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プリペッド
2020.09.11

プリペット(プリベット)

洋風の庭や生垣など、多く植栽されている人気の低木。斑入りのシルバープリペットが有名。

基本データ

  • 分類庭木-常緑
  • 学名Ligustrum sinense
  • 科・属名モクセイ科・イボタノキ属
  • 別名セイヨウイボタ・ヨウシュイボタノキ

庭作りで重宝されるプリペットの特徴とは?

多く植栽される人気のプリペット

 

プリペットは生育旺盛で育て方が簡単なことから、洋風な庭、モダンな住宅などで多く植えられている人気の低木です。特に白い斑入りのシルバープリペットが有名で、清涼感のある葉色が一年を通して観賞できます。最近では黄色の斑が入るレモンライムという品種も注目を集めており、庭や花壇を明るく彩るカラーリーフとしても活用されています。
 
 

プリペットの性質

 

プリペットは耐寒性、耐暑性があり、加湿や乾燥、潮風にも強い性質を持つことから、さまざまな環境に適応できる樹木と言えます。とはいえ、寒さが厳しい地域では葉が落葉することもありますが、植え付けて2年目以降からは少しずつ落葉が減っていくでしょう。また、日陰にも植栽できますが、花数が減ったり斑入りの葉の鮮明さが損なわれたりすることもあるため、できれば日向〜半日陰の栽培環境で育てることをおすすめします。
 

生垣向けの理由とは?

 

プリペットが生垣に多く植栽される理由には、萌芽力が高い点が挙げられます。強い刈り込みや剪定に耐えることができ、つぎつぎと新しい葉が出てくるので、仕立てるのも容易です。葉が密につくため、外からの目隠し効果が大きいことも生垣向けの理由です。
 

花の開花時期

 

花は6月〜7月ごろの初夏が開花時期で、小さな白い花が連なって咲きます。花数が多ければ多いほど、清楚な雰囲気になるでしょう。ただ、シルバープリペットの場合は白の斑入りと相性まって、花数が少ないとあまり目立ちません。よく日が当たり、ゆったりとしたスペースで育てことが花数を多く咲かせるポイントです。また、プリペットの花芽は春に形成されます。そのため、花を観賞したい方は春の剪定を避け、開花後に剪定を行いましょう。
 

関東以西では常緑低木として扱われる

 

プリペットは寒さで葉を落とすことがあるので、東北などの寒さが厳しい地域では半落葉低木に分類されます。関東以西では一年を通して葉を観賞できるため、基本的には常緑低木として扱われます。また、植え付け直後や植え替えなどのストレスで葉を落とすケースも少なくありません。しばらくすると新しい葉が出てくるので、あたたかい目で様子を見守りましょう。

活用方法が豊富!プリペットの楽しみ方

庭や花壇のアクセントツリー

 

プリペットは性質が強く使い勝手がいいことから、活用方法が豊富です。斑入りの葉は明るく人目を引くので、庭や花壇のアクセントツリーに最適。白い花が咲く初夏の時期は、他の草花とのコントラストが美しく、エレガントな雰囲気を楽しめるでしょう。
 

寄せ植えのカラーリーフにぴったり

 

寄せ植えは同じような性質を持つ植物を選ぶのがセオリーです。プリペットは加湿や乾燥に強く丈夫なため、他の草花と組み合わせる時に性質を選ばず、寄せ植えで活躍します。また、ホームセンターや園芸ショップでは、ハンギングやコンテナなどの寄せ植え用に30cmほどの高さの苗木も販売されています。明るい葉色のプリペットは、他の草花を引き立てるカラーリーフとして役立つでしょう。
 

中高木の株元への植栽にもおすすめ

 

プリペットは剪定次第でコンパクトにまとまります。さらに、葉が密に付くことから日差しを遮るメリットもあるため、乾燥を苦手とする中高木への株元の植栽にぴったり。地表を乾燥から守り、湿潤な環境を作り出してくれます。
 

花後はブドウのような実が楽しめる

 

