春はたくさんの花々が咲き、ガーデニングを思う存分楽しめる季節です。
そこで今回は厳選したおすすめの春の花を色別に紹介します。
特徴、花言葉、開花時期なども解説するので、春の素敵な庭作りにぜひ役立ててください。
目次
春の花【花の色:白】3選
まずは、白い花が咲くおすすめの春の花を紹介していきます。
白い花はどんな花とも相性がよく、引き立て役としても活用できるので、ぜひ春の花に取り入れてみてくださいね。
オルレア(オルラヤ)の特徴・花言葉・開花時期紹介
オルレアは白く美しい花を咲かせる春の花です。
レースのような花姿が特徴で、庭や花壇を清らかな雰囲気になります。
また、開花時期がバラと同時期のため、バラの引き立て役としても活躍するのが嬉しいところ。
こまめに花がら摘みを行えば、春ごろから初夏までと長く花が楽しめます。
育て方は放任でも特に問題ありません。
こぼれ種で簡単に増えていくので、混み合ってきたら適度に間引きしてあげるといいでしょう。
花言葉:可憐な心、静寂、細やかな愛情
開花時期:4月〜7月
スズランの特徴・花言葉・開花時期紹介
風鈴のような可愛い花がたわわに咲くスズランは、春の代表花として人気の高い花です。
世界3大フローラルとしても有名なことから、花の香りを楽しみたい人にもおすすめ。
ただし、スズランは暑さに弱いので、夏の間は半日陰や日陰になるような場所に植え付けるのが上手に育てるコツです。
さらに、スズランは耐陰性があるので、シェードガーデンに花をプラスしたい人や、シンボルツリーやサブツリーの株元の植栽にもおすすめできます。
花言葉:再び幸せが訪れる、純粋、謙虚
開花時期:4月〜5月
ローダンセマムの特徴・花言葉・開花時期紹介
ローダンセマムは耐寒性が強い多年草で、マーガレットによく似た花を早春から咲かせます。
葉は冬でも常緑であり美しいシルバーの葉色を持つことから、花が咲かない時期も鑑賞価値があります。
カラーリーフとして活用するのもおすすめです。
比較的簡単に育てられる春の花ですが、高温多湿には弱いので夏の管理には注意しましょう。
花言葉:誠実、永遠の愛、気丈に
開花時期:3月〜6月
春の花【花の色:赤・ピンク】3選
赤やピンクは春らしい温かみのある色合いのため、春の花の中でも特に人気があります。
続いて、赤やピンク系の花が咲くおすすめの春の花を見ていきましょう。
アマリリスの特徴・花言葉・開花時期紹介
鮮やかな花色とトロビカルな印象を持つアマリリス。
大輪で存在感があるため、鉢植え栽培や花壇のフォーカルポイントなどに最適です。
品種によっては春以外の季節に咲くアマリリスもあります。
耐暑性はあるものの、夏の直射日光では葉焼けを起こすことがあるので、半日陰で育てるのがおすすめです。
冬は休眠期に入るため少しずつ水やりを減らし、凍らない場所で乾燥気味に管理すると、翌年も開花するでしょう。
花言葉:誇り、おしゃべり、輝くばかりの美しさ
開花時期:4月〜6月、10月
ルピナスの特徴・花言葉・開花時期紹介
ルピナスはフジに似た花を逆さまにした様子から、「ノボリフジ」「サカサフジ」との別名がある春の花です。
赤やピンクのほか、さまざまな花色があるので、庭や花壇をカラフルに彩ってくれることでしょう。
ルピナスの主な特徴として、酸性土壌を嫌う傾向にあります。
そのため地植え栽培では石灰をまき、酸度を中和させてから植え付けると上手に育てられます。
また、根が直根性のため、根鉢を崩さずに植えつけるように注意してください。
花言葉:想像力、いつも幸せ、貪欲
開花時期:4月〜6月
ラナンキュラスの特徴・花言葉・開花時期紹介
幾重にも重なる花びらがゴージャスなラナンキュラス。
淡く優しい色合いも魅力的で、春の花壇をキュートな雰囲気にしてくれる花です。
花後は球根を掘り上げて乾燥させ、風通しのいい日陰で管理しながら秋の植え付けまで待ちます。
ただし、耐寒性はあまり強くないため、秋に球根を植えた後は北風や霜が防げる場所で育てるのがポイントです。
花言葉:とても魅力的、晴れやかな魅力
開花時期:3月〜5月
春の花【花の色:黄色・オレンジ】3選
