ナンテンは、赤い実がなるので縁起の良い木としてお正月飾り等にも使われ、庭木としても人気がある樹木です。
しかし、ナンテンは、放置しておくと大きくなってしまうので、定期的な剪定が必要です。
 

ここでは、ナンテンの管理方法について剪定時期や剪定方法も含めて、ご紹介します。
また、剪定に不安のある方や作業が面倒な方のために専門の造園業者や庭師への剪定依頼についてもご紹介していますので、ぜひ、ご参考にしてください。


自己流の剪定木が枯れるかも

目次

ナンテン(南天)の剪定の時期


ナンテンを管理する上で適切な剪定の時期を知っておくことは重要です。
ここではナンテンの剪定の適期・可能期について、ご紹介します。
 

剪定の適期・可能期

 
ナンテンの剪定の適期・可能期は、基本的に1年に2回あります。
1回目は、5月から6月頃で、2回目は12月から3月頃です。
 

5月から6月頃はナンテンの開花時期ですが、赤い実になるのは、冬の時期です。
赤い実はナンテンの花の開花後に、成熟します。
夏頃から秋頃にかけて剪定をすると、冬の時期に実になる部分を剪定によって切り落としてしまう恐れがあるので、注意が必要です。

ナンテン(南天)の剪定の方法


ナンテンの剪定の方法について、必要な道具と剪定注意点も含めて、ご紹介します。
 

ナンテンの剪定に必要な道具

 
ナンテンの剪定に必要な道具は、基本的に木バサミ(剪定バサミ)、剪定用ノコギリ、園芸用手袋の3つです。
 
剪定道具セットの写真
ナンテンの剪定は、基本的に木バサミと剪定用のノコギリで行います。
もし、木バサミがない場合は、剪定バサミでも代用できます。
また、ナンテンの剪定で太い枝や古い枝を切る際は、木バサミより剪定用ノコギリの方が切りやすいので、事前に準備をしてから剪定をしましょう。
 

ナンテンの剪定方法

 
ナンテンの剪定は、基本的に赤い実を付けた枝を中心に剪定を行います。
ここでは、樹形を整える「切り戻し剪定」と「幹の剪定」の2つの方法も加えて3つの剪定方法について、それぞれご紹介します。
 

●「赤い実を付けた枝の剪定方法」
ナンテンの赤い実が付いた枝は一度実を付けると、通常1年から3年位の間は実が付かないといわれています。
そのため、実が生らない枝をそのまま放置しておくと、樹木の栄養分がこれらの実がつかない枝に行ってしまいます。
そこで、今年、赤い実を付けた枝は、枝の付け根から切り取る剪定を行います。
また、ナンテンの生命力は強いので、それらの枝をそのまま放置しておくと枝が旺盛にのびてしまうので枝の付け根の部分が込み合って病害虫が発生して生育に影響を及ぼしてしまう恐れがあります。
そのため枝は枝の付け根から切り落とします。
 

また、赤い実が付いた枝の剪定をする際は、同時に枯れたり弱ったりした枝も一緒に剪定をして枝の付け根から切り落とします。
これらの枝をこのまま放置しておくと、新しく伸び出してくる枝の栄養分を取ってしまうだけでなく、花芽や実の生育を阻害してしまう恐れがあります。
 

●樹形を整える「切り戻し剪定」
ナンテンの樹高を抑えて樹形を整えたい場合は、切り戻し剪定で行います。
剪定では、他より伸び出したり花が咲き終わったりした枝を切り戻し剪定で剪定をします。
この剪定は、樹形を整えることが中心ですが、他の枝へも養分が行き渡る効果があります。
 

●「幹の剪定」
ナンテンの幹は幹根から複数の幹が枝別れして伸び出しています。
そのため、複数の幹同士が絡まった状態になって葉が込み合ってきた場合は、複数ある幹を1本、あるいは数本を幹元から間引いて切り取ります。
この剪定では、幹の途中から切るのではなく、幹元の付け根の部分から切ります。
 

正しい剪定方法で、赤い実が沢山付く縁起のよいナンテンの木を管理してみませんか。
 

ナンテンの剪定注意点

 
ナンテンの剪定注意点は、剪定をしすぎないで自然の樹形を楽しむことです。
 

ナンテンは管理がしやすい樹高で、しかもこまめな剪定もしやすい樹木なので、いろいろと手を加えたくなりますが、自然の樹形に近い状態で仕立てる方が無難です。
 
剪定をしすぎないで、あまり手も加えず自然の樹形で仕立てましょう。
しかし、自分の理想通りの樹形を維持したい場合は、定期的に剪定を行います。
また、ナンテンの剪定をする際は、実がなる枝を切ってしまう恐れがあるので、事前に実が生る枝をきちんと確認をしてから剪定を始めましょう。

造園業者・庭師にナンテン(南天)を剪定してもらうには?


