多い常緑広葉樹>
アラカシ、クロガネモチ、ソヨゴ、ナナミノキ、シマトリネコなど

針葉樹にオススメなライトアップ

針葉樹は円錐型に育ち、枝葉が密に付くため、落葉広葉樹のように下からのライトアップだけでは樹木全体を照らすことが難しくなります。
そこで針葉樹のライトアップには、外側からアウトラインに沿って光を当てるのがベストです。
輪郭が鮮明になり、フォルムを美しく照らしてくれるでしょう。

<一般住宅で植栽されることの多い針葉樹>
アカマツ、イチイ、クロマツ、コウヤマキ、コニファーなど

ライトアップで気になる3つの質問

ここまでは、おすすめのライトアップ方法を紹介してきました。
しかし、初めて樹木をライトアップにチャレンジしてみようと考えている方は、不安なこと、疑問に思うことがたくさんあると思います。
最後によくある3つの質問を紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ライトアップする際の電気代は?

・消費電力3WのLEDライト
・1日12時間点灯
・1ヶ月(30日間)使用
・電力料金単価23円

上記に記載されている条件で電気料金を計算した場合、1月あたり約24円の電気代となります。
LEDライトはランニングコストがかかるものの、毎月の電気料金が安くすむため、経済的であることが分かります。

虫が寄り付きそうで嫌なんですが?

虫は照明の光に含まれる紫外線に反応します。
LEDライトは紫外線を放出しないので、虫の目からはほとんど見えなくなり、虫が寄り付かなくなる効果があります。
虫が嫌な方は、LEDライトを使用するといいでしょう。

DIYで自分で取り付け可能?

ローボルトライトなら配線工事が不要なため、DIYで設置が可能です。
また、ソーラーライトも設置するだけなので、自分で取り付けが簡単にできます。
それ以外の照明器具は電圧が高く、配線工事や施工中に危険を伴うため、電気工事士による設置が必要となります。
なお、プロの外構業者なら樹木の種類に合わせて、最適なライトアップをしてくれます。
「安心安全に取り付けたい」「樹木とライトアップでトータルコーディネートしてほしい」などの希望がある方は、専門の外構業者に一度相談してみるといいでしょう。

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