春の花は元気が出る黄色やオレンジ色の花を植えるのもおすすめです。
次は黄色やオレンジ色の花が咲くおすすめの春の花を紹介していきます。
球根ベゴニアの特徴・花言葉・開花時期紹介
豪華な花が印象的な球根ベゴニアは、鮮やかな色合いで多くの人を魅了する大変美しい花です。
花は春から夏にかけて開花するため長く鑑賞できますが、高温多湿の環境に弱く、梅雨の管理には注意が必要です。
また、球根ベゴニアは雌花を摘むことで大輪の雄花が鑑賞できます。
栽培には少しコツが入るので、ガーデニング中級者から上級者向けの花です。
花言葉:片思い、愛の告白、親切
開花時期:4月〜7月
ディモルフォセカの特徴・花言葉・開花時期紹介
庭に輝きをもたらすディモルフォセカは、2月下旬頃の早春から咲き始める春の花です。
花色は黄色やオレンジが主流ですが、ほかに白の花色もあります。
花付きが良くコンパクトにまとまるため、花壇の前方に植えたり、鉢植えで楽しんだりするのがおすすめです。
ただし、高温多湿には弱いので、半日陰の環境や雨よけできる場所で育てると、より長くディモルフォセカの花が鑑賞できます。
花言葉:富、豊富
開花時期:2月〜6月
ガザニアの特徴・花言葉・開花時期紹介
ガザニアは存在感のある花姿が持ち味。
光沢のある艶やかな花弁と深みのある葉色も特徴で、グランドカバーとしても利用されています。
また、多年草に分類されるため、冬越しさえできれば毎年花が楽しめるのもメリット。
乾燥と暑さに強いこともあり、春から秋までの間、花壇や庭で長く活躍してくれそうです。
花言葉:あなたを誇りに思う、きらびやか、潔白
開花時期:4月〜10月
春の花【花の色:青・紫】3選
最後は、春の花の中でも青や紫の花が咲くものをピックアップしました。
青い花は爽やかで美しく、紫の花は品のある庭づくりを可能にするので、ぜひ参考にしてください。
ネモフィラの特徴・花言葉・開花時期紹介
ネモフィラは青い花の中でもっとも有名な春の花です。
ネモフィラの青い花と空との一体感が美しく、一面に幻想的な風景を作り出します。
大きな特徴としては移植を嫌がる直根性のため、種を直播して育てる方法がおすすめ。
苗から育てる人は、根鉢を崩さないように植え付けることが大切です。
また、ネモフィラの種類は広く知られている青色のメンジェシーのほか、白い花弁に青のブロッチが入るマクラータや、濃い紫色の花弁に白の覆輪が入るペニーブラックなども人気があります。
花言葉:どこでも成功、可憐、あなたを許す
開花時期:4月〜5月
ラベンダーの特徴・花言葉・開花時期紹介
爽やかな春のにおいを届けてくれるラベンダーはさまざまな系統の種類があり、花穂や花色、耐暑性や耐寒性などの性質もそれぞれに違いがあります。
冷涼な地域ではアングスティフォリア系がおすすめ。
ラバンディン系は耐寒性と耐暑性が強く、育てやすいことから人気があります。
しかし、ラベンダーは高温多湿を苦手とするため、梅雨を迎える前に切り戻しやすかし剪定をすることで、蒸れを予防することが重要です。
花言葉:沈黙、私に答えてください、期待
開花時期:4月〜7月
ワスレナグサの特徴・花言葉・開花時期紹介
青や紫のほか、白やピンクなどの小花が咲くワスレナグサ。
野趣に富んだ姿が美しく、3月ごろから咲き始めるため早春の庭づくりに活躍する春の花です。
本来は多年草に分類されるものの、日本の高温多湿の環境には耐えられないことから一年草として扱われています。
ただ、ワスレナグサは発芽率が高く、こぼれ種から自然と増えていくので、一度植えたら数年はワスレナグサの花を楽しめるはず。
ナチュラルな花壇の植栽におすすめです。
花言葉:私を忘れないで、真実の友情
開花時期:3月〜6月
愛知県稲沢市生まれ。稲沢市が「日本四大植木産地」であることもあり、幼少期から植木に囲まれて成長。
東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。公園の整備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植栽工事に現場代理人として携わる。