ナンテンの剪定を自分でする、あるいは造園業者・庭師に依頼するメリット・デメリットについて、紹介します。
 
 

自分で剪定するメリット・デメリット

 
メリットデメリット

自分で剪定するメリット

 
・自分の好みの樹形に仕立てたり樹木の状態を把
・料金が安くできます。

・自分の都合に合わせて剪定できます。
 

自分で剪定するデメリット

 
・専門知識がなく間違った方法で剪定をすると、樹木を傷めたり枯らしたりする可能性があります。

・剪定に失敗すると、仕上がりが悪くなります。

・剪定の専門知識、剪定道具、手間、後片づけが必要です。
 
 

ナンテンの剪定を造園業者・庭師に頼む際の流れ

 
ナンテンの剪定を造園業者・庭師に頼む際の流れは、最初に複数の業者に見積依頼をし、次にできるだけ自分の希望通りの剪定が期待できて見積もりも安い業者を複数見つけ、最後に1業者を選んで依頼することです。
 

造園業者・庭師に剪定を頼む場合、剪定は職人の経験や嗜好によっても異なります。
そのため、剪定の仕上がりイメージが自分と業者側で異ならないためにも見積もりをお願いする際は、不明な点等を遠慮なく尋ね、剪定や価格が自分に合った業者を選びましょう。
 
 

ナンテンの剪定を造園業者・庭師に頼むメリット

 
・剪定の専門知識、道具類の準備、手間や後片づけ、怪我の心配も不要です。

・剪定の失敗で枯らしたり樹形を乱したりする可能性が低く、花も実も期待できます。

・ナンテンの木1本でも樹木に適した剪定や美しい樹形の期待ができます。

・放置していて剪定が難しいナンテンでも依頼ができます。

・的確な病気害虫処理も依頼ができます。

・豊富な専門知識と経験があるので相談ができます。

ナンテン(南天)の剪定は最低価格保証のsmileガーデンへ


自分でナンテンの剪定をするのに専門知識や時間がなく道具の準備等も難しいと思ったら、最低価格保証のsmileガーデンへ依頼しましょう。
 

smileガーデンが選ばれる理由

 
smileガーデンが選ばれる理由は、「便利」で「安く」、しかも「上手」の3つが揃った全国No.1チェーンだから安心できることです。
 

smileガーデンは、依頼が「便利」です。
造園業界No.1の店舗数で全国展開しているのでお客様の最寄りに店舗があり、簡単に庭木1本の剪定でも電話で依頼ができ土日も営業をしているので、迅速に対応してもらえることです。
 

また、smileガーデンは、料金が「安い」です。
もちろん「見積(出張見積)」は無料です。
また、全店舗が「完全自社施工」なので余分な手数料や中間マージンがないので料金が安いです。
そして、全国No.1チェーン店舗数で展開しているメリットを生かし無駄な経費をカットして、その経費をお客様に還元していることです。
さらに最低価格保証を実施中なので弊社より安い見積もりがあった場合は、相談可能なことです。
 

さらに、smileガーデンは、剪定が「上手い」です。
この「上手い」理由は、徹底した社員教育と年間20,000件以上の依頼から得た信頼と実績があり、造園経験10年以上あるスタッフが9割以上在職していることです。
また、smileガーデンは、常にお客様の要望する作業に対してプロ知識と経験で安くて「上手い」最適な方法をご提案できることです。


自己流の剪定木が枯れるかも

氏永 勝之
監修者 smileグループCEO
株式会社ガーデンメーカー 代表取締役
愛知農園植木苗木株式会社 専務取締役
一般社団法人ガーデンビジネス協会 代表理事
氏永 勝之

愛知県稲沢市生まれ。稲沢市が「日本四大植木産地」であることもあり、幼少期から植木に囲まれて成長。
東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。公園の整備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植栽工事に現場代理人として携わる。

執筆者 お庭の窓口編集部

お庭の窓口編集部です。 社内のお庭のプロたちから助言をいただきつつ、日々お庭について考えています★