クロガネモチは、秋になると小さな赤い実が付くので庭を彩る庭木として、人気があります。
雌雄異株なので赤い実を観賞したい場合は、雌株を庭木として植えましょう。
また、クロガネモチは、剪定をしないで放置していると樹高が伸びやすいので、定期的な剪定が必要です。

ここでは、クロガネモチの管理方法について剪定時期や剪定方法も含めて、ご紹介します。
また、剪定に不安のある方や作業が面倒な方のために専門の造園業者や庭師への剪定依頼についてもご紹介していますので、ぜひ、ご参考にしてください。

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自己流の剪定木が枯れるかも

目次

クロガネモチ(黒鉄黐)の剪定の時期


クロガネモチを管理する上で適切な剪定の時期を知っておくことは重要です。
ここでは、クロガネモチの剪定の適期・可能期について、ご紹介します。

剪定の適期・可能期

クロガネモチは暖かい地域育ちの樹木なので、寒い気候に弱いです。
そのため、クロガネモチの剪定の適期・可能期は、生長が良い初夏の6月頃または9月頃です。
秋から冬にかけてクロガネモチの赤い実を観賞したい場合は、9月頃の剪定がおすすめです。
この時期になると赤い実の付き具合が確認できるので、間違って実付の枝を切る失敗も少ないです。

クロガネモチ(黒鉄黐)の剪定の方法


クロガネモチの剪定の方法について、必要な道具と剪定注意点も含めて、ご紹介します。

クロガネモチの剪定に必要な道具

クロガネモチの剪定に必要な道具は、基本的に剪定バサミ、剪定ノコギリ、園芸用手袋、三脚の4点です。
クロガネモチの樹丈が高い場合は剪定用の三脚を使用して、安全を確保してから剪定作業を行いましょう。
また、剪定バサミで切れない枝は、剪定ノコギリを使って切ると、切り口も傷まないです。

クロガネモチの剪定方法

クロガネモチの剪定は、樹形を整える枝の「透かし剪定」と「高さを調整する剪定」の方法で剪定を行います。
ここでは、それぞれの剪定方法について、ご紹介します。

・樹形を整える枝の「透かし剪定」

クロガネモチの樹形を整える「透かし剪定」の方法は、基本的に樹形を乱している不要な枝を中心に切り落とす剪定です。
この剪定対象となる不要な枝には、内側を向いている内向枝や真っすぐ上方向に伸びている枝、枯れた枝などがあります。
これらの不要な枝を残しておくと、樹形が乱れる原因となります。
剪定手順は、これらの不要な枝を枝の付け根から切り落とし、枝数を減らして樹木全体の風通しを良くします。

そして、少し離れた場所から樹全体を確認しながら樹形を整えたら、剪定の完了です。
この剪定ではあまり枝を切りすぎてしまうと花や実の付きが悪くなる恐れがあるので剪定のし過ぎには、注意が必要です。
赤い実は新しく伸び出した枝の枝先に付くので、できるだけこの枝を残すように樹形を整えます。
また、花が咲いた後は、これから実になるので剪定をする際は、この部分を確認しながら剪定をしましょう。
もし、初めてクロガネモチの剪定をする場合、9月頃から10月頃になると実が付いてくるので、その後に剪定をした方が、赤い実が付いている枝を切り落とす恐れがないです。

・「高さを調整する剪定方法」

クロガネモチの高さを調整する剪定方法は、最初に主軸の高さを決めます。
この主幹は、中央にあるものを選びます。
次にその幹回りから発芽した小枝を残すようにして、幹を理想の高さの位置で切ります。
幹が太くて剪定バサミでは切れない場合は、無理に切ろうとしないで剪定ノコギリを使って切り詰めます。
次にその切り詰めた幹の頂点を中心に周りの伸びすぎた枝を整えて、脇に伸びている枝を切ります。

このように枝を整えると、幹を切り詰めた後も自然の樹形が維持しやすいです。
最後に、幹回りの枝を残すようにして楕円形をイメージしながら樹形を整えます。
そして、樹形から飛び出している枝を切り詰めるように剪定を行い、樹全体を確認して樹形が整っていれば、剪定の完了です。

クロガネモチは生長が早い樹木なので、樹形を整える剪定と樹高を調整する2つの剪定を行い、美しい葉と実を観賞する庭木として管理をしましょう。

クロガネモチの剪定注意点

クロガネモチの剪定注意点は、庭木として管理をしている場合は放置しないでこまめに剪定をすることです。
クロガネモチは、生長が早いので剪定をしないで放置しておくと枝は伸びて樹丈も数十メートル以上になってしまいます。

樹丈が高くなった場合、高所での剪定作業は危険が伴います。
特に、樹丈が高くなってしまったクロガネモチの剪定は、素人では危険な作業となります。
そのため、自分でクロガネモチの剪定をすることに不安を感じたら無理をしないで、専門の造園業者や庭師にお願いしてみては、いかがでしょうか。

造園業者・庭師にクロガネモチ(黒鉄黐)を剪定してもらうには?