花が咲いたあとそのままの状態にしておくと、秋にはブドウのような黒い実がなります。たわわに実った姿からは、秋ならではの風情を感じることができるでしょう。実は野鳥が好むので、自然豊かな風景が楽しめるはずです。
 

斑入りの葉を長く楽しむコツ

 

斑入りのプリペットを育てていると、原種の特徴である緑の葉が混じる「先祖返り」と呼ばれる現象が現れます。そのまま放置していると緑の葉を付けた枝がどんどん成長し、斑入りの葉が少なくなってしまいます。斑入りの葉を長く楽しむためにも、先祖返りをした枝や葉はこまめに剪定していきましょう。

育て方・管理方法

詳細情報

 

草丈・樹高

1.5m〜3m

 

栽培可能地域

東北以南

 

花色

 

開花期

6月〜7月

 

結実期

9月〜11月

 

耐暑性/耐寒性

強い/強い

 

育て方

 

植え付け・植え替え
植え付け時期は、プリペットの生育が盛んな3月〜7月が適期です。その他の時期も、根をあまりいじらなければ植え付けが可能です。土質はあまり選びませんが、肥沃な土で育てると施肥をしなくてもしっかり育ちます。地植えする時は腐葉土と堆肥をすき込んでから植え付けましょう。鉢植えは市販の培養土を使って植え付けます。自分でブレンドする際は、赤玉土と腐葉土を7対3の割合をベースに作るといいでしょう。

地植えは栽培環境が適さない時に限り、植え替えが必要となります。鉢植えは少なくとも2〜3年に1回は新しい鉢に植え替えをし、根詰まりを防止しましょう。鉢底から根が飛びでてきたら、一回り大きな鉢に植え替えをしていくと、順調に大きく成長していきます。

 

肥料
肥料は春と秋に1回ずつ、緩効性肥料を与えます。3月と9月にプリペットの葉先の下へ油粕や骨粉などの有機肥料を与えるか、緩効性化成肥料を施します。肥沃な土壌であれば、肥料を与える必要はありません。ただ、追肥をした方が生育がよくなるメリットがあるので、「葉をもっと茂らせたい」「大きく育てたい」という方は肥料を与えて、生育をサポートしていきましょう。

 

剪定
強剪定は4月〜7月の時期に行ないます。プリペットは生育が旺盛かつ、萌芽力が高いため、強く刈り込んでも新芽がたくさん出てくることから大胆な剪定が可能です。放任すると枝が四方に伸びてスペースを取ってしまうので、1〜2年に1回は本格的な剪定をし、コンパクトに仕立てましょう。なお、軽い剪定であれば時期を問わずに剪定できます。伸びすぎた枝や先祖返りをした枝などは、その都度こまめに剪定していくといいでしょう。剪定する時の注意点は、花が咲く前に剪定をすると花芽まで落としてしまうことです。花も観賞したい場合は、花が咲き終えたあとに剪定をおこなってください。

 

病害虫

病害虫には強く、あまり被害を受けることはありません。しかし、ハマキムシやコガネムシの幼虫などの食害に合うことがあります。食害によって枯れてしまうケースは稀ですが、景観を損なったり生育が衰えたりすることもあるため、葉が巻かれているのを発見したら、早めに捕殺してください。コガネムシの幼虫にはオルトランなどの浸透性の殺虫剤が効果的です。あらかじめ害虫予防に土にまいておくと安心です。

 

日当たり

プリペットは日向から半日陰の環境を好みます。耐暑性が強いこともあり、夏の直射日光を浴びても葉焼けしません。西側に植栽しても、元気に育てられるでしょう。また、日陰でも育てられますが、葉数が減ったり徒長する枝が発生したりします。なるべく明るい場所で育てることをおすすめします。

 

水やり

乾燥には強いですが、適度な湿気を好む傾向にあります。地植えの場合は降雨だけで問題なく育ちますが、雨が降らない日が続いたり、猛暑が続いたりする際には、たっぷりと水やりをしましょう。

鉢植えは土の表面が乾いていたら水を与えます。鉢底から水が流れ出るまで、しっかりと与えてください。
 

育てやすさ

★★★★★★

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