庭をもっとカジュアルに愉しむ。smileスタイル
オリーブ
2020.06.05

オリーブ

銀灰色の葉が美しい。果実はオリーブオイルの原料や食用に使われる。常緑高木。

基本データ

  • 分類庭木-常緑
  • 学名Olea europaea
  • 科・属名モクセイ科・オリーブ属
  • 別名Olive Tree

洋風のお庭に生えるオリーブの木

洋風ガーデンで人気の高い庭木

 

オリーブの木は、葉の裏側が銀灰色で美しく、洋風ガーデンで特に用いられることが多い庭木です。生育が早く、存在感もあるので、シンボルツリーとしても人気があります。常緑樹なため、冬場も葉が鑑賞できるのも嬉しいポイントでしょう。

また、オリーブの木は初夏になると白い花が開花し、さらに美しい姿を楽しめます。果実はオリーブオイルの原料になり、塩漬けにして食べることも可能です。しかし、オリーブの木1本だけでは受粉ができないため、結実させたい方は2種類以上の異なる品種を植えるようにしましょう。

オリーブの楽しみ方

オリーブの木の花言葉は「平和」「知恵」

 

オリーブの花言葉は、聖書の一説「ノアの箱舟」が由来となっています。「ノアの箱舟」では、洪水がおさまったかどうかを知るために、ハトを飛ばして確かめます。すると、ハトは口にオリーブの小枝をくわえて戻ってきたため、洪水や嵐が終息したことを知るのです。やがて世界には平和がおとずれました。この話をもとに、オリーブの花言葉「平和」がつけられたそうです。オリーブの木は世界中の人々から、今も「平和の象徴」として親しまれています。

 

オリーブの実を収穫して食べてみよう

 

オリーブの実がなったら、収穫をして美味しく食べてみましょう。しかし、果実は渋みが強いので生食はできません。塩漬けにしたりオイルにしたりするのが一般的です。また、オリーブの実は収穫時期によって色が変わります。最初は緑色をしていますが、熟してくると次第に赤くなり、最後には黒くなります。緑色は塩漬け向き、オイルには黒色の実を使うといいでしょう。

 

オリーブは「葉」にも栄養がある

 

オリーブの木は「葉」にも栄養が多く含まれています。特にポリフェノールが豊富で、抗菌・抗酸化作用が期待でき、風邪の予防や美肌効果もあると言われています。葉を収穫したら乾燥させて、ハーブティーのようにして飲んでみてはいかがでしょうか。乾燥させた葉は長期間保存が可能なので、オリーブの香りや味をリラックスタイムに楽しみましょう。

育て方・管理方法

詳細情報

 

草丈・樹高

2m〜

 

栽培可能地域

関東以南

 

花色

白、黄白

 

開花期

5月〜6月

 

結実期

9月〜10月

 

耐暑性/耐寒性

強い/普通

 

育て方

 

植え付け・植え替え
オリーブの植え付け・植え替えにもっとも適した時期は、霜の心配がなくなった3月の中旬から4月までです。ただ、真夏と真冬を避ければ、他の時期も植え付け・植え替えもできます。この時期に行う場合は、なるべく根を傷つけないように植え付け・植え替えをしましょう。
オリーブは水はけのいい土を好みます。庭に地植えするなら、まずは植え付けの2週間前に、苦土石灰をまいておきましょう。植え付ける時には、赤玉土と腐葉土も混ぜ入れて、よく耕してから植え付けます。
また、オリーブの根は比較的浅いため、強風により傾いてしまうケースもあります。植え付けた後は、支柱を立てることも忘れないようにしましょう。植え替えは、オリーブを鉢植えで育てている場合に必要となります。鉢植えでは根が伸びるスペースが限られているため、次第に根詰まりを起こし、生育不良や水の吸収が悪くなる原因となるからです。

