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リュウノヒゲ
2022.04.01

リュウノヒゲの育て方や特徴

リュウノヒゲは、龍の髭を思わせる細長い葉が特徴の植物。
耐陰性に優れ、グランドカバーや下草の定番品種。
 
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基本データ

  • 分類草花
  • 学名Ophiopogon japonicus
  • 科・属名キジカクシ科ジャノヒゲ属
  • 別名ジャノヒゲ(蛇の髭)、ネコダマ(猫玉)

病害虫や日陰にも強い丈夫な常緑多年草

 

リュウノヒゲとは

 
リュウノヒゲは、キジカクシ科ジャノヒゲ属に分類される常緑の多年草です。
原産地は、日本や中国などの東アジア。
今ではグランドカバーや下草など、園芸用として広く用いられている植物ですが、日本各地の山林にも自生しています。
 

濃緑色で細長い葉が地面を這うように茂る姿はどこか控えめ。
ほかの植物や建材とも合わせやすく、庭や玄関先などさまざまな場所で重宝します。
日陰でもよく育ち、踏みつけにも強いため、植え場所を選びません。
病害虫の被害もほとんど受けないため、園芸初心者にもおすすめの植物です。
 

別名ジャノヒゲ(蛇の髭)とも呼ばれます。
リュウノヒゲ(龍の髭)の名前の由来は、細長い葉が龍や蛇のヒゲと似ているからとする説が一般的です。
 
リュウノヒゲの根は、部分的に肥大するのが特徴です。
肥大した根を乾燥させたものは、生薬の「麦門冬」(バクモンドウ)として用いられてきました。
漢方の麦門冬湯や炙甘草湯として、咳止めや去痰、口の渇きを止める目的で利用されます。
 
 

白い花も咲く

 
リュウノヒゲの白い花
葉のイメージが強いリュウノヒゲですが、7月~8月になると薄紫がかった白い花を咲かせます。
一本の花茎に複数の花が付き、下を向いて咲くのが特徴。
その姿はどこかスズランの花にも似ています。
 

リュウノヒゲの花言葉は「変わらぬ想い」「不変の心」です。
 
 

実も観賞できる

 
リュウノヒゲの実

夏に咲く花に続き、10月を過ぎたころから瑠璃色の実が楽しめます。
つややかで色鮮やかな果実が連なる様子は見事です。
果実は「龍の玉」と呼ばれ、冬の季語でもあります。
 

ぜひ、葉だけでなく花や実も観察してみてください。

下草やグランドカバーとして大活躍する

タマリュウやハクリュウなど個性豊かな園芸品種を楽しむ

 

コクリュウ

【コクリュウ】


 

リュウノヒゲよりも一回り小さな「タマリュウ(玉竜)」や、葉のふちが白い「ハクリュウ(白竜)」などの園芸品種があります。近縁種では、葉が2倍ほどの長さになる「オオバジャノヒゲ」、オオバジャノヒゲの園芸品種で黒っぽい葉を茂らせる「コクリュウ(黒竜)」などがよく知られています。
 

タイルのすき間など狭い場所にはコンパクトなタマリュウを、明るい雰囲気にしたいときには斑入りのハクリュウを植栽するなど、用途と目的によって使い分けてみましょう。
 

タマリュウの楽しみ方や育て方のポイントはこちらの記事⇩で紹介しています。
玉竜(タマリュウ)の育て方や特徴
 
 

雑草対策のグランドカバーにもなる

 
グランドカバーにもなるリュウノヒゲ
日本の山林にも自生しているリュウノヒゲは生命力が強く、雑草にも負けません。
雑草対策のグランドカバーとしても使えます。
 

雑草を生やしたくない通路や花壇まわり、シンボルツリーの足元などにあしらってみてください。
雑草が生えやすい壁際や芝生の端っこなどにリュウノヒゲを植栽しておくのもおすすめです。
 

リュウノヒゲのすき間から雑草が生えてきたときは、一つひとつ手で除草するか、薬剤を散布して対策しましょう。リュウノヒゲの成長を促進しつつ、雑草を枯らす作用のある除草剤も販売されています。
 
 

砂利や庭石などと組み合わせても楽しい

 
砂利と組み合わせたリュウノヒゲ
主張しすぎない草姿でさまざまな植物との相性が良いリュウノヒゲですが、砂利や庭石と並べてもお互いを引き立てあいます。
 
リュウノヒゲと砂利道
砂利や石だけではなんだか殺風景でさみしい…というときは、リュウノヒゲを植栽すると一気に華やぎます。
日本の山林のような自然風の雰囲気を作り出すことができますよ。

育て方・管理方法

≪ 詳細情報 ≫

 
草丈・樹高
10cm~30cm

 
栽培可能地域
全国

 
花色
白、薄紫

 
開花期
7月~8月

 
結実期
10月~12月

 
耐暑性/耐寒性
暑さにも寒さにも強い植物です。日本なら年間通して屋外での栽培が可能です。

 

≪ 育て方 ≫

 
植え付け・植え替え
真夏と真冬を除けばいつでも植え付け、植え替えができます。複数の株を敷き詰めてマットのようにしたいときは、5cm間隔で苗を植え付けます。オオバジャノヒゲなど大型の品種は、成長したあとの姿をイメージして苗同士の間隔は広めにとりましょう。

 
肥料
地植えの場合は、基本的には肥料は必要ありません。
鉢植えは、春の生育期に緩効性化成肥料を与えてください。

 
剪定
グランドカバーとしてマット状にキープしたい場合は、年1~2回ほど刈り込んでください。
一方、葉をこんもりと茂らせたい場合は、剪定や刈り込みは特に必要ありません。
株の下のほうの葉が枯れてきたら、枯れた部分を取り除いてあげましょう。
枯れ葉を取り除きやすいのは、植え替えや株分けのタイミングです。

 
病害虫
病害虫の被害を受けにくい植物です。薬剤の散布などは必要ないでしょう。
まれにカビによる白絹病や炭疽病を発症し、枯れることがあります。

 
日当たり
日陰で育つ植物の代表格です。
ほかの植物が育ちにくい北向きの庭や玄関先、塀際、高い植物の足元などいろいろな場所で活躍します。
ただし、あまりにも日照条件が悪すぎると、花や実の数が減る場合があります。
また、葉が黒っぽいコクリュウは、日によく当てたほうが葉の色が濃くなると言われています。

 
水やり
苗の植え付け直後を除き、地植えのジャノヒゲには水やりは不要です。
鉢植えの場合は、ほかの植物と同様に土の表面が乾いたらたっぷり水を与えてください。
乾燥には強い植物です。

 

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