ナナカマドは、春の新緑、夏の白い花、秋の紅葉、そして、秋から冬にかけて赤い実など、1年を通して楽しむことができる樹木なので、庭木としても人気があります。
また、ナナカマドの木は、大きく生長するので北海道などの寒い地域では、街路樹としても植えられています。
そのため、ナナカマドを庭木として管理をする場合は、定期的な剪定が必要です。
 
ここでは、ナナカマドの管理方法について剪定時期や剪定方法も含めて、ご紹介します。
また、剪定に不安のある方や作業が面倒な方のために、専門の造園業者や庭師への剪定依頼についてもご紹介していますので、ぜひ、ご参考にしてください。
 
 
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目次

ナナカマド(七竈)の剪定の時期


ナナカマドを管理する上で適切な剪定の時期を知っておくことは重要です。
ここではナナカマドの剪定の適期・可能期について、ご紹介します。

剪定の適期・可能期

ナナカマドの剪定の適期・可能期は、落葉期の2月から3月頃です。
この時期は、ナナカマドの落葉期なので剪定を行なっても樹木への負担が少ないです。

ナナカマド(七竈)の剪定の方法


ナナカマドの剪定の方法について、必要な道具と剪定注意点も含めて、ご紹介します。

ナナカマドの剪定に必要な道具

ナナカマドの剪定に必要な道具は、剪定バサミ、三脚、癒合剤、園芸用手袋の4つです。

剪定道具セットの写真

ナナカマドの樹丈が高い場合は、三脚を使って剪定をすると作業がしやすいです。
また、剪定バサミで切れない枝は、剪定ノコギリも準備して使いましょう。
剪定バサミを使用する際は、雑菌繁殖の予防をするために事前に刃の部分を消毒してから、剪定を行いましょう。

ナナカマドの剪定方法

ナナカマドは、自然と樹形が整ってくる「自然樹形」の樹木です。
また、ナナカマドは、その樹形が一番美しいともいわれているので、基本的に剪定を行う必要がない樹木です。
しかし、ナナカマドは何もしないでそのまま放置をしておくと、樹高さが5m以上にも伸びてしまいます。
そのため、ナナカマドを庭木として管理をしている場合は、木の生長によって庭が日陰になってしまう恐れがあります。
そこで、枝葉が庭を日陰にしたり、他の庭木の邪魔になっていたりしている場合は、「樹形を整える剪定」と「透かし剪定」の方法で剪定を行います。

「透かし剪定」

ナナカマドの樹形を整える剪定方法は、とびだしたり邪魔になったりしている枝葉を、剪定バサミで軽くきり落として、樹形を整える程度の剪定をします。

また、ナナカマドの透かし剪定方法は、枝や葉が込み合って日当たりや風通しが悪い部分を透かして行きます。
この剪定では、剪定対象となる古い枝、徒長枝、胴ぶき枝、込み合っている枝などの不要枝の剪定を中心に行っていきます。
この剪定によって新しい枝が伸びやすくなります。

「樹形を整える剪定」

また、数年に1回程度、主幹を3分の1位切り詰める剪定を行うと、樹木の生育もよくなります。
ナナカマドの主幹には、テッポウムシが侵入する恐れがあるので剪定をする際に小さな穴を見つけたら、薬剤を入れたりして駆除しましょう。

ナナカマドの赤い実と小鳥

ナナカマドを正しい方法で剪定を行うと、秋から冬にかけてきれいな赤い実が付きます。
そして、冬の時期になるとナナカマドの木に残っている赤い実を食べに来る野鳥の光景も、お庭で楽しめるのではないでしょうか。

ナナカマドの剪定注意点

ナナカマドの剪定注意点は、無理な剪定はしないことです。
ナナカマドは、基本的に剪定をする必要がない自然樹形なので、自然と樹形がきれいに生長する樹木です。
そのため、無理に枝葉を切り詰めたり切り落としたりすると、樹形が崩れてしまいます。
また、庭木で管理している場合は、庭木の景観も損ねてしまう恐れがあります。
さらに、ナナカマドは生長が遅い樹木なので、1回の剪定で思い切って枝を切り詰めたりしてしまうと、元の樹形に戻るまで長い歳月が必要となります。
そのため、ナナカマドは、剪定が必要な場合だけ、正しい剪定方法で剪定をしましょう。
また、ナナカマドを庭木として管理をしている場合で、剪定や管理方法についてわからない時は、無理に自分で剪定をしないで専門の造園業者や庭師にご相談してみませんか。

造園業者・庭師にナナカマド(七竈)を剪定してもらうには?


