クスノキ（楠木）の剪定方法・整え方【プロが教える】

クスノキ（楠木）の剪定の時期

クスノキを管理する上で適切な剪定の時期を知っておくことは重要です。
ここでは、クスノキの剪定の適期・可能期について、ご紹介します。

剪定の適期・可能期

クスノキは、基本的に剪定の適期・可能期を選ばない樹木なので1年を通して剪定ができます。
しかし、それぞれの季節で剪定をする場合は、その時期に合った剪定が必要です。

クスノキ（楠木）の剪定の方法

クスノキの剪定の方法について、必要な道具と剪定注意点も含めて、ご紹介します。

クスノキの剪定に必要な道具

クスノキの剪定に必要な道具は、剪定バサミ、植木バサミ、三脚、園芸用手袋、癒合剤の５つです。
剪定バサミより細い枝を剪定する場合は、植木バサミを使います。
また、樹丈の高いクスノキを剪定する場合は剪定用の三脚があると作業がしやすいです。
それから、剪定用のハサミは枝の切り口からの雑菌繁殖予防のために刃の部分を消毒してから剪定しましょう。

クスノキの剪定方法

クスノキの剪定は、「基本的な枝を中心とした剪定」と「それぞれの季節に合った剪定」の２つの方法があります。
ここでは、これらの２つの剪定方法について、それぞれご紹介します。
・「基本的な枝を中心とした剪定」
クスノキの基本的な剪定方法は、主に枝を中心とした剪定です。
クスノキは生長が早いので枝葉が伸びて大きくなってしまい剪定が難しそうに思われますが、正しい手順で剪定を行うと、剪定もしやすいです。
剪定の手順は、最初にクスノキの頂部から枝葉が込み合っている部分を中心に下に向かって剪定を行っていきます。
その際、交差枝や込んでいる枝などの不要な枝は、枝が伸び出している枝の付け根から切っていきます。

また、複数の枝が同じ場所から伸び出している場合は、できるだけ真ん中の枝を剪定して樹形を整え、一緒に余分な葉も切り取ります。
次に残した枝は、枝先を軽くそろえる程度の剪定をして樹形を整えます。
最後に葉の剪定を行います。
葉の剪定は、上の方を少なくして下の方を多めに残すと、クスノキのシルエットが美しくなります。
そのため、葉の剪定は事前に剪定対象となる葉の部分を確認してから剪定を始めると、失敗も少ないです。
クスノキの基本的な細い枝の剪定は、「Ｙ字」になるように剪定をしていくと樹形がすっきりとした仕上がりになります。
また、剪定をする場所は１か所だけではないので根気よく頂部から下部まで、焦らず時間をかけて剪定を行いましょう。
・「季節ごとの剪定方法」
春の剪定は、枝が伸びたり新芽が出てきたりする頃が、剪定の適期です。
しかし、春に剪定をすると枝がまた伸びてしまうことが難点です。
そして、春の剪定は、花芽が付く枝も切ってしまこと花が咲かない恐れがあるので、注意が必要です。
夏の剪定は、枝先を軽く整える程度の剪定を行います。
夏の時期に思い切って枝を切り詰めすぎると幹に日があたったりして樹皮の表面が日焼けする恐れがあります。
秋の剪定は、夏より枝を強く切り詰めても大丈夫です。
込み合ったり重なったりしている枝や葉を「透かし剪定」の方法で数回剪定を行います。
秋頃になると春頃に比べてクスノキの新芽の伸びが遅くなるので剪定回数も少なくて済みます。

冬の剪定は、芽吹いた新芽が寒風で傷んでしまう可能性があるので、春まで待って剪定したほうがよいです。

クスノキの剪定は、一見難しそうにみえますが、正しい剪定方法を一つずつ確認しながら行うと、初心者でもチャレンジできるのではないでしょうか。

クスノキの剪定注意点

クスノキの剪定注意点は、生長具合を見ながら剪定を行うことです。
クスノキは、生長が早いので庭木として管理をしている場合は、お隣や周辺の道路などまで枝葉が伸びたり、悪天候や台風等の影響によって枝葉が飛ばされしたりする恐れがあります。
そのため、クスノキは、日頃から樹木の生長具合を見ながら必要に応じて剪定をしましょう。
しかし、クスノキの管理が難しい場合は、専門の造園業者や庭師にご相談することをおすすめします。

造園業者・庭師にクスノキ（楠木）を剪定してもらうには？

クスノキの剪定を自分でする、あるいは造園業者・庭師に依頼するメリット・デメリットについて、紹介します。

自分で剪定するメリット・デメリット

自分で剪定するメリット

・自分の好みの樹形に仕立てたり樹木の状態を把握したりできます。

・料金が安くできます。

・自分の都合に合わせて剪定できます。

自分で剪定するデメリット

・専門知識がなく間違った方法で剪定をすると、樹木を傷めたり枯らしたりする可能性があります。

・剪定に失敗すると、仕上がりが悪くなります。

・剪定の専門知識、剪定道具、手間、後片づけが必要です。

・樹丈が高いので脚立作業が必要なため、危険が伴います。

クスノキの剪定を造園業者・庭師に頼む際の流れ

クスノキの剪定を造園業者・庭師に頼む際の流れは、最初に複数の業者に見積依頼をし、次にできるだけ自分の希望通りの剪定が期待できて見積もりも安い業者を複数見つけ、最後に1業者を選んで依頼することです。
造園業者・庭師に剪定を頼む場合、剪定は職人の経験や嗜好によっても異なります。
そのため、剪定の仕上がりイメージが自分と業者側で異ならないためにも見積もりをお願いする際は、不明な点等を遠慮なく尋ね、剪定や価格が自分に合った業者を選びましょう。

クスノキの剪定を造園業者・庭師に頼むメリット

・剪定の専門知識、道具類の準備、手間や後片づけ、怪我の心配も不要です。

・剪定の失敗で枯らしたり樹形を乱したりする可能性が低いです。

・クスノキの木1本でも樹木に適した剪定や美しい樹形の期待ができます。

・放置していて剪定が難しいクスノキでも依頼ができます。

・的確な病気害虫処理も依頼ができます。

・豊富な専門知識と経験があるので相談ができます。

クスノキ（楠木）の剪定は最低価格保証のsmileガーデンへ

smileガーデンが選ばれる理由

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