・植え替えをせず2〜3年経過した
・生育がストップしている
・土に水が染みこんでいかない

上記に1つでも該当するなら、植え替えのタイミングです。すでに根詰まりを起こしていることもあるので、なるべく早めに植え替えをしましょう。
基本的には、一回り大きいサイズの鉢に植え替えをします。しかし、「今の鉢を使いたい」「オリーブをあまり大きくしたくない」という方は、同じ鉢に植え替えをするのも可。この場合、根の整理が必要となるので、できれば3月〜4月ごろの時期に行うことをおすすめします。

植え替えをするために、まずは鉢からオリーブを引き抜きましょう。次に、根をほぐしながら古い土を落としていきます。手でほぐしづらい時は、園芸用のクマデや根かきを使うとスムーズにできます。
鉢底に鉢底石を敷き、培養土を入れて高さを調節しながらオリーブを植え替えます。水やりの際に土が流れ出ないよう、ウォータスペースも確保しておきましょう。棒や割り箸を使って土を揺すると、隙間までしっかりと土が入り込んでいきます。
植え替え終了後は、約1週間を養生期間とし、日陰の風通しのいい場所で管理をしてください。植え替え直後はオリーブが弱っているので、養生期間中は直射日光に当てないように注意しましょう。

 

肥料
肥料は2月、6月、10月〜11月の3回が追肥のタイミングです。2月に与える肥料は、冬の寒い時期に与えることから「寒肥」と呼ばれ、春先に向けて栄養を行き渡らせるための肥料となります。ですから、ゆっくりと肥料効果が持続し、土壌改良もできる有機肥料がおすすめです。
花を咲かせたり果実を収穫したりした後に与える「お礼肥」は、低下した栄養や樹勢を回復し、株を充実させる役割があります。お礼肥で与える肥料は、すばやく浸透し、栄養補給ができる速効性の肥料がいいでしょう。

 

剪定
オリーブの剪定は、2月〜3月がもっとも最適な時期です。剪定をして風通しをよくし、葉の全体に日が当たるようにしましょう。

・交差している枝
・混み合っている枝
・細い枝
・病害虫の被害にあった枝
・内向きに伸びた枝
・株元からでた枝上記のような枝は付け根から剪定します。

また、枝を切り詰める時は、必ず芽を残して剪定することがポイントです。

 

病害虫

炭そ病はオリーブの実を侵す病気です。果実を収穫したい方は特に注意する必要があります。ただ、品種によっては炭そ病になりにくいものもあるので、選ぶ時にあらかじめ病気に対する耐性などもチェックしておくといいでしょう。

梢枯病(しょうこびょう)は、新芽や枝先が枯れる病気です。梢枯病が発生した枝先は早めに取り除き、感染が拡大しないように心がけてください。

主な害虫は、ハマキムシ、オリーブアナアキゾウムシ、コガネムシの幼虫などの被害にあうことがあります。害虫対策は、スピードが大切。大量発生すると、オリーブの生育に大きな影響が出てしまうので、日常の管理の中で早期発見に努めましょう。

 

日当たり

オリーブの木は日当たりのいい場所を好みます。地植えする時は、一年を通して日当たりのいい場所に植え付けましょう。鉢植えも同様に、日が当たる環境で育てることが大切です。

近頃は観葉植物として育てている方も少なくありませんが、オリーブは耐陰性がないため、生育不良の原因となります。観葉植物で育てる場合も、窓際の日が当たる場所に置いたり日光浴をさせたりして育ててください。

 

水やり

鉢植えの水やりは、土の表面が乾いたら与えます。この時、鉢底から水が流れ出るまで、たっぷりと与えることがコツです。極端に乾燥すると花芽や実がつかない原因となるので気をつけましょう。冬の時期は昼間のあたたかい時間帯に水やりをし、夏場は朝か夕方の涼しい時間帯に水やりをしてください。

地植えをしたばかりのころは、まだ地中に根が張っていない状態です。まだ水を吸い上げる力も弱いので、土の表面が乾燥していたら水やりをしましょう。夏場に雨が降らない日が続く時も、水やりが効果的です。

 

育てやすさ

★★★

TOPへ