ナナカマドの剪定を自分でする、あるいは造園業者・庭師に依頼するメリット・デメリットについて、紹介します。

≪自分で剪定するメリット・デメリット≫

自分で剪定するメリット

・自分の好みの樹形に仕立てたり樹木の状態を把握したりできます。
・料金が安くできます。
・自分の都合に合わせて剪定できます。

自分で剪定するデメリット

・専門知識がなく間違った方法で剪定をすると、樹木を傷めたり枯らしたりする可能性があります。
・剪定に失敗すると、仕上がりが悪くなります。
・剪定の専門知識、剪定道具、手間、後片づけが必要です。
・樹丈が高いので脚立作業が必要なため、危険が伴います。

ナナカマドの剪定を造園業者・庭師に頼む際の流れ

ナナカマドの剪定を造園業者・庭師に頼む際の流れは、最初に複数の業者に見積依頼をし、次にできるだけ自分の希望通りの剪定が期待できて、見積もりも安い業者を複数見つけ、最後に1業者を選んで依頼することです。
造園業者・庭師に剪定を頼む場合、剪定は職人の経験や嗜好によっても異なります。
そのため、剪定の仕上がりイメージが自分と業者側で異ならないためにも、見積もりをお願いする際は、不明な点等を遠慮なく尋ね、剪定や価格が自分に合った業者を選びましょう。

ナナカマドの剪定を造園業者・庭師に頼むメリット

・剪定の専門知識、道具類の準備、手間や後片づけ、怪我の心配も不要です。
・剪定の失敗で枯らしたり樹形を乱したりする可能性が低く、花も期待できます。
・ナナカマドの木1本でも樹木に適した剪定や美しい樹形の期待ができます。
・放置していて剪定が難しいナナカマドでも依頼ができます。
・的確な病気害虫処理も依頼ができます。
・豊富な専門知識と経験があるので相談ができます。

ナナカマド(七竈)の剪定は最低価格保証のsmileガーデンへ


自分でナナカマドの剪定をするのに専門知識や時間がなく、道具の準備等も難しいと思ったら、最低価格保証のsmileガーデンへ相談、してみてはいかがでしょうか?

smileガーデンが選ばれる理由

smileガーデンが選ばれる理由は、「便利」で「安く」、しかも「上手」の3つが揃った全国No.1チェーンだから安心できることです。
smileガーデンは、依頼が「便利」です。
造園業界No.1の店舗数で全国展開しているのでお客様の最寄りに店舗があり、簡単に庭木1本の剪定でも電話で依頼ができ土日も営業をしているので、迅速に対応してもらえることです。
また、smileガーデンは、料金が「安い」です。
もちろん「見積(出張見積)」は無料です。
また、全店舗が「完全自社施工」なので余分な手数料や中間マージンがないので料金が安いです。
そして、全国No.1チェーン店舗数で展開しているメリットを生かし無駄な経費をカットして、その経費をお客様に還元していることです。
さらに最低価格保証を実施中なので弊社より安い見積もりがあった場合は、相談可能なことです。
さらに、smileガーデンは、剪定が「上手い」です。
この「上手い」理由は、徹底した社員教育と年間20,000件以上の依頼から得た信頼と実績があり、造園経験10年以上あるスタッフが9割以上在職していることです。
また、smileガーデンは、常にお客様の要望する作業に対してプロ知識と経験で安くて「上手い」最適な方法をご提案できることです。


自己流の剪定木が枯れるかも

氏永 勝之
監修者 smileグループCEO
株式会社ガーデンメーカー 代表取締役
愛知農園植木苗木株式会社 専務取締役
一般社団法人ガーデンビジネス協会 代表理事
氏永 勝之

愛知県稲沢市生まれ。稲沢市が「日本四大植木産地」であることもあり、幼少期から植木に囲まれて成長。
東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。公園の整備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植栽工事に現場代理人として携わる。

執筆者 お庭の窓口編集部

お庭の窓口編集部です。 社内のお庭のプロたちから助言をいただきつつ、日々お庭について考えています★