サルスベリは、剪定をしないで放置しておくと花が咲きすぎて貧弱な花しか咲かなくなったり、樹形も乱れたりする恐れがあります。しかし、サルスベリは、適度な剪定によってきれいな花を楽しんだり樹形を維持したりできます。
ここではサルスベリの管理方法について、剪定時期や剪定方法も含めて、ご紹介します。
また、剪定に不安のある方や作業が面倒な方のため、専門の造園業者や庭師への剪定依頼についてもご紹介しています。ぜひ、ご参考にしてください。
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目次
サルスベリ(百日紅)の剪定の時期
サルスベリを管理する上で適切な剪定の時期を知っておくことは重要です。
ここでは、サルスベリの剪定の適期・可能期について、ご紹介します。
剪定の適期・可能期
サルスベリの剪定の適期・可能期は、夏の8月上旬頃と冬の12月から3月頃です。
夏の8月上旬頃の剪定時期は、サルスベリの花が咲き誇っている時期ですがこの時期に剪定をしないと、花が咲きすぎて個々の花に養分が分散されてしまうので、花が貧弱になってしまう恐れがあります。
冬の12月から3月頃の剪定時期は、サルスベリが休眠期に入っているので強剪定の剪定作業が、可能です。
サルスベリ(百日紅)の剪定の方法
サルスベリの剪定の方法について、必要な道具と剪定注意点も含めて、ご紹介します。
サルスベリの剪定に必要な道具
サルスベリの剪定に必要な道具は、基本的に剪定バサミ、剪定用ノコギリ、高枝切りバサミ、剪定ノコギリ、三脚、園芸用手袋の6つです。
剪定バサミは、1.5㎝から2㎝位の太さの枝を切ることが可能なハサミです。
このハサミで許容範囲以上の太さの枝を切ろうとすると、枝を傷つけたりハサミが壊れたりする恐れがあります。
剪定用ノコギリは、剪定バサミでは切ることが難しい太い枝を切る際に使います。
サルスベリの剪定では、木工用ではなく剪定用のノコギリを使いましょう。
サルスベリの剪定方法
サルスベリの剪定は、夏の「2度切り剪定」と冬の「切り戻し剪定」の方法で剪定を行います。
◆夏の「2度切り剪定」
夏の剪定は、花を2回楽しむための「2度切り」と日当たりや風通しをよくすための方法で剪定を行います。
この「2度切り」の剪定は、サルスベリの花をもう1回楽しむために行う剪定方法です。
剪定の仕方は、花が終わりかけた頃にサルスベリの花房が付いている枝を下から2~3節位のところから切り落とします。
この時期は、花が沢山咲いているのです全ての花に栄養が届くため、1つの花の栄養の量は減ってしまいます。
確かにサルスベリの花が沢山咲くことは良いことですが、一つ一つの花はあまりきれいに咲くことが出来ないです。
そのため、夏の剪定で咲く花の数を調整して減らすとことにより、きれいな花を咲かせることができます。
また、夏の剪定では、重なったり込み合ったりしている枝を透かし剪定の方法で剪定を行って、日当たりや風通しを良くします。
◆冬の「切り戻し剪定」
冬の剪定は、枝の「切り戻し剪定」の方法で剪定を行います。
この剪定は、翌年にきれいな花を咲かせるために伸びすぎて込み合っている枝や不要な枝を切り戻して、春から強い枝が伸びるように剪定する方法です。
サルスベリは枝に花を付けるので弱い枝にはあまり花は付かないです。
そのため、花が付く強い枝が伸びるように剪定するためには、前年の春から伸び出した枝を枝の付け根から2~3㎝位残して短く切り落とします。
また、冬の剪定では、最初に樹形を乱している不要な枝も剪定します。
特に重なっている枝を剪定する際は、細い枝を切り落とします。
そして、樹全体を見て自分の好みの樹形をイメージしながら樹形を整えます。
樹形を整える際は、やみくもに剪定をしないでイメージしながら剪定を行うと樹形が整いやすいです。
サルスベリの開花時期は6月から9月頃までと長いです。
そのため、正しい剪定方法でサルスベリの剪定を行うと、夏の時期に白やピンク色の花を長期間に渡って楽しめることでしょう。
サルスベリの剪定注意点
サルスベリの剪定注意点は、夏と冬にそれぞれ異なった剪定を行うことです。
サルスベリの夏と冬の剪定は、それぞれ剪定方法が異なります。
そのため、それぞれの適切な時期に正しい方法で剪定をしましょう。
また、樹丈が高いサルスベリの剪定では、高所での剪定作業が必要となりますが経験や専門知識がないと危険を伴うので、自分で剪定をすることに不安がある場合は、専門の造園業者や庭師に依頼しましょう。
造園業者・庭師にサルスベリ(百日紅)を剪定してもらうには?
サルスベリの剪定を自分でする、あるいは造園業者・庭師に依頼するメリット・デメリットについて、紹介します。
≪自分で剪定するメリット・デメリット≫
自分で剪定するメリット
・自分の好みの樹形に仕立てたり樹木の状態を把握したりできます。
・料金が安くできます。
・自分の都合に合わせて剪定できます。
自分で剪定するデメリット
・専門知識がなく間違った方法で剪定をすると、樹木を傷めたり枯らしたりする可能性があります。
・剪定に失敗すると、仕上がりが悪くなります。
・剪定の専門知識、剪定道具、手間、後片づけが必要です。
・樹丈が高いので脚立作業が必要なため、危険が伴います。
サルスベリの剪定を造園業者・庭師に頼む際の流れ
サルスベリの剪定を造園業者・庭師に頼む際の流れは、最初に複数の業者に見積依頼をし、次にできるだけ自分の希望通りの剪定が期待できて見積もりも安い業者を複数見つけ、最後に1業者を選んで依頼することです。
造園業者・庭師に剪定を頼む場合、剪定は職人の経験や嗜好によっても異なります。
そのため、剪定の仕上がりイメージが自分と業者側で異ならないためにも見積もりをお願いする際は、不明な点等を遠慮なく尋ね、剪定や価格が自分に合った業者を選びましょう。
サルスベリの剪定を造園業者・庭師に頼むメリット
・剪定の専門知識、道具類の準備、手間や後片づけ、怪我の心配も不要です。
・剪定の失敗で枯らしたり樹形を乱したりする可能性が低く、花も期待できます。
・サルスベリの木1本でも樹木に適した剪定や美しい樹形の期待ができます。
・放置していて剪定が難しいサルスベリでも依頼ができます。
・的確な病気害虫処理も依頼ができます。
・豊富な専門知識と経験があるので相談ができます。
サルスベリ(百日紅)の剪定は最低価格保証のsmileガーデンへ
smileガーデンが選ばれる理由
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smileガーデンは、依頼が「便利」です。
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愛知県稲沢市生まれ。稲沢市が「日本四大植木産地」であることもあり、幼少期から植木に囲まれて成長。
東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。公園の整備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植栽工事に現場代理人として携わる。