クロガネモチの剪定を自分でする、あるいは造園業者・庭師に依頼するメリット・デメリットについて、紹介します。

自分で剪定するメリット・デメリット

自分で剪定するメリット

・自分の好みの樹形に仕立てたり樹木の状態を把握したりできます。

・料金が安くできます。

・自分の都合に合わせて剪定できます。

自分で剪定するデメリット

・専門知識がなく間違った方法で剪定をすると、樹木を傷めたり枯らしたりする可能性があります。

・剪定に失敗すると、仕上がりが悪くなります。

・剪定の専門知識、剪定道具、手間、後片づけが必要です。

・樹丈が高いので脚立作業が必要なため、危険が伴います。

クロガネモチの剪定を造園業者・庭師に頼む際の流れ

クロガネモチの剪定を造園業者・庭師に頼む際の流れは、最初に複数の業者に見積依頼をし、次にできるだけ自分の希望通りの剪定が期待できて見積もりも安い業者を複数見つけ、最後に1業者を選んで依頼することです。
造園業者・庭師に剪定を頼む場合、剪定は職人の経験や嗜好によっても異なります。
そのため、剪定の仕上がりイメージが自分と業者側で異ならないためにも見積もりをお願いする際は、不明な点等を遠慮なく尋ね、剪定や価格が自分に合った業者を選びましょう。

クロガネモチコの剪定を造園業者・庭師に頼むメリット

・剪定の専門知識、道具類の準備、手間や後片づけ、怪我の心配も不要です。

・剪定の失敗で枯らしたり樹形を乱したりする可能性が低いです。

・クロガネモチの木1本でも樹木に適した剪定や美しい樹形の期待ができます。

・放置していて剪定が難しいクロガネモチでも依頼ができます。

・的確な病気害虫処理も依頼ができます。

・豊富な専門知識と経験があるので相談ができます。

クロガネモチ(黒鉄黐)の剪定は最低価格保証のsmileガーデンへ

自分でクロガネモチの剪定をするのに専門知識や時間がなく道具の準備等も難しいと思ったら、最低価格保証のsmileガーデンへ依頼しましょう。

smileガーデンが選ばれる理由

smileガーデンが選ばれる理由は、「便利」で「安く」、しかも「上手」の3つが揃った全国No.1チェーンだから安心できることです。

smileガーデンは、依頼が「便利」です。
造園業界No.1の店舗数で全国展開しているのでお客様の最寄りに店舗があり、簡単に庭木1本の剪定でも電話で依頼ができ土日も営業をしているので、迅速に対応してもらえることです。

また、smileガーデンは、料金が「安い」です。
もちろん「見積(出張見積)」は無料です。
また、全店舗が「完全自社施工」なので余分な手数料や中間マージンがないので料金が安いです。
そして、全国No.1チェーン店舗数で展開しているメリットを生かし無駄な経費をカットして、その経費をお客様に還元していることです。
さらに最低価格保証を実施中なので弊社より安い見積もりがあった場合は、相談可能なことです。

さらに、smileガーデンは、剪定が「上手い」です。
この「上手い」理由は、徹底した社員教育と年間20,000件以上の依頼から得た信頼と実績があり、造園経験10年以上あるスタッフが9割以上在職していることです。
また、smileガーデンは、常にお客様の要望する作業に対してプロ知識と経験で安くて「上手い」最適な方法をご提案できることです。


自己流の剪定木が枯れるかも

氏永 勝之
監修者 smileグループCEO
株式会社ガーデンメーカー 代表取締役
愛知農園植木苗木株式会社 専務取締役
一般社団法人ガーデンビジネス協会 代表理事
氏永 勝之

愛知県稲沢市生まれ。稲沢市が「日本四大植木産地」であることもあり、幼少期から植木に囲まれて成長。
東京農業大学卒業後、名古屋市内の造園会社に就職。公園の整備工事から国交省事業の国道整備工事における土木及び街路樹等の植栽工事に現場代理人として携わる。

執筆者 お庭の窓口編集部

お庭の窓口編集部です。 社内のお庭のプロたちから助言をいただきつつ、日々お庭について考えています★