シンボルツリーとはその名の通り、お庭のシンボルとなる庭木のこと。
特徴的な樹木を庭や玄関先に植えることで、庭だけでなくその家の雰囲気をガラリと変える効果があります。
家の印象を大きく左右する、まさにその家の「顔」です。

一方サブツリーとは、シンボルツリーを補い釣り合いをとるための庭木のこと。
シンボルツリーの周りやお庭、玄関のアプローチの空間に植栽される木のことを指します。

シンボルツリー

シンボルツリーは、お庭の印象を変えるだけではなく、自然な目隠しにしたり、庭に木陰をつくったりと、庭木ならではの機能を活かした植え方もできます。
お庭にシンボルツリーを植えると、こんなメリットがありますよ。

庭の主役として

お庭のデザインの主役としてのシンボルツリーは、家の顔です。
木の種類によっては、花や香りを楽しむこともでき、季節を感じることができます。
また、近隣の家との差別化をすることもできます。

目隠しとして

住宅の中や敷地内に対する外からの視線を遮る効果があるため、プライバシーを守ることができます。
壁やフェンスで目隠しするより柔らかい印象にもなります。
特にあまり広くないスペースにシンボルツリーを植える場合は目隠しを兼ねたシンボルツリーを植えるとよいでしょう。

日差し、風よけとして

樹木の天然のカーテンとして防風効果があります。
また太陽光を程よく遮ることもできます。
ただし、台風などの暴風時には倒木の危険性もあるので、定期的に適切な剪定を行う必要があります。

火災の延焼防止として

耐火性のある樹木をシンボルツリーとすると、火災の延焼防止に役立ちます。
周辺で火災が発生した場合でも、住宅まで火が燃え広がるのを防いでくれます。

光合成による空気の汚染防止効果

樹木の光合成により、空気を浄化することができます。
周囲の空気をきれいにし、環境へ配慮することができます。

サブツリー

サブツリーはシンボルツリーを補い、釣り合いをとるための庭木で、シンボルツリーの周りや、お庭から玄関までのアプローチの空間に植栽される木のことを指します。
一般的にシンボルツリーが常緑樹の場合はサブツリーを落葉樹、シンボルツリーが落葉樹の場合はサブツリーを常緑樹にすることが一般的です。
空間全体の雰囲気に合わせて、お気に入りの樹木を選んでくださいね。

シンボルツリーの魅力と選び方

シンボルツリーは、庭や庭園の象徴となる樹木であり、その場のフォーカルポイント(焦点)となります。記念樹として植えられることもありますが、必ずしも記念樹である必要はありません。好きな庭木を選ぶことが大切で、長い付き合いになることを念頭に置いて選びましょう。

人気の樹種と選び方

シンボルツリーは家の外観や雰囲気を大きく左右するため、適切な樹種を選ぶことが重要です。おしゃれな外観を作り出す効果があり、常緑樹や落葉樹、低木や高木など、多様な樹種から選べます。樹種によっては、花や実を楽しむことができるため、シーンに合わせて選ぶことがポイントです。

選び方のポイント

  1. 外観への影響:家の外観や雰囲気に合う樹種を選ぶ
  2. 樹形の特徴:庭のスペースやデザインに合う形状の樹木を選ぶ
  3. 季節の変化:花や葉の変化を楽しめる樹種を選ぶ
  4. 手入れの容易さ:管理がしやすい樹種を選ぶ
  5. 成長速度と大きさ:庭のスペースに合わせた成長速度や最終的な大きさを考慮する
  6. 手入れのしやすさ:虫がつかないシンボルツリーを選ぶなど手入れのしやすさを考慮する

シンボルツリーの活用方法

シンボルツリーは、庭のデザインにおいて重要な役割を果たします。庭造りのプロによると、地植えや落葉樹を選ぶことで、季節感を感じられる庭にすることが可能です。また、ライトアップや周辺植物とのコーディネートを楽しむこともできます。

活用のヒント

  • ライトアップ:夜間にシンボルツリーを照らすことで、昼間とは異なる魅力を演出。
  • 季節感の演出:季節ごとに異なる表情を見せる樹種を選ぶ。
  • 周辺植物との調和:シンボルツリーと周辺の植物との色や形の調和を考える。
  • 庭のフォーカルポイント:庭の中心的な存在として、訪れる人の目を引く配置を